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90.ブルーグレイ再訪①
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本来なら国王がやってくると言うなら沢山の護衛などを引き連れて入城するだろう。
でも今回俺はリヒターとカーライルの二人しか連れてこなかった。
これにはちょっとブルーグレイ側から驚かれてしまったけど、セドリック王子は俺らしいと笑ってくれた。
「ロキ陛下。ようこそブルーグレイへ」
「お招きに預かり恐縮です」
そう言って再会の挨拶を交わし、セドリック王子自ら案内されるがままに部屋へと向かう。
「それで…その後どうだ?」
「シャイナー陛下ですか?」
「ああ」
「結婚を勧めておきましたけど」
「ハハッ!流石だな。良く了承させたものだ」
「割と簡単でしたよ?」
「そうか…。まあ確かに正攻法から外れたロキ陛下にあの男が適うはずもないな」
「そんなに外れてますかね?」
「外れているだろう」
楽し気に笑われたけど、自分ではよくわからない。
「付き纏われないよう手を打っただけなんですが…」
「俺にはできない芸当だな」
「逆に俺にはセドリック王子のような手は使えませんからね」
弱い上に王らしくなく、圧倒的な殺気や威圧感なんてこれっぽっちも出せないのだから。
「ククッ…確かにな。まあいい。取り敢えず父は昼餐でも一緒にと言っていた。挨拶はその席で十分だろう」
「そうですか?ありがとうございます。ではまた後程」
「ああ」
わざわざセドリック王子自ら案内してくれたのは有難かったけど、城の者達の目が何故かキラキラしていたのが気になった。
そんなに来客が珍しいんだろうか?
「ロキ様。では俺はちょっと下調べに行ってきます」
「わかった。リヒターがいるから気にせず行ってきてくれ」
早速というようにカーライルは部屋から出ていったので俺は一先ずリヒターと二人でお茶でもとソファで寛ぎにかかる。
「リヒター。もうちょっと誰か連れてきた方が良かったかな?」
「そうですね。本来はあと数名くらい居てもよかったとは思いますが…」
「信用できる者が少ないから仕方がないか」
マーシャルや補佐官の誰かを連れてきてもよかったのだが、やっぱり兄が心配だったので今回三人だけで来たのだ。
王の威光なんてものはそもそも俺は考えないし、いつでも退位しますよとセドリック王子には言っているから構わないと思ったのだけど、傍から見ればおかしいと思われてもおかしくはない。
まあシャイナーのように単独で来たのではなく供がいただけこちらの方がまだマシだろう。
そう割り切って開き直ることにして、さっさと話題を変えてしまう。
「そう言えばレンバーがこっちに来てるスパイ仲間に連絡してやるって言ってたっけ」
困ったことがあれば頼れと言って、手紙を出してくれていたはずだ。
「そうですね。三名ほどいるとか。ロキ陛下もお会いになったことが?」
「ああ。全員何度か会ったことがある。そのうちの一人には昔随分泣かれた覚えがあるな」
闇医者と知り合って何度目かの時のカウンセリングに行った際に初めて会って、それから酒場に初めて連れていってくれた男だ。
そこからなんだかんだと知り合いが増えたから、一応感謝はしている。
「ガヴァムの裏稼業の者は各国に散っているんですか?」
「まあ皆仕事だしな。売れる情報を確保しに色々な国に散ってるようだ」
「暗部並みに情報通ですし、少し話しただけでも皆なかなか腕利きのような気がします」
「ああ、それはちゃんと理由があるんだ」
昔聞いたのだが、周辺諸国で色々やらかして職を失った者が裏稼業で稼いで食べていくのにガヴァムに入国してそのまま居ついたというパターンが多いらしい。
弱かったり役立たずだったりする者はすぐに淘汰されるので残るのは優秀な者達ばかり。
出身国が色々だからこそ色んな言語も使われているし、わざわざ極秘情報を話す際はそれを利用したりもする。
情報交換には常に金が絡むがそれだけの価値もある。
歴史ある国なだけに昔から裏ルートの商品の流通も多いし、まさに裏稼業の者にとっては住みやすいことこの上ない場所なのだ。
表では素朴でも裏では最新機器が飛び交っている国というのはなかなか面白いと思う。
正に新旧入り混じる国、それが今のガヴァムだ。
そんな話をしていると丁度そこへコンコンと軽いノックの音が聞こえてきた。
「はい」
「失礼いたします」
入ってきたのはブルーグレイの騎士二名と侍女一名。
でもどこかで見たことがあるような顔だった。
「ロキ陛下。ご無沙汰しております」
「……?お知合いですか?」
「……リーヴィス。お前か」
「あ、本物だ!」
「ロキが本当に王様になってる…」
「あの貧相なガキが…うぅ、泣ける……」
そこにいたのは今話していた裏稼業のスパイ達だ。
こんなに堂々と入って来ていいんだろうか?
「いや~さっきセドリック王子にロキの護衛にガヴァムから来たって言ったらサラッとそのまま護衛してやれって言ってもらえてびっくりした」
「そうそう。どこから入ったんだとか楽し気に聞いてきたから企業秘密だって笑って言ったらロキの子飼いらしいなって言ってたっけ」
「そうか。まあセドリック王子は話せばわかる人だから」
「ま、そんなわけでここにいる間は俺らを好きに使ってくれ。帰りは来た時同様三人で帰っていいから」
「まだこの国で仕事が?」
「似たようなもんだ。この後はゴッドハルトに行くんだ」
「へぇ…」
因みにリーヴィスは小柄な男で女装で潜入するのが得意。今は侍女の恰好をしている。
後の二人は爽やかな笑顔を振りまく優男の方がブランドンで、もう一人の精悍な男がディグだ。
全員スパイ業は長くやっていて、それなりに腕も立つらしい。
「こっちは近衛騎士のリヒター。俺の味方だ」
「はじめまして」
リヒターを紹介すると三人はじろじろと見た後、満足げに笑った。
「流石あのトーシャスが認めた男。悪くはない」
「そうだな。もう一人の暗部の男は?」
「そっちはカーライル…カークだ。今偵察に行ってる」
「なるほど。そっちもちゃんと使えそうな男だといいな」
「信頼しているし、大丈夫だ」
「そっか」
それなら安心だと言って、リーヴィスはそのまま部屋に、残り二人は扉前で護衛してくれるらしく、すぐさま定位置へとついてくれた。
何か頼みごとがあれば何でも言ってくれとも言われたので心強くはある。
「ロキ陛下。どうぞ」
「ありがとう」
にこやかに茶を淹れてくれるリーヴィスは所作が女性的でこうして見ても全く違和感がない。
「一応裏稼業の件は伏せて動くから、普通に侍女と護衛騎士として接してくれよ」
「わかった」
「本当に…立派になったなぁ…」
「…………」
しみじみ言われるけど、別に王になりたくてなったわけじゃないから何とも言えない。
因みにこんなに親しく話してくれているが、裏稼業の者達は揃って兄の事は毛嫌いしているので一応注意が必要だったりはする。
以前一度だけ酒場で兄を挨拶に連れてきていいかを聞いてみたことはあるけれど、揃って真顔で『無理』と切って捨てられてしまった。
なので結局兄と裏稼業の者達の顔合わせには至っていない。
闇医者は自分が面識あるだけで十分だと言っていたからまあいいと言えばいいのかもしれない。
みんな俺の境遇を知っているだけにそこだけはどうしても無理なんだとか。
その代わり皆には俺の兄貴分としてずっと味方でいてやるとは言ってもらえたので、有難いなとは思った。
リヒター達にはその辺はきちんと伝えているから大丈夫だとは思うが、リーヴィス達にも迂闊なことは言わないよう気は引き締めておこうと思う。
こうして俺は昼前に戻ってきたカーライルとも顔合わせをさせて、護衛が5名となった状況でブルーグレイ王宮での滞在初日を迎えたのだった。
でも今回俺はリヒターとカーライルの二人しか連れてこなかった。
これにはちょっとブルーグレイ側から驚かれてしまったけど、セドリック王子は俺らしいと笑ってくれた。
「ロキ陛下。ようこそブルーグレイへ」
「お招きに預かり恐縮です」
そう言って再会の挨拶を交わし、セドリック王子自ら案内されるがままに部屋へと向かう。
「それで…その後どうだ?」
「シャイナー陛下ですか?」
「ああ」
「結婚を勧めておきましたけど」
「ハハッ!流石だな。良く了承させたものだ」
「割と簡単でしたよ?」
「そうか…。まあ確かに正攻法から外れたロキ陛下にあの男が適うはずもないな」
「そんなに外れてますかね?」
「外れているだろう」
楽し気に笑われたけど、自分ではよくわからない。
「付き纏われないよう手を打っただけなんですが…」
「俺にはできない芸当だな」
「逆に俺にはセドリック王子のような手は使えませんからね」
弱い上に王らしくなく、圧倒的な殺気や威圧感なんてこれっぽっちも出せないのだから。
「ククッ…確かにな。まあいい。取り敢えず父は昼餐でも一緒にと言っていた。挨拶はその席で十分だろう」
「そうですか?ありがとうございます。ではまた後程」
「ああ」
わざわざセドリック王子自ら案内してくれたのは有難かったけど、城の者達の目が何故かキラキラしていたのが気になった。
そんなに来客が珍しいんだろうか?
「ロキ様。では俺はちょっと下調べに行ってきます」
「わかった。リヒターがいるから気にせず行ってきてくれ」
早速というようにカーライルは部屋から出ていったので俺は一先ずリヒターと二人でお茶でもとソファで寛ぎにかかる。
「リヒター。もうちょっと誰か連れてきた方が良かったかな?」
「そうですね。本来はあと数名くらい居てもよかったとは思いますが…」
「信用できる者が少ないから仕方がないか」
マーシャルや補佐官の誰かを連れてきてもよかったのだが、やっぱり兄が心配だったので今回三人だけで来たのだ。
王の威光なんてものはそもそも俺は考えないし、いつでも退位しますよとセドリック王子には言っているから構わないと思ったのだけど、傍から見ればおかしいと思われてもおかしくはない。
まあシャイナーのように単独で来たのではなく供がいただけこちらの方がまだマシだろう。
そう割り切って開き直ることにして、さっさと話題を変えてしまう。
「そう言えばレンバーがこっちに来てるスパイ仲間に連絡してやるって言ってたっけ」
困ったことがあれば頼れと言って、手紙を出してくれていたはずだ。
「そうですね。三名ほどいるとか。ロキ陛下もお会いになったことが?」
「ああ。全員何度か会ったことがある。そのうちの一人には昔随分泣かれた覚えがあるな」
闇医者と知り合って何度目かの時のカウンセリングに行った際に初めて会って、それから酒場に初めて連れていってくれた男だ。
そこからなんだかんだと知り合いが増えたから、一応感謝はしている。
「ガヴァムの裏稼業の者は各国に散っているんですか?」
「まあ皆仕事だしな。売れる情報を確保しに色々な国に散ってるようだ」
「暗部並みに情報通ですし、少し話しただけでも皆なかなか腕利きのような気がします」
「ああ、それはちゃんと理由があるんだ」
昔聞いたのだが、周辺諸国で色々やらかして職を失った者が裏稼業で稼いで食べていくのにガヴァムに入国してそのまま居ついたというパターンが多いらしい。
弱かったり役立たずだったりする者はすぐに淘汰されるので残るのは優秀な者達ばかり。
出身国が色々だからこそ色んな言語も使われているし、わざわざ極秘情報を話す際はそれを利用したりもする。
情報交換には常に金が絡むがそれだけの価値もある。
歴史ある国なだけに昔から裏ルートの商品の流通も多いし、まさに裏稼業の者にとっては住みやすいことこの上ない場所なのだ。
表では素朴でも裏では最新機器が飛び交っている国というのはなかなか面白いと思う。
正に新旧入り混じる国、それが今のガヴァムだ。
そんな話をしていると丁度そこへコンコンと軽いノックの音が聞こえてきた。
「はい」
「失礼いたします」
入ってきたのはブルーグレイの騎士二名と侍女一名。
でもどこかで見たことがあるような顔だった。
「ロキ陛下。ご無沙汰しております」
「……?お知合いですか?」
「……リーヴィス。お前か」
「あ、本物だ!」
「ロキが本当に王様になってる…」
「あの貧相なガキが…うぅ、泣ける……」
そこにいたのは今話していた裏稼業のスパイ達だ。
こんなに堂々と入って来ていいんだろうか?
「いや~さっきセドリック王子にロキの護衛にガヴァムから来たって言ったらサラッとそのまま護衛してやれって言ってもらえてびっくりした」
「そうそう。どこから入ったんだとか楽し気に聞いてきたから企業秘密だって笑って言ったらロキの子飼いらしいなって言ってたっけ」
「そうか。まあセドリック王子は話せばわかる人だから」
「ま、そんなわけでここにいる間は俺らを好きに使ってくれ。帰りは来た時同様三人で帰っていいから」
「まだこの国で仕事が?」
「似たようなもんだ。この後はゴッドハルトに行くんだ」
「へぇ…」
因みにリーヴィスは小柄な男で女装で潜入するのが得意。今は侍女の恰好をしている。
後の二人は爽やかな笑顔を振りまく優男の方がブランドンで、もう一人の精悍な男がディグだ。
全員スパイ業は長くやっていて、それなりに腕も立つらしい。
「こっちは近衛騎士のリヒター。俺の味方だ」
「はじめまして」
リヒターを紹介すると三人はじろじろと見た後、満足げに笑った。
「流石あのトーシャスが認めた男。悪くはない」
「そうだな。もう一人の暗部の男は?」
「そっちはカーライル…カークだ。今偵察に行ってる」
「なるほど。そっちもちゃんと使えそうな男だといいな」
「信頼しているし、大丈夫だ」
「そっか」
それなら安心だと言って、リーヴィスはそのまま部屋に、残り二人は扉前で護衛してくれるらしく、すぐさま定位置へとついてくれた。
何か頼みごとがあれば何でも言ってくれとも言われたので心強くはある。
「ロキ陛下。どうぞ」
「ありがとう」
にこやかに茶を淹れてくれるリーヴィスは所作が女性的でこうして見ても全く違和感がない。
「一応裏稼業の件は伏せて動くから、普通に侍女と護衛騎士として接してくれよ」
「わかった」
「本当に…立派になったなぁ…」
「…………」
しみじみ言われるけど、別に王になりたくてなったわけじゃないから何とも言えない。
因みにこんなに親しく話してくれているが、裏稼業の者達は揃って兄の事は毛嫌いしているので一応注意が必要だったりはする。
以前一度だけ酒場で兄を挨拶に連れてきていいかを聞いてみたことはあるけれど、揃って真顔で『無理』と切って捨てられてしまった。
なので結局兄と裏稼業の者達の顔合わせには至っていない。
闇医者は自分が面識あるだけで十分だと言っていたからまあいいと言えばいいのかもしれない。
みんな俺の境遇を知っているだけにそこだけはどうしても無理なんだとか。
その代わり皆には俺の兄貴分としてずっと味方でいてやるとは言ってもらえたので、有難いなとは思った。
リヒター達にはその辺はきちんと伝えているから大丈夫だとは思うが、リーヴィス達にも迂闊なことは言わないよう気は引き締めておこうと思う。
こうして俺は昼前に戻ってきたカーライルとも顔合わせをさせて、護衛が5名となった状況でブルーグレイ王宮での滞在初日を迎えたのだった。
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