37 / 234
33.※国際会議⑱【帰国】
しおりを挟む
色々あったけど馬車で10日かけて無事にガヴァム王国へと帰ってきた。
その間特に刺客に襲われるということはなかったけど、何故かアンシャンテの刺客だった男が父の刺客だったらしい男達を手土産に俺にすり寄ってきたので驚いた。
まさかミラルカの牢を脱出してまで追ってくるとは思いもしなかったからだ。
「ロキ王子!どうかこの私、カーライル=ジルバートを貴方の忠実なる僕としてお傍に置いて頂けないでしょうか」
「え?いらない」
とは言え即答でお断りである。
そんな俺の言葉に物凄くショックを受け打ちひしがれているけど、これまでの主人を裏切ってここにいるってことはまた裏切るかもしれないじゃないか。
そんな相手、怖くて傍に置けるはずがない。
でもここで兄とリヒターが何故かその男を離れたところに連れて行き、何やら話し合いをしに行ってしまった。
そして帰ってきた頃には二人揃って『この男は大丈夫だから雇ってやれ』と言ってきた。
信用している二人からの推薦なら無碍にはできないので、じゃあミラルカに連絡を入れた上で裏切らないという証文でも書いてくれたら雇うと言って渋々了承した。
(別に暗部なんて俺にはいらないのに…)
そう思っていたら、リヒターから王になるなら絶対に必要だからと諭された。
兄も暗部は持っているらしいから別にいらないのではと口にしたら、当の兄自身の口から自分専用の方が使いやすいぞと言われてしまったのでそういうものなのかと割り切ることに。
「王配の俺に近衛のリヒター、側近のミュゼと暗部にはこの男、この四人はお前を絶対に裏切らない。他にも協力者は沢山いる。だから安心して王になれ」
そんなことを言われて何となく外堀を完全に埋められたと思ってしまったけど、まあ兄がずっと一緒に居てくれるのならきっと大丈夫だろう。
「父上はまだ無事でしょうか?」
王宮へと戻って早々重臣達から恭しく出迎えられたけど、どうやら父は既に王宮にはいないようだと察してそんなことを口にしてみる。
ブルーグレイの王太子は暗殺すると言っていたが、まだ無事なのだろうか?
普通に考えるとブルーグレイまではミラルカからひと月かかるらしいので、暗殺をするならそれからかなとは思うのだが、あの王太子の行動力を見るにさっさと指示を出して殺してしまいかねないとも思った。
どこにでも手の者を忍ばせていて指示さえ出せばそれで終わりといった空気は感じたし、多分帰路の途中でも十分指示出しは可能だろう。
もしひと月も経たず殺す気なら最後に話をするくらいしておいた方がいいのかなと少しだけ思ったけど、兄は気にするなとばかりに俺の両頬を手で包み込み、自分だけを見つめていろと言ってきた。
「お前を殺そうとした相手にそこまで気に掛けてやる必要はない。恨み言があるなら死体に言ってやれ」
「そう…ですね」
案外兄は父に手厳しいんだなと思いながらも、まあいいかと思うことにして俺はそっと兄へと寄り添った。
「兄上…長旅で疲れましたし、今日はゆっくり過ごしましょうね」
「ああ」
そして優しく俺に笑いかけてくれた兄の唇をそっと塞いで、密かに幸せを感じたのだった。
***
「んんん…」
城に戻ってきて初めての夜。
やっぱり慣れた自室の方が落ち着いて兄を可愛がれるなと思いながらベッドで兄を堪能する。
「はぁ…兄上。外もいいですけど、やっぱり自室の方が落ち着きますね」
「あ…はぁぅ……」
外では控えめだった声も出し放題だし沢山楽しめますねと笑って口にすると、兄が焦れたように声を上げてきた。
「ロキ…あぁ…早く挿れてっ、もぅきてぇ……」
黒の薄衣を身に纏い、黒の布で目隠しをされた兄が後ろ手に縛られながら悩まし気に早くと強請る。
淫らで可愛い兄は頬を上気させながら俺を誘ってくるからたまらない。
「兄上…前だけじゃ足りませんか?」
「ん…見えないし、じれったいのぉ……」
振動するプジーで前を敏感にしながら同時に乳首を可愛がってあげたのに、はふはふと荒い息を溢しながら早く中も可愛がってと言ってくる。
