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203.※花嫁の打診⑨ Side.カリン
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※今回下の方に少しだけリバ表記があります。
苦手な方はご注意ください。よろしくお願いしますm(_ _)m
****************
ロキの件を誰に相談すべきか悩んで、結局相談相手がいないことに溜め息を吐いた。
そう。大体にして俺にはそういう相手がいないのだ。
些細なことくらいなら暗部が相談に乗ってくれたりはするが、それくらいだった。
こんな話を他国の者にも話せないし、大臣達もプライベートな相談相手には不向きの一言。
正直ロキが羨ましい。
俺も気安く話せる相手の一人や二人、どこかにいないだろうか?
そう思った後、少し悩んでパーティーの合間にツンナガールである人物に連絡を取った。
『はい?』
「闇医者か?」
『そうですが、ロキ陛下に何か?』
「いや。ちょっと教えて欲しいことがあってな」
闇医者はロキサイドの人間だが、一応俺ともちゃんと話してくれる貴重な裏の人間だ。
一応医者だし、ロキのカウンセリングなどもしてくれていたから相談するには悪くない相手だろう。
そう思ってのこと。
そして先程のことを相談してみると…。
『なるほど。……でもそれだけでは何とも言えないですね』
「俺の見解はおかしかったか?」
『いいえ。昔のロキ陛下ならそちら方面で鬱々してドツボにはまっていてもおかしくはなかったと思いますよ?ただ最近は貴方やリヒター達が愛情をかけて育て直しをしてくださっている関係で、だいぶ思考にも影響が出てきているので、案外その辺で齟齬が出た可能性がありますね』
なるほど。そういうことか。
やっぱり闇医者に聞いてみて良かった。
『まあ様子が引き続きおかしければリヒターやカークがフォローを入れてくれるでしょうが、長々悩んでいるようならこちらに帰ってきた時にでも酒場に寄越してください。適当に悩み相談には乗りますので』
「そうか。助かる」
『いいえ。では』
ツンナガールを切り、俺はホッと息を吐きながら肩の荷が下りたのを感じた。
思い切って連絡を取って本当に良かった。
そう思いながら笑顔で会場に戻ったのだけど、そこにはさっきよりも憂いを含んだ表情で待つロキの姿があって驚いた。
何かあったんだろうか?
「ロキ?」
「兄上…」
あまりにも落ち込んでいるし、これはちゃんと聞いた方が良さそうだとそのまま手を引きバルコニーへと連れて行く。
さっきまでロキと話していたのはキャサリン妃やヴィンセント陛下だから別におかしなことを言われたとかそういうことはないはずなのに…気になるじゃないか。
「ロキ。どうかしたか?」
だからそう尋ねたのに、何故か不安そうにしながら腰を引き寄せられた。
「ロキ?」
「…………取られたくないです」
しかも俯き加減にポツリとそんな言葉を溢されて、首を傾げたくなる。
取られたくない対象が自分だということくらいはわかるものの、誰にだと思えて仕方がない。
俺を取るような相手はここにはいないのだが…?
なんだったら相談相手もいないくらい一人だぞと言ってやりたい。
「兄上」
切なそうな目で俺を見つめてくるロキ。
どうしてそんなに不安そうなんだろう?
仕方がないからバルコニーの隅に連れて行って、外から見えない位置で口づけてやる。
本当はあまり外でこんなことを自分からするのは抵抗があるのだが、こんなロキは放っておけない。
「ロキ…」
ゆったりと唇を重ねて、宥めるようにロキにキスをする。
これくらいなら俺にだってできる。
「兄上…」
最初は驚いた様子だったロキだが、キスを重ねる度に落ち着き、嬉しそうに表情を綻ばせていく。
「落ち着いたか?」
「……はい」
はにかむように俯くロキが愛おしい。
「このまま抜け出して部屋に戻るか?」
「いいんですか?」
「ああ。一通り挨拶はしたし、お前の方に問題がなければ構わない」
そう言ってやったらすぐさま頷いて甘えてきた。
いつも振り回されっぱなしだし、こんなロキは貴重だ。
やっぱりたまには俺も積極的になるべきだな。
そうして二人でパーティー会場を抜け出し、部屋へとこっそり戻る。
一先ずソファに腰を下ろして、そのまま抱き寄せてやったら素直に凭れ掛かってきた。
これは久しぶりに抱いてもいいパターンだろうか?
