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【シャイナー陛下の婚礼】
172.※従兄弟の結婚式④
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「あ…はぁんっ…!」
セドに押し倒されてベッドで今日も俺は甘い声をあげさせられる。
おかしい。
筆の話をしてたはずなのに、どうしてこうなったんだろう?
セドがキャサリン嬢がシャイナー陛下のご主人様だってわかったのは筆の話の時だって言っていたから、どの辺でそう判断したのかと疑問に思っただけだったのに、明確な答えはもらえないままベッドに連れ込まれてしまった。
最近のセドは兎に角甘く俺を翻弄するのが好きで、性感帯ばっかり責めて俺を従順にさせてくる。
そのくせいい感じに力が抜けたところで新しいことに挑戦してきたりもするから質が悪いのだ。
今日は俺に自慰をしろと言いながら自分好みの体位のままそれを強要してきた。
M字開脚というより、そこからさらに腰をあげさせられたポーズでやらされるんだぞ?
しかもセドに見せつけるようにやらないといけなくて、とても素面でできないって言ったのに、酒でも飲んだらできるかって言われて、口移しで酒まで飲まされた。
酷い。俺がそこそこ酒には強いって知ってるくせに。
兎に角こんなのは絶対やりたくない。
だからさり気なさを装って逃走しようと思ったんだけど、「お前はわかりやすいな」と笑われて、トロリと垂らされた潤滑油の感触に驚いてる内に中指をググッと中へと差し込まれて悲鳴を上げた。
「ひぁあっ!」
「最初の頃ならいざ知らず、ここはすっかり受け入れるのには慣れただろう?何を躊躇う?」
「うっ、ううっ…。そんなこと言ったって、恥ずかしいことに変わりはないだろ?」
「いつまで経ってもこういうことは苦手だな。そこがまたいいと言えばいいんだが…」
マンネリ防止でお前もたまには好きなことをしてもいいぞと言われたけど、そもそも自分から閨でセドに迫るとかはやりたくないし、そんな時間に悩むくらいなら剣でも振っていたいのが俺だ。
わかってて言ってるのか?
ふざけんな!
「お前としたい閨なんてないし、マンネリで閨が少なくなるなら俺はそっちの方が願ったり叶ったりだ」
だからそう言ったのに、なんでか知らないけどセドはそれが気に入らなかったらしくてロキ陛下のことを持ち出してきた。
「いっそロキのように第三者でも入れてみるか?あいつはリヒターにも抱かれたらしいぞ?」
「え?!」
「ククッ。しかも筆で可愛がってもらったらしい。受け側も攻める側も両方楽しめるなんて本当に変わった奴だ。許容範囲が広すぎだと思わないか?」
「ぅええっ?!」
……えぇと、つまり、ロキ陛下は冗談じゃなく抱かれる側もいけると?
え?そんなことってあるんだろうか?
あんまり考えたことはなかったけど、それなら俺がセドに挿れるとかいう選択肢もあったり…?
そう思ってチラッとセドの方を見たけど、すぐにその考えは頭の中から消えた。
(ないない。絶対ない)
こいつが受け側になるなんて世界がひっくり返っても絶対にないと言い切れる。
だってセドだし。
(大体ロキ陛下は元々色々おかしいんだよな)
大好きなカリン陛下を多人数で犯させたり虐めたりするのが大好きで、ドSを地で行くような人だ。
逆にそんな人がリヒターに抱かれたとかいう話の方が信じられない。
そもそも筆で可愛がるってなんだ?
あれで擽るとでもいうんだろうか?
子猫のじゃれ合いじゃあるまいし、あの人がそんな可愛いことをするはずがないじゃないか。
(いや、でも待てよ?)
街歩きの時確かにロキ陛下とリヒターは恋人同士のようにイチャイチャしてたよな?
それならそれで筆で「くすぐったい」と言って笑顔でじゃれ合って遊んでてもおかしくはない…かもしれない。
(う~ん……)
そうやって考え込んだのが悪かったのか、気づけば俺は不機嫌になったセドにこれでもかと足を開かされていて、そのまま前置きもないままグッと腰を押し付けられ、一気に奥まで押し入られた。
「ひやぁああっ!!」
目の前がチカチカして息が一瞬できなくなる。
「油断し過ぎだぞ?アルフレッド。騎士失格だな」
「ひっ、あっ…」
(油断してたのは確かだけど、それで騎士失格とか言うことないだろ?!)
「あ…ふっ…、今、仕事中じゃ、ないのにぃ……」
「そうだな。今は夫婦の時間だ」
そう言いながらセドは容赦なく俺を蹂躙してくる。
「あッ!ひぅっ!」
前立腺を擦り上げられ、ゴッゴッと奥を突かれる度に身の内を快感が駆け巡る。
与えられる気持ちよさはすっかり身体で覚えこまされているから、多少乱暴にされても応えてしまうのだ。
それと同時に胸まで甘噛みされ、もう片方も指で強めに押しつぶすように捻り上げられたらイくなという方無理だった。
でも射精寸前でセドが根元を片手でキュッと押さえてきたから出したくても出せなくて、そのまま身を震わせながら中イキさせられる羽目に。
「ひっ、いぃっ!いやぁっ!イクッ!イクぅ…!」
「何度でもイけばいい。俺を無視できないほど、イキ狂え」
そこからは必死にシーツを握りしめ、何度も何度も絶頂へと飛ばされた。
俺がロキ陛下のことを考えてたのがそんなにダメだったのか?
元はと言えばセドが話を振ってきたくせにあんまりだ。
自己中にも程がある。
「アル?俺が求めていた答えはわかるだろう?」
「はぁ…ぁあっ…な、に…?」
何のことを聞かれているのかわからなくて、ふるふる震えながら聞き返すと、気に入らないとばかりに最奥に思い切り嵌め込まれた。
「あ…あぅ……」
その衝撃でビクビク身が震えるけど、セドはそんな俺を一瞥した後、かき混ぜるようにそこを小刻みに苛んでくる。
「さて、お前が正しい答えが口にできるまで頑張るとしようか」
そう言いながらセドは激しく俺を責め始めた。
そこからは『もう許して』と懇願しても、『俺が悪かった』と謝っても全然許してくれなくて、体力の限界まで付き合わされたと言っても過言ではない。
なんだか久しぶりに怒らせてしまった気がする。
「は…はぁ…」
「アルフレッド」
ベッドに沈み込みながら愛おし気に俺の名を呼ぶセドにゆっくりと目を向ける。
こいつ一人だけでも受け止めるのはこんなにしんどいのに、カリン陛下はよくやるなとしみじみ感心してしまう。
俺だったら絶対に逃げ出している。
ロキ陛下は絶倫のようにも見えないし、そのせいで人数稼ぎをしてるんだろうか?
でも抱かれる側もできるとかセドは言ってたから単に閨が大好きなだけという気もしないでもない。
何はともあれ今言えることはこれだけだろう。
「うぅ…俺は…お前、だけがいてくれたら…それで十分だ……」
ここに誰かがプラスされたら絶対に死ぬ。
そもそもセドだってそんなことは望まないはず。
だってこんなにやきもち焼きなんだから。
「お前は俺をシェアなんて…しないだろ?」
なんとかそう口にしてやったら、セドは満足げに笑って『その通りだ』と言いながら口づけを落としてきた。
「最初からそう言えばよかったんだ」
「……へ?」
「だから、第三者でも入れてみるか?と冗談で言ったのに答えなかったからこんな目にあったんだろう?」
どうやらセドの怒りのポイントはそこだったらしい。
(なんだそれ?!)
自分が望んだ答えがすぐさま返ってこなかったからって酷すぎる。
「酷い…。言い掛かりレイプだ」
「お前が悪い」
そう言いながらも手が優しく俺の頭を撫でてくる。
「ちゃんと反省してくれたようだし、後は可愛がってやるからな」
「はぁ?!もう散々ヤッただろ?!」
「確かにガッツリ虐めてはやったが、それだけだと面白くないだろう?」
「……え?」
「酷くヤッた後に甘くヤるのがいいといつだったかどこかで聞いたように思うし、しっかり最後まで可愛がってやるぞ?」
「へ?!い、いらない!いらないからっ!」
「遠慮するな。俺のせめてもの優しさだ」
「お前元々優しさなんて微塵も持ってないだろ?!」
「失礼な奴だな。お前限定で優しさは溢れているぞ?」
「嘘吐け、この絶倫鬼畜王子!!」
そうしてその日は俺の必死の抵抗空しく、身動きが取れなくなって泣きが入るまで犯され続けたのだった。
セドに押し倒されてベッドで今日も俺は甘い声をあげさせられる。
おかしい。
筆の話をしてたはずなのに、どうしてこうなったんだろう?
セドがキャサリン嬢がシャイナー陛下のご主人様だってわかったのは筆の話の時だって言っていたから、どの辺でそう判断したのかと疑問に思っただけだったのに、明確な答えはもらえないままベッドに連れ込まれてしまった。
最近のセドは兎に角甘く俺を翻弄するのが好きで、性感帯ばっかり責めて俺を従順にさせてくる。
そのくせいい感じに力が抜けたところで新しいことに挑戦してきたりもするから質が悪いのだ。
今日は俺に自慰をしろと言いながら自分好みの体位のままそれを強要してきた。
M字開脚というより、そこからさらに腰をあげさせられたポーズでやらされるんだぞ?
しかもセドに見せつけるようにやらないといけなくて、とても素面でできないって言ったのに、酒でも飲んだらできるかって言われて、口移しで酒まで飲まされた。
酷い。俺がそこそこ酒には強いって知ってるくせに。
兎に角こんなのは絶対やりたくない。
だからさり気なさを装って逃走しようと思ったんだけど、「お前はわかりやすいな」と笑われて、トロリと垂らされた潤滑油の感触に驚いてる内に中指をググッと中へと差し込まれて悲鳴を上げた。
「ひぁあっ!」
「最初の頃ならいざ知らず、ここはすっかり受け入れるのには慣れただろう?何を躊躇う?」
「うっ、ううっ…。そんなこと言ったって、恥ずかしいことに変わりはないだろ?」
「いつまで経ってもこういうことは苦手だな。そこがまたいいと言えばいいんだが…」
マンネリ防止でお前もたまには好きなことをしてもいいぞと言われたけど、そもそも自分から閨でセドに迫るとかはやりたくないし、そんな時間に悩むくらいなら剣でも振っていたいのが俺だ。
わかってて言ってるのか?
ふざけんな!
「お前としたい閨なんてないし、マンネリで閨が少なくなるなら俺はそっちの方が願ったり叶ったりだ」
だからそう言ったのに、なんでか知らないけどセドはそれが気に入らなかったらしくてロキ陛下のことを持ち出してきた。
「いっそロキのように第三者でも入れてみるか?あいつはリヒターにも抱かれたらしいぞ?」
「え?!」
「ククッ。しかも筆で可愛がってもらったらしい。受け側も攻める側も両方楽しめるなんて本当に変わった奴だ。許容範囲が広すぎだと思わないか?」
「ぅええっ?!」
……えぇと、つまり、ロキ陛下は冗談じゃなく抱かれる側もいけると?
え?そんなことってあるんだろうか?
あんまり考えたことはなかったけど、それなら俺がセドに挿れるとかいう選択肢もあったり…?
そう思ってチラッとセドの方を見たけど、すぐにその考えは頭の中から消えた。
(ないない。絶対ない)
こいつが受け側になるなんて世界がひっくり返っても絶対にないと言い切れる。
だってセドだし。
(大体ロキ陛下は元々色々おかしいんだよな)
大好きなカリン陛下を多人数で犯させたり虐めたりするのが大好きで、ドSを地で行くような人だ。
逆にそんな人がリヒターに抱かれたとかいう話の方が信じられない。
そもそも筆で可愛がるってなんだ?
あれで擽るとでもいうんだろうか?
子猫のじゃれ合いじゃあるまいし、あの人がそんな可愛いことをするはずがないじゃないか。
(いや、でも待てよ?)
街歩きの時確かにロキ陛下とリヒターは恋人同士のようにイチャイチャしてたよな?
それならそれで筆で「くすぐったい」と言って笑顔でじゃれ合って遊んでてもおかしくはない…かもしれない。
(う~ん……)
そうやって考え込んだのが悪かったのか、気づけば俺は不機嫌になったセドにこれでもかと足を開かされていて、そのまま前置きもないままグッと腰を押し付けられ、一気に奥まで押し入られた。
「ひやぁああっ!!」
目の前がチカチカして息が一瞬できなくなる。
「油断し過ぎだぞ?アルフレッド。騎士失格だな」
「ひっ、あっ…」
(油断してたのは確かだけど、それで騎士失格とか言うことないだろ?!)
「あ…ふっ…、今、仕事中じゃ、ないのにぃ……」
「そうだな。今は夫婦の時間だ」
そう言いながらセドは容赦なく俺を蹂躙してくる。
「あッ!ひぅっ!」
前立腺を擦り上げられ、ゴッゴッと奥を突かれる度に身の内を快感が駆け巡る。
与えられる気持ちよさはすっかり身体で覚えこまされているから、多少乱暴にされても応えてしまうのだ。
それと同時に胸まで甘噛みされ、もう片方も指で強めに押しつぶすように捻り上げられたらイくなという方無理だった。
でも射精寸前でセドが根元を片手でキュッと押さえてきたから出したくても出せなくて、そのまま身を震わせながら中イキさせられる羽目に。
「ひっ、いぃっ!いやぁっ!イクッ!イクぅ…!」
「何度でもイけばいい。俺を無視できないほど、イキ狂え」
そこからは必死にシーツを握りしめ、何度も何度も絶頂へと飛ばされた。
俺がロキ陛下のことを考えてたのがそんなにダメだったのか?
元はと言えばセドが話を振ってきたくせにあんまりだ。
自己中にも程がある。
「アル?俺が求めていた答えはわかるだろう?」
「はぁ…ぁあっ…な、に…?」
何のことを聞かれているのかわからなくて、ふるふる震えながら聞き返すと、気に入らないとばかりに最奥に思い切り嵌め込まれた。
「あ…あぅ……」
その衝撃でビクビク身が震えるけど、セドはそんな俺を一瞥した後、かき混ぜるようにそこを小刻みに苛んでくる。
「さて、お前が正しい答えが口にできるまで頑張るとしようか」
そう言いながらセドは激しく俺を責め始めた。
そこからは『もう許して』と懇願しても、『俺が悪かった』と謝っても全然許してくれなくて、体力の限界まで付き合わされたと言っても過言ではない。
なんだか久しぶりに怒らせてしまった気がする。
「は…はぁ…」
「アルフレッド」
ベッドに沈み込みながら愛おし気に俺の名を呼ぶセドにゆっくりと目を向ける。
こいつ一人だけでも受け止めるのはこんなにしんどいのに、カリン陛下はよくやるなとしみじみ感心してしまう。
俺だったら絶対に逃げ出している。
ロキ陛下は絶倫のようにも見えないし、そのせいで人数稼ぎをしてるんだろうか?
でも抱かれる側もできるとかセドは言ってたから単に閨が大好きなだけという気もしないでもない。
何はともあれ今言えることはこれだけだろう。
「うぅ…俺は…お前、だけがいてくれたら…それで十分だ……」
ここに誰かがプラスされたら絶対に死ぬ。
そもそもセドだってそんなことは望まないはず。
だってこんなにやきもち焼きなんだから。
「お前は俺をシェアなんて…しないだろ?」
なんとかそう口にしてやったら、セドは満足げに笑って『その通りだ』と言いながら口づけを落としてきた。
「最初からそう言えばよかったんだ」
「……へ?」
「だから、第三者でも入れてみるか?と冗談で言ったのに答えなかったからこんな目にあったんだろう?」
どうやらセドの怒りのポイントはそこだったらしい。
(なんだそれ?!)
自分が望んだ答えがすぐさま返ってこなかったからって酷すぎる。
「酷い…。言い掛かりレイプだ」
「お前が悪い」
そう言いながらも手が優しく俺の頭を撫でてくる。
「ちゃんと反省してくれたようだし、後は可愛がってやるからな」
「はぁ?!もう散々ヤッただろ?!」
「確かにガッツリ虐めてはやったが、それだけだと面白くないだろう?」
「……え?」
「酷くヤッた後に甘くヤるのがいいといつだったかどこかで聞いたように思うし、しっかり最後まで可愛がってやるぞ?」
「へ?!い、いらない!いらないからっ!」
「遠慮するな。俺のせめてもの優しさだ」
「お前元々優しさなんて微塵も持ってないだろ?!」
「失礼な奴だな。お前限定で優しさは溢れているぞ?」
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