202 / 215
【亡国からの刺客】
184.情報入手 Side.セドリック
しおりを挟む
※裏組織の者とのファーストコンタクトは『121.ガヴァムからの来客④』をご参考ください。
****************
ルカの襲撃を受け調査させたところ、どうやらロロイアは関係がなさそうだということが判明した。
あちらの王宮に特に動きはないそうだ。
そして同時進行で暗部に依頼を出させた裏組織から今日連絡が入った。
情報が集まった────と。
そのため自らの足でデルタのアジトへと向かう。
以前来た時と変わらぬ一見ただの店にしか見えない佇まい。
その店に入ってすぐカウンターへと足を向け合言葉を伝えると、あっさりと奥へと案内されハウルと接触することができた。
「ご無沙汰しています。セドリック王子」
「情報が集まったと聞いたが本当だろうな?」
「ええ。もちろん」
そう言いながらスッと紙の束を差し出し、『情報料はご覧になってからで結構です』と言われる。
それを受け早速その書類へと目を通すと、そこには滅ぼしたはずの国────ヒルデガーシュの名が書かれていて驚いた。
「これは確かなのか?」
「ええ、もちろん」
ブルーグレイには現在5つの裏稼業グループがあるが、そのうちここデルタグループが親しくしているのがラムダとオミクロン。
そしてロキが来た際に制圧されて、その後ガヴァム派に鞍替えしたのがエプシロン。
残っているあと一つがシグマだ。
今回襲撃を企てた者が最初に接触したのはエプシロンだったらしい。
だがエプシロンは一度俺の怒りを買っているのもあり、内容を聞いて他のグループをその男に紹介したそうだ。
ただラムダは元々敵対していたエプシロンからの紹介なんて受けたくないと突っぱね、内容も聞かずオミクロンに押し付けた。
けれどオミクロンの方も内容を聞いて『これはヤバいぞ』と考え、シグマに行くよう仕向けたそうだ。
「うちに話が来なかったのはうちがガヴァムと特別懇意にしているのが分かっていたからですね」
俺とロキが親しいのは裏でも有名だから、わざわざその俺の息子を暗殺する依頼を持ち込まなかったというのがあるらしい。
依頼するだけ無駄だとすぐにわかるからだろう。
「シグマは他のところより腕は劣りますが、頭はそこそこ働きますし、金さえ受け取れれば割と何でも引き受けますからね。今回の話も金額を釣り上げた上で引き受けたんでしょう」
とは言えそれだけなら相手の身元も何もわからなかったはず。
どうやって判断したのか?
それが聞きたかった。
「何故その依頼者がヒルデガーシュの者だと?」
「簡単ですよ。受ける方だってある程度相手の身元を把握したいものなんです。だから打ち合わせと称して会い、毎回別れ際に声を掛けていたそうです」
きな臭い国の別れの挨拶。
その中で一つだけ反応があったとのこと。
「『闇夜の女神が貴方に微笑みますように』────こう言ったら笑って『女神の口づけを賜りますように』と返したそうですよ」
そこから各所に人をやり、ハウルは情報を集めに集めた。
ヒルデガーシュが滅びて数年。
細々と生活して生き延びたにしてはシグマに大金を払い過ぎている。
その資金源はどこだと考え、まずはここ半年で殺された、もしくは事故死した商人がいないかの情報を集めた。
そしてそこから奪われた金品を辿り、相手を特定。
その相手が今回の依頼主と同一人物なのかどうかも確認し、それについて確信が得られたのでこうして報告書にまとめたのだとハウルは言う。
それだけの情報を数日でかき集めたのは流石だと言えるだろう。
「もし不明点があればなんでもどうぞ」
「…………この男の所在地は?」
「裏に三本入った通りのそこそこ大きなアパートです。あそこは穴場でね。後ろ暗い者にはもってこいの場所なんですよ」
「ほぉ?」
「ああ、派手に乗り込んだりはなさらないでくださいね?他の住人に警戒されますし」
「なるほど。捕まえたいならこっそり捕縛しに行くか、おびき寄せてから捕まえろということか」
「ええ。本人が騒ぎでも起こせば別ですが、そうでないなら敢えて騒々しく騎士達に踏み込んで欲しくはない場所です」
裏には裏の流儀があるのですよとハウルは言うが、その目は全く笑っていない。
ここで土足で踏み荒らすようなことがあれば二度と協力しないぞと言わんばかりの態度だった。
他の相手であればそんなもの知ったことかと動くのだが、如何せん相手が相手だ。
ロキとも繋がりがある相手だけに、今後を考えると使えるという点で仲良くしておくに越したことはない相手でもある。
けれどあっさり素直に譲歩するのも癪だ。