それはそれでありだ。
昨日も一昨日も俺の方が可愛がってもらったし、状況的にはいけるはず。
積極的に攻めつつ、ロキの口を割ろう。
どうせこの状態のロキなら、ドSなご主人様にはならないはずだから。
「ロキ…抱いてもいいか?」
「え?」
「不安そうなお前を慰めてやりたい」
そう言ってやったら少し悩んだようだが最終的には素直に頷いてくれる。
それから慣らして挿れたところでキスをして宥め、誤魔化されないうちに頑張って聞き出すことに。
ロキがよくやる方法を思い出しながら緩く腰を動かし問いを重ねる。
「ロキ。何があった?」
「特に何も…っ、んっ、はぁっ…」
「明らかに落ち込んでいるだろう?」
「そっ…なことはっ、んっ…」
今日はしっかり反応を見ながら前立腺を狙って責めてるし、いつもより感じてくれている気がする。
(う~ん…とは言えベストではないな)
ロキを気持ちよくさせるのはなかなか難易度が高い。
いつだって物足りないと思われがちな俺の閨だが、こと今回に対しては上手くやりさえすれば焦らしに繋がって案外いいかもしれないし、頑張ろう。
物は考えようだ。
質問でロキの気をそらしながらもう少し試行錯誤してみようか。
「兄上…っ焦れったいです」
「そうだな。じゃあもうちょっと強めにしてやるから、大人しく吐け」
ニッコリ笑ってそう言ってやったら、何とかその重い口を開かせることに成功した。
(やった!俺もやればできるようになったぞ!)
この成長を誰かに物凄く自慢したい!
そんな気分でロキから語られる内容に耳を傾ける。
それによるとどうやらロキは俺がさっきツンナガールで闇医者と話している姿を見て、アンヌ嬢とやり取りしていたと勘違いしていたらしい。
俺が通話を切ったところで笑ったのを見て、取られるんじゃないかと思ったのだとか。
「んっ…俺から離れて、話して、はぁっ…嬉しそうにしてるから…んんっ、悲しくて…」
「そうか」
なんて可愛い嫉妬なんだろう?
本当にロキは俺だけを愛し過ぎだと思う。
だから沢山可愛がりたくなって、以前発見した体位に持ち込んで喘がせてやることに。
「あ、兄上?!」
「いいから今日は任せておけ。いっぱい愛してやる。いくらでも気持ちよくなっていいからな?ロキ」
そこからはいっぱい可愛いロキを堪能して、事後に『あの電話は闇医者だったから心配するな』と言ってやった。
最初は信じてなさそうだったから、『嘘だと思うなら帰ってから聞いてみろ』と言ってやったらその場でツンナガールを繋げだして、あっさり本当だったことは証明された。
「うぅ…。恥ずかしい」
『随分心配してましたよ?それで?帰ってからゆっくり相談しますか?それとも今ついでに吐き出しますか?』
「…………今はちょっと」
『わかりました。ではまた』
闇医者は俺の時同様あっさりと通話を切ってしまう。
「兄上…」
「本当だっただろう?」
「……はい」
それからまたロキとゆっくり話すと、どうやらロキ的に生まれてきた赤子を皆が甘やかして結局真面に育たない気がして怖かったのだと判明。
そんな状況になったら自分と真逆の育ち方をした子にどう接していいかもわからなくなりそうだし、それもまた怖くなった一因らしい。
確かに言われてみれば気持ちはわからなくはない。
でもそう言うことなら対策はいくらでも取りようはある。
「ロキ?それなら教育係に信用をおけるものを置けばいい」
ロキの時のような酷い輩ではなく、ちゃんとした相手を選べばいいのだ。
「……でも」
「例えばリヒターでもいい。もちろん一人で教育させると負担になるだろうから、分担は必要だ。そうだな。体術をカーライルや裏のお前が信用する者に頼むのもアリだろう。教育係を貴族に絞る必要はないから、そんなに一人で悩むな。いくらでも一緒に考えてやるから」
そう言ってやったらポロッと涙をこぼして、小さく頷いていた。
無意識だったのかもしれないが、きっと教育に関してもかなりトラウマを感じていたんだろう。
真面な教育が受けられない、おかしな教育を受けさせられる、そんな実体験に基づいた固定観念があったはず。
そこに気づいてやれてなかったのは俺が悪い。
「ロキ。いずれにせよまだ子作りに関しては何も始まっていないし、この先本当にできるかもわからないんだ。焦る必要はない。もし他にも悩むことがあれば、なんでも遠慮なく俺に相談してほしい。俺はお前の伴侶なんだから」
そう声を掛けると、どこか安心したようにロキは頷いた。
苦手な方はご注意ください。よろしくお願いしますm(_ _)m
****************
ロキの件を誰に相談すべきか悩んで、結局相談相手がいないことに溜め息を吐いた。
そう。大体にして俺にはそういう相手がいないのだ。
些細なことくらいなら暗部が相談に乗ってくれたりはするが、それくらいだった。
こんな話を他国の者にも話せないし、大臣達もプライベートな相談相手には不向きの一言。
正直ロキが羨ましい。
俺も気安く話せる相手の一人や二人、どこかにいないだろうか?
そう思った後、少し悩んでパーティーの合間にツンナガールである人物に連絡を取った。
『はい?』
「闇医者か?」
『そうですが、ロキ陛下に何か?』
「いや。ちょっと教えて欲しいことがあってな」
闇医者はロキサイドの人間だが、一応俺ともちゃんと話してくれる貴重な裏の人間だ。
一応医者だし、ロキのカウンセリングなどもしてくれていたから相談するには悪くない相手だろう。
そう思ってのこと。
そして先程のことを相談してみると…。
『なるほど。……でもそれだけでは何とも言えないですね』
「俺の見解はおかしかったか?」
『いいえ。昔のロキ陛下ならそちら方面で鬱々してドツボにはまっていてもおかしくはなかったと思いますよ?ただ最近は貴方やリヒター達が愛情をかけて育て直しをしてくださっている関係で、だいぶ思考にも影響が出てきているので、案外その辺で齟齬が出た可能性がありますね』
なるほど。そういうことか。
やっぱり闇医者に聞いてみて良かった。
『まあ様子が引き続きおかしければリヒターやカークがフォローを入れてくれるでしょうが、長々悩んでいるようならこちらに帰ってきた時にでも酒場に寄越してください。適当に悩み相談には乗りますので』
「そうか。助かる」
『いいえ。では』
ツンナガールを切り、俺はホッと息を吐きながら肩の荷が下りたのを感じた。
思い切って連絡を取って本当に良かった。
そう思いながら笑顔で会場に戻ったのだけど、そこにはさっきよりも憂いを含んだ表情で待つロキの姿があって驚いた。
何かあったんだろうか?
「ロキ?」
「兄上…」
あまりにも落ち込んでいるし、これはちゃんと聞いた方が良さそうだとそのまま手を引きバルコニーへと連れて行く。
さっきまでロキと話していたのはキャサリン妃やヴィンセント陛下だから別におかしなことを言われたとかそういうことはないはずなのに…気になるじゃないか。
「ロキ。どうかしたか?」
だからそう尋ねたのに、何故か不安そうにしながら腰を引き寄せられた。
「ロキ?」
「…………取られたくないです」
しかも俯き加減にポツリとそんな言葉を溢されて、首を傾げたくなる。
取られたくない対象が自分だということくらいはわかるものの、誰にだと思えて仕方がない。
俺を取るような相手はここにはいないのだが…?
なんだったら相談相手もいないくらい一人だぞと言ってやりたい。
「兄上」
切なそうな目で俺を見つめてくるロキ。
どうしてそんなに不安そうなんだろう?
仕方がないからバルコニーの隅に連れて行って、外から見えない位置で口づけてやる。
本当はあまり外でこんなことを自分からするのは抵抗があるのだが、こんなロキは放っておけない。
「ロキ…」
ゆったりと唇を重ねて、宥めるようにロキにキスをする。
これくらいなら俺にだってできる。
「兄上…」
最初は驚いた様子だったロキだが、キスを重ねる度に落ち着き、嬉しそうに表情を綻ばせていく。
「落ち着いたか?」
「……はい」
はにかむように俯くロキが愛おしい。
「このまま抜け出して部屋に戻るか?」
「いいんですか?」
「ああ。一通り挨拶はしたし、お前の方に問題がなければ構わない」
そう言ってやったらすぐさま頷いて甘えてきた。
いつも振り回されっぱなしだし、こんなロキは貴重だ。
やっぱりたまには俺も積極的になるべきだな。
そうして二人でパーティー会場を抜け出し、部屋へとこっそり戻る。
一先ずソファに腰を下ろして、そのまま抱き寄せてやったら素直に凭れ掛かってきた。
これは久しぶりに抱いてもいいパターンだろうか?
それはそれでありだ。
昨日も一昨日も俺の方が可愛がってもらったし、状況的にはいけるはず。
積極的に攻めつつ、ロキの口を割ろう。
どうせこの状態のロキなら、ドSなご主人様にはならないはずだから。
「ロキ…抱いてもいいか?」
「え?」
「不安そうなお前を慰めてやりたい」
そう言ってやったら少し悩んだようだが最終的には素直に頷いてくれる。
それから慣らして挿れたところでキスをして宥め、誤魔化されないうちに頑張って聞き出すことに。
ロキがよくやる方法を思い出しながら緩く腰を動かし問いを重ねる。
「ロキ。何があった?」
「特に何も…っ、んっ、はぁっ…」
「明らかに落ち込んでいるだろう?」
「そっ…なことはっ、んっ…」
今日はしっかり反応を見ながら前立腺を狙って責めてるし、いつもより感じてくれている気がする。
(う~ん…とは言えベストではないな)
ロキを気持ちよくさせるのはなかなか難易度が高い。
いつだって物足りないと思われがちな俺の閨だが、こと今回に対しては上手くやりさえすれば焦らしに繋がって案外いいかもしれないし、頑張ろう。
物は考えようだ。
質問でロキの気をそらしながらもう少し試行錯誤してみようか。
「兄上…っ焦れったいです」
「そうだな。じゃあもうちょっと強めにしてやるから、大人しく吐け」
ニッコリ笑ってそう言ってやったら、何とかその重い口を開かせることに成功した。
(やった!俺もやればできるようになったぞ!)
この成長を誰かに物凄く自慢したい!
そんな気分でロキから語られる内容に耳を傾ける。
それによるとどうやらロキは俺がさっきツンナガールで闇医者と話している姿を見て、アンヌ嬢とやり取りしていたと勘違いしていたらしい。
俺が通話を切ったところで笑ったのを見て、取られるんじゃないかと思ったのだとか。
「んっ…俺から離れて、話して、はぁっ…嬉しそうにしてるから…んんっ、悲しくて…」
「そうか」
なんて可愛い嫉妬なんだろう?
本当にロキは俺だけを愛し過ぎだと思う。
だから沢山可愛がりたくなって、以前発見した体位に持ち込んで喘がせてやることに。
「あ、兄上?!」
「いいから今日は任せておけ。いっぱい愛してやる。いくらでも気持ちよくなっていいからな?ロキ」
そこからはいっぱい可愛いロキを堪能して、事後に『あの電話は闇医者だったから心配するな』と言ってやった。
最初は信じてなさそうだったから、『嘘だと思うなら帰ってから聞いてみろ』と言ってやったらその場でツンナガールを繋げだして、あっさり本当だったことは証明された。
「うぅ…。恥ずかしい」
『随分心配してましたよ?それで?帰ってからゆっくり相談しますか?それとも今ついでに吐き出しますか?』
「…………今はちょっと」
『わかりました。ではまた』
闇医者は俺の時同様あっさりと通話を切ってしまう。
「兄上…」
「本当だっただろう?」
「……はい」
それからまたロキとゆっくり話すと、どうやらロキ的に生まれてきた赤子を皆が甘やかして結局真面に育たない気がして怖かったのだと判明。
そんな状況になったら自分と真逆の育ち方をした子にどう接していいかもわからなくなりそうだし、それもまた怖くなった一因らしい。
確かに言われてみれば気持ちはわからなくはない。
でもそう言うことなら対策はいくらでも取りようはある。
「ロキ?それなら教育係に信用をおけるものを置けばいい」
ロキの時のような酷い輩ではなく、ちゃんとした相手を選べばいいのだ。
「……でも」
「例えばリヒターでもいい。もちろん一人で教育させると負担になるだろうから、分担は必要だ。そうだな。体術をカーライルや裏のお前が信用する者に頼むのもアリだろう。教育係を貴族に絞る必要はないから、そんなに一人で悩むな。いくらでも一緒に考えてやるから」
そう言ってやったらポロッと涙をこぼして、小さく頷いていた。
無意識だったのかもしれないが、きっと教育に関してもかなりトラウマを感じていたんだろう。
真面な教育が受けられない、おかしな教育を受けさせられる、そんな実体験に基づいた固定観念があったはず。
そこに気づいてやれてなかったのは俺が悪い。
「ロキ。いずれにせよまだ子作りに関しては何も始まっていないし、この先本当にできるかもわからないんだ。焦る必要はない。もし他にも悩むことがあれば、なんでも遠慮なく俺に相談してほしい。俺はお前の伴侶なんだから」
そう声を掛けると、どこか安心したようにロキは頷いた。
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