黒衣の魔道士

オレンジペコ

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第一部 アストラス編~王の落胤~

128.新しい二人のかたち

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「クレイ!」

話し合いを終え部屋を出ると、そこにはロイドの姿があり驚いた。
どうやらバタバタと人の出入りがあった為、心配して待っていてくれたらしい。

「話はついたか?」
「ああ。半分だけ魔力を返して、後は一年後に様子をみて返すということになった」
「…随分優しいことだな」
「まあな。ちょっとあって…。それよりも話があるんだが、今大丈夫か?」
「…?ああ」

突然の話の切り出し方ではあったが、ロイドは別に構わないという感じですんなりと従ってくれる。
そんなロイドを引き連れてそっと場所を移し、誰もいないのを確かめた上でその話を切り出した。

「お前には今回の件で随分世話になった」
「ああ」
「でも……これ以上お前を期待させたくはない」

そう切り出した途端、ロイドがクスリと笑った。

「なんだ。本気で振る気になったのか?」
「…本当にすまない」
「…わかった。別にそれはいい。お前がロックウェル一筋なのもわかりきっていたことだしな」
「ロイド…」

そうは言いつつも、ロイドはやはり隙を探してくる。

「魔力交流も…ダメか?」
「…お前に恋人ができるまでは口づけではしないつもりだ」

石に込めて渡す分には構わないがと言ってやると、ロイドはどこか泣きそうな顔になった。

「会いに来るだけでも…ダメか?」
「お前が気持ちを吹っ切れたらいつでも会いに来い」
「残酷だな…」
「……俺はお前が友人として本当に大好きなんだ。だから…これ以上お前に期待させたくない」

言い出すのが遅かったかもしれない。
もっと早い段階で強く突き放してやればよかった。
そうしてやらなかった自分が歯痒くて仕方がない。
それだけ…ロイドを弄んでしまった。

「ロイド…すまない」

そう言った自分にロイドがギュッと抱きついてくる。

「わかった。これが最後だ」

そう言ってそっと触れるだけの口づけをしてきた。

そして唇を離したロイドはもういつも通りのロイドで、不敵に笑いながらまた一か月後に会おうと言って颯爽と去っていく。
けれどその背はどこか寂しげで、まるで傷ついた心を隠そうとしているかのようだった。




「結局…傷つけてしまったな」

あんなに世話になったのにと、胸が痛くて仕方がなかった。

【クレイ様…これでよかったのです】
「コート…」
【確かに何度もお断りしてはいましたが、隙を見せて変に期待させ過ぎたのはクレイ様の罪でございます。しっかりと反省なさってください】
「…わかった」

気落ちしたクレイにコートがそっと寄り添ってくれる。

【クレイ様にしては頑張った方だと思いますよ?】
「…………」
【そうですよ。クレイ様はいつもこの辺りは適当ですからね。付きまとわれたことも過去にあったでしょうに…】
「バルナ…」
【大切な者なら、尚更前に進めるよう背を押してやるべきなのです】
「…ああ」
またいい友人に戻れるといいなと思いながら、クレイはそっとロイドの背を見送った────。
どうか幸せにと願いながら…。


***


【はぁ~…やっとこれでロイドも離れてくれますかね~】

ヒュースがやれやれと言うようにボヤキを溢す。

「クレイはちゃんと振ってやったのか?」

ロックウェルが後処理をしながら尋ねると、一応クレイなりに頑張って振っていたと答えが返ってきた。
そんなやり取りを聞いて、側にいたシュバルツがサッと踵を返す。

「シュバルツ殿?」

行くのかと尋ねるとシュバルツはにこやかに答えた。

「傷心には新しい恋でしょう?白魔道士らしく癒してこようかと」
「…あいつはそう簡単に人に弱みを見せるような可愛い性格ではないですよ?」
「……まあ、行ってみますよ」

気軽にそれだけを告げるとそのままシュバルツは行ってしまった。


***


「ロイド」

求めていた姿を見つけ、シュバルツはすぐに声をかけた。
その声にロイドは一瞬ビクッと身を震わせはしたが、すぐに振り返っていつものように不敵な表情でなんだと尋ねてきた。
その姿は手負いの獣のようで、シュバルツは思わず見惚れてしまう。

「今は機嫌が悪い。つまらない要件なら今度にしてくれ」
「…クレイに振られたと聞いたから、口説きにきた」

ロイドがどんなタイプが好きなのかわからないので取り敢えず直球で告げてみると、あっさりと鼻で笑われてしまった。

「ふっ…。お前みたいな子供に口説かれて喜ぶとでも思ったのか?」

どうやらこれは気を悪くさせてしまったらしい。
見るからに馬鹿にするなと言わんばかりだ。

「二度と私に近づくな」

そう言って影渡りでソレーユに帰られそうになって、慌てて引き留めるように魔法を唱えてしまう。
そう────トルテッティで作られた、影渡りをしようとする黒魔道士を絡め取る魔法を。

「なっ?!」

ゾゾゾゾゾッと湧き出た鎖に絡め取られ、こんな魔法を初めて見たと言わんばかりにロイドの目が驚きに見開かれる。

「くそっ!なんだこれは!」

忌々しげに逃げ出そうとするが、拘束はそう簡単に外れるものではない。
そんな主人の怒りを感じ取ったのだろう眷属が、次の瞬間シュバルツを取り囲み攻撃を仕掛けてきて慌てて防御壁を張る。

(まずい…!)

正直ロイドを攻撃する気も怒らせる気も一切なかった。
それにロイドがこんなに沢山の眷属を抱えているとは思ってもみなかった。

「ロイド!私はお前に危害を加える気はない!」

そう叫んでも眷属の攻撃の手は増すばかり。
一体どう収拾を図ればいいのかわからずただただ防御に徹していると、そこにその声が飛び込んできた。

「ロイド?!」
「クレイ!」

その声にロイドがあからさまにホッとしたのを見て、思わずイラっとしてしまう。
しかもクレイはロイドを拘束していた魔法をあっさりと解呪してしまった。

「大丈夫か?一体何が……」

どうやらロイドの眷属が近くで大量に動いたのを感じて慌てて飛んできたらしい。
眷属のいない白魔道士には正直よくわからないが、この辺りはどうやら黒魔道士ならではの対応のようだ。

「シュバルツ……これはどう言うことだ?」

クレイの冷たい眼差しがこちらへと向けられるが、正直気に入らなかった。
ロイドを振ったのなら中途半端に割り込んできて欲しくはなかった。
折角のチャンスが台無しだ。

「言っておくが、ロイドの眷属は11体もいるんだぞ?今のは殺されてもおかしくはない状況だった」

けれどそんな言葉に思わず身震いをする。

(そんなに…?)

眷属とは普通は抱えても二体程だと聞く。
今目の前に現れていたのは六体だから、それでも多いと驚いていたと言うのに……。

「お前はロイドを口説くのに協力しろと言ったが、こんな風に強制するなら今すぐトルテッティに帰れ」

そんな言葉にロイドの目が驚きに見開かれる。

「ロイドは恋人ではないが俺の大事な友人だ。攻撃すると言うのならお前は俺の敵でしかない。覚えておくんだな」

そうやってはっきりと言い切ったクレイに、ロイドがどこか泣き笑いのような表情で後ろからクレイへと抱きついた。

「クレイ……」
「なんだ?」
「一ヶ月したら絶対会いに来る。それまでに新しい魔法を考えておくから、また…私と遊んでくれるか?」
「ああ。ついでに恋人も連れてこい。俺がちゃんとお前を大事にしてくれるやつか見極めてやるから」
「…それはいいな。お前を納得させられるやつを吟味してくる」
「そうしてくれ」

そんな二人にシュバルツはギリッと歯噛みしてしまう。
できればその相手には自分がなりたい。

「ロイド!私にもチャンスをくれ!」

思い切ってそう言って見たが、ロイドの返事はただただ冷たい。

「私はお前のようにすぐ落ちるようなお子様に興味はない」

どうやら落ちにくい相手がロイドの好みらしい。

「ロイドは落とす過程を楽しむような所があるからな。駆け引き上手なタイプがいいんじゃないか?」
「ああ。それはそうだな」

それならやっぱり相手は黒魔道士だなと二人で言い出したので冗談ではないと思った。

「お前ほど手応えのある相手が理想だが……」

そうやってまたクレイを口説こうとしたロイドだったが、そこはクレイにパシッと払われてしまう。

「ロイド…」
「…すまない。つい癖で」
「いや。俺も反省してるから…」

はぁ…と溜め息を吐き合う二人にまた見せつけられた気がしてイライラが増し、気がつけばロイドをグイッと引っ張りクレイから引き離している自分がいた。

「ロイド…!」
「なんだ?」

クレイから無理やり引き離したせいか機嫌はすこぶる悪い。
この全く自分を眼中に入れてくれない相手を一体どう攻略してやればいいのだろう?
そう考えたところで、そうだと思いついた。

(挑発してみよう!)

それなら少しはこちらを見てくれるかもしれない。

「先程ひと月…と言ったな?」

クレイに今度会うまでひと月────。
仕事かロックウェルとの取引なのかまではよくわからないが、時間はある。
それならば……。

「私はこのままアストラスに滞在することになった。その間クレイとロックウェルにお前を落とせるよう色々教えてもらうつもりだ」

そんな言葉にピクリと反応を返してくる。

「ひと月後、大きく成長して必ずお前を落としてみせる!」
「随分大きく出たな。そんな付け焼き刃で私を落とせるとでも?」

どこまでも言葉はつれないが、これは手応えありと感じられた。
明らかに最初の『馬鹿にするな』と言っていた時とは態度が雲泥の差だ。
面白いと言わんばかりの眼差しがはっきりと自分へと向けられている。
もうこの際、背伸びだろうとなんだろうと関係ない。
絶対にロイドを振り向かせたくて、シュバルツはそのまま勢いよく言い切った。

「必ず落としてみせるから、絶対に逃げるな」

そうして虚勢で笑って見せた自分にロイドがクッと笑ってくれる。

「お前相手に逃げるはずがないだろう?…精々頑張るんだな」

そしてコツンと拳で頭を叩くとそのままバサリと黒衣を翻した。

「クレイ。ひと月でそこのお子様がどれだけ成長するか楽しみにしている」
「ああ。任せておけ」

そんな言葉と共にロイドは楽しげに影渡りでソレーユへと帰っていった。
けれどそれを見送った後、クレイからは何故かやったなと褒められてしまう。

「ロイドの表情が変わったぞ。頑張ったな」
「…………」

そうは言われても、虚勢は虚勢だ。
スタートラインにやっと立ったに過ぎない。

(くそっ…!)

年上の男の落とし方なんてこれまで考えたことなど一度もない。
と言うよりも、手に入れたいと思って手に入らなかったものなどこれまで国にいる間は一度としてなかったのだ。
それはアベルやフローリアも似たり寄ったりで……。
だからこそアベルはあれほどクレイに固執しようとしたのだろう。

(絶対に手に入れてみせる!)

目の前のライバルなんてどうでもよくなるくらい自分に夢中になってほしいと強く願った。
そのためなら何でも利用してやるとシュバルツは目の前のクレイへと向き直る。

「クレイ様。私は貴方が嫌いですが、ロイドが好きな貴方を観察して絶対にロイドを手に入れてみせますので」

気を取り直し、けれどはっきりとそう宣言してそのまま踵を返し来た道を引き返す。
一か月もここに居るのだ。
一応の敬意は払うが、自分を隠す気はない。
そんな自分に背後でクスリと笑う気配を感じた。


***


「久しぶりに嫌われたな」

ポツリとそう呟くと眷属からため息を吐かれた。

【さっきの流れですと、当然かと…】
【そうですよ。大体ロイドをどうして助けられたんです?放っておけばよかったじゃないですか!】
「いや、あれはロイドもそうだが、どちらかと言えばシュバルツの方を助けたつもりだったんだが?」

確かにロイドは放っておいても自力で脱出できただろう。
但しシュバルツの命を奪う勢いで脱出していたのは間違いない。
あのままでは本当にまずい展開だった。

ロイドは確かに優しいところがあるし、いい男だ。
けれど同時に優秀な黒魔道士でもある。
それ故に牙を剥くと怖い。
それは仕事柄よくわかっているつもりだ。

自分もそうだが、黒魔道士はスイッチが入ると命を奪うことに躊躇はなくなる。
それはこの仕事をしている者独特のものかもしれない。
ただ…それ故に普段は自分と仲間の命を守ろうと動くし、だからこそ一瞬一瞬を少しでも楽しく生きようとする。
黒魔道士同士の駆け引きだってそうだ。
あのやり取りにはそれが凝縮されているとも言えるだろう。

命を絶つのが仕事ではないし、命を軽く扱っているわけでもない。
仲間を大切に想う気持ちもあるし、守りたい気持ちもある。
ただ、状況が整えば躊躇いは捨てる。
それが黒魔道士なのだ。
自由に自分らしく生きて散ることこそ、黒魔道士の美学だと思う。
アストラス王宮で働く黒魔道士にある程度自由が与えられているのは、そういう黒魔道士の本質がちゃんと理解されているからではないだろうか?

トルテッティにいる黒魔道士のように、本来飼い殺しにされるような立場ではないのだ。
どうもシュバルツは温室育ち且つ黒魔道士が少ない場で育ったせいか、その辺りの黒魔道士の本質を全く分かっていないらしい。
これは非常に危険だと思った。

「最近でこそ平和だから忘れがちだがな……」
【そうですね~。それ故なのか、人生最大のモテ期到来にクレイ様ご自身が戸惑い気味ですしね】
「…………」
【本来シュバルツみたいな態度を取ってくる相手が普通です。リーネは兎も角、シリィ様やロイドがおかしいのです】
「容赦ないな」
【何年クレイ様にお仕えしていると?】

正直レオは兎も角、古参のコートやバルナに言われるとぐうの音も出ない。
どうも自分は思っていることが相手に伝わりにくく、誤解されやすい性格らしいのだ。
黒魔道士同士分かり合える者もいるにはいるが、ファルやロイド程自分をわかってくれる者はなかなかいない。
それをわかっているからこそ、一瞬一瞬の繋がりで浅く付き合うのが自分の基本スタイルだった。
その辺りの線引きくらいはしているつもりだ。

「はぁ…。まあ取りあえず俺はロックウェルにさえ嫌われなければそれでいいんだがな……」
【クレイ様……。ヒュースをロックウェル様につけたのは本当に賢明でございました】
【そうですね。あれは素晴らしいご判断でした】
「え?」
【ヒュースがついていなかったらロックウェル様は嫉妬に狂いすぎて、きっと今頃クレイ様は部屋から一歩も出してもらえない状況になっていたと思いますよ?】
「……え?」

何故そんなことになるのだろう?

【いっそその方が他に出会いがない分平和とも言えますからね……】
「こ、怖いことを言うな!」

そう言えば以前鎖に繋いで部屋に閉じ込めたいとかなんとか言われていた気がする。
あの時は聞き流したが、やはり迂闊な行動が多くてロックウェル的には色々溜まっていたんだろうか?

【…今頃お気づきなんですか?本当にロックウェル様には同情いたします】
「うぅ…早く言ってくれ」

そうは言っても眷属達が要所要所でちゃんとフォローを入れてくれていたのもちゃんとわかっているだけに、反省すべきなのが自分であることも十分わかってはいた。

「…後でちゃんとロックウェルとは話すから」
【是非そうなさってください。そうそう。話は変わりますが……】

そう言って眷属達はさっさと話を切り上げ今度は別件へと話を移す。
どうやら王宮内に別の動きが見られたらしい。

【魔道士達が交流会で抜けている間に、王妃に動きが見られました】

王妃は現在王宮の片隅で療養と言う名の軟禁中だ。
第三王子と第四王子がもう手を出せないよう、ショーンの手の者が常に傍へと付けられ身の安全が図られている。
クレイ自身が念のため守護結界を部屋に張っているから、そこに居る限りは誰にも害されることなく安全だ。
けれど本人に動きがみられたというのなら話は別だ。
身の安全は保障されない。
一体何故動いたのか────。

【どうやらショーンの部下の中にフェルネスが育てた例の花嫁候補が二名ほどいたようでして…】
「ああ。ルドルフの花嫁候補として育てられたと言う魔道士か?」

他にも何人かいるはずだが、王妃とは当然顔見知りなのだろう。

【はい。リーネも合わせて6名いた者の内の二人でございます。それを受けてレーチェの方も動きが見られました】
「他の二名は?」
【後は一人は官吏に紛れ込んで既にルドルフ様とは顔見知りのようですし、もう一人は第一部隊所属の為交流会に参加しており、動ける状況ではありません】
「そうか」

とは言え交流会も今日それぞれの魔道士が出立すればおしまいだ。
それから動く可能性も高いだろう。

「まあいい。ルドルフの結婚相手選びなら俺が関わる必要もないだろう」

思えば王宮自体に随分長く関わってしまった。
あれほど近づかないようにしていたのが嘘のようだ。
シュバルツの面倒を見る羽目になったから後ひと月は王宮に留まるつもりだが、それが終わったらまた自宅に戻るつもりにしている。
その間にハインツの教育も終わるし、ちょうどいいタイミングとも言えるだろう。

「早くまた王宮とは距離を置いて仕事を楽しめるといいな…」

これ以上の面倒事はもう御免だとため息を吐いたところで、眷属達もそうですねと同意してくれる。

【クレイ様が早く落ち着いてくださるのを眷属一同心より願っております】

そんな言葉がやけに胸に響いた────。



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