そして暫し睨み合うように視線を交わしていたところで、扉をノックする音が聞こえた。
「来客中だぞ?」
「はい。ですがセドリック王子がいるならちょうどよいと闇医者が…」
どうやら思いがけない相手が俺に会いにやってきたらしい。
「…入ってもらえ」
ハウルがそう言うや否や、見知った顔が入室してきた。
「ハウル。歓談を邪魔してすまない。こちらに来たついでに挨拶をと思ったらセドリック王子が来ていると聞いてな」
「ハハッ。そこで避けようとしないところが実にお前らしいな」
ハウルが顔を輝かせて闇医者を歓迎する。
「セドリック王子。ご無沙汰しております」
「ああ。久しぶりだ。元気そうだな?」
「ええ。たまたま薬の仕入れに来たらセドリック王子が来ていると聞いたのでご挨拶をと」
「そうか」
(薬の仕入れ?よく言う)
ガヴァムからならどう考えてもロロイアの方が近い。
何か目的があってブルーグレイまで来ていたのだろうに。
そう考える俺に闇医者が読めない笑みで話しかけてくる。
「疑わしそうですね?」
「当然だろう?」
「まあそうでしょうね。正直に言うとただの視察ですよ。裏のね」
なるほど。
それならまだわからなくはない。
「ついでに引き抜きと、活動資金を増やしに来たってのもあるだろう?」
ハウルがそう言うと、あっさり『その通り』とも白状したから単に裏関係で動いていただけのようだ。
「そう言えばセドリック王子。アルフレッド妃殿下の毒耐性薬はどうされるか決められましたか?」
徐に思い出したように聞かれ、そう言えばユーツヴァルトのせいですっかり有耶無耶になっていたと思い出す。
ルカの暗殺未遂もあったことだし、万が一を考えると早めに手は打っておきたい。
「頼めるか?」
「いつがよろしいですか?」
「できるだけ早くがいい」
「わかりました。ではまた連絡をください。なんなら今夜でもできますので」
「それなら今夜城へ来い。アルフレッドは俺が説得しておく」
そして俺は金貨の袋をテーブルへと置くと、書類を手に出口へと向かう。
「ハウル。世話になったな。また頼む」
「縁がありましたら、また是非に」
笑顔で見送るハウルに『食えない奴だ』と思いながら俺はその場を後にしたのだが────。
「アルフレッドが…?」
城に帰ってすぐ、俺は思いがけないことを聞かされ、怒りのままに再度城を飛び出す羽目になったのだった。
****************
ルカの襲撃を受け調査させたところ、どうやらロロイアは関係がなさそうだということが判明した。
あちらの王宮に特に動きはないそうだ。
そして同時進行で暗部に依頼を出させた裏組織から今日連絡が入った。
情報が集まった────と。
そのため自らの足でデルタのアジトへと向かう。
以前来た時と変わらぬ一見ただの店にしか見えない佇まい。
その店に入ってすぐカウンターへと足を向け合言葉を伝えると、あっさりと奥へと案内されハウルと接触することができた。
「ご無沙汰しています。セドリック王子」
「情報が集まったと聞いたが本当だろうな?」
「ええ。もちろん」
そう言いながらスッと紙の束を差し出し、『情報料はご覧になってからで結構です』と言われる。
それを受け早速その書類へと目を通すと、そこには滅ぼしたはずの国────ヒルデガーシュの名が書かれていて驚いた。
「これは確かなのか?」
「ええ、もちろん」
ブルーグレイには現在5つの裏稼業グループがあるが、そのうちここデルタグループが親しくしているのがラムダとオミクロン。
そしてロキが来た際に制圧されて、その後ガヴァム派に鞍替えしたのがエプシロン。
残っているあと一つがシグマだ。
今回襲撃を企てた者が最初に接触したのはエプシロンだったらしい。
だがエプシロンは一度俺の怒りを買っているのもあり、内容を聞いて他のグループをその男に紹介したそうだ。
ただラムダは元々敵対していたエプシロンからの紹介なんて受けたくないと突っぱね、内容も聞かずオミクロンに押し付けた。
けれどオミクロンの方も内容を聞いて『これはヤバいぞ』と考え、シグマに行くよう仕向けたそうだ。
「うちに話が来なかったのはうちがガヴァムと特別懇意にしているのが分かっていたからですね」
俺とロキが親しいのは裏でも有名だから、わざわざその俺の息子を暗殺する依頼を持ち込まなかったというのがあるらしい。
依頼するだけ無駄だとすぐにわかるからだろう。
「シグマは他のところより腕は劣りますが、頭はそこそこ働きますし、金さえ受け取れれば割と何でも引き受けますからね。今回の話も金額を釣り上げた上で引き受けたんでしょう」
とは言えそれだけなら相手の身元も何もわからなかったはず。
どうやって判断したのか?
