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【亡国からの刺客】
194.※俺を置いて勝手に死ぬなと言ってみた。
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セドから話を聞いている間、俺は最初いつも通り手際よく片付けたんだな~と思っていた。
だからまさかそんなセドが毒矢でやられてたなんて思いもしなかったんだ。
ちょっと疲れている様子なのは単なる寝不足だからだと────そう思ってたのに。
「俺を狙う奴なんて早々いないって。それよりもお前だろう?恨みばっかり買ってるんだから」
単なる軽口で言ったそんな言葉に返ってきた言葉に驚愕する。
「そうだな。今回の毒矢は流石に焦ったぞ。初めて死を覚悟した」
「ど、毒矢?!しかもお前に当てるってどんな腕だよ?!」
一瞬聞き間違いかと思った。
それくらいあり得ない言葉だったから。
でもセドが死を覚悟ってことは余程のことだ。
(早く言えよ!!)
こんな呑気に俺に報告してる場合じゃないだろ?!
もしかしてもう手遅れとか?
そんなことないよな?!
「そう言うことは早く言えよ!解毒剤は?!もう飲んだのか?!取り敢えずちゃんと寝ないと…!」
だから慌てて確認を取るようにそう言ったのに、今にもポックリ逝きそうな力ない微笑を浮かべて全く関係ないことを言い出すから、俺は心臓が凍るかと思った。
「アルフレッド。愛してる」
「ちょっ?!そんな今生の別れみたいなこと急に言うな!気をしっかり持てよ?!俺が医者を連れてきてやるからな!」
(このまま死なせてたまるか!俺はまだまだセドとやりたいことが沢山あるんだからな!!)
セドが死んだら絶対泣く!
下手をしたら暫く剣も持てなくなるかもしれない。
きっとそれくらいショックを受けるだろうなって嫌でも思い知らされた。
(殺しても死ななそうな奴のくせに、勝手に俺を残して死ぬな!!)
絶対助けてやる!!
そんな思いで医者を呼びに走った。
前に姫が毒を盛られた時にも世話になったし、きっと今回の毒だって診てもらえる。
解毒剤さえ処方してもらえれば助かるはずだ。
そんな思いで医務室へと飛び込み、必死になってセドが毒にやられたから診てくれと訴え、背負って猛ダッシュで連れてきた。
なのにその時には既にセドの意識はなくて、ベッドに横になっていたから焦って医師を揺さぶってしまう。
「先生!!早く診てくれ!セドが死ぬ!」
「いや。アルフレッド殿。落ち着いてください。セドリック王子は寝ておられるだけでは?」
一瞬間に合わなくて事切れてしまったのかと真っ青になったけど、確かに言われてみればセドはスヤスヤと寝ていた。
その表情を見る限り特に苦しんでいる様子もなく、穏やかそのもの。
「息…してる…」
そのことにまず安心して、そこから一応医師に診てもらったら、大丈夫だと太鼓判を押してもらえた。
「手に傷はありますので、毒を受けたとすればここからでしょう」
そう言いつつセドの暗部を呼び確認を取ると、既に闇医者に診てもらったし問題はないと答えが返ってきてホッと安堵の息を吐く。
本来なら致死性の毒だったらしいけど、耐毒薬のお陰で事なきを得たとのこと。
「良かった…」
セドが死ななくて良かった────そう思った途端涙が出た。
「…………あんまり心配させるなよな」
ただでさえ恨みを買いまくってるセドだ。
こんなものきっと序の口だろう。
それなのに俺は『セドなら強いから大丈夫』と思い込んでいた。
でも……。
「今度から俺が護衛の時はしっかり守ってやるからな」
俺は姫の護衛騎士だけど、側妃として側にいる時くらいセドを守ってやりたい。
『いらん』ってセドなら言うかもしれないけど、これは責務とか義務とか関係なく、セドを想う俺の気持ちだから。
「早く元気になれよな」
そう言って、医師を見送った後眠るセドにそっとキスをしたのは俺だけの秘密だ。
まあその後、起きたセドに元気いっぱい襲われて、前言撤回したくなったけど!
倍にして虐めてやる?忘れるなって言った?
「そんなの知るか!!どこの世界に寝込んでる相手虐めてそんなこと言ってくる奴がいるんだ?!」
「ここにいるが?」
「笑って言うな!この変態ー!!」
「そんな俺が大好きなんだろう?」
「~~~~~~っ!!」
昨日とは打って変わって愛おしそうに俺に口づけてくるセドに負けを自覚する。
(どうせ俺はお前に惚れてるよ!)
「今日はお前が泣こうが喚こうがたっぷり可愛がってやる。もちろん仕置きも兼ねているから、前ではイけないようにこれをつけてな」
「なんだよそれ?!」
セドが取り出したのは俺のを覆うような形になった布でできた何かで、それに紐がついてるんだけど、嫌な予感しかしない。
「ここをこうしてしっかり締めあげてやったら…」
「ひっ?!セ、セド?!やめろ!今すぐ外せ!」
「なんだ?もしかしてプジーでも突っ込まれた方が嬉しかったか?」
「プ?!それってアレだろ?!前にそこに突っ込まれたやつだろ?!絶対嫌だ!」
「ならこれでいいだろう?」
「よくない!んっ…やぁ……っ」
甘やかすようにキスされて、セドが俺を宥めるように愛撫を開始する。
「今日は沢山中イキだけして俺の雌になれ」
「だ、誰がなるかー!!」
「いつまで虚勢が張っていられるか、楽しみだな?」
そして今日も俺は鬼畜なセドに責められる。
「ふぁあああっ!」
「良い声だ」
本当になんで俺こんな奴が嫌いになれないんだ?
いや。逆か。
嫌いになれないからつい受け入れてしまうんだな。きっと。
「嫌っ!嫌だっ、セド!」
せめてベッドにって言ってるのにセドは狭いソファで俺を襲う。
嫌でもピッタリくっつかざるを得ないけど、それが嫌じゃない時点でどうしようもない。
後ろから抱きしめられ、セドの体温を感じながら挿入されて耳元で『愛してる』って囁かれて喜んでる時点でもうダメだと思う。
「んぅっ!」
「もうこれだけで気持ち良さそうだな?アル」
ククッと愉しげに笑うけど、そんな風に育てたのはお前だと言ってやりたい。
悔しくて、でもこうやって俺を襲う元気なセドに安心して、正直複雑な気持ちでいっぱいだ。
(しょうがない)
だって本当にセドが死んでたらと思ったら、生きた心地がしなかったんだから。
「セド…」
「どうした?」
「俺を置いて勝手に死ぬなよ?」
そう言ってキスしたら、何故か驚いたように目を丸くする珍しいセドが見れた。
「俺、お前と過ごす時間が結構気に入ってるんだ。だから…その…」
いざ口にするとなるとすごく恥ずかしい。
「一緒の時くらいは、頼りにしてくれよな」
(これくらいならきっと怒らないよな?)
そう思って言ったら、何故かギュッと強く抱き締められて、中に入ってる男根の質量が増した。
「ちょっ?!なんで大きくなってんだよ?!」
「俺を悦ばせるお前が悪い」
(結局怒らせても喜ばせても俺が悪いのか?!)
「アル…」
「ひぁあっ!」
そして俺を逃がさないよう腰を引き寄せ、大きくなったそれでセドは奥をグッと突いてくる。
「悦べ。今日は昨日欲しがっていた以上に沢山突いてやる」
甘い毒を孕んだ声で囁いて、セドが嬉しそうに胸を可愛がり始める。
そこは昨日散々弄られたからいつも以上に敏感なのに!
そしてそれと共に始まる緩急をつけたピストン。
背面座位に移行されたせいで奥まで届いて凄く気持ちがいい。
しかもセドは今日は全く焦らす気はないようで、的確に俺の弱いところを狙ってくるから、俺はあっという間に陥落させたれた。
昨日のアレはなんだったんだって言いたくなるほど、嫌という程気持ちのいい交わりに身も世もなく感じ、嬌声を上げて腰を振る。
前を戒められて出せないせいで、俺は男なのに女にさせられたような錯覚に襲われた。
セドに中を擦られる度に全身が震えるほど歓喜に震える。
与えられる刺激が気持ちよくて頭が馬鹿になりそうだ。
「ひっ、あっ、気持ちいっ!気持ちいいっ!」
「トロトロだな。アルフレッド。もっと溺れていいぞ?」
「あぁっ!セドっ…!」
そうやって甘く甘く絡めとられてすっかり雌にされた後、ベッドに移られ前で一度もイかせてもらえないまま鬼ピストンでずっと中イキさせられて死ぬかと思った。
(昨日は確かに突いて欲しかったけど、これは無理っ!)
「嫌っ嫌っ!ずっとイッてるぅうっ!」
「そうだ。俺でずっと感じていろ」
ご機嫌なのはいいけど、本当に俺じゃなかったら死んでるからな?!
グッタリするほどヤリ倒され、『この鬼畜!!』と俺は何度も心の中で叫んだ。
頼むからお仕置きも程々にしてほしい。
でもやっぱりセドが大事で、好きだと思う気持ちはなくならないから、今は許して、『後で俺が満足するまで剣の打ち合いに付き合わせてやる!』と思いながら意識を飛ばしたのだった。
だからまさかそんなセドが毒矢でやられてたなんて思いもしなかったんだ。
ちょっと疲れている様子なのは単なる寝不足だからだと────そう思ってたのに。
「俺を狙う奴なんて早々いないって。それよりもお前だろう?恨みばっかり買ってるんだから」
単なる軽口で言ったそんな言葉に返ってきた言葉に驚愕する。
「そうだな。今回の毒矢は流石に焦ったぞ。初めて死を覚悟した」
「ど、毒矢?!しかもお前に当てるってどんな腕だよ?!」
一瞬聞き間違いかと思った。
それくらいあり得ない言葉だったから。
でもセドが死を覚悟ってことは余程のことだ。
(早く言えよ!!)
こんな呑気に俺に報告してる場合じゃないだろ?!
もしかしてもう手遅れとか?
そんなことないよな?!
「そう言うことは早く言えよ!解毒剤は?!もう飲んだのか?!取り敢えずちゃんと寝ないと…!」
だから慌てて確認を取るようにそう言ったのに、今にもポックリ逝きそうな力ない微笑を浮かべて全く関係ないことを言い出すから、俺は心臓が凍るかと思った。
「アルフレッド。愛してる」
「ちょっ?!そんな今生の別れみたいなこと急に言うな!気をしっかり持てよ?!俺が医者を連れてきてやるからな!」
(このまま死なせてたまるか!俺はまだまだセドとやりたいことが沢山あるんだからな!!)
セドが死んだら絶対泣く!
下手をしたら暫く剣も持てなくなるかもしれない。
きっとそれくらいショックを受けるだろうなって嫌でも思い知らされた。
(殺しても死ななそうな奴のくせに、勝手に俺を残して死ぬな!!)
絶対助けてやる!!
そんな思いで医者を呼びに走った。
前に姫が毒を盛られた時にも世話になったし、きっと今回の毒だって診てもらえる。
解毒剤さえ処方してもらえれば助かるはずだ。
そんな思いで医務室へと飛び込み、必死になってセドが毒にやられたから診てくれと訴え、背負って猛ダッシュで連れてきた。
なのにその時には既にセドの意識はなくて、ベッドに横になっていたから焦って医師を揺さぶってしまう。
「先生!!早く診てくれ!セドが死ぬ!」
「いや。アルフレッド殿。落ち着いてください。セドリック王子は寝ておられるだけでは?」
一瞬間に合わなくて事切れてしまったのかと真っ青になったけど、確かに言われてみればセドはスヤスヤと寝ていた。
その表情を見る限り特に苦しんでいる様子もなく、穏やかそのもの。
「息…してる…」
そのことにまず安心して、そこから一応医師に診てもらったら、大丈夫だと太鼓判を押してもらえた。
「手に傷はありますので、毒を受けたとすればここからでしょう」
そう言いつつセドの暗部を呼び確認を取ると、既に闇医者に診てもらったし問題はないと答えが返ってきてホッと安堵の息を吐く。
本来なら致死性の毒だったらしいけど、耐毒薬のお陰で事なきを得たとのこと。
「良かった…」
セドが死ななくて良かった────そう思った途端涙が出た。
「…………あんまり心配させるなよな」
ただでさえ恨みを買いまくってるセドだ。
こんなものきっと序の口だろう。
それなのに俺は『セドなら強いから大丈夫』と思い込んでいた。
でも……。
「今度から俺が護衛の時はしっかり守ってやるからな」
俺は姫の護衛騎士だけど、側妃として側にいる時くらいセドを守ってやりたい。
『いらん』ってセドなら言うかもしれないけど、これは責務とか義務とか関係なく、セドを想う俺の気持ちだから。
「早く元気になれよな」
そう言って、医師を見送った後眠るセドにそっとキスをしたのは俺だけの秘密だ。
まあその後、起きたセドに元気いっぱい襲われて、前言撤回したくなったけど!
倍にして虐めてやる?忘れるなって言った?
「そんなの知るか!!どこの世界に寝込んでる相手虐めてそんなこと言ってくる奴がいるんだ?!」
「ここにいるが?」
「笑って言うな!この変態ー!!」
「そんな俺が大好きなんだろう?」
「~~~~~~っ!!」
昨日とは打って変わって愛おしそうに俺に口づけてくるセドに負けを自覚する。
(どうせ俺はお前に惚れてるよ!)
「今日はお前が泣こうが喚こうがたっぷり可愛がってやる。もちろん仕置きも兼ねているから、前ではイけないようにこれをつけてな」
「なんだよそれ?!」
セドが取り出したのは俺のを覆うような形になった布でできた何かで、それに紐がついてるんだけど、嫌な予感しかしない。
「ここをこうしてしっかり締めあげてやったら…」
「ひっ?!セ、セド?!やめろ!今すぐ外せ!」
「なんだ?もしかしてプジーでも突っ込まれた方が嬉しかったか?」
「プ?!それってアレだろ?!前にそこに突っ込まれたやつだろ?!絶対嫌だ!」
「ならこれでいいだろう?」
「よくない!んっ…やぁ……っ」
甘やかすようにキスされて、セドが俺を宥めるように愛撫を開始する。
「今日は沢山中イキだけして俺の雌になれ」
「だ、誰がなるかー!!」
「いつまで虚勢が張っていられるか、楽しみだな?」
そして今日も俺は鬼畜なセドに責められる。
「ふぁあああっ!」
「良い声だ」
本当になんで俺こんな奴が嫌いになれないんだ?
いや。逆か。
嫌いになれないからつい受け入れてしまうんだな。きっと。
「嫌っ!嫌だっ、セド!」
せめてベッドにって言ってるのにセドは狭いソファで俺を襲う。
嫌でもピッタリくっつかざるを得ないけど、それが嫌じゃない時点でどうしようもない。
後ろから抱きしめられ、セドの体温を感じながら挿入されて耳元で『愛してる』って囁かれて喜んでる時点でもうダメだと思う。
「んぅっ!」
「もうこれだけで気持ち良さそうだな?アル」
ククッと愉しげに笑うけど、そんな風に育てたのはお前だと言ってやりたい。
悔しくて、でもこうやって俺を襲う元気なセドに安心して、正直複雑な気持ちでいっぱいだ。
(しょうがない)
だって本当にセドが死んでたらと思ったら、生きた心地がしなかったんだから。
「セド…」
「どうした?」
「俺を置いて勝手に死ぬなよ?」
そう言ってキスしたら、何故か驚いたように目を丸くする珍しいセドが見れた。
「俺、お前と過ごす時間が結構気に入ってるんだ。だから…その…」
いざ口にするとなるとすごく恥ずかしい。
「一緒の時くらいは、頼りにしてくれよな」
(これくらいならきっと怒らないよな?)
そう思って言ったら、何故かギュッと強く抱き締められて、中に入ってる男根の質量が増した。
「ちょっ?!なんで大きくなってんだよ?!」
「俺を悦ばせるお前が悪い」
(結局怒らせても喜ばせても俺が悪いのか?!)
「アル…」
「ひぁあっ!」
そして俺を逃がさないよう腰を引き寄せ、大きくなったそれでセドは奥をグッと突いてくる。
「悦べ。今日は昨日欲しがっていた以上に沢山突いてやる」
甘い毒を孕んだ声で囁いて、セドが嬉しそうに胸を可愛がり始める。
そこは昨日散々弄られたからいつも以上に敏感なのに!
そしてそれと共に始まる緩急をつけたピストン。
背面座位に移行されたせいで奥まで届いて凄く気持ちがいい。
しかもセドは今日は全く焦らす気はないようで、的確に俺の弱いところを狙ってくるから、俺はあっという間に陥落させたれた。
昨日のアレはなんだったんだって言いたくなるほど、嫌という程気持ちのいい交わりに身も世もなく感じ、嬌声を上げて腰を振る。
前を戒められて出せないせいで、俺は男なのに女にさせられたような錯覚に襲われた。
セドに中を擦られる度に全身が震えるほど歓喜に震える。
与えられる刺激が気持ちよくて頭が馬鹿になりそうだ。
「ひっ、あっ、気持ちいっ!気持ちいいっ!」
「トロトロだな。アルフレッド。もっと溺れていいぞ?」
「あぁっ!セドっ…!」
そうやって甘く甘く絡めとられてすっかり雌にされた後、ベッドに移られ前で一度もイかせてもらえないまま鬼ピストンでずっと中イキさせられて死ぬかと思った。
(昨日は確かに突いて欲しかったけど、これは無理っ!)
「嫌っ嫌っ!ずっとイッてるぅうっ!」
「そうだ。俺でずっと感じていろ」
ご機嫌なのはいいけど、本当に俺じゃなかったら死んでるからな?!
グッタリするほどヤリ倒され、『この鬼畜!!』と俺は何度も心の中で叫んだ。
頼むからお仕置きも程々にしてほしい。
でもやっぱりセドが大事で、好きだと思う気持ちはなくならないから、今は許して、『後で俺が満足するまで剣の打ち合いに付き合わせてやる!』と思いながら意識を飛ばしたのだった。
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※皆様いつもありがとうございます♪この度スピンオフ作品をアップしましたので、ご興味のある方はそちらも宜しくお願いしますm(_ _)m『王子の本命~ガヴァム王国の王子達~』https://www.alphapolis.co.jp/novel/91408108/52430498
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