黒衣の魔道士

オレンジペコ

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第一部 アストラス編~王の落胤~

【番外編1】愛しの主―眷属目線―

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ここはアストラス王国────。
この国の建国者 レノバイン王は、その力をもってして人々をまとめ上げ、見事に国を整えたと言う。
そして、彼はそれはそれは美しいアメジストの瞳を持ち、敬意をもって人々からドラゴンの化身と崇められた。
それは最早人々に語り継がれるお伽話のような伝説ではあるが、長く生きている魔物達にとっては伝説でもなんでもなく、事実に近い話でしかなかった。
この世で一番最後に残ったドラゴンの化身、クロイツが人の娘に絆されてただ一度だけ関係を持ち産まれたのがレノバインだったからだ。
クロイツは娘と契って程なく命を失い、ドラゴンはこの世からいなくなってしまった。
残されたのはドラゴンの血を引くただ一人の男の子────。

【だから王族の、それも男子にだけ紫の瞳の者が産まれる。それだけのことなんですけどね~】

ヒュースは王宮の庭園でのんびりと欠伸を咬み殺した。
ドラゴンの血を引いているだけあって、王族は皆どこか人とズレている者が多く、どこか傲慢で天然な性格を発揮してくる傾向が強い。
それを見ているのはどこか飽きなくて、長生きしている魔物達のちょっとした楽しみでもあった。

けれどどうやらそれもそろそろ潮時のようだと残念に思う。
この国の王妃が不貞を働き、後継ぎを作らないせいだ。

【はぁ…。残念ですね~】

あの紫の瞳をもう二度と見られなくなるなんてと溜息をついていたそんなある日、意趣返しだとばかりに王が一人の娘と契りを交わした。
その瞬間、何故か心が妙に高揚し、これはとソワソワする気持ちを止められなかった。
その娘はすぐにレイン家へと下賜されてしまったが、思わず追いかけるように後を追う。
そこには何か確信めいたものが感じられて仕方がなかったのだ。
自分と同じような者は他にもいて、案の定その娘は懐妊していたため、その子が無事に産まれるようにと皆で見守り続けた。
そして産まれたのは、あり得ないほどレノバインに生き写しのアメジスト・アイを持った子だった。

濃厚な魔力をその身に宿して産まれたその子は名をクレイと名付けられた。
こんなに綺麗な瞳を持っているのに、その生まれからまさか『泥』と言う名を与えられるとは皮肉なものだ。

【可哀想に…】

順当に王の元に生まれ落ちたのならば、輝かしい未来に溢れていたことだろうに…。
そう思いながらも、そっとその成長を皆で見守っていく。
幸い彼の周囲には人が少なく、ほとんど乳母くらいしか見かけなかった。
だから物心つく頃には一緒に遊んだり、魔物の言葉を教えたり、魔法を教えたりして過ごした。
最初は無表情だったクレイの顔が徐々に感情を表すようになったのは僥倖だった。
やはり子供は子供らしくある方がいい。
そうやって日々を過ごしていたある日、とうとうその日がやってきてしまった。

クレイが12才を過ぎたあたりだっただろうか?
母親が刃物を手にクレイの前へと立ったのだ。
彼女は弱い人間だった。
だからこそその日はいつかくるとは思っていたが、それはクレイの心を抉るには十分な出来事だった。

「母様…どうか明日、この家を出ることをお許しください」

そんな言葉と共にクレイは微笑みを浮かべていたが、自分達にはその胸の痛みが痛いほどに伝わってきてたまらなかった。
顔で笑って心で泣いて…。
引き裂かれるような思いを、ただ耐えるように飲みこんでいた幼子の姿が痛々しかった。

それからレイン家を出た彼に、放って置けないからと皆で付き従うことにした。
自分達の愛し子がこれ以上傷つかないように守っていきたい。そう思ってのことだった。
けれどそれは容易なことではなく、子供一人をどうやって生活させるべきか、皆で四苦八苦しながら相談しあい、日々を過ごした。
そして見様見真似で生活をさせながら情報を集め、黒魔道士のファルという者が仕事を紹介してくれるという情報が得られた。
ダメ元でクレイをそこへと連れていくと、ファルは思いがけず面倒見のいい男で、なんとか生活基盤を作る助けとなってくれた。


しかしそれから二年ほどしてクレイも仕事に慣れてきた頃、それは起こった。
はっきり言ってみんな油断していたと思う。
クレイ自身が生活にも仕事にも慣れてきた頃ではあったし、まだまだクレイは子供だからと思い込んでいたのもある。
まさか淫魔に誘惑されて童貞を奪われてしまうなんて…思いもよらなかった。

「うっ…な…に?はぁ…っ」

いつも聞きなれた主の声とは明らかに違う、気持ち良さの滲んだ声に異変を感じ、すぐさま様子を見にいくと、そこには淫魔に囚われ頰を染めながら戸惑うように無理矢理させられている主がいた。
それに気付いてすぐに淫魔に飛びかかり、喉笛を掻き切ったが、クレイは最早放心状態だった。
そこから使い魔が慌てたようにファルを呼んできてフォローを入れてもらったが、正直気が気でなかった。
だからこそ、クレイが落ち着いてからその提案をしたのだ。

【どうぞ我等のうちから三体お選びになって、眷属としてご使役ください】────と。

紫の瞳を封印した状態でも三体くらいなら使役できるだろうと思っての提案だった。
眷属をよくわかっていないクレイは首を傾げていたが、しっかりと説明すると納得して自分達から選んでくれた。

「じゃあヒュースとコート、バルナにする」

その言葉に三体が満足げに笑う。

【我が主に、心よりお仕えさせていただきます】

そうして晴れて眷属になったのだが…。




【クレイ様。またですか?】

どうもこの主は人付き合いが不器用で仕方がない。
今日もバルバラというものとやりあってしまった。
しかも弁明すらしないものだから、周囲からも腫れ物扱いだ。
先程ファルが無理矢理クレイから事情を聞き出して上手く収拾を図ってくれたが、これでは敵が増えていくばかりだ。

【はぁ…クレイ様もロックウェル様のように少しくらい社交的になられて欲しいものです】

最近やってきたロックウェルと言う白魔道士は実にその辺りのバランスが上手い。
主が少しでもその辺りを見習ってくれたらいいのにと思いながらそう話を振ってみただけだったのだが、クレイは珍しくそっと頰を染めた。

「俺にはあんな風になれっこない」

まあ確かにそうではあるのだが…。

【クレイ様?】
「なんだ?」
【ロックウェル様がお好きなのですか?】
「…あいつを嫌いな奴の方が珍しいだろう?」

この返答は正直意外だった。
基本的に他人に然程興味のない主が、珍しく認めた相手。
ファルにすら打ち解けるのに時間がかかったと言うのに、まさかこんなに早く好意を寄せる相手が現れるとは思ってもみなかった。

「あいつは社交的なだけじゃなくて、実力だって凄いんだ。この間なんて…」

そう言ってどこか嬉しそうに語る姿はまるで初恋相手のことを話すかのように初々しい。

「白魔道士でこんなに凄いと思える相手は初めてだ」

本人は全く意識していないのだろうが、好きと言うのがその口調からはありありと感じられて仕方がなかった。

【そうですか。では仲良くなれるといいですね~】

主の幸せがそこにあるのなら協力は惜しまないと、ただただ黙って二人の仲を応援する日々。
それにより、黒魔道士と白魔道士という違いはあるが、友人としての仲は深まっていった。



【はぁ…。恋人同士ではなく友人として落ち着いちゃいましたね~】
それから数年…。
すっかり成長した主にそうやって茶化して言ってはみたものの、当の本人は不思議そうに首を傾げるばかり。
「馬鹿だな、ヒュース。俺もロックウェルも男だぞ?どちらも恋人は女に決まっている」
何を言い出すんだと叱ってくるが、そこは誤魔化していませんかと問いたくて仕方がなかった。
ファルのところから独立して好きな仕事だけを受ける日々。
それはとても自由気ままな生活だった。
クレイは優秀だったから依頼はいくらでもあったし、報酬も高いから生活するのに困ることもない。

正直苦労してきた主がやっと自分の力でのびのびと生きていけるようになったと、支えてきた皆でホッと安堵したものだ。
これからは幸せに生きていってほしい。そう願った。

そんな中、クレイはロックウェルの依頼だけはいつも優先的に受けていた。
迅速に片付けたいと、使い魔を使役し積極的に依頼をこなす。
その姿は好きな相手をただただ喜ばせたいと言わんばかりだ。
けれどそれに対して、ロックウェルの方が複雑な心境を抱いていそうなのがどうにも気になった。
【困りましたね~】
【どうもロックウェル様はクレイ様を勘違いなさっているご様子】
【見せつけたり、嫉妬を煽るようなおつもりは全くないのですがね…】
【クレイ様が傷つくようなことにならなければいいが…】
そしてそうやって心配していた矢先に、それは起こったのだった。




「クレイ。悪く思わないでくれ」

そんな言葉と共にクレイを封印しようと立ちはだかったロックウェルに眷属達は焦りに焦った。
クレイに至っては呆然と立ち尽くすばかりだ。
一体何が起こっているのか理解ができないようだった。
それはそうだろう。
大好きだった親友がいきなり自分を封印すると言ってきたのだから────。
これはさすがに止めるべきだろう、逃がすべきだろうと、誰もがそう思った。
けれどクレイは逃げようともせず、対抗魔法を唱えようともせず、ただ諦めたように黙って目を閉じてしまう。
その姿に眷属達も一気に騒ぐのをやめ、大人しくなった。

【クレイ様…どれだけロックウェル様がお好きなのですか?】

幼かったあの日、母親を前にした時と同じように…。いや、それ以上に心痛めている主に、眷属も使い魔も何も言うことができない。
こんなことになっても好きで好きで仕方がないのなら、もう主の意向を黙って受け入れるより他にないのではないだろうか?
下手に逃がしたとて、ただただ傷つくばかりなのは目に見えている。
それならば封印されている間だけでも傷つかずに済むのなら甘んじて受け入れようと皆で頷きあった。
もしも封印が解かれたら、それからまたどうすべきか考えればいい。
そうやって、そのまま自分達も主と共に眠りについたのだった。




それから次に気が付いたのは主の魔力の暴走を感じた時だった。
悲しみと怒りが混ざり合い、混乱をきたす主の感情に引きずられるように使い魔達が一斉に騒ぎ出す。

【クレイ様!!落ち着いてください!!】

そう呼びかけてはみるが完全に意識がないようで、クレイは虚ろな目をしてただ魔力を暴走させていた。
どうやらそれほどショックが大きかったようだ。
けれどこのままでは被害が甚大なものになってしまう。
それこそ危険と判断されればそのまま殺されてしまうかもしれないと危機感ばかりが募っていく。
しかし、そうこうしている内に封印を解いた本人がクレイの暴走を抑えにかかった。

【さすがロックウェル様…】

クレイが認めるだけあって、これだけの暴走を半分くらいには抑えるのに成功している。
そこにもう一人の白魔道士の娘がクレイを眠らせようと奮闘し始め、クレイに直接眠りの魔法を叩きこむと言う荒業に成功した。
ぐらりと傾ぐ身体を受け止めそこなって一緒に倒れてしまうが、どうやら二人に怪我などはなさそうだ。

【さて、どうしたものですかね…】
【目が覚めた時のフォローが今から思いやられるな…】

そうして皆で深くため息を吐く。
きっとクレイは自分達が何を言っても聞いてはくれないだろうことが容易に想像がついたからだ。
これまでもどうせ自分が悪いんだろうと自己完結で勝手に傷つくことが多かった。
今回の件に関してもそうなるであろうことは想像に難くない。

【もういっそロックウェル様がクレイ様を押し倒して下さればいいのに…】

その方が手っ取り早いとヒュースがため息を吐くと皆もうんうんと頷いた。

【ロックウェル様の件で傷ついたのなら、ロックウェル様に癒していただくのが一番だ】
【一先ず成り行きを見守って、何か手伝えることがあれば手伝うとしよう】

そして傷ついた主を労わりながら、時折気を紛らせるように話を振って日々を過ごした。




それから暫くしてサシェの件で一区切りついたその時、正直皆が皆、歓喜に震えたのは言うまでもない。
またしてもロックウェルから逃げ出そうとしたクレイをロックウェルが呼び止めたのだ。
そして迎えたその瞬間────。

「クレイ…お前は一体私をどうしたいんだ?」

【おやおや。ロックウェル様の箍が外れてしまいそうですよ?】
【クレイ様にすっかり翻弄されておしまいになって…】
【このまま襲って下さるでしょうか?】
【あの分なら上手くいくのでは?】

魔力の乗った口づけに酔い始めたクレイを見て、皆が納得したように頷きを落とす。
そもそも好きでもない相手となら魔力交流は然程気持ちよくはないから、逃げようと思えばいくらでも逃げられるのだ。
それなのにあの陶酔具合。
もうこれは好きと言っているようなものだ。

「クレイ…私のものになれ」

【ああ。いいですね。どんどん攻めてくださいと応援したくなります】
【クレイ様は素直じゃないですから、もっともっと押し倒すくらいじゃないと逃げられますよね】
【おやおや。クレイ様は本当にちっとも素直じゃないですね~】

「今回だって、お前の前に姿を現す気はなかったんだ!」

【逃げますかね?】
【そうだな。あとはロックウェル様次第かな】
【いずれにせよクレイ様はロックウェル様が大好きですし、このまま襲っていただいても全く問題ありませんよね】
【けれどその後は大丈夫でしょうか?】
ロックウェルが勢いだけで襲ってきたのならこの後また主が傷つくのではと他の眷属達も心配げに口を出す。
けれどヒュースには確信があった。
【大丈夫でしょう。彼も十分クレイ様に惚れていますから】

ヒュースはロックウェルがクレイのことを誰よりも意識していたのを知っていた。
普通は黒魔道士など好きではない白魔道士が、頻繁にクレイを気に掛けている姿は稀有としか言いようがなかった。
性格的に社交的なロックウェルと人付き合いが苦手なクレイは対極にあると言っても過言ではないにも関わらず、そこまで気に掛けてくるのは好意的な感情がどこかしらにあるからに他ならない。
そして普段からクレイの魔法を誰よりも認め、褒めていたのもロックウェルだった。
その度にクレイが嬉しそうに笑い、ロックウェルとの友情は確固たるものへと変わっていったのだ。
けれどそのうち暗雲が立ち込め始め、ロックウェル本人がクレイの力に劣等感を抱いてしまったのは誤算だった。
黒と白で違うのだと割り切ってさえもらえれば問題ないだろうと思っていたけれど、ロックウェルの中に芽生えたクレイへの強い気持ちは変わることがないようだった。
好きと嫌いは表裏一体とはよく言ったもので、そこにはどこか憧れのような、嫉妬のような、悔しさの中に切なさが混じっているような…そんな複雑な思いが交錯していたのだ。
それはまるで届かない存在に必死に手を伸ばして足掻いているかのような、そんな印象を受けた。

今から思い返すと、サシェの件でクレイを捕まえずにわざわざ封印したのも、思い通りにならないクレイを思い通りにしたい一心のようにも見受けられた。
それは本人が意識してはいなくても、独占欲のようなもので嫉妬と大差はなかった。
それを恋だと自覚したのなら、きっとあっという間だろうとそう思っていたのだ。
そして案の定、自分が男に惚れるわけがないと言うそんなフィルターを外した彼は、そのままクレイへと真っ逆さまに堕ちていった。




【本当に、お似合いのお二人でございます】
そうやって過去へと思いを馳せながら呟いたヒュースにクレイが何のことだと首を傾げてくるから、ヒュースは何でもないことのように口を開いた。
【今も昔もクレイ様はロックウェル様が大好きすぎだと…そう思いだしていただけですよ】
「なっ…!昔はただの友人だろう!」
真っ赤になって否定してくるが、そんな訳がない。
【はぁ…。クレイ様は鈍いにも程がありますね~】
「俺は鈍くない!」
【鈍々ですよ。片思いに気付かぬまま女性と接しておられたからこれまで特定のお相手ができなかったと、そろそろご自覚なさればよろしいのに…】

常にどこかでロックウェルと相手を比較していた主。
ロックウェルと居る方が楽しい。
ロックウェルの笑顔の方が綺麗だ。
ロックウェルならきっとこうする。
そんなことが度々あった。
無自覚に本気の恋を知っているから、他の誰にも本気になれない。
こんなものかと経験だけが豊富になっていく。
そんなクレイを、皆はため息とともに見守ってきたのだ。

「そんなはずがないだろう?もういい!お前は下がっていろ」

フンッと怒りながら去っていくクレイは、けれど耳まで真っ赤だ。

【本当はどこかでわかってらっしゃるくせに…】

認めたくないだけなのかと思いながら今日も今日とて眷属と使い魔達は愛しの主を見守っている。
外は雲一つない清々しい良い天気だ。
きっと今日もまたロックウェルとの逢瀬が行われることだろう。

【我々の望みは昔から、ただただクレイ様のお幸せのみ…なのですよ】

どうかこのまま幸せになってほしい。
ヒュースのそんなどこか嬉しげな言葉は、そっと風に乗って快晴の空へと飛んで行った────。



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