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101.※ブルーグレイ再訪⑫ Side.カリン
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ロキを怒らせ凌辱されて、普通なら怒るなり怖がるなりするだろう。
でももうこの弟を怒らせるのも数回目。
愛ゆえにそうなるのだと知っているから割と許せてしまう。
(だってこんなに可愛いし)
お土産一つとってみても全部俺への愛が詰まっていて、そこには他の邪魔者の影なんて一切ない。
俺が好きだと思うもの。
俺が悦ぶと思ったもの。
俺を楽しませたい。俺と一緒に飲んでみたい。
ロキの中は全部全部そんな風に俺の事で埋め尽くされていた。
リヒターに添い寝された件だって俺との通話が素っ気なかったせいで寂しくてやけ酒したのが原因だった。
単純に移動中の宿だったから手短かにしていただけだったんだが、事情を知らなければ急に素っ気なくなったように思えたかも知れない。
(可哀想なことをしてしまったな)
それにシャメルの印刷画を落としたのは頂けなかったが、それを取り上げた際も物凄くショックだと言わんばかりに落ち込んでいたし、どこまでもロキは俺一色だ。
文句のつけようがない。
「ロキ…」
「兄上…」
ロキの左手に手錠をはめてベッドサイドにもう片方をカチャリとはめる。
「監禁プレイは帰ってからって言ってませんでしたか?」
「いいだろう?折角お前が買ってくれたんだから」
「まあいいですけど」
ロキは興味津々といった感じの顔で手錠を見て『寝転びましょうか?』と聞いてきたけど、そのままでいいと言ってキスをしながら俺の手でロキの衣服を剥いでいき、その肌へと手を伸ばした。
「ん…」
色っぽい声を出すロキに興奮する。
「はぁ…いつもと立場逆転ですね」
「たまにはこういうのも興奮する」
「兄上が楽しいなら良かった…」
そう言って俺を誘うように笑うロキを抱きしめ、俺はいつもロキがしてくれるようにロキの気持ちいい場所を探し始めた。
「ん…あ…」
どこか昂揚したように熱を孕んだ目で俺を見つめてくるロキに酷くそそられる。
魔性の魅力でも振りまくようなロキにどんどんハマってしまいそうな錯覚に襲われて、気づけば俺は首筋、胸の突起、へそと徐々に舌を這わす箇所を下へ下へと落としていき、最後には足を左右に割り開いて大好きなロキの男根へと舌を這わせていた。
「んんっ…兄上…」
「ロキ…名前で呼んでくれ」
「は…ぅ…カリン……」
「ふっ…お前が感じている声もいいな。今日は俺が全部してやる」
「ふふっ…今日は随分積極的に襲ってくれるんですね」
「ああ」
「ついでに処女ももらってくれて構いませんけど?」
「…………悪くはないが、今はいい。俺はお前に挿れるよりお前に挿れられる方が興奮すると思うから」
「そうですか?」
「ああ。だってお前はいつだって俺をこれでもかと悦ばせてくれるだろう?だから……全身でお前に甘えられるし、全身で愛されてるって実感して、凄く興奮させられる」
「兄上……」
「ロキ。だから今日はこのまま上に乗らせてくれ。それと────こうしてちゃんと俺が楽しませてやるから、浮気だけはするな」
「しませんよ。心外な」
普通なら浮気はするなと言ってしないと答えたらそれで終わりだけど、ロキの場合よく考えたら浮気の定義が違う可能性があることに気づいたからちゃんと言葉も足しておく。
「…………お前の浮気の定義はズレてる気がするから心配なんだ」
「浮気って他の人を好きになる事でしょう?それなら俺は一生浮気はしない自信があるので大丈夫です」
自信満々に笑顔で言うロキは可愛いけれど、そうじゃないんだと思いながらガックリ肩を落とす。
「いいか?ロキ。世間一般では誰か他の相手と寝たら浮気になるんだぞ?」
「それだと3Pとか4Pができないじゃないですか」
「前にも言ったかもしれないが、普通は三人とか四人とかではしないんだ」
「う~ん…。でも兄上がいれば浮気にはならないと思いますけど?」
「でも普通は違うんだ」
「そうやって『普通』に囚われ過ぎるとマンネリになって却って浮気する人が増えるんじゃないですか?」
それを聞きちょっとどころではなく動揺してしまう。
もしかしてロキに普通を押しつけ過ぎると逆に俺から離れていってしまうんだろうか?
「いや、でもな?」
「兄上、なんでも型に嵌めていたら長続きしないんですよ?心の狭い他人の一般論なんてどうでもいいじゃありませんか。俺は兄上しか見てないんですから、そこにどんな要素が加わろうと関係ありません。誰が何と言おうと俺が愛しているのは兄上だけです。だから兄上が誰かと寝ても俺は嫉妬はしても浮気したなんて言いませんよ?だって…兄上も俺だけを好きでいてくれるでしょう?」
そんなロキの言葉に胸が熱くなる。
ロキの中で俺だけを愛していると言うのは固定されているらしい。
要するにそこが揺るがない限り、ロキの中で『浮気』は存在しないようだ。
どうしよう?凄く嬉しい…。
でも何かズレてる気がしないでもない。
(やっぱり俺にロキを説得するなんて無理だ…)
ロキの扱いが得意なリヒターにもうちょっと上手く言ってもらえないか明日にでも相談してみよう。
「……それより兄上、襲ってくれないんですか?」
話していたせいで半端に着乱れたロキが俺の前で妙な色気を纏ってそんなことを言ってくる。
「折角のチャンスなのに」
クスッと妖艶に笑うロキに頬が染まってしまう。
「ロキ…あまり煽るな」
「んっ…だって兄上が……」
「また呼び方が戻っているぞ?」
「ふふっ。兄上はカリンって呼ばれるの、好きですよね」
「お前になら何度でも呼ばれたい」
「カリン……」
甘い声で名を呼ばれ、俺はそれに誘われるように何度も何度もその唇を奪い、ロキのものを手で扱いて大きくしてやった。
「は…ぁ…自分でちゃんと後ろを慣らせますか?」
「ん、はぁ……」
「選ばせてあげますよ?こちらにお尻を向けて『舐めて』と頼むか、俺にキスしながら自分の指でグチュグチュ淫猥にほぐすかを」
クスリと笑うロキの目が楽し気に俺へと向けられる。
(どうしよう……)
ロキにキスしたい。
でもロキに舐めてほぐしてもらうのも好きだから悩んでしまう。
非常に困った。
でも一つだけいいことを思いついて、そのままロキに抱きつきながら強請ってみる。
「ロキ、片手が空いてるんだからそっちで慣らしてくれ」
「舐めなくていいんですか?」
「…………今はそれよりキスがしたい」
「わかりました。カリンが望むならいくらでも虐めてあげます」
「え?」
俺の後孔の入り口を指で優しく撫でながらロキが潤滑油を垂らしてくれと言ってきたから、俺は素直にそれを用意してトロリとそこへと垂らしてやる。
くちゅくちゅと音を立ててそこをほぐしにかかるロキに気を良くしながら俺はそのまま首に腕を回して好きなだけロキにキスをした。
どんどん増やされていく指がすっかり慣れた手つきで俺のいいところを虐めてくれる。
「んっんぅ…ロキッ…」
「は…あ…カリン……」
クリクリと指で前立腺を押されて俺の口から甘い声がこぼれ落ちる。
もどかしくて腰が揺れるがロキは丁寧に指でそこを可愛がるばかり。
でもお互いのものは既にこれでもかと勃ち上がってしまっているから、俺は自分のものとロキのものを両手で握り込み、そのまま一緒に扱き始めた。
「ン…あ…気持ちいい……」
ロキのと俺のが擦れあって凄く気持ちがいい。
「カリン…もっと…」
情欲の滲んだ熱い声で促され、俺はそのまま一生懸命グチュグチュと双方を追い上げ、後孔も可愛がってもらいながらロキと同時に達した。
ドプドプッと勢いよく出された熱い飛沫が俺の顔まで飛んで顔射されたように卑猥な状態になってしまったが、それを目の前で見たロキは凄く嬉しそうだ。
うっとりした眼差しで俺を見つめて凄く興奮している。
その証拠にもう男根は固さを取り戻していた。
「カリン……早く」
ちゅぽっと後孔から指を引き抜き、熱を燻らせた瞳で俺だけを求めるように強請られる。
それが嬉しくて、俺は両手で自分の尻穴を広げながらロキのそそり立つそれを入口へとあてがい、ゆっくりと腰を落としていった。
「は…あぁあ……」
いつもとは違う感覚に襲われながらも、その気持ち良さはやっぱり健在で、幸せ過ぎてたまらなかった。
「う…気持ちい……っ」
思わずそう溢すとロキが嬉しそうにズンっと腰を突き上げてきて、身体が悦びの声を上げる。
「ンアぁっ!」
「すごいですね。はぁ…搾り取られそう…」
「あっあっ、ロキッ!すごっ、凄くいいっ!」
「俺もです。可愛い…カリン。もっと俺の上で淫らに感じて…」
「ひぅうっ!あっ、んぁあぁあッ!」
器用に片手で俺の腰を抱き寄せて、弱い場所を的確に抉られ腰が砕けそうなほど感じさせられ、俺はロキの上で淫らに腰を振りながら踊り続けた。
でももうこの弟を怒らせるのも数回目。
愛ゆえにそうなるのだと知っているから割と許せてしまう。
(だってこんなに可愛いし)
お土産一つとってみても全部俺への愛が詰まっていて、そこには他の邪魔者の影なんて一切ない。
俺が好きだと思うもの。
俺が悦ぶと思ったもの。
俺を楽しませたい。俺と一緒に飲んでみたい。
ロキの中は全部全部そんな風に俺の事で埋め尽くされていた。
リヒターに添い寝された件だって俺との通話が素っ気なかったせいで寂しくてやけ酒したのが原因だった。
単純に移動中の宿だったから手短かにしていただけだったんだが、事情を知らなければ急に素っ気なくなったように思えたかも知れない。
(可哀想なことをしてしまったな)
それにシャメルの印刷画を落としたのは頂けなかったが、それを取り上げた際も物凄くショックだと言わんばかりに落ち込んでいたし、どこまでもロキは俺一色だ。
文句のつけようがない。
「ロキ…」
「兄上…」
ロキの左手に手錠をはめてベッドサイドにもう片方をカチャリとはめる。
「監禁プレイは帰ってからって言ってませんでしたか?」
「いいだろう?折角お前が買ってくれたんだから」
「まあいいですけど」
ロキは興味津々といった感じの顔で手錠を見て『寝転びましょうか?』と聞いてきたけど、そのままでいいと言ってキスをしながら俺の手でロキの衣服を剥いでいき、その肌へと手を伸ばした。
「ん…」
色っぽい声を出すロキに興奮する。
「はぁ…いつもと立場逆転ですね」
「たまにはこういうのも興奮する」
「兄上が楽しいなら良かった…」
そう言って俺を誘うように笑うロキを抱きしめ、俺はいつもロキがしてくれるようにロキの気持ちいい場所を探し始めた。
「ん…あ…」
どこか昂揚したように熱を孕んだ目で俺を見つめてくるロキに酷くそそられる。
魔性の魅力でも振りまくようなロキにどんどんハマってしまいそうな錯覚に襲われて、気づけば俺は首筋、胸の突起、へそと徐々に舌を這わす箇所を下へ下へと落としていき、最後には足を左右に割り開いて大好きなロキの男根へと舌を這わせていた。
「んんっ…兄上…」
「ロキ…名前で呼んでくれ」
「は…ぅ…カリン……」
「ふっ…お前が感じている声もいいな。今日は俺が全部してやる」
「ふふっ…今日は随分積極的に襲ってくれるんですね」
「ああ」
「ついでに処女ももらってくれて構いませんけど?」
「…………悪くはないが、今はいい。俺はお前に挿れるよりお前に挿れられる方が興奮すると思うから」
「そうですか?」
「ああ。だってお前はいつだって俺をこれでもかと悦ばせてくれるだろう?だから……全身でお前に甘えられるし、全身で愛されてるって実感して、凄く興奮させられる」
「兄上……」
「ロキ。だから今日はこのまま上に乗らせてくれ。それと────こうしてちゃんと俺が楽しませてやるから、浮気だけはするな」
「しませんよ。心外な」
普通なら浮気はするなと言ってしないと答えたらそれで終わりだけど、ロキの場合よく考えたら浮気の定義が違う可能性があることに気づいたからちゃんと言葉も足しておく。
「…………お前の浮気の定義はズレてる気がするから心配なんだ」
「浮気って他の人を好きになる事でしょう?それなら俺は一生浮気はしない自信があるので大丈夫です」
自信満々に笑顔で言うロキは可愛いけれど、そうじゃないんだと思いながらガックリ肩を落とす。
「いいか?ロキ。世間一般では誰か他の相手と寝たら浮気になるんだぞ?」
「それだと3Pとか4Pができないじゃないですか」
「前にも言ったかもしれないが、普通は三人とか四人とかではしないんだ」
「う~ん…。でも兄上がいれば浮気にはならないと思いますけど?」
「でも普通は違うんだ」
「そうやって『普通』に囚われ過ぎるとマンネリになって却って浮気する人が増えるんじゃないですか?」
それを聞きちょっとどころではなく動揺してしまう。
もしかしてロキに普通を押しつけ過ぎると逆に俺から離れていってしまうんだろうか?
「いや、でもな?」
「兄上、なんでも型に嵌めていたら長続きしないんですよ?心の狭い他人の一般論なんてどうでもいいじゃありませんか。俺は兄上しか見てないんですから、そこにどんな要素が加わろうと関係ありません。誰が何と言おうと俺が愛しているのは兄上だけです。だから兄上が誰かと寝ても俺は嫉妬はしても浮気したなんて言いませんよ?だって…兄上も俺だけを好きでいてくれるでしょう?」
そんなロキの言葉に胸が熱くなる。
ロキの中で俺だけを愛していると言うのは固定されているらしい。
要するにそこが揺るがない限り、ロキの中で『浮気』は存在しないようだ。
どうしよう?凄く嬉しい…。
でも何かズレてる気がしないでもない。
(やっぱり俺にロキを説得するなんて無理だ…)
ロキの扱いが得意なリヒターにもうちょっと上手く言ってもらえないか明日にでも相談してみよう。
「……それより兄上、襲ってくれないんですか?」
話していたせいで半端に着乱れたロキが俺の前で妙な色気を纏ってそんなことを言ってくる。
「折角のチャンスなのに」
クスッと妖艶に笑うロキに頬が染まってしまう。
「ロキ…あまり煽るな」
「んっ…だって兄上が……」
「また呼び方が戻っているぞ?」
「ふふっ。兄上はカリンって呼ばれるの、好きですよね」
「お前になら何度でも呼ばれたい」
「カリン……」
甘い声で名を呼ばれ、俺はそれに誘われるように何度も何度もその唇を奪い、ロキのものを手で扱いて大きくしてやった。
「は…ぁ…自分でちゃんと後ろを慣らせますか?」
「ん、はぁ……」
「選ばせてあげますよ?こちらにお尻を向けて『舐めて』と頼むか、俺にキスしながら自分の指でグチュグチュ淫猥にほぐすかを」
クスリと笑うロキの目が楽し気に俺へと向けられる。
(どうしよう……)
ロキにキスしたい。
でもロキに舐めてほぐしてもらうのも好きだから悩んでしまう。
非常に困った。
でも一つだけいいことを思いついて、そのままロキに抱きつきながら強請ってみる。
「ロキ、片手が空いてるんだからそっちで慣らしてくれ」
「舐めなくていいんですか?」
「…………今はそれよりキスがしたい」
「わかりました。カリンが望むならいくらでも虐めてあげます」
「え?」
俺の後孔の入り口を指で優しく撫でながらロキが潤滑油を垂らしてくれと言ってきたから、俺は素直にそれを用意してトロリとそこへと垂らしてやる。
くちゅくちゅと音を立ててそこをほぐしにかかるロキに気を良くしながら俺はそのまま首に腕を回して好きなだけロキにキスをした。
どんどん増やされていく指がすっかり慣れた手つきで俺のいいところを虐めてくれる。
「んっんぅ…ロキッ…」
「は…あ…カリン……」
クリクリと指で前立腺を押されて俺の口から甘い声がこぼれ落ちる。
もどかしくて腰が揺れるがロキは丁寧に指でそこを可愛がるばかり。
でもお互いのものは既にこれでもかと勃ち上がってしまっているから、俺は自分のものとロキのものを両手で握り込み、そのまま一緒に扱き始めた。
「ン…あ…気持ちいい……」
ロキのと俺のが擦れあって凄く気持ちがいい。
「カリン…もっと…」
情欲の滲んだ熱い声で促され、俺はそのまま一生懸命グチュグチュと双方を追い上げ、後孔も可愛がってもらいながらロキと同時に達した。
ドプドプッと勢いよく出された熱い飛沫が俺の顔まで飛んで顔射されたように卑猥な状態になってしまったが、それを目の前で見たロキは凄く嬉しそうだ。
うっとりした眼差しで俺を見つめて凄く興奮している。
その証拠にもう男根は固さを取り戻していた。
「カリン……早く」
ちゅぽっと後孔から指を引き抜き、熱を燻らせた瞳で俺だけを求めるように強請られる。
それが嬉しくて、俺は両手で自分の尻穴を広げながらロキのそそり立つそれを入口へとあてがい、ゆっくりと腰を落としていった。
「は…あぁあ……」
いつもとは違う感覚に襲われながらも、その気持ち良さはやっぱり健在で、幸せ過ぎてたまらなかった。
「う…気持ちい……っ」
思わずそう溢すとロキが嬉しそうにズンっと腰を突き上げてきて、身体が悦びの声を上げる。
「ンアぁっ!」
「すごいですね。はぁ…搾り取られそう…」
「あっあっ、ロキッ!すごっ、凄くいいっ!」
「俺もです。可愛い…カリン。もっと俺の上で淫らに感じて…」
「ひぅうっ!あっ、んぁあぁあッ!」
器用に片手で俺の腰を抱き寄せて、弱い場所を的確に抉られ腰が砕けそうなほど感じさせられ、俺はロキの上で淫らに腰を振りながら踊り続けた。
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