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【シャイナー陛下の婚礼】
171.従兄弟の結婚式③ Side.セドリック
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シャイナーの結婚式と耐毒薬の試行のためアンシャンテへとやってきた。
ロキと会うのはロロイア以来だ。
ワイバーンで到着した際早々に会うことができたから、耐毒薬の件についても話すことができて手間が省けた。
その後、シャイナーに挨拶をして晩餐の席へと臨む。
アルフレッドはあまり話が聞こえていなかったようだが、どうやらロキはいつの間にか抱かれる側もいけるようになったらしいことがわかった。
本当に型に嵌らない奴だと笑いたくなる。
シャイナーが『リヒターに抱かれたのか?』と聞いて『今日は抱かれてませんけど』と答えていたし、そこも既に済ませているのが丸わかりだ。
しかもはっきりとさっきまでカリンに抱かれていたと答えているし、隠す気は全くないらしい。
こういうところが本当に見ていて飽きなくて面白いと思う。
しかもこいつは抱かれる側でもどうやらドSなようだ。
「カリン…ッ!どうしてお前が?!お前は抱かれる側だろう?!俺のロキを汚すな!」
「明日には結婚する奴が何を言っている。ロキは俺のなんだから抱かれようと抱こうと俺の勝手だ。引っ込んでいろ」
こう言ってシャイナーを牽制し、ロキを抱き寄せキスまでして『ロキは自分のものだ』と見せつけるカリン。
普通ならここでその姿に惚れ直すといったところなんだろうが────。
「兄上、凄く素敵です」
「そうか?」
「ええ。さっきまで俺の腕の中で沢山喘いで可愛かったのに、ギャップ萌えしてしまいました」
ブハッ…!
その言葉を聞いた途端思い切りツボにはまって吹き出してしまう。
こいつは俺を笑い殺させる気か?
上げてから落とすものだから、カリンが真っ赤になってプルプル震えて固まっているぞ?
どうせそんな姿も可愛いと一刀両断にするんだろうが、本気で面白過ぎてたまらない。
どこまでカリンを虐めるのが好きなんだ。
「ロキ…あまり笑わせるな」
「はぁ。すみません?」
それから暫く、俺は笑いをこらえるのに苦労した。
その後の晩餐の席もまた最高に楽しかった。
シャイナー自身はどうでもよかったが、その嫁になるキャサリンという令嬢はロキの眼鏡に適っただけあって、とても面白い令嬢だったのだ。
「そうそう。ロキ陛下が『セドリック王子から頂いた筆は選定が素晴らしかった』と仰っていましたわ」
この場でその話を持ち出してきたから、最初は何も知らないだけかと思ったが、そうではなかった。
「ああ、あれか。あれは街で買い物をした時に見つけたんだ」
「うふふ。私も是非シャイナー陛下と使ってみたいですわ。こちらでも手に入るものでロキ陛下のお勧めはありますか?」
「それなら今度また俺の方から贈りますよ?良さそうなものを探しておきます」
「まあ、ロキ陛下。ありがとうございます。お道具のことはやっぱりロキ陛下の方がお詳しいですから、お任せしてもよろしいでしょうか?」
「ええ。もちろんです」
流れるように普通の話のように会話を繋いでいるが、ちゃんと用途は理解しながら話しているらしく、それを本人が楽しんでいるのがまた一目瞭然だった。
「一口に筆と言っても色々あるのでしょうか?」
「そうだな。物によって手触りが大きく違うな」
「セドリック王子に頂いたものと、俺が王宮滞在の際商人から購入したものでも随分違いましたから。やはり実際に手に取って品質を吟味するのが一番ですよね。セドリック王子から頂いたものは兄上もとても悦んでくれたので、大満足でした」
ロキもわかっていてそう答えるのだから始末が悪い。
恐らくアルフレッドなら、この会話だけ聞けばただの仕事道具の筆の話としか思わないだろう。
わかる奴にだけわかるように話されているから、つい面白過ぎて悪ノリしてしまうではないか。
こんな会話は国でもしたことがないから楽しくて仕方がない。
「ククッ。お前も使ってみたか?」
「まあ不本意ながら?あの日はリヒターが長々と使ってきたので泣きそうになりました」
「ハハッ!それは是非見てみたかったな」
「やめてください。本当に大変だったんですから」
どうやらリヒターがロキに実際に使ったらしいということが分かって、楽しくて仕方がなかった。
一体どんな顔であれで翻弄されたのだろう?
実際に見てみたかったと少しと言わず、思い切り思ってしまう。
きっとカリンには引き出せない珍しいロキの姿が見られたことだろう。
そんな風に楽しく話していたら、シャイナーが急に割って入ってきた。
どうやら放置プレイはやめてほしいと思ったらしい。
けれどロキとキャサリン嬢はそんなシャイナーを横目に今度は二人でドレスの話などをし始める。
それを目にして、ああキャサリン嬢はしっかりこちら側なんだなと確信した。
シャイナーはご主人様同士の会話が不服と言わんばかりだったし、その後のロキの言葉からもそれは明らかだ。
「ロキ!キャシーばかりと話してないで俺とも話そう!」
「はいはい。シャイナー陛下もどんな衣装なのか楽しみですね」
「そうか!俺の披露宴の服はキャシーに合わせて黒にしてみたんだ。チーフの色は赤だから一対の絵のようだとデザイナーからは太鼓判を押されたし、楽しみにしていて欲しい」
「そうですか。それはキャサリン嬢の美しさを引き立てるのに向いていそうな衣装ですね。しっかりエスコートして立派にご主人様を輝かせてあげてくださいね。シャイナーならできると信じています」
「もちろんだ!」
サラッと笑顔で紡がれた言葉だったから他の者達は聞き間違いか単なる言葉の綾だと思ったかもしれないが、聞き間違いでも何でもなく、ロキははっきりとキャサリン嬢はシャイナーのご主人様と明言していた。
キャサリン嬢も特に異論はないようで、にこやかにそんなやり取りを見守っているし、きっとその通りなんだろう。
(シャイナーは二人にしっかり躾けられているな)
見事なものだ。
ロキとキャサリン嬢はきっと普段からいい友人関係を築いているのだろう。
なかなかいいコンビだ。
(侯爵家の三女と言ったか…)
完全に自分の花嫁選びの際の条件外だったが、アルフレッドと出会っていなければこんな嫁を迎えても面白かったかもしれないとちょっとだけ思った。
ロキの周りは面白い奴が集まるなと思いながら食事を進め、なかなか楽しい晩餐を楽しむことができたなと満足がいった。
「それにしても驚いたよな」
部屋に戻って開口一番そう言ったのはアルフレッドだ。
「あのキャサリン嬢、ロキ陛下とまさかのご主人様友達とかさ、思ってもみなかった」
どうやらアルフレッドでもあの令嬢がシャイナーのご主人様だというのはわかったらしい。
とは言えあれはロキのようなドSというよりも楽しいことが大好きな女といった感じだったから、きっと面白がってシャイナーを虐めるのだろう。
シャイナーも面白い相手を花嫁に選んだものだ。
「そうか?俺は筆の話の時に大体察していたぞ?」
「え?なんで筆の話で?」
それに比べてアルフレッドのこの鈍感なところはどうにかならないものか。
(まあそこが可愛いんだがな)
あんなに堂々と閨での筆の話で盛り上がっていたのに、全く気づく素振りがないなんて。
本気で筆の用途をわかっていないとしか思えない。
どうせなら今度その用途をわからせてやろうか?
普段は道具なんて使わないが、筆で虐めてやるくらいなら大丈夫な気もするし、今度用意してお仕置にでも使ってやろうかという気になった。
(帰ったら早速見繕いに行くか)
そんなことを考えながら笑っていたら、こういうことに関してだけは鋭いアルフレッドが「何か悪巧みしてるだろ?!」なんて言ってきたから、誤魔化すように口づけてそのままベッドへと連れ去ってやった。
ロキと会うのはロロイア以来だ。
ワイバーンで到着した際早々に会うことができたから、耐毒薬の件についても話すことができて手間が省けた。
その後、シャイナーに挨拶をして晩餐の席へと臨む。
アルフレッドはあまり話が聞こえていなかったようだが、どうやらロキはいつの間にか抱かれる側もいけるようになったらしいことがわかった。
本当に型に嵌らない奴だと笑いたくなる。
シャイナーが『リヒターに抱かれたのか?』と聞いて『今日は抱かれてませんけど』と答えていたし、そこも既に済ませているのが丸わかりだ。
しかもはっきりとさっきまでカリンに抱かれていたと答えているし、隠す気は全くないらしい。
こういうところが本当に見ていて飽きなくて面白いと思う。
しかもこいつは抱かれる側でもどうやらドSなようだ。
「カリン…ッ!どうしてお前が?!お前は抱かれる側だろう?!俺のロキを汚すな!」
「明日には結婚する奴が何を言っている。ロキは俺のなんだから抱かれようと抱こうと俺の勝手だ。引っ込んでいろ」
こう言ってシャイナーを牽制し、ロキを抱き寄せキスまでして『ロキは自分のものだ』と見せつけるカリン。
普通ならここでその姿に惚れ直すといったところなんだろうが────。
「兄上、凄く素敵です」
「そうか?」
「ええ。さっきまで俺の腕の中で沢山喘いで可愛かったのに、ギャップ萌えしてしまいました」
ブハッ…!
その言葉を聞いた途端思い切りツボにはまって吹き出してしまう。
こいつは俺を笑い殺させる気か?
上げてから落とすものだから、カリンが真っ赤になってプルプル震えて固まっているぞ?
どうせそんな姿も可愛いと一刀両断にするんだろうが、本気で面白過ぎてたまらない。
どこまでカリンを虐めるのが好きなんだ。
「ロキ…あまり笑わせるな」
「はぁ。すみません?」
それから暫く、俺は笑いをこらえるのに苦労した。
その後の晩餐の席もまた最高に楽しかった。
シャイナー自身はどうでもよかったが、その嫁になるキャサリンという令嬢はロキの眼鏡に適っただけあって、とても面白い令嬢だったのだ。
「そうそう。ロキ陛下が『セドリック王子から頂いた筆は選定が素晴らしかった』と仰っていましたわ」
この場でその話を持ち出してきたから、最初は何も知らないだけかと思ったが、そうではなかった。
「ああ、あれか。あれは街で買い物をした時に見つけたんだ」
「うふふ。私も是非シャイナー陛下と使ってみたいですわ。こちらでも手に入るものでロキ陛下のお勧めはありますか?」
「それなら今度また俺の方から贈りますよ?良さそうなものを探しておきます」
「まあ、ロキ陛下。ありがとうございます。お道具のことはやっぱりロキ陛下の方がお詳しいですから、お任せしてもよろしいでしょうか?」
「ええ。もちろんです」
流れるように普通の話のように会話を繋いでいるが、ちゃんと用途は理解しながら話しているらしく、それを本人が楽しんでいるのがまた一目瞭然だった。
「一口に筆と言っても色々あるのでしょうか?」
「そうだな。物によって手触りが大きく違うな」
「セドリック王子に頂いたものと、俺が王宮滞在の際商人から購入したものでも随分違いましたから。やはり実際に手に取って品質を吟味するのが一番ですよね。セドリック王子から頂いたものは兄上もとても悦んでくれたので、大満足でした」
ロキもわかっていてそう答えるのだから始末が悪い。
恐らくアルフレッドなら、この会話だけ聞けばただの仕事道具の筆の話としか思わないだろう。
わかる奴にだけわかるように話されているから、つい面白過ぎて悪ノリしてしまうではないか。
こんな会話は国でもしたことがないから楽しくて仕方がない。
「ククッ。お前も使ってみたか?」
「まあ不本意ながら?あの日はリヒターが長々と使ってきたので泣きそうになりました」
「ハハッ!それは是非見てみたかったな」
「やめてください。本当に大変だったんですから」
どうやらリヒターがロキに実際に使ったらしいということが分かって、楽しくて仕方がなかった。
一体どんな顔であれで翻弄されたのだろう?
実際に見てみたかったと少しと言わず、思い切り思ってしまう。
きっとカリンには引き出せない珍しいロキの姿が見られたことだろう。
そんな風に楽しく話していたら、シャイナーが急に割って入ってきた。
どうやら放置プレイはやめてほしいと思ったらしい。
けれどロキとキャサリン嬢はそんなシャイナーを横目に今度は二人でドレスの話などをし始める。
それを目にして、ああキャサリン嬢はしっかりこちら側なんだなと確信した。
シャイナーはご主人様同士の会話が不服と言わんばかりだったし、その後のロキの言葉からもそれは明らかだ。
「ロキ!キャシーばかりと話してないで俺とも話そう!」
「はいはい。シャイナー陛下もどんな衣装なのか楽しみですね」
「そうか!俺の披露宴の服はキャシーに合わせて黒にしてみたんだ。チーフの色は赤だから一対の絵のようだとデザイナーからは太鼓判を押されたし、楽しみにしていて欲しい」
「そうですか。それはキャサリン嬢の美しさを引き立てるのに向いていそうな衣装ですね。しっかりエスコートして立派にご主人様を輝かせてあげてくださいね。シャイナーならできると信じています」
「もちろんだ!」
サラッと笑顔で紡がれた言葉だったから他の者達は聞き間違いか単なる言葉の綾だと思ったかもしれないが、聞き間違いでも何でもなく、ロキははっきりとキャサリン嬢はシャイナーのご主人様と明言していた。
キャサリン嬢も特に異論はないようで、にこやかにそんなやり取りを見守っているし、きっとその通りなんだろう。
(シャイナーは二人にしっかり躾けられているな)
見事なものだ。
ロキとキャサリン嬢はきっと普段からいい友人関係を築いているのだろう。
なかなかいいコンビだ。
(侯爵家の三女と言ったか…)
完全に自分の花嫁選びの際の条件外だったが、アルフレッドと出会っていなければこんな嫁を迎えても面白かったかもしれないとちょっとだけ思った。
ロキの周りは面白い奴が集まるなと思いながら食事を進め、なかなか楽しい晩餐を楽しむことができたなと満足がいった。
「それにしても驚いたよな」
部屋に戻って開口一番そう言ったのはアルフレッドだ。
「あのキャサリン嬢、ロキ陛下とまさかのご主人様友達とかさ、思ってもみなかった」
どうやらアルフレッドでもあの令嬢がシャイナーのご主人様だというのはわかったらしい。
とは言えあれはロキのようなドSというよりも楽しいことが大好きな女といった感じだったから、きっと面白がってシャイナーを虐めるのだろう。
シャイナーも面白い相手を花嫁に選んだものだ。
「そうか?俺は筆の話の時に大体察していたぞ?」
「え?なんで筆の話で?」
それに比べてアルフレッドのこの鈍感なところはどうにかならないものか。
(まあそこが可愛いんだがな)
あんなに堂々と閨での筆の話で盛り上がっていたのに、全く気づく素振りがないなんて。
本気で筆の用途をわかっていないとしか思えない。
どうせなら今度その用途をわからせてやろうか?
普段は道具なんて使わないが、筆で虐めてやるくらいなら大丈夫な気もするし、今度用意してお仕置にでも使ってやろうかという気になった。
(帰ったら早速見繕いに行くか)
そんなことを考えながら笑っていたら、こういうことに関してだけは鋭いアルフレッドが「何か悪巧みしてるだろ?!」なんて言ってきたから、誤魔化すように口づけてそのままベッドへと連れ去ってやった。
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※皆様いつもありがとうございます♪この度スピンオフ作品をアップしましたので、ご興味のある方はそちらも宜しくお願いしますm(_ _)m『王子の本命~ガヴァム王国の王子達~』https://www.alphapolis.co.jp/novel/91408108/52430498
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