俺を待ち侘びているそこは物欲しげで、ついついそっと指を這わせてしまう。
「んぅ…!あ…ロキぃ……」
ツププ…と指を埋め込んであげるとどこか嬉しそうにしながら力を抜いてそれを受け入れていく。
「は…はぁあああ……」
恍惚とした顔で口を半開きにし、それを享受する兄は本当に気持ちよさそうで、俺もゾクゾクしてくる。
「ああ、もう…本当に兄上は可愛いですね」
慣らさなくてももうすぐにでも入りそうだと思いながらも、ちゃんとそこから前立腺を嬲ってあげるのも忘れない。
「あ…っ、あはぁっ!やぁあっ!」
振動を止めて前をグチュグチュと激しく上下に動かしてやりながら後孔も弄ってこれでもかと虐めてやると、気持ちよさそうに身悶えながら腰を揺らし始めた。
「イクッ!イクぅっ!!」
「ふふっ……ここ、ですよね?」
「ん────っ!!」
中イキまであと一歩のところでピタリと止めてやると、そのまま刺激を受けないままに想像だけで達してしまう兄。
「あ…あうぁ……」
最近は少し物足りなくなる分、挿入前はこれがいいというのもちゃんと知っている。
三回くらいしてから挿れたらもうそれだけで高みから戻れなくなって、狂ったように乱れだすからそんな兄を堪能するのがまたたまらなくて、夢中になってしまうのだ。
旅の間は口枷をせざるを得なかったけど、今日は好きなだけ声も聞かせてもらえる。
「ひぃあ────っ!!」
「兄上っ…!うっ…はぁ…っ」
締めつけが凄くて気持ちいいが、兄が腰が止まらないとでもいうように激しく乱れまくるのでしっかり支えておかないとちょっと危ない。
ゴツッ…ぐちゅんっ…と奥を突かれるたびに嬌声が迸り、よがり狂う兄は快楽の境地で溺れているかのようだ。
意識を半ば飛ばしながら涎を垂らして悦ぶ姿はたまらなく煽情的で、こんな兄が俺のものだという優越感に満たされてどこまでも満たされてしまう。
「ああ…兄上。思い切り中に出してもいいですか?」
「んっんぁっ!あぁあんっ…!」
溺れすぎて聞こえてないのだろうけれど、その口からどうしても言ってほしくて、グッと我慢し動きを止めて一度中から引き抜いてやる。
すると突然与えられなくなった刺激を求めて兄が泣き始めた。
「あ…いやぁ…!お預けはいやぁ…」
「あんなにイッたのに足りないんですか?」
「あ……ご主人様…お願い…お願い、しま、すぅッ!奥にちょうだいぃ…」
朦朧とした頭で必死に懇願する兄の胸をクリクリと可愛がりながら、望む言葉が紡がれるまで待ち続ける。
くぱくぱと物欲しげにしている後孔の縁をツンツンと突いてやりながらそっと耳元へと囁きを落とした。
「奥に出してほしい時のおねだりの仕方は知っているでしょう?」
「はぁ…ん……。ご主人しゃま…奥が寂しいの…。奥にいっぱい子種を注いで、マーキングしてくだしゃい」
若干呂律が回っていないけどそれもまた可愛くて、よくできましたと目隠しを外してやり、そのまま奥まで挿れて激しく犯しながら思い切り奥へと白濁を注ぎ込んだ。
「んやぁあああっ!」
焦らされた後のそれはとても気持ち良かったようで、兄もあっという間に高みまで上り詰め、その熱を嬉々として受け止める。
「あ…あぁ…あちゅくてきもひいぃ……」
「兄上…。とっても可愛いですよ。もう一回してもいいですか?」
その問いに素直にコクンと頷いた兄にチュッと口づけを落とし、再度可愛がっていく。
そしてまた乱れ始めた兄を十分満足させてから奥へと注いだ後でプジーを抜いてやると、感極まったのかそのまま潮を吹いて身を震わせ気絶してしまった。
どうやら今日もしっかりと満足してもらえたようでその顔はとても幸せそうに緩みきっている。
「ああ…兄上。大好きです」
そんな兄をギュッと抱きしめ、俺は暫く挿れたまま兄の温もりを全身で感じ、余韻に浸ってしまった。
離れがたいほど愛おしくて、そっと唇を啄んで慈しんでしまう。
本当にどうしようもないほど好き過ぎてたまらないのだ。
こんな兄と結婚なんて…本当にいいのだろうか?
嬉しいけれどどこか夢のようで怖くなる。
(平常心、平常心……)
そうやってなんとか気持ちを落ち着かせたところでそっと身を離し拘束を解くと、今日も綺麗に身を清め掛け布を引き寄せた。
明日以降は忙しくなるのだろうか?
戴冠の儀に向け周囲はきっと動き出すだろう。
正直気乗りはしないけれど、ブルーグレイの王太子と約束してしまったから腹は括らなければならない。
それでも大好きな兄との結婚というご褒美が待っているのだと自分を奮い立たせ、そっと兄の温もりを感じながら目を閉じた。
その間特に刺客に襲われるということはなかったけど、何故かアンシャンテの刺客だった男が父の刺客だったらしい男達を手土産に俺にすり寄ってきたので驚いた。
まさかミラルカの牢を脱出してまで追ってくるとは思いもしなかったからだ。
「ロキ王子!どうかこの私、カーライル=ジルバートを貴方の忠実なる僕としてお傍に置いて頂けないでしょうか」
「え?いらない」
とは言え即答でお断りである。
そんな俺の言葉に物凄くショックを受け打ちひしがれているけど、これまでの主人を裏切ってここにいるってことはまた裏切るかもしれないじゃないか。
そんな相手、怖くて傍に置けるはずがない。
でもここで兄とリヒターが何故かその男を離れたところに連れて行き、何やら話し合いをしに行ってしまった。
そして帰ってきた頃には二人揃って『この男は大丈夫だから雇ってやれ』と言ってきた。
信用している二人からの推薦なら無碍にはできないので、じゃあミラルカに連絡を入れた上で裏切らないという証文でも書いてくれたら雇うと言って渋々了承した。
(別に暗部なんて俺にはいらないのに…)
そう思っていたら、リヒターから王になるなら絶対に必要だからと諭された。
兄も暗部は持っているらしいから別にいらないのではと口にしたら、当の兄自身の口から自分専用の方が使いやすいぞと言われてしまったのでそういうものなのかと割り切ることに。
「王配の俺に近衛のリヒター、側近のミュゼと暗部にはこの男、この四人はお前を絶対に裏切らない。他にも協力者は沢山いる。だから安心して王になれ」
そんなことを言われて何となく外堀を完全に埋められたと思ってしまったけど、まあ兄がずっと一緒に居てくれるのならきっと大丈夫だろう。
「父上はまだ無事でしょうか?」
王宮へと戻って早々重臣達から恭しく出迎えられたけど、どうやら父は既に王宮にはいないようだと察してそんなことを口にしてみる。
ブルーグレイの王太子は暗殺すると言っていたが、まだ無事なのだろうか?
普通に考えるとブルーグレイまではミラルカからひと月かかるらしいので、暗殺をするならそれからかなとは思うのだが、あの王太子の行動力を見るにさっさと指示を出して殺してしまいかねないとも思った。
どこにでも手の者を忍ばせていて指示さえ出せばそれで終わりといった空気は感じたし、多分帰路の途中でも十分指示出しは可能だろう。
もしひと月も経たず殺す気なら最後に話をするくらいしておいた方がいいのかなと少しだけ思ったけど、兄は気にするなとばかりに俺の両頬を手で包み込み、自分だけを見つめていろと言ってきた。
「お前を殺そうとした相手にそこまで気に掛けてやる必要はない。恨み言があるなら死体に言ってやれ」
「そう…ですね」
案外兄は父に手厳しいんだなと思いながらも、まあいいかと思うことにして俺はそっと兄へと寄り添った。
「兄上…長旅で疲れましたし、今日はゆっくり過ごしましょうね」
「ああ」
そして優しく俺に笑いかけてくれた兄の唇をそっと塞いで、密かに幸せを感じたのだった。
***
「んんん…」
城に戻ってきて初めての夜。
やっぱり慣れた自室の方が落ち着いて兄を可愛がれるなと思いながらベッドで兄を堪能する。
「はぁ…兄上。外もいいですけど、やっぱり自室の方が落ち着きますね」
「あ…はぁぅ……」
外では控えめだった声も出し放題だし沢山楽しめますねと笑って口にすると、兄が焦れたように声を上げてきた。
「ロキ…あぁ…早く挿れてっ、もぅきてぇ……」
黒の薄衣を身に纏い、黒の布で目隠しをされた兄が後ろ手に縛られながら悩まし気に早くと強請る。
淫らで可愛い兄は頬を上気させながら俺を誘ってくるからたまらない。
「兄上…前だけじゃ足りませんか?」
「ん…見えないし、じれったいのぉ……」
振動するプジーで前を敏感にしながら同時に乳首を可愛がってあげたのに、はふはふと荒い息を溢しながら早く中も可愛がってと言ってくる。
俺を待ち侘びているそこは物欲しげで、ついついそっと指を這わせてしまう。
「んぅ…!あ…ロキぃ……」
ツププ…と指を埋め込んであげるとどこか嬉しそうにしながら力を抜いてそれを受け入れていく。
「は…はぁあああ……」
恍惚とした顔で口を半開きにし、それを享受する兄は本当に気持ちよさそうで、俺もゾクゾクしてくる。
「ああ、もう…本当に兄上は可愛いですね」
慣らさなくてももうすぐにでも入りそうだと思いながらも、ちゃんとそこから前立腺を嬲ってあげるのも忘れない。
「あ…っ、あはぁっ!やぁあっ!」
振動を止めて前をグチュグチュと激しく上下に動かしてやりながら後孔も弄ってこれでもかと虐めてやると、気持ちよさそうに身悶えながら腰を揺らし始めた。
「イクッ!イクぅっ!!」
「ふふっ……ここ、ですよね?」
「ん────っ!!」
中イキまであと一歩のところでピタリと止めてやると、そのまま刺激を受けないままに想像だけで達してしまう兄。
「あ…あうぁ……」
最近は少し物足りなくなる分、挿入前はこれがいいというのもちゃんと知っている。
三回くらいしてから挿れたらもうそれだけで高みから戻れなくなって、狂ったように乱れだすからそんな兄を堪能するのがまたたまらなくて、夢中になってしまうのだ。
旅の間は口枷をせざるを得なかったけど、今日は好きなだけ声も聞かせてもらえる。
「ひぃあ────っ!!」
「兄上っ…!うっ…はぁ…っ」
締めつけが凄くて気持ちいいが、兄が腰が止まらないとでもいうように激しく乱れまくるのでしっかり支えておかないとちょっと危ない。
ゴツッ…ぐちゅんっ…と奥を突かれるたびに嬌声が迸り、よがり狂う兄は快楽の境地で溺れているかのようだ。
意識を半ば飛ばしながら涎を垂らして悦ぶ姿はたまらなく煽情的で、こんな兄が俺のものだという優越感に満たされてどこまでも満たされてしまう。
「ああ…兄上。思い切り中に出してもいいですか?」
「んっんぁっ!あぁあんっ…!」
溺れすぎて聞こえてないのだろうけれど、その口からどうしても言ってほしくて、グッと我慢し動きを止めて一度中から引き抜いてやる。
すると突然与えられなくなった刺激を求めて兄が泣き始めた。
「あ…いやぁ…!お預けはいやぁ…」
「あんなにイッたのに足りないんですか?」
「あ……ご主人様…お願い…お願い、しま、すぅッ!奥にちょうだいぃ…」
朦朧とした頭で必死に懇願する兄の胸をクリクリと可愛がりながら、望む言葉が紡がれるまで待ち続ける。
くぱくぱと物欲しげにしている後孔の縁をツンツンと突いてやりながらそっと耳元へと囁きを落とした。
「奥に出してほしい時のおねだりの仕方は知っているでしょう?」
「はぁ…ん……。ご主人しゃま…奥が寂しいの…。奥にいっぱい子種を注いで、マーキングしてくだしゃい」
若干呂律が回っていないけどそれもまた可愛くて、よくできましたと目隠しを外してやり、そのまま奥まで挿れて激しく犯しながら思い切り奥へと白濁を注ぎ込んだ。
「んやぁあああっ!」
焦らされた後のそれはとても気持ち良かったようで、兄もあっという間に高みまで上り詰め、その熱を嬉々として受け止める。
「あ…あぁ…あちゅくてきもひいぃ……」
「兄上…。とっても可愛いですよ。もう一回してもいいですか?」
その問いに素直にコクンと頷いた兄にチュッと口づけを落とし、再度可愛がっていく。
そしてまた乱れ始めた兄を十分満足させてから奥へと注いだ後でプジーを抜いてやると、感極まったのかそのまま潮を吹いて身を震わせ気絶してしまった。
どうやら今日もしっかりと満足してもらえたようでその顔はとても幸せそうに緩みきっている。
「ああ…兄上。大好きです」
そんな兄をギュッと抱きしめ、俺は暫く挿れたまま兄の温もりを全身で感じ、余韻に浸ってしまった。
離れがたいほど愛おしくて、そっと唇を啄んで慈しんでしまう。
本当にどうしようもないほど好き過ぎてたまらないのだ。
こんな兄と結婚なんて…本当にいいのだろうか?
嬉しいけれどどこか夢のようで怖くなる。
(平常心、平常心……)
そうやってなんとか気持ちを落ち着かせたところでそっと身を離し拘束を解くと、今日も綺麗に身を清め掛け布を引き寄せた。
明日以降は忙しくなるのだろうか?
戴冠の儀に向け周囲はきっと動き出すだろう。
正直気乗りはしないけれど、ブルーグレイの王太子と約束してしまったから腹は括らなければならない。
それでも大好きな兄との結婚というご褒美が待っているのだと自分を奮い立たせ、そっと兄の温もりを感じながら目を閉じた。
28
お気に入りに追加
1,086
あなたにおすすめの小説



王道学園のモブ
四季織
BL
王道学園に転生した俺が出会ったのは、寡黙書記の先輩だった。
私立白鳳学園。山の上のこの学園は、政財界、文化界を担う子息達が通う超名門校で、特に、有名なのは生徒会だった。
そう、俺、小坂威(おさかたける)は王道学園BLゲームの世界に転生してしまったんだ。もちろんゲームに登場しない、名前も見た目も平凡なモブとして。

陛下の前で婚約破棄!………でも実は……(笑)
ミクリ21
BL
陛下を祝う誕生パーティーにて。
僕の婚約者のセレンが、僕に婚約破棄だと言い出した。
隣には、婚約者の僕ではなく元平民少女のアイルがいる。
僕を断罪するセレンに、僕は涙を流す。
でも、実はこれには訳がある。
知らないのは、アイルだけ………。
さぁ、楽しい楽しい劇の始まりさ〜♪

侯爵令息セドリックの憂鬱な日
めちゅう
BL
第二王子の婚約者候補侯爵令息セドリック・グランツはある日王子の婚約者が決定した事を聞いてしまう。しかし先に王子からお呼びがかかったのはもう一人の候補だった。候補落ちを確信し泣き腫らした次の日は憂鬱な気分で幕を開ける———
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初投稿で拙い文章ですが楽しんでいただけますと幸いです。

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?


婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました
kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」
王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる