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196.花嫁の打診②
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平穏な日々を取り戻し、いつも通り仕事をしていたらブルーグレイから荷物が届いた。
箱を開けてみると中は扱いやすい鞭と、沢山の最新拷問具。それと楽しそうな玩具がまとめて入れられていた。
同梱されていた手紙を見ると、それはセドリック王子からのもので、『アルフレッドの知り合いが迷惑をかけた。処分は済んだから安心して過ごせ。同梱したものは好きに使うといい。きっと気に入るだろう』と書かれてある。
(本当に気遣いが行き届いた人だな)
どうやらユーツヴァルトの処分まできっちりしてから帰ったようだと溜息を吐いた。
自害したという情報の疑問は解けたものの、そこまでこちらを気にかけてくれなくてもこちらで何とかしたのにと思わなくはない。
セドリック王子は冷酷王子と呼ばれることが多いらしいが、単に優秀過ぎて敬遠されがちなだけで、普通に優しい人としか思えなかった。
今回だって一番穏便な方法を考えて実行に移してくれたことくらい自分にもわかる。
ここは素直に感謝しよう。
「ロキ。セドリック王子から何か届いたと聞いたが…」
「あ、兄上。ちょうどよかったです。セドリック王子がユーツヴァルトの件で迷惑をかけたからと色々送ってくれたんですよ」
こちらからも送ったからなんだか贈り合いになってしまったけれど、まあ大丈夫だろう。
「見てください、兄上。このディルド、なんだか凄くゴツゴツした形状ですよ?」
「……大きさがおかしくないか?」
「ほら!こっちは貞操帯ですって。凄く卑猥なデザインですよね」
「やめろ。俺を見るな。そんなもの、絶対に使わないからな!」
「わかりました。使いたくなったらまたその時に訊きますね?」
「だから使わないって言ってるだろ?!」
「あ!こっちの拷問具は初めて見ました!」
「だから聞け!!」
喜び勇んで贈り物を確認してたら兄に叱られたけど、どれもこれも秀逸な品だったのだから許してほしい。
そうこうしているうちに兄に昼食だと言って無理矢理連れて行かれ、昼食後はすぐに仕事に取り掛かることに。
(しょうがない。終わってからゆっくり確認するか)
仕方なく仕事をこなしていたら、暫くしたところで宰相から大事な話があると呼び出された。
「ロキ陛下。急なお呼び出しに応じていただき感謝致します。ですがとても良いお話なので是非ともお聞きいただきたく」
「良い話?」
「はい。ガヴァムの将来にかかわるとても大切なお話です」
なんだろう?
そう思って首を傾げていると、いきなり世継ぎを産むのに最適な女性が見つかったのだと言われてしまった。
「世継ぎ…?」
「はい」
「次の王は国民投票でいいと言わなかったか?」
「はい。ですがこの件に関しましては大臣の総意でございます。そして民も望んでいるのでどうぞお諦めを」
つまり皆王族の血は繋ぎたいと思っているらしい。
そして根回しも完璧というわけだ。
でも────。
「俺は側室を迎える気は一切ないが?」
「存じ上げております」
じゃあ何故持ってくる?
そう思って不満の眼差しを向けると、宰相は俺を真っ直ぐに見ながらこう言った。
「ロキ陛下はかつて前王から妃を迎えてほしいと言われた際、こう仰られました。『3Pの閨に交じれる胆力のある女性であれば考えてもよい』と」
確かに言った。
そしてその胆力を見せる場も与えた。
でも誰もいなかった。
ならそれでいいじゃないかと胡乱な目で宰相を見つめる。
けれどそんな俺に宰相が笑顔でこう言い放ったのだ。
「あの時から陛下はカリン陛下だけを見ておられた。つまり状況は今と同じ。ならばその条件さえ満たせばご一考して頂けると我々は考えました」
まあ…確かにそう言われれば言い逃れはできない。
「そして今回!私は条件を受け入れると仰ってくださる奇特なご令嬢を見つけたのです」
「…………」
流石に無理があるだろう。
絶対に嘘に決まっている。
「どうぞこちらの書類に目を通していただけますか?」
テーブルに乗せられた書類を渋々手に取り、一応目を通してみると、そこにはその令嬢の詳細な情報が書かれてあった。
というよりも────。
「リヒターの義妹?」
まさかのリヒターの身内だった。
これには正直びっくりだ。
少しだけ興味が惹かれてその先も読み進めてみる。
それにより、初婚ではなく再婚であるということもわかった。
離婚理由は『性の不一致』と書かれてある。
隠し事は一切しないと言わんばかりの赤裸々な身上書。
前夫の元で商売についてもかかわっていたため、俺がやりたいことを形にする手伝いもできるだろうと宰相は言い、且つ商売を通じて色んな知識も学んできたご令嬢だから兄とも話題は弾むはずとのこと。
双方と上手くやりつつ、閨についても寧ろ楽しみと言ってのけるご令嬢だから、是非一度会ってみてほしいと。
確かにそこだけ聞くと面白そうな令嬢ではある。
「陛下も他国との付き合いを通し、色々な女性と親しくできるようになられました。今ならばタイミングも悪くはないと思いこの話を持ってきたのです。王子の頃とは立場も違っていますし、カリン陛下との仲も安定している今、是非一度お二人でじっくりと話し合ってご検討いただけないでしょうか?」
身元も確かだし、リヒターの身内なら安心でしょうと満面の笑みで勧められる。
思い出されるのはアンシャンテのパーティーで会ったエメラルダ夫人。
彼女はリヒターの従姉妹というだけあってかなり好印象な女性だった。
まあ一応期待できなくはない。
「一応彼女からはカリン陛下の子でもロキ陛下の子でもどちらでも問題はないと言っていただけています。3Pの閨も全く問題はないそうです」
愛する兄とお気に入りのリヒター、双方の血脈を継いだ子を為すことも可能ですよと妙に心をくすぐる事を言ってくる宰相。
「わかった。兄上と話してから会うかどうか決めようと思う」
「あ、ありがとうございます!!是非前向きなご検討をお願いいたします!」
パァッ!と歓喜の笑みを浮かべた宰相に頷き、書類を手に兄の元へと向かった。
(まあ確かに一考の余地はあるか。でも子作りするなら彼女を抱くのは兄上だし、兄上が嫌だと言ったらそれを理由に断ろう)
昔と今では当然状況は変わっている。
でも一つだけ変わらないものもある。
それは俺に女を積極的に抱く気はないという点だ。
教育の一環で男との違いを学べと言うなら一度くらいは物は試しに寝てみてもいいとは思うけど、子作りは別だ。
今でも俺の子はいらないと思ってるし、逆に兄の子なら可愛がれるだろうなとも思っている。
王子の頃に比べれば今の方が兄のことを好きな気持ちは大きくなっているし、尚更だ。
そこにリヒターの血筋が入るなら悪くはないと思う。
問題は三人の閨で兄の上に跨ってくれる相手であるかどうか。そこに尽きる。
本当に宰相が言うように抵抗がないと言う女性なら、それはそれでアリだろう。
自分で濡らして勝手に跨って種付けして、元気な『兄の子』を産んで欲しいと思う。
我ながら酷い奴だとは思うが、元々が俺や兄に種馬になれという趣旨の話だし、その話に嬉々として乗ってきた時点で相手を気にかける気はない。
(尊重できそうな相手なら少しくらいは対応を考えなくもないけど…)
相手次第ではそれなりに楽しませてあげてもいいが、こんな馬鹿みたいな話に飛びついてきている時点で期待薄だ。
「兄上。今ちょっといいですか?」
そして執務室に入って早々そう切り出したのだけど、俺が詳しい話を切り出すよりも早く兄がこちらを見て、あり得ないことを言ってきた。
「ロキ。ちょうどよかった。今度ミラルカに行った時に鉱山ホテルに泊まってそこでリヒターとカーライルの結婚式をしないか?」
「…………え?」
それはまさに寝耳に水の話で、俺はその場で固まってしまったのだった。
****************
※ロキからすれば、信頼している二人の結婚話を二人からではなくカリンからいきなり聞かされて大ショック!な感じ。
何故そうなったのかは、次のカリン視点で。
箱を開けてみると中は扱いやすい鞭と、沢山の最新拷問具。それと楽しそうな玩具がまとめて入れられていた。
同梱されていた手紙を見ると、それはセドリック王子からのもので、『アルフレッドの知り合いが迷惑をかけた。処分は済んだから安心して過ごせ。同梱したものは好きに使うといい。きっと気に入るだろう』と書かれてある。
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自害したという情報の疑問は解けたものの、そこまでこちらを気にかけてくれなくてもこちらで何とかしたのにと思わなくはない。
セドリック王子は冷酷王子と呼ばれることが多いらしいが、単に優秀過ぎて敬遠されがちなだけで、普通に優しい人としか思えなかった。
今回だって一番穏便な方法を考えて実行に移してくれたことくらい自分にもわかる。
ここは素直に感謝しよう。
「ロキ。セドリック王子から何か届いたと聞いたが…」
「あ、兄上。ちょうどよかったです。セドリック王子がユーツヴァルトの件で迷惑をかけたからと色々送ってくれたんですよ」
こちらからも送ったからなんだか贈り合いになってしまったけれど、まあ大丈夫だろう。
「見てください、兄上。このディルド、なんだか凄くゴツゴツした形状ですよ?」
「……大きさがおかしくないか?」
「ほら!こっちは貞操帯ですって。凄く卑猥なデザインですよね」
「やめろ。俺を見るな。そんなもの、絶対に使わないからな!」
「わかりました。使いたくなったらまたその時に訊きますね?」
「だから使わないって言ってるだろ?!」
「あ!こっちの拷問具は初めて見ました!」
「だから聞け!!」
喜び勇んで贈り物を確認してたら兄に叱られたけど、どれもこれも秀逸な品だったのだから許してほしい。
そうこうしているうちに兄に昼食だと言って無理矢理連れて行かれ、昼食後はすぐに仕事に取り掛かることに。
(しょうがない。終わってからゆっくり確認するか)
仕方なく仕事をこなしていたら、暫くしたところで宰相から大事な話があると呼び出された。
「ロキ陛下。急なお呼び出しに応じていただき感謝致します。ですがとても良いお話なので是非ともお聞きいただきたく」
「良い話?」
「はい。ガヴァムの将来にかかわるとても大切なお話です」
なんだろう?
そう思って首を傾げていると、いきなり世継ぎを産むのに最適な女性が見つかったのだと言われてしまった。
「世継ぎ…?」
「はい」
「次の王は国民投票でいいと言わなかったか?」
「はい。ですがこの件に関しましては大臣の総意でございます。そして民も望んでいるのでどうぞお諦めを」
つまり皆王族の血は繋ぎたいと思っているらしい。
そして根回しも完璧というわけだ。
でも────。
「俺は側室を迎える気は一切ないが?」
「存じ上げております」
じゃあ何故持ってくる?
そう思って不満の眼差しを向けると、宰相は俺を真っ直ぐに見ながらこう言った。
「ロキ陛下はかつて前王から妃を迎えてほしいと言われた際、こう仰られました。『3Pの閨に交じれる胆力のある女性であれば考えてもよい』と」
確かに言った。
そしてその胆力を見せる場も与えた。
でも誰もいなかった。
ならそれでいいじゃないかと胡乱な目で宰相を見つめる。
けれどそんな俺に宰相が笑顔でこう言い放ったのだ。
「あの時から陛下はカリン陛下だけを見ておられた。つまり状況は今と同じ。ならばその条件さえ満たせばご一考して頂けると我々は考えました」
まあ…確かにそう言われれば言い逃れはできない。
「そして今回!私は条件を受け入れると仰ってくださる奇特なご令嬢を見つけたのです」
「…………」
流石に無理があるだろう。
絶対に嘘に決まっている。
「どうぞこちらの書類に目を通していただけますか?」
テーブルに乗せられた書類を渋々手に取り、一応目を通してみると、そこにはその令嬢の詳細な情報が書かれてあった。
というよりも────。
「リヒターの義妹?」
まさかのリヒターの身内だった。
これには正直びっくりだ。
少しだけ興味が惹かれてその先も読み進めてみる。
それにより、初婚ではなく再婚であるということもわかった。
離婚理由は『性の不一致』と書かれてある。
隠し事は一切しないと言わんばかりの赤裸々な身上書。
前夫の元で商売についてもかかわっていたため、俺がやりたいことを形にする手伝いもできるだろうと宰相は言い、且つ商売を通じて色んな知識も学んできたご令嬢だから兄とも話題は弾むはずとのこと。
双方と上手くやりつつ、閨についても寧ろ楽しみと言ってのけるご令嬢だから、是非一度会ってみてほしいと。
確かにそこだけ聞くと面白そうな令嬢ではある。
「陛下も他国との付き合いを通し、色々な女性と親しくできるようになられました。今ならばタイミングも悪くはないと思いこの話を持ってきたのです。王子の頃とは立場も違っていますし、カリン陛下との仲も安定している今、是非一度お二人でじっくりと話し合ってご検討いただけないでしょうか?」
身元も確かだし、リヒターの身内なら安心でしょうと満面の笑みで勧められる。
思い出されるのはアンシャンテのパーティーで会ったエメラルダ夫人。
彼女はリヒターの従姉妹というだけあってかなり好印象な女性だった。
まあ一応期待できなくはない。
「一応彼女からはカリン陛下の子でもロキ陛下の子でもどちらでも問題はないと言っていただけています。3Pの閨も全く問題はないそうです」
愛する兄とお気に入りのリヒター、双方の血脈を継いだ子を為すことも可能ですよと妙に心をくすぐる事を言ってくる宰相。
「わかった。兄上と話してから会うかどうか決めようと思う」
「あ、ありがとうございます!!是非前向きなご検討をお願いいたします!」
パァッ!と歓喜の笑みを浮かべた宰相に頷き、書類を手に兄の元へと向かった。
(まあ確かに一考の余地はあるか。でも子作りするなら彼女を抱くのは兄上だし、兄上が嫌だと言ったらそれを理由に断ろう)
昔と今では当然状況は変わっている。
でも一つだけ変わらないものもある。
それは俺に女を積極的に抱く気はないという点だ。
教育の一環で男との違いを学べと言うなら一度くらいは物は試しに寝てみてもいいとは思うけど、子作りは別だ。
今でも俺の子はいらないと思ってるし、逆に兄の子なら可愛がれるだろうなとも思っている。
王子の頃に比べれば今の方が兄のことを好きな気持ちは大きくなっているし、尚更だ。
そこにリヒターの血筋が入るなら悪くはないと思う。
問題は三人の閨で兄の上に跨ってくれる相手であるかどうか。そこに尽きる。
本当に宰相が言うように抵抗がないと言う女性なら、それはそれでアリだろう。
自分で濡らして勝手に跨って種付けして、元気な『兄の子』を産んで欲しいと思う。
我ながら酷い奴だとは思うが、元々が俺や兄に種馬になれという趣旨の話だし、その話に嬉々として乗ってきた時点で相手を気にかける気はない。
(尊重できそうな相手なら少しくらいは対応を考えなくもないけど…)
相手次第ではそれなりに楽しませてあげてもいいが、こんな馬鹿みたいな話に飛びついてきている時点で期待薄だ。
「兄上。今ちょっといいですか?」
そして執務室に入って早々そう切り出したのだけど、俺が詳しい話を切り出すよりも早く兄がこちらを見て、あり得ないことを言ってきた。
「ロキ。ちょうどよかった。今度ミラルカに行った時に鉱山ホテルに泊まってそこでリヒターとカーライルの結婚式をしないか?」
「…………え?」
それはまさに寝耳に水の話で、俺はその場で固まってしまったのだった。
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