黒衣の魔道士

オレンジペコ

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第一部 アストラス編~王の落胤~

123.乗せられて…

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「クレイ…」

どこか荒んだ目をするクレイにショーンがそっと声を掛けるが、クレイは何も聞かないと言わんばかりにその言葉を口にする。

「アベルとフローリアをさっさとトルテッティ側に引き渡してやれ」
「いいのか?」
「別に構わない。そうだな…次にロックウェルに危害を加えたら『殺す』と伝えておけ」

自分に対してならそこまでは思わないが、ロックウェルなら話は別だと恐ろしい顔で言い切ったクレイにショーンはすぐさま了解したと頷いた。

(怖~……)

思わず冷や汗をかいたショーンだったが、それを聞いたロックウェルがふわりとクレイを抱きしめにかかる。

「クレイ…」
「…っ!なんだ?苦しい…!」
「そんなに愛してくれているのは嬉しいが、お前が荒む姿は見たくない」

そんな言葉にクレイがたちまちいつもの顔に戻り、戸惑いを見せ始めた。

「……っ」
「許す必要はないが、私に精一杯お前を癒させてくれないか?」
「……?!」
「返事は?クレイ」

その言葉にクレイが真っ赤になってパニックに陥ってしまう。

「う…。え?えっと…その……」

耐えられないとばかりにそのまま逃げ出そうとするが、ロックウェルは逃がす気はなさそうだった。

「言っておくが今回の交流会で黒魔道士を捕まえる魔法を教えてもらったから、私から逃げることは容易くないぞ?」
「…………?!」
「返事は…?」

そこまで言われて観念したのかクレイはそのまま不貞腐れたような顔でギュッとロックウェルへと抱きついた。
そんなクレイを満足げに抱き締めてロックウェルが嬉しそうに笑う。

「さあ、交流会もそろそろお開きだ。挨拶をしてすぐに戻ってくるから、少しだけシリィ達と一緒に居てくれ」

その言葉と共にそっと口づけを落としたロックウェルに、クレイもそっと視線を向けてわかったと答えを返し素直にその背を見送った。


***


「クレイ!」

交流会を終え、皆でぞろぞろクレイの部屋へと向かっているとロイドがシュバルツと共に笑顔で合流してくる。

「ロイド。ご機嫌だな」
「ああ。またお前に会えて嬉しくてな」
「…今朝会ったじゃないか」
「ふっ……そこの男がお前を連れ去って離さないんじゃないかと思ってな」

この打ち上げに参加しないのではないかと思っていたのだとロイドは言うが、クレイはそれに対してため息を吐く。

「そんな訳がないだろう?お前には世話になったのに」
「そうだな。今回はお前に恩が売れたし、美味しい思いも沢山させてもらえた。後はお前が私の物になってくれさえすればいいんだが…」

そう言ってそっと身を寄せてくるのでロックウェルが勢いよく二人を引き離した。

「ロイド。お前にはクレイを支えてもらった礼は言うつもりだが……近いぞ?」
「…これがここ数日の普通の距離感だが?」
「…内緒話には最適の距離だろうが、もう問題は解決したからな。必要ない。人の恋人に手を出すな」
「残念だな。まあいい。お前がいない間にクレイとは更に仲良くなったことだし……」
「ふん。クレイからも諦めろと言われたんだろう?ヒュース達からも聞いているぞ?」
「…………」

バチバチと火花を散らす二人にシリィがまあまあと間に入る。

「ロックウェル様。ロイドには今回本当にお世話になったことですし、どうか穏便に。ロイドも!下手に挑発しないでちょうだい!子供っぽいことをやってるとまたクレイに可愛いって言われちゃうわよ?」
「シリィ……」

ロイドが可愛いと言うのは無理があると思うのだが、それを聞いてクレイが何故か笑い出した。

「くっ…ははっ…ロイド。言われたな」
「…煩い。私が可愛いはずがないだろう?」
「お前は可愛いぞ?自分でわかっていないだけでな」

そんな言葉にロイドがムッとしながら、誘うようにクレイへとしなだれかかる。

「クレイ…今夜もカードゲームをしようじゃないか。そんな台詞を二度と言えなくしてやるぞ?」
「楽しいお誘いだな。何人でやるつもりだ?」
「昨日と同じ面子でいいだろう?」
「ロックウェルは入れないのか?」
「……やりたいと言うなら入れてやってもいいが?」

そう言いながら挑発的にこちらへと笑ってくる。
そんな二人のやり取りに、怒るのは簡単だが乗ってやった方がいいかもしれないとふと思った。

「…そう言うことなら参加させてもらおう」

そうしてまた睨み合ってると、シリィがため息を吐いてやめた方がいいのにと忠告してくる。

「ロックウェル様。やめた方がいいですよ?クレイもロイドもポーカーが得意みたいですから」

そんな言葉に成り行きを見守っていた面々が楽しそうだと声を上げた。

「じゃあ部屋に行ったら何組かで分かれて遊びましょうよ♪」
「賛成!お酒飲んでつまみを食べて、楽しく打ち上げをしよう!」

そうして盛り上がる面々に、リーネとシリィは『そんなお遊びなら良かったのに』と深々とため息を吐いた。


***


まず最初にロックウェルとクレイが協力してくれた皆へと礼を述べ、本当に良かったと皆が笑顔で喜びを表してくれる。
それから集まった面々で楽しく酒を酌み交わしあちらこちらでカードゲームなどが盛り上がる中、クレイを真ん中にロイドとロックウェルは睨みを利かせあっていた。
そんなロイドをシュバルツがうっとりと見つめ、シリィとリーネはハラハラと見守り、ショーンは楽しげに眺めている。

「クレイ。ほら、しっかり食べろ。私が食べさせてやろうか?」
「……自分で食べる」
「クレイ…ほら、もっと飲め。今日は折角の祝いの席だ」
「ああ。ありがとう」
「今日のカードゲームも楽しみだな」

そんな風に嬉しそうにするロイドにクレイがそう言えばと何気なく口にした。

「参加者が増えるなら罰ゲームのくじも追加で書いてもらわないとな」

そんな言葉にロイドが虚を突かれ目を瞠ったが、シリィはそれだ!と目を輝かせる。

「ロ、ロックウェル様!参加するなら是非!まともな罰ゲームのくじを増やしてください!」

碌なものがないので困っていたんだと進言するシリィに、ロックウェルの眉がピクリと上がった。

「ほぅ?見せてみろ」

そんな言葉に『これです』とシリィがそのくじをロックウェルへと差し出してくる。

「……最悪な物ばかりだな」

ロックウェルは全部のくじを確認すると一気に不機嫌になった。
これは酷い。
けれどクレイは何が悪いのかと言わんばかりにきょとんとしている。

「罰ゲームだしそんなものだろう?ああそう言えば昨日の最後、罰ゲームを忘れていたように思うんだが…」

すっかり忘れていたと言わんばかりにクレイがそんなことを言いだしたので、それに対してシリィが真っ赤になりながらパタパタと手を振り始めた。

「あ、あれはいいのよ!忘れてちょうだい!」

どうやら負けたのはシリィのようだ。
一体どのくじを引いたのだろう?
まさか────。

「シリィ?まさかロイドのくじを引いたんじゃないだろうな?」

この赤面ぶりだとその可能性は高いと思ったが、それに対する返答は全く違うものだった。

「ち、違いますよ!キスマークをつけるって言うやつでですね……」

慌てたようにそう答えたシリィになんだそうかとホッと息を吐く。
それくらいなら問題ないだろう。
そう思ったのは自分だけではないようで、クレイもロイドもなんだと言わんばかりにシリィを見つめていた。

「そう言うことなら昨日言ってくれたら良かったのに…」
「ええ?!だってそんな雰囲気じゃなかったし…」
「シリィは本当に控えめだな。ほら、さっさと済ませないと、今日のカードゲームに取り掛かれないぞ?」

そう言ってクレイが笑顔でシリィを誘う。
なんだか嫌な予感がするのは気のせいだろうか?

「昨日の勝者は俺だからな」

それはいい。それはいいのだが……。

「シリィは確か心臓の所が良かったんだよな?つけ方がわからなかったら教えてやるぞ?」

そんな言葉に慌てて止めに入る。

「クレイ!待て!」

例えば手首や頬とかそういうどうでもいい場所ではないのだろうか?
何故『心臓の所』なのか────。
しかもどうやらクレイはくじの内容を取り違えているように見えるのだが…。

「ロックウェル?」
「どうして心臓の所と断定する?!」
「え?いや、シリィがキスマークをつけるなら、心を独り占めできそうだしとそこを指定してたから…」

そんな言葉にふるふると怒りが込み上げる。

(クレイの心を独り占めするのは私だけの特権だ…!)

そんな自分にシリィは蒼白になるが、傍で見つめるロイドは実に楽しげだった。

「ククッ…。こんなお遊びにまで怒るなんて本当に狭量な男だな」

そんな言葉を受けてクレイまでため息を吐く。

「そうだぞ、ロックウェル。さっきお前は散々キスマークを付けたんだから別にいいだろう?ほら、シリィ。心臓の所はつけられていないから…」

そう言って前を寛げクレイが艶やかに笑う。

そこからのぞくのはもちろん先程愛し合った跡が濃厚に残る肌。
シリィにはそれは相当刺激が強すぎたようで、真っ赤になりながら鼻血を吹いた。

「シリィ?!」

これにはクレイも驚いたようでそのままシリィを助け起こし、慌てて血止めに掛かる。
ロイドとリーネはそんな二人に大笑いし、ショーンはやれやれと肩をすくめた。

「クレイ…天然にも程があるぞ?」

ロックウェルがそっとクレイを後ろから包み込み前を隠してシリィに回復魔法を掛けてやると、シリィは慌ててその場から飛び退いた。

「お前の心を独り占めできるのは私だけにしてほしいものだな」
「…そんなの…お前だけに決まっているだろう?」

照れたようにそう答えてほんのり頬を染めるクレイに満足げに笑い、ロックウェルはクレイの胸元へと唇を寄せながらシリィへと流し目で尋ねる。

「シリィ…私が代わりにつけておいてやるからそれでいいな?」
「ひゃ、ひゃいっ!」

勿論ですと勢いよく答えたシリィの目の前でチュッとクレイの胸元を吸い上げると、クレイが真っ赤になりながら色っぽく啼いた。

「んっ…」

そんな姿に第一部隊の者達が一斉に顔を伏せ、ロイドは悔しげにギリギリと歯噛みする。

「ロックウェル!罰ゲームはそれでおしまいだ!お前も参加するならさっさと三枚何でもいいから書け!」

勝負だと言い紙とペンを渡してきたロイドにロックウェルが受けて立つとサラサラと罰ゲームを書き記し、これでどうだと差し出した。
そこにあるのはまたあり得ない言葉の数々だ。

「勝者は敗者を縛り上げる…」
「勝者は敗者を虐め倒す…」
「勝者は敗者を言葉責め…」

それを見てクレイが真っ赤になりながらこのドS!と叫びを上げる。

「おかしいだろう?!」
「やる気が出ていいだろう?」
「怖過ぎて絶対負けられないだろう?!」

そうは言ってもこれに関しては物申したい気持ちでいっぱいだった。

「…クレイ。いいか?今ここにある罰ゲームはほぼ敗者に嬉しいものばかりだろう?勝者が嬉しい罰ゲームがないとやる気が出ないじゃないか」

ロックウェルがさも当然とばかりにそう言ってやると、クレイは「ん?」と首を傾げた。

「そんなことはないと思うが?」
「じゃあ例えば魔力交流は?」
「え?」
「このキスを教えてもらうと言うのは?」
「ん?」
「『押し倒してキス』も『勝者が敗者を全力で口説く』というのもどう考えてもおかしいぞ?」
「あれ?」
「そして…このキスマークも、『勝者』が『敗者』にキスマークをつける…だ」
「そうだったか?」

おかしいなと首を傾げるクレイに、ロイド達がしまったと言う顔で固まった。

「どうやらお前はショックが大きすぎて、乗せられ過ぎていたようだな?」

ロックウェルが参加していた三人に恐ろしい笑みを向けると、シリィとリーネがふるふると首を振りながら誤解だと言ってくる。

「き、気づいていませんでした!」
「そうですよ!!だってほら、手淫とか口淫とかの怖いくじを見て気が動転してたんですよ!」
「ほぅ?と言うことは全部ロイドの策略と言うことか?」

そんな言葉にロイドが笑顔で何のことやらと返してきた。

「私はクレイとカードで遊ぶ約束をしていたから提案しただけで他意はないぞ?なあクレイ?」
「え?ああ、その二つはショックを受ける前の約束だったから別に…」

問題ないと口にしようとしたクレイに思わず激しく口づける。

「んんんっ?!」
「クレイ…聞き捨てならないな?一体いつの間にそんな迂闊なことを口にしたんだ?」
「えぇっ?!えっと…?コート!あれは問題なかったはずだな?!」

慌てて自分の眷属に声を掛けたクレイにコートがため息を吐きながらその答えをくれる。

【…酔いが残って気が大きくなっておられた時の失言でございます。ロックウェル様からの叱責はお覚悟下さい】
「…だそうだ」
「~~~~~っ!!」

わざとじゃないのにとギャイギャイ言い始めたクレイにロックウェルが壮絶な笑みを浮かべ追い込んでいく。

「クレイ?罰ゲームで逃げ道を見い出すのと、問答無用で調教されるのとどちらがいい?」
「その二択なら罰ゲームの方がマシに決まっている!」

そんなやり取りにロイドがそっと口を挟んだ。

「悪いが今日は私とのゲームが先約だ。連れ去るのはやめてほしいものだな」
「ロイド!」

助け舟だと顔を輝かせたクレイにロックウェルは当然面白くない。
けれどロイドは今回の件での貢献度の高さからいって無碍にはできないし、ここでそれを持ち出されたら引かざるを得なくなる。

(まあいい…)

「そう言うことならやはり皆でカードゲームに勤しむのが一番だな。ショーン…お前も加わるか?」

だからそう言って促したのだが、ショーンは蒼白になりながらふるふると首を振って辞退した。

「あ…あの…私とシリィも今日はもう疲れたので早めに休ませていただきます」

リーネもこれ以上の深入りは危険だと判断し、逃げ遅れそうなシリィを助けつつ離脱を表明する。
その言葉を合図に第一部隊の面々もこれは逃げた方が良さそうだと判断し、そそくさと片づけを始めた。

「ロックウェル様。ここは私達がやっておきますので、どうぞあちらで勝負なさっていてください」

そう言って奥の寝室を指し示され、三人で移動しようとしたのだが……。

「お前はどうする?」

そこでロイドがふと思い出したようにシュバルツに声を掛けると、彼はパッと目を輝かせて参加すると言い出した。

「そうか。じゃあ罰ゲームのくじを三つ書いてくれ」

リーネとシリィのくじは省くからと言って、ロイドが新たに三枚のくじをシュバルツへと渡す。

「勝者は敗者になんでも一つだけ命令ができる」
「敗者は勝者を気持ち良くさせる」
「敗者は勝者の要求を全て受け入れる」

随分曖昧なものばかりだが、これならいくらでも上手く自分のしたいことが出来るとロイドとロックウェルはそっとほくそ笑む。
けれどクレイはそれを見てちょっと待てと蒼白になった。

「言っておくが俺はロックウェル以外とは絶対に寝ないぞ?!」

どうやらこのくじでロックウェル以外に抱かれることにでもなったら大変だということに気づいたらしい。
クレイの中で信用がないシュバルツにそんなくじを引かれたらどうなるかわからないという焦りが出たのだろう。
ここでそれを口にするということは少しは成長したということだろうか?
けれど────。

「誰も寝ろとは書いていないでしょう?」

にっこりと笑うシュバルツにクレイは苦虫を噛み潰したように顔を顰める。
その顔はまさにこいつは油断ならないと言わんばかりだ。

「そんなに心配しなくても、私の願いは……たとえばこれは、貴方にアベル達の魔力を返してもらう。二つ目のこれは封印を解いた貴方との魔力交流。三つ目はロイドと寝てみたい。そう言う意味合いですから」
他意はないと告げたシュバルツのあっけらかんとした姿にクレイは本当かと疑いの眼差しを向けるが、ロイド達はいいじゃないかと口にした。

「お前が負けなければ済む話だ」
「私が引いても悪いようにはしないぞ?安心してくれ」
「……まあ、それもそうか」

それなら俄然やる気を出して勝負に挑むべきだろう。

「じゃあこれで…」

そうしてそれぞれの思惑が乱れる中、男四人でのカードゲームが始まりを告げた。


***


「あんな怖いカードゲームによく参加してたな、シリィ」
「本当に勇気ある!」

片づけをしながら第一部隊の面々がシリィへと声を掛けてくれるが、シリィとしては結果的にクレイと口づけたり魔力交流をしたりといい思いができたとしか思えなかった。
確かに言われてみればロックウェルの言うように敗者の方が美味しいカードゲームだったのだ。
結局嫌な思いをした者もいない。
敢えて言うならロックウェルに口づける羽目になったロイドくらいではないだろうか?

(まあロイドはそれすら嫌がらせができて清々したとか言って笑いそうだけど……)

そう言った意味で、今回のカードゲームは今まさに奥の部屋で繰り広げられているものの方が数倍怖いと思われる。
「クレイ……大丈夫だといいけど」
はぁ…と重いため息を吐いたシリィに、皆は皆、クレイのは自業自得だからいいんじゃないかと思ったとか思わなかったとか────。



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