それが聞きたかった。
「何故その依頼者がヒルデガーシュの者だと?」
「簡単ですよ。受ける方だってある程度相手の身元を把握したいものなんです。だから打ち合わせと称して会い、毎回別れ際に声を掛けていたそうです」
きな臭い国の別れの挨拶。
その中で一つだけ反応があったとのこと。
「『闇夜の女神が貴方に微笑みますように』────こう言ったら笑って『女神の口づけを賜りますように』と返したそうですよ」
そこから各所に人をやり、ハウルは情報を集めに集めた。
ヒルデガーシュが滅びて数年。
細々と生活して生き延びたにしてはシグマに大金を払い過ぎている。
その資金源はどこだと考え、まずはここ半年で殺された、もしくは事故死した商人がいないかの情報を集めた。
そしてそこから奪われた金品を辿り、相手を特定。
その相手が今回の依頼主と同一人物なのかどうかも確認し、それについて確信が得られたのでこうして報告書にまとめたのだとハウルは言う。
それだけの情報を数日でかき集めたのは流石だと言えるだろう。
「もし不明点があればなんでもどうぞ」
「…………この男の所在地は?」
「裏に三本入った通りのそこそこ大きなアパートです。あそこは穴場でね。後ろ暗い者にはもってこいの場所なんですよ」
「ほぉ?」
「ああ、派手に乗り込んだりはなさらないでくださいね?他の住人に警戒されますし」
「なるほど。捕まえたいならこっそり捕縛しに行くか、おびき寄せてから捕まえろということか」
「ええ。本人が騒ぎでも起こせば別ですが、そうでないなら敢えて騒々しく騎士達に踏み込んで欲しくはない場所です」
裏には裏の流儀があるのですよとハウルは言うが、その目は全く笑っていない。
ここで土足で踏み荒らすようなことがあれば二度と協力しないぞと言わんばかりの態度だった。
他の相手であればそんなもの知ったことかと動くのだが、如何せん相手が相手だ。
ロキとも繋がりがある相手だけに、今後を考えると使えるという点で仲良くしておくに越したことはない相手でもある。
けれどあっさり素直に譲歩するのも癪だ。
そして暫し睨み合うように視線を交わしていたところで、扉をノックする音が聞こえた。
「来客中だぞ?」
「はい。ですがセドリック王子がいるならちょうどよいと闇医者が…」
どうやら思いがけない相手が俺に会いにやってきたらしい。
「…入ってもらえ」
ハウルがそう言うや否や、見知った顔が入室してきた。
「ハウル。歓談を邪魔してすまない。こちらに来たついでに挨拶をと思ったらセドリック王子が来ていると聞いてな」
「ハハッ。そこで避けようとしないところが実にお前らしいな」
ハウルが顔を輝かせて闇医者を歓迎する。
「セドリック王子。ご無沙汰しております」
「ああ。久しぶりだ。元気そうだな?」
「ええ。たまたま薬の仕入れに来たらセドリック王子が来ていると聞いたのでご挨拶をと」
「そうか」
(薬の仕入れ?よく言う)
ガヴァムからならどう考えてもロロイアの方が近い。
何か目的があってブルーグレイまで来ていたのだろうに。
そう考える俺に闇医者が読めない笑みで話しかけてくる。
「疑わしそうですね?」
「当然だろう?」
「まあそうでしょうね。正直に言うとただの視察ですよ。裏のね」
なるほど。
それならまだわからなくはない。
「ついでに引き抜きと、活動資金を増やしに来たってのもあるだろう?」
ハウルがそう言うと、あっさり『その通り』とも白状したから単に裏関係で動いていただけのようだ。
「そう言えばセドリック王子。アルフレッド妃殿下の毒耐性薬はどうされるか決められましたか?」
徐に思い出したように聞かれ、そう言えばユーツヴァルトのせいですっかり有耶無耶になっていたと思い出す。
ルカの暗殺未遂もあったことだし、万が一を考えると早めに手は打っておきたい。
「頼めるか?」
「いつがよろしいですか?」
「できるだけ早くがいい」
「わかりました。ではまた連絡をください。なんなら今夜でもできますので」
「それなら今夜城へ来い。アルフレッドは俺が説得しておく」
そして俺は金貨の袋をテーブルへと置くと、書類を手に出口へと向かう。
「ハウル。世話になったな。また頼む」
「縁がありましたら、また是非に」
笑顔で見送るハウルに『食えない奴だ』と思いながら俺はその場を後にしたのだが────。
「アルフレッドが…?」
城に帰ってすぐ、俺は思いがけないことを聞かされ、怒りのままに再度城を飛び出す羽目になったのだった。
10
※皆様いつもありがとうございます♪この度スピンオフ作品をアップしましたので、ご興味のある方はそちらも宜しくお願いしますm(_ _)m『王子の本命~ガヴァム王国の王子達~』https://www.alphapolis.co.jp/novel/91408108/52430498
お気に入りに追加
3,643
あなたにおすすめの小説
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男装の麗人と呼ばれる俺は正真正銘の男なのだが~双子の姉のせいでややこしい事態になっている~
さいはて旅行社
BL
双子の姉が失踪した。
そのせいで、弟である俺が騎士学校を休学して、姉の通っている貴族学校に姉として通うことになってしまった。
姉は男子の制服を着ていたため、服装に違和感はない。
だが、姉は男装の麗人として女子生徒に恐ろしいほど大人気だった。
その女子生徒たちは今、何も知らずに俺を囲んでいる。
女性に囲まれて嬉しい、わけもなく、彼女たちの理想の王子様像を演技しなければならない上に、男性が女子寮の部屋に一歩入っただけでも騒ぎになる貴族学校。
もしこの事実がバレたら退学ぐらいで済むわけがない。。。
周辺国家の情勢がキナ臭くなっていくなかで、俺は双子の姉が戻って来るまで、協力してくれる仲間たちに笑われながらでも、無事にバレずに女子生徒たちの理想の王子様像を演じ切れるのか?
侯爵家の命令でそんなことまでやらないといけない自分を救ってくれるヒロインでもヒーローでも現れるのか?

お荷物な俺、独り立ちしようとしたら押し倒されていた
やまくる実
BL
異世界ファンタジー、ゲーム内の様な世界観。
俺は幼なじみのロイの事が好きだった。だけど俺は能力が低く、アイツのお荷物にしかなっていない。
独り立ちしようとして執着激しい攻めにガッツリ押し倒されてしまう話。
好きな相手に冷たくしてしまう拗らせ執着攻め✖️自己肯定感の低い鈍感受け
ムーンライトノベルズにも掲載しています。


【完結】義兄に十年片想いしているけれど、もう諦めます
夏ノ宮萄玄
BL
オレには、親の再婚によってできた義兄がいる。彼に対しオレが長年抱き続けてきた想いとは。
――どうしてオレは、この不毛な恋心を捨て去ることができないのだろう。
懊悩する義弟の桧理(かいり)に訪れた終わり。
義兄×義弟。美形で穏やかな社会人義兄と、つい先日まで高校生だった少しマイナス思考の義弟の話。短編小説です。

兄たちが弟を可愛がりすぎです
クロユキ
BL
俺が風邪で寝ていた目が覚めたら異世界!?
メイド、王子って、俺も王子!?
おっと、俺の自己紹介忘れてた!俺の、名前は坂田春人高校二年、別世界にウィル王子の身体に入っていたんだ!兄王子に振り回されて、俺大丈夫か?!
涙脆く可愛い系に弱い春人の兄王子達に振り回され護衛騎士に迫って慌てていっもハラハラドキドキたまにはバカな事を言ったりとしている主人公春人の話を楽しんでくれたら嬉しいです。
1日の話しが長い物語です。
誤字脱字には気をつけてはいますが、余り気にしないよ~と言う方がいましたら嬉しいです。
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる