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【亡国からの刺客】
閑話12.とある日の親子体験 Side.セドリック
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※閑話の順番がアップ時と変わった関係で前後していますが、時系列に合わせて移動しています。ご了承ください。
※セドは性悪最低王子なのでこれっぽっちも父親らしくありません。
どっちかというと、セドならそうなるだろうなと思えるお話。
期待する人はいないと思いますが、そこを忘れずお読みいただければと思いますm(_ _)m
****************
父と姫がレオナルド皇子の婚礼に参列するためミラルカへと旅立った。
馬車での移動だから行程がかなり長い。
ここ最近ワイバーン移動が多かったからすっかりそちらに慣れてしまっていたが、一般的にはまだまだ馬車移動が普通だ。
ミラルカとブルーグレイは片道で一カ月も掛かる。
姫は久方ぶりにのんびりと羽を伸ばせると嬉しそうだった。
俺も父が不在で仕事は多少増えるが、姫がいないとアルフレッドを常に側に置けるから、この状況には非常に満足している。
「セド。会議は終わったか?」
つい先程まで大臣達と行っていた会議の最中、アルフレッドは鍛錬に行ってくると言って席を外していた。
部下達の鍛錬に指導を入れながら自分も満足のいく鍛錬ができたのだろう。
その表情は清々しいほどに満足げだ。
「そうそう。ちょっとルカ殿下の様子も見てきた。すっかり元気になって遊んでたから、陛下に手紙を書くついでがあればこの手紙も一緒に送っておいてくれ」
そう言ってアルフレッドは一通の手紙を手渡してきた。
きっと息子のルカの様子が事細かに書かれてあるんだろう。
「お前も後でちゃんと様子を見に行ってやれよ?」
「…そうだな。お前が行くなら一緒に行こう」
ルカはいざ出発という日の直前に風疹のような症状が出たため、仕方なくこちらに置いていくことになったのだ。
姫は自分も残ると苦渋の選択をしようとしていたが、症状も軽く自分達がしっかりと世話をするから大丈夫だと侍女や騎士達総出で見送っていた。
現在ではすっかり元気になっているようだし、問題はないだろう。
順調にスクスク元気に育っていると聞いているし、俺としてはそれでいいのだが、アルフレッド的には父親なんだからたまには抱っこしたり遊んだりしてやれとのこと。
姫がいない今なら気兼ねなく触れ合えるだろうと言われたが、正直俺が構うメリットがわからない。
侍女や騎士達が笑顔で遊んでやる方が情操教育的にはいいと思うのだが…。
「もっと父親としての自覚を持てよ!」
そんな風に言われたから、そういう事ならたまには親子ごっこでもしてやるかと思った。
この場合もちろん母親役はアルフレッドだ。
擬似親子を楽しむのも悪くはない。
「ルカ殿下!父君をお連れしましたよ」
アルフレッドが笑顔でルカに話し掛けるが、侍女達はギョッとした顔で固まった後、慌てて全員壁際へと移動した。
けれどそれを目の当たりにしたルカは遊んでくれていた相手が突然いなくなって、半泣きになっている。
大泣きするのも時間の問題だろう。
案の定、すぐにその通りの状況に陥った。
「ふ、ふぎゃぁああっ!」
「煩いぞ。静かに泣け」
不快に思ってちょっと殺気を飛ばしたら静かになった。
弱いな。これを機に強くなればいいのに。
「ちょっと待て?!気絶したぞ?!」
「泣き疲れて寝ただけだ。気にするな」
「そんな訳があるか!子供の体力舐めるなよ?!」
アルフレッドが煩いが、取り敢えずヒョイッとルカを抱き上げ腕に抱いたら大人しくなった。
「ほら。これでいいんだろう?」
「…なんか違うけど、ある意味気絶してて良かったのか