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22.新しい領主にご挨拶
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うちの家族がどうやら国外追放になってしまったらしい。
今度は何をやらかしたんだろう?怖い。
エヴァンジェリンのこっちでのやらかしでってことはないよな?
アレは家族というよりエヴァンジェリン一人のやらかしだし、多分請求書の送付とバーリッジ公爵家への出入り禁止くらいの沙汰が下ったはずだから。
とは言え何もわからないから凄く不安だ。
俺が結婚したことでバーリッジ公爵家にまで迷惑が掛からないかが凄く気になる。
大丈夫かな?
そう思ってシリウスに憂うように尋ねたら『こっちは全然大丈夫!ランスロットは気にしなくていいから』とサラリと流された。
本当かな?
「そんな事よりランスロット、もうすぐ結婚式だろ?憂いもなくなったことだしいっぱい幸せになろうな」
満面の笑みで嬉しそうに笑うシリウスの顔が曇ることがないことを願うばかりだ。
そんな中、聖フィオナーレ国側から公爵家へと来客があった。
エヴァンジェリンの元婚約者である王子と、元アルバーニ侯爵領の新しい領主になったというカーリッドという人の二人だった。
俺も何故かシリウスと一緒に呼ばれて同席させられたのだけど、その場で王子は深々と頭を下げて義両親始め俺達へと謝罪の言葉を口にしたから驚いた。
どうやらうちの一家が国外追放になったのは、魔法で義母や俺達を攻撃したのが原因だったらしい。
すっかり馴染み過ぎて忘れていたけど、そう言えば義母はサイヒュージ国の王妹にあたる人で、国王がとても可愛がっているんだと聞いたことがあった。
もしかしたらエヴァンジェリンが魔法を暴走させた場に義母がいたと知って、大事になってしまったのかもしれない。
正式に国として抗議が入ったのなら、一家揃って国外追放になるのも国としての体面上仕方のないことだったのかも。
とてもエヴァンジェリン一人では責任が取り切れなかっただろうし。
ちなみに新しく領主になるカーリッドさんはネイル侯爵家の次男で、騎士団の元副団長らしい。
なんでも訓練中の事故で足と腕に大怪我を負ったため、現役引退を余儀なくされてしまったのだとか。
まだ若いのに可哀想だ。
「あの…もしよかったら治しましょうか?」
おずおずと俺がそう申し出ると、申し訳なさそうに『もう日も経ってしまったので難しいかと…』と言われてしまった。
でも何事もやってみないとわからないし、ダメ元でやってみてもいいか尋ねたら戸惑いながらも頷いてもらうことができた。
足の方は腱が切れてしまっているのか引きずって歩いていたし、腕の方も上手く力が入らないと教えてもらった。
結構ザックリいってるからどこかしら神経がやられたのかもしれない。
そこを治すイメージで聖魔法を発動させてみよう。
(この人がまた生き生きと剣を振れるようになりますように)
そう願いを込めて力を使った。
淡くて綺麗な光が俺の願いに応えるように双方の傷跡へと吸い込まれていく。
「おぉっ!」
口々に感嘆の声が上がるけど、俺は気にせず力を注ぎ続ける。
そして光が収まった後にはその傷跡は跡形もなく消えていた。
「どうですか?一応剣がまた振れるようにと願ってみたんですけど」
無事に治ったかなと思いながら尋ねると、カーリッドさんは何度か手を開いたり握ったりした後、足の感覚も確認して、その場で涙を溢した。
「嘘みたいだ…。これでまた剣が持てる。ありがとう」
どうやら大丈夫そうだ。
本当に治って良かった。
「ランスロット殿。恩に着る。ありがとう。是非私からも礼をさせてくれ」
何故か王子にまで感謝の言葉を告げられたけど、俺が勝手にやったことだし、気にしなくていいのに。
「御礼なんていらないです!俺はただ治ったらいいなと思って声を掛けただけなので」
思えば聖輝石に力を込めさせられるばかりで誰かにこの力を使う機会は全然なかった。
シリウスも俺の力のことを知ってはいるけど、それを利用しようとなんてしたことがなかったし、バーリッジ公爵家の皆も同様だ。
言ってみれば宝の持ち腐れ状態だったのを活用したに過ぎないのだから、過剰に反応されると困ってしまう。
それでも何かと言われたから、それなら俺とシリウスの結婚式に参列してくれたら嬉しいですと言っておいた。
俺の家族が国外追放になったから、俺側の参列者が誰もいないんだ。
友達の一人くらいいないのかって思うかもしれないけど、学園ではいつもシリウスと一緒だったし、殆どが聖女なエヴァンジェリンの信者みたいな奴ばっかりだったから、特に親しくならなかったんだ。
だから王子とカーリッドさんが来てくれたらありがたいと言えばありがたい。
二人はそれに快く頷いてくれて、お祝いは弾むからと言って笑顔で帰っていった。
まあ平和的に帰ってもらえて良かった。
でも二人が帰ってからシリウスと別邸へと戻ったら、どこか落ち込んだ様子で聞かれてしまう。
「ランスロット。参列者がいないこと、そんなに気にしてたのか?」
「あ~…流石に誰もいないのはな…とは思ってた」
「気づかなくてゴメン。俺、旦那失格だな」
しょんぼり落ち込むシリウス。
なんだかこんな姿も珍しい。
普段とのギャップに胸が鷲掴みされた気になるからやめてほしい。
(ヤバい。急に凄い好きな気持ちが込み上げてきた)
何故か衝動的にキスがしたくなって、俺はグイッとシリウスを引き寄せて、驚くシリウスへそのままチュッとキスをした。
***
【Side.シリウス】
(お、俺の嫁が自分からキスしてくれた、だと?!)
さっきまでちょっと落ち込んでいた気持ちが一気に浮上したのは言うまでもない。
でもなんで?
不思議に思いつつ嬉しい気持ちの方が勝ってしまって、そのまま抱きしめて思う存分堪能させてもらう。
こんなこと滅多にないことだし、離すものか!
「んっ…はっ、あっ…」
(一生懸命なランスロット、可愛い!)
いつも俺から誘う形でしてばっかりだから凄く新鮮だ。
後はなんとなく雰囲気でキスすることが多いんだよな。
だからランスロットから来てもらえて嬉しくて仕方ないんだ。
いつまで経ってもどこか友達のノリのランスロット。
それをどう崩そうかなと考えながら積極的に甘い雰囲気に持ち込んできたんだけど、これはいけるのでは?!
「ランスロット…このままシていいか?」
いつもとは違った感じで、腕の中へと閉じ込めながら甘く囁くように許可を取ってみる。
「んっ…き、聞くなよ」
恥じらうように身を捩るランスロット。
いつもの『いいぜ!』のノリとは違う応えに胸がドキドキする。
しかもそのまま甘えるみたいに俺に抱き着いてきて、ちょっと紅潮しながら『シリウスなら…いつでも好きに抱いてくれていいから』なんて言われて、冗談抜きに鼻血を吹いた。
「ちょっ?!シリウス?!」
慌てて聖魔法を発動して心配してくれるランスロット。
俺の嫁が優しすぎる。
「全く…心配させるなよ」
『これじゃあ甘々な空気を作れないだろ』って怒られたけど、ランスロットも俺と甘々な空気を味わいたかったのか?!
そんな事を聞いて黙っていられるはずがない!
「ランスロット!もう大丈夫だからっ…!」
「こらっ、シリウス!服っ、血だらけなのに抱き着くな!」
そう言いつつ一旦俺を押し退けたものの、照れ臭そうにしながら丁寧に俺の服を脱がせてくれるランスロットに俺の頬は緩みっぱなしだ。
「早く洗わないと血が落ちなくなるだろ?」
するりと脱がされたシャツを手にそんなことを言うランスロットはすっかりいつも通りに見えるけど、折角だし甘々に持ち込んで見せる!
「ランスロット。脱がせてもいいか?」
今度こそと思いながら意識して雰囲気を作ってみると、ランスロットは急に恥ずかしくなったのか俺のシャツを両手に持ったまま顔を隠して、上目遣いにこちらを見上げてきた。
「き、聞かなくていいってさっき言っただろ?」
(なんだそれ?!可愛いっ!)
そのまま美味しく俺が頂いたのは言うまでもない。
ランスロットが好き過ぎて、それ以外の選択肢なんて存在しないから!
でもちゃんと忘れずに招待客の件は謝っておいた。
笑って許してくれるランスロットに甘え過ぎず、もっとしっかりした旦那になろう。
そんな想いも込めて、俺は愛しのランスロットにキスをした。
今度は何をやらかしたんだろう?怖い。
エヴァンジェリンのこっちでのやらかしでってことはないよな?
アレは家族というよりエヴァンジェリン一人のやらかしだし、多分請求書の送付とバーリッジ公爵家への出入り禁止くらいの沙汰が下ったはずだから。
とは言え何もわからないから凄く不安だ。
俺が結婚したことでバーリッジ公爵家にまで迷惑が掛からないかが凄く気になる。
大丈夫かな?
そう思ってシリウスに憂うように尋ねたら『こっちは全然大丈夫!ランスロットは気にしなくていいから』とサラリと流された。
本当かな?
「そんな事よりランスロット、もうすぐ結婚式だろ?憂いもなくなったことだしいっぱい幸せになろうな」
満面の笑みで嬉しそうに笑うシリウスの顔が曇ることがないことを願うばかりだ。
そんな中、聖フィオナーレ国側から公爵家へと来客があった。
エヴァンジェリンの元婚約者である王子と、元アルバーニ侯爵領の新しい領主になったというカーリッドという人の二人だった。
俺も何故かシリウスと一緒に呼ばれて同席させられたのだけど、その場で王子は深々と頭を下げて義両親始め俺達へと謝罪の言葉を口にしたから驚いた。
どうやらうちの一家が国外追放になったのは、魔法で義母や俺達を攻撃したのが原因だったらしい。
すっかり馴染み過ぎて忘れていたけど、そう言えば義母はサイヒュージ国の王妹にあたる人で、国王がとても可愛がっているんだと聞いたことがあった。
もしかしたらエヴァンジェリンが魔法を暴走させた場に義母がいたと知って、大事になってしまったのかもしれない。
正式に国として抗議が入ったのなら、一家揃って国外追放になるのも国としての体面上仕方のないことだったのかも。
とてもエヴァンジェリン一人では責任が取り切れなかっただろうし。
ちなみに新しく領主になるカーリッドさんはネイル侯爵家の次男で、騎士団の元副団長らしい。
なんでも訓練中の事故で足と腕に大怪我を負ったため、現役引退を余儀なくされてしまったのだとか。
まだ若いのに可哀想だ。
「あの…もしよかったら治しましょうか?」
おずおずと俺がそう申し出ると、申し訳なさそうに『もう日も経ってしまったので難しいかと…』と言われてしまった。
でも何事もやってみないとわからないし、ダメ元でやってみてもいいか尋ねたら戸惑いながらも頷いてもらうことができた。
足の方は腱が切れてしまっているのか引きずって歩いていたし、腕の方も上手く力が入らないと教えてもらった。
結構ザックリいってるからどこかしら神経がやられたのかもしれない。
そこを治すイメージで聖魔法を発動させてみよう。
(この人がまた生き生きと剣を振れるようになりますように)
そう願いを込めて力を使った。
淡くて綺麗な光が俺の願いに応えるように双方の傷跡へと吸い込まれていく。
「おぉっ!」
口々に感嘆の声が上がるけど、俺は気にせず力を注ぎ続ける。
そして光が収まった後にはその傷跡は跡形もなく消えていた。
「どうですか?一応剣がまた振れるようにと願ってみたんですけど」
無事に治ったかなと思いながら尋ねると、カーリッドさんは何度か手を開いたり握ったりした後、足の感覚も確認して、その場で涙を溢した。
「嘘みたいだ…。これでまた剣が持てる。ありがとう」
どうやら大丈夫そうだ。
本当に治って良かった。
「ランスロット殿。恩に着る。ありがとう。是非私からも礼をさせてくれ」
何故か王子にまで感謝の言葉を告げられたけど、俺が勝手にやったことだし、気にしなくていいのに。
「御礼なんていらないです!俺はただ治ったらいいなと思って声を掛けただけなので」
思えば聖輝石に力を込めさせられるばかりで誰かにこの力を使う機会は全然なかった。
シリウスも俺の力のことを知ってはいるけど、それを利用しようとなんてしたことがなかったし、バーリッジ公爵家の皆も同様だ。
言ってみれば宝の持ち腐れ状態だったのを活用したに過ぎないのだから、過剰に反応されると困ってしまう。
それでも何かと言われたから、それなら俺とシリウスの結婚式に参列してくれたら嬉しいですと言っておいた。
俺の家族が国外追放になったから、俺側の参列者が誰もいないんだ。
友達の一人くらいいないのかって思うかもしれないけど、学園ではいつもシリウスと一緒だったし、殆どが聖女なエヴァンジェリンの信者みたいな奴ばっかりだったから、特に親しくならなかったんだ。
だから王子とカーリッドさんが来てくれたらありがたいと言えばありがたい。
二人はそれに快く頷いてくれて、お祝いは弾むからと言って笑顔で帰っていった。
まあ平和的に帰ってもらえて良かった。
でも二人が帰ってからシリウスと別邸へと戻ったら、どこか落ち込んだ様子で聞かれてしまう。
「ランスロット。参列者がいないこと、そんなに気にしてたのか?」
「あ~…流石に誰もいないのはな…とは思ってた」
「気づかなくてゴメン。俺、旦那失格だな」
しょんぼり落ち込むシリウス。
なんだかこんな姿も珍しい。
普段とのギャップに胸が鷲掴みされた気になるからやめてほしい。
(ヤバい。急に凄い好きな気持ちが込み上げてきた)
何故か衝動的にキスがしたくなって、俺はグイッとシリウスを引き寄せて、驚くシリウスへそのままチュッとキスをした。
***
【Side.シリウス】
(お、俺の嫁が自分からキスしてくれた、だと?!)
さっきまでちょっと落ち込んでいた気持ちが一気に浮上したのは言うまでもない。
でもなんで?
不思議に思いつつ嬉しい気持ちの方が勝ってしまって、そのまま抱きしめて思う存分堪能させてもらう。
こんなこと滅多にないことだし、離すものか!
「んっ…はっ、あっ…」
(一生懸命なランスロット、可愛い!)
いつも俺から誘う形でしてばっかりだから凄く新鮮だ。
後はなんとなく雰囲気でキスすることが多いんだよな。
だからランスロットから来てもらえて嬉しくて仕方ないんだ。
いつまで経ってもどこか友達のノリのランスロット。
それをどう崩そうかなと考えながら積極的に甘い雰囲気に持ち込んできたんだけど、これはいけるのでは?!
「ランスロット…このままシていいか?」
いつもとは違った感じで、腕の中へと閉じ込めながら甘く囁くように許可を取ってみる。
「んっ…き、聞くなよ」
恥じらうように身を捩るランスロット。
いつもの『いいぜ!』のノリとは違う応えに胸がドキドキする。
しかもそのまま甘えるみたいに俺に抱き着いてきて、ちょっと紅潮しながら『シリウスなら…いつでも好きに抱いてくれていいから』なんて言われて、冗談抜きに鼻血を吹いた。
「ちょっ?!シリウス?!」
慌てて聖魔法を発動して心配してくれるランスロット。
俺の嫁が優しすぎる。
「全く…心配させるなよ」
『これじゃあ甘々な空気を作れないだろ』って怒られたけど、ランスロットも俺と甘々な空気を味わいたかったのか?!
そんな事を聞いて黙っていられるはずがない!
「ランスロット!もう大丈夫だからっ…!」
「こらっ、シリウス!服っ、血だらけなのに抱き着くな!」
そう言いつつ一旦俺を押し退けたものの、照れ臭そうにしながら丁寧に俺の服を脱がせてくれるランスロットに俺の頬は緩みっぱなしだ。
「早く洗わないと血が落ちなくなるだろ?」
するりと脱がされたシャツを手にそんなことを言うランスロットはすっかりいつも通りに見えるけど、折角だし甘々に持ち込んで見せる!
「ランスロット。脱がせてもいいか?」
今度こそと思いながら意識して雰囲気を作ってみると、ランスロットは急に恥ずかしくなったのか俺のシャツを両手に持ったまま顔を隠して、上目遣いにこちらを見上げてきた。
「き、聞かなくていいってさっき言っただろ?」
(なんだそれ?!可愛いっ!)
そのまま美味しく俺が頂いたのは言うまでもない。
ランスロットが好き過ぎて、それ以外の選択肢なんて存在しないから!
でもちゃんと忘れずに招待客の件は謝っておいた。
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