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第二部 ソレーユ編~失くした恋の行方~
5.始まりの日
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※このお話は第一部『22.魔力交流』とリンクしています。
────────────────
ロイドは翌日早速使い魔へと頼み、クレイと接触を図ったようだった。
日時を指定し嬉々としてアストラスへと向かう姿はどこか年相応の可愛らしさがある。
彼が人からどう見られているのかは知っているが、自分から見たロイドは5才年下と言うこともあり弟のように可愛いと感じていた。
それはまだ成長途中の時を知っているということもあるし、色々な顔も見知っているということも大きかったかもしれない。
あれはいつの頃だっただろうか?
まだ王宮に来て一年経たない頃だったように思う。
どこかまだ幼さのある容貌のロイドが珍しく悔しげにしながら壁に八つ当たりをしている姿を見掛けたのだ。
一体どうしたのだろうと思いそっと声を掛けると、弱みは見せたくないとばかりに『何でもない』と口にした。
けれど何かあるのは一目瞭然で、そうやって意地になる姿が可愛いなと思った。
「どうした?酒を飲んだことがないお子様とでもからかわれたか?」
魔法の件だったらきっとロイドはこれほど怒りを露わにしたりはしないだろう。
何故なら魔法の知識も、魔力の高さも、仕事の有能さも、どれをとっても横に並ぶような者はこの王宮にはいないのだから。
けれどこの怒りよう────恐らく年齢的なことから嫌味でも言われたのだろうなと思いそう口にしてみた。
それに対してロイドは酒なら飲んだことがあるから違うと言ってくる。
どうやら酒ではなかったらしい。
となるとこれしかないかと次の言葉を口にした。
「なんだ。女を抱いたこともないくせにとでも言われたのか?」
そんな言葉にロイドはカァッと頬を染め上げた。
どうやら図星だったらしい。
どんなに粋がっていてもそこは子供だ。
黒魔道士としての経験は長くとも、こういった大人の経験はある程度の年に到達しないと経験は積めない。
それは仕方のないことだとわかってはいても、ロイド的にはプライドを傷つけられたのだろう。
「……女を抱いたことがないのに黒魔道士を名乗るのは半人前だと笑われました」
どんなに実力があれど、そこを指摘されてはぐうの音も出なかったのだとロイドは悔しげに白状した。
「なるほどな」
実にピンポイントで嫌なところを突いてくる輩もいたものだ。
けれどこれはいい機会かもしれないと思った。
「それならお前の弱点をなくしてしまえばいい」
少し早いかもしれないが、別に女を抱こうと思えば抱ける年には到達しているのだ。
ここでロイドを大人にしてやるのも主人である自分の仕事だろうと思い、娼館へと連れて行ってやることにした。
そんな言葉にロイドは目を丸くしていたが、自分が本気だというのを感じ取り、嬉しそうに話へと乗ってきた。
「あの頃は本当に可愛かったな」
今思い返してもあの時のロイドは一生懸命で可愛かったように思う。
一週間ほど娼館へと通いつめ、娼婦達から色々と教えてもらっているようだった。
そして見事にそのスキルを自分のものとしたのだ。
それ以降、自分に言い寄る煩わしい女をロイドに押し付けることもできるようになったし、実に便利になった。
ロイドはロイドで女の口説き方を練習できるしもっと押し付けてくれて構わないとも言ってくれたので、思う存分押し付けてやった。
ギブアンドテイクの間柄はその頃かなり成り立ったと言ってもいいかもしれない。
持ちつ持たれつ、そうやって自分達は主従関係を築き上げてきたのだ。
そんな中での今回の一件────。
相手は男ではあるが、もしかしたらロイドは夢中になるかもしれないなという予感はしていた。
それはロイドをよく知る自分だからこそそう思ったのかもしれない。
自分が押し付けた女達の中にはそれこそ貴族の娘も麗しい歌姫も蠱惑的な舞姫も含まれていた。
けれどこれまでどんな女にも落ちなかったロイド。
基本的にロイドは恋に恋するタイプではなく、どちらかというと難攻不落の女を口説き落として自分に夢中にさせるというゲームを楽しんでいるようなところがあった。
その過程での性欲処理もしくは自分への成功報酬として抱くという行為をとっているに過ぎないように見えた。
けれどそれは相手が自分が認めた相手ではなかったからそうだっただけで、今回のケースとは全く違うはずだ。
今回の相手にも同じように接する可能性は高いが、多分相手ではなくロイドの方があっさり落ちるのだろうなと思ってしまう自分がいた。
(さて…どうなることやら)
そう思いながら帰りを待っていると、昼頃にどこか夢現の態でロイドが王宮へと戻ってきた。
「ロイド。どうだった?」
聞くまでもないだろうが敢えてその言葉を選んで口にすると、彼は短く魔力交流をしてきましたと言ってくる。
魔力交流とはなんだろうと思い尋ねてみると、魔道士同士でする魔力を高める行為とのことだった。
「これまでは自分より魔力が低い者としかしたことがなかったのですが…今回は本当に最高でした」
どうやら相手の魔力はロイドよりも相当高かったらしい。
(これは……やはり惚れたか?)
別にロイドが男に惚れようとどうしようと特にこだわりはなかった。
どうせ自分が女を押し付けても変わらず引き受けてくれるだろうし、不都合は何もないのだから。
本気になれる相手ができるのならそれはそれでいいことだろうと普通に思えた。
けれどロイドはどうやらそんな気は更々ないらしい。
「ライアード様。これはいつものゲームですよ」
そうやって実に楽しげに笑うばかり。
どうやら本人は全くそんな風には考えていないらしい。
(……いつ気が付くかな)
恋とは理屈ではないのだと、シリィの件を思い返してふとそう考える。
あれは今改めて思い返してみても狂気が生んだ幻ではなく、やはり自分にとっての恋だったのだ。
失った恋を思うと胸が切なくツキリと痛むが、あれは自分が悪いのだから仕方がない。
もしシリィと縁があるのならまた話す機会もあるだろう。
その時にきちんと彼女には謝罪したいなと思った。
「ロイド。お前もその魔道士と縁を深めていけるといいな」
何にせよそれでロイドの視野が広がるのは良いことだ。
自分だけではなくロイドももっと外へと出させてやろうと素直に思った。
「それと…早速だが、外交を視野に諸外国の内情もこれからは詳しく知っていきたいと思っている。護衛の方は眷属でも構わないし、お前の判断に一任する。お前には周辺諸国に出向いてもらう機会も増えるが、どうだろうか?」
自分の仕事の幅を広げて行く過程でのことでもあるし、これでロイドがアストラスにも行きやすくなるだろうと思っての提案だったのだが、ロイドはそれに対して嬉しそうにもちろんだと頷いてくれる。
そんなロイドを満足げに見遣りながら、こっそりとその魔道士との交流を応援してやろうと思ったのだった。
***
それからすぐに父王と兄に話を通し、外交を始めとする時間を有する仕事を全て自分に回して欲しいと願い出た。
自分の中ではそれは既に大臣や各所へと根回しをした上でのただの報告だったのだが、父は兎も角兄は難色を示した。
曰く、突然自分がそんなことを言いだしたのには裏があるからではないかと考えたようだ。
つまり────王位を狙っているのではないかと……。
「恐れながら全く逆でございます」
「逆?」
「はい。王族が行うべき外交や視察など時間のかかる仕事を私の方で全て引き受けることができれば、兄上には国政に取り組む時間が増え、より良い国の発展の為仕事に励めるのではないかと考えております。勿論私も仕事に手を抜くことなどは考えておりませんので、私の詳細な報告を受けそれを元に更に国のために生かしてくださると信じております。どうか御一考いただけないでしょうか?」
そうやって恭しく述べた自分に兄は渋々ながらも黙り、父王は感嘆の声を上げた。
「ライアード。やっと国のためにやる気になってくれて私は嬉しく思っている。お前はこれまで仕事に対しどこか消極的だったが、これからは国の為、第二王子としてしっかりと兄ミシェルを支えていくように」
「……かしこまりました」
王の許可は得られた。
後は自由に自分の実力を振るっていけばいい。
(思った以上に簡単だったな…)
どうしてこれまでの自分はこんな簡単なことをやろうとしなかったのか。
思わず自分で自分に呆れてしまう。
今更ながら視野が狭くなっていたのを感じ、それに気づかせてくれたロイドへと感謝の気持ちを抱いた。
やるべきことは沢山ある。
改善していく点を事細かに調べていかねばならないのだから時間はいくらあっても足りないだろう。
大きなこと、小さなこと。
目に見える改善だけではなく根本から変えていくべき問題まで自分がやるべきことは多々あるはずだ。
まずはそれを知るところから始めなければならない。
そこで自分の影がゾワリと動きを見せた。
【ライアード様。ロイド様からお力になるようにと仰せつかっております。どうぞご命令を】
そう言ってロイドの眷属であるナッシュとパウロ、アランの三体が姿を現す。
これはロイドが抱える眷属の中でも三指に入る実力ある眷属達だった。
王宮内の問題を探るべく、ロイドが自分に貸し与えてくれた眷属達に笑顔で命を下す。
「では…まずは各所の問題点の洗い出しから頼むとしようか」
【かしこまりました】
(さあ。楽しい時間の始まりだ)
────こうしてソレーユの内部改革はスタートを切ったのだった。
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ロイドは翌日早速使い魔へと頼み、クレイと接触を図ったようだった。
日時を指定し嬉々としてアストラスへと向かう姿はどこか年相応の可愛らしさがある。
彼が人からどう見られているのかは知っているが、自分から見たロイドは5才年下と言うこともあり弟のように可愛いと感じていた。
それはまだ成長途中の時を知っているということもあるし、色々な顔も見知っているということも大きかったかもしれない。
あれはいつの頃だっただろうか?
まだ王宮に来て一年経たない頃だったように思う。
どこかまだ幼さのある容貌のロイドが珍しく悔しげにしながら壁に八つ当たりをしている姿を見掛けたのだ。
一体どうしたのだろうと思いそっと声を掛けると、弱みは見せたくないとばかりに『何でもない』と口にした。
けれど何かあるのは一目瞭然で、そうやって意地になる姿が可愛いなと思った。
「どうした?酒を飲んだことがないお子様とでもからかわれたか?」
魔法の件だったらきっとロイドはこれほど怒りを露わにしたりはしないだろう。
何故なら魔法の知識も、魔力の高さも、仕事の有能さも、どれをとっても横に並ぶような者はこの王宮にはいないのだから。
けれどこの怒りよう────恐らく年齢的なことから嫌味でも言われたのだろうなと思いそう口にしてみた。
それに対してロイドは酒なら飲んだことがあるから違うと言ってくる。
どうやら酒ではなかったらしい。
となるとこれしかないかと次の言葉を口にした。
「なんだ。女を抱いたこともないくせにとでも言われたのか?」
そんな言葉にロイドはカァッと頬を染め上げた。
どうやら図星だったらしい。
どんなに粋がっていてもそこは子供だ。
黒魔道士としての経験は長くとも、こういった大人の経験はある程度の年に到達しないと経験は積めない。
それは仕方のないことだとわかってはいても、ロイド的にはプライドを傷つけられたのだろう。
「……女を抱いたことがないのに黒魔道士を名乗るのは半人前だと笑われました」
どんなに実力があれど、そこを指摘されてはぐうの音も出なかったのだとロイドは悔しげに白状した。
「なるほどな」
実にピンポイントで嫌なところを突いてくる輩もいたものだ。
けれどこれはいい機会かもしれないと思った。
「それならお前の弱点をなくしてしまえばいい」
少し早いかもしれないが、別に女を抱こうと思えば抱ける年には到達しているのだ。
ここでロイドを大人にしてやるのも主人である自分の仕事だろうと思い、娼館へと連れて行ってやることにした。
そんな言葉にロイドは目を丸くしていたが、自分が本気だというのを感じ取り、嬉しそうに話へと乗ってきた。
「あの頃は本当に可愛かったな」
今思い返してもあの時のロイドは一生懸命で可愛かったように思う。
一週間ほど娼館へと通いつめ、娼婦達から色々と教えてもらっているようだった。
そして見事にそのスキルを自分のものとしたのだ。
それ以降、自分に言い寄る煩わしい女をロイドに押し付けることもできるようになったし、実に便利になった。
ロイドはロイドで女の口説き方を練習できるしもっと押し付けてくれて構わないとも言ってくれたので、思う存分押し付けてやった。
ギブアンドテイクの間柄はその頃かなり成り立ったと言ってもいいかもしれない。
持ちつ持たれつ、そうやって自分達は主従関係を築き上げてきたのだ。
そんな中での今回の一件────。
相手は男ではあるが、もしかしたらロイドは夢中になるかもしれないなという予感はしていた。
それはロイドをよく知る自分だからこそそう思ったのかもしれない。
自分が押し付けた女達の中にはそれこそ貴族の娘も麗しい歌姫も蠱惑的な舞姫も含まれていた。
けれどこれまでどんな女にも落ちなかったロイド。
基本的にロイドは恋に恋するタイプではなく、どちらかというと難攻不落の女を口説き落として自分に夢中にさせるというゲームを楽しんでいるようなところがあった。
その過程での性欲処理もしくは自分への成功報酬として抱くという行為をとっているに過ぎないように見えた。
けれどそれは相手が自分が認めた相手ではなかったからそうだっただけで、今回のケースとは全く違うはずだ。
今回の相手にも同じように接する可能性は高いが、多分相手ではなくロイドの方があっさり落ちるのだろうなと思ってしまう自分がいた。
(さて…どうなることやら)
そう思いながら帰りを待っていると、昼頃にどこか夢現の態でロイドが王宮へと戻ってきた。
「ロイド。どうだった?」
聞くまでもないだろうが敢えてその言葉を選んで口にすると、彼は短く魔力交流をしてきましたと言ってくる。
魔力交流とはなんだろうと思い尋ねてみると、魔道士同士でする魔力を高める行為とのことだった。
「これまでは自分より魔力が低い者としかしたことがなかったのですが…今回は本当に最高でした」
どうやら相手の魔力はロイドよりも相当高かったらしい。
(これは……やはり惚れたか?)
別にロイドが男に惚れようとどうしようと特にこだわりはなかった。
どうせ自分が女を押し付けても変わらず引き受けてくれるだろうし、不都合は何もないのだから。
本気になれる相手ができるのならそれはそれでいいことだろうと普通に思えた。
けれどロイドはどうやらそんな気は更々ないらしい。
「ライアード様。これはいつものゲームですよ」
そうやって実に楽しげに笑うばかり。
どうやら本人は全くそんな風には考えていないらしい。
(……いつ気が付くかな)
恋とは理屈ではないのだと、シリィの件を思い返してふとそう考える。
あれは今改めて思い返してみても狂気が生んだ幻ではなく、やはり自分にとっての恋だったのだ。
失った恋を思うと胸が切なくツキリと痛むが、あれは自分が悪いのだから仕方がない。
もしシリィと縁があるのならまた話す機会もあるだろう。
その時にきちんと彼女には謝罪したいなと思った。
「ロイド。お前もその魔道士と縁を深めていけるといいな」
何にせよそれでロイドの視野が広がるのは良いことだ。
自分だけではなくロイドももっと外へと出させてやろうと素直に思った。
「それと…早速だが、外交を視野に諸外国の内情もこれからは詳しく知っていきたいと思っている。護衛の方は眷属でも構わないし、お前の判断に一任する。お前には周辺諸国に出向いてもらう機会も増えるが、どうだろうか?」
自分の仕事の幅を広げて行く過程でのことでもあるし、これでロイドがアストラスにも行きやすくなるだろうと思っての提案だったのだが、ロイドはそれに対して嬉しそうにもちろんだと頷いてくれる。
そんなロイドを満足げに見遣りながら、こっそりとその魔道士との交流を応援してやろうと思ったのだった。
***
それからすぐに父王と兄に話を通し、外交を始めとする時間を有する仕事を全て自分に回して欲しいと願い出た。
自分の中ではそれは既に大臣や各所へと根回しをした上でのただの報告だったのだが、父は兎も角兄は難色を示した。
曰く、突然自分がそんなことを言いだしたのには裏があるからではないかと考えたようだ。
つまり────王位を狙っているのではないかと……。
「恐れながら全く逆でございます」
「逆?」
「はい。王族が行うべき外交や視察など時間のかかる仕事を私の方で全て引き受けることができれば、兄上には国政に取り組む時間が増え、より良い国の発展の為仕事に励めるのではないかと考えております。勿論私も仕事に手を抜くことなどは考えておりませんので、私の詳細な報告を受けそれを元に更に国のために生かしてくださると信じております。どうか御一考いただけないでしょうか?」
そうやって恭しく述べた自分に兄は渋々ながらも黙り、父王は感嘆の声を上げた。
「ライアード。やっと国のためにやる気になってくれて私は嬉しく思っている。お前はこれまで仕事に対しどこか消極的だったが、これからは国の為、第二王子としてしっかりと兄ミシェルを支えていくように」
「……かしこまりました」
王の許可は得られた。
後は自由に自分の実力を振るっていけばいい。
(思った以上に簡単だったな…)
どうしてこれまでの自分はこんな簡単なことをやろうとしなかったのか。
思わず自分で自分に呆れてしまう。
今更ながら視野が狭くなっていたのを感じ、それに気づかせてくれたロイドへと感謝の気持ちを抱いた。
やるべきことは沢山ある。
改善していく点を事細かに調べていかねばならないのだから時間はいくらあっても足りないだろう。
大きなこと、小さなこと。
目に見える改善だけではなく根本から変えていくべき問題まで自分がやるべきことは多々あるはずだ。
まずはそれを知るところから始めなければならない。
そこで自分の影がゾワリと動きを見せた。
【ライアード様。ロイド様からお力になるようにと仰せつかっております。どうぞご命令を】
そう言ってロイドの眷属であるナッシュとパウロ、アランの三体が姿を現す。
これはロイドが抱える眷属の中でも三指に入る実力ある眷属達だった。
王宮内の問題を探るべく、ロイドが自分に貸し与えてくれた眷属達に笑顔で命を下す。
「では…まずは各所の問題点の洗い出しから頼むとしようか」
【かしこまりました】
(さあ。楽しい時間の始まりだ)
────こうしてソレーユの内部改革はスタートを切ったのだった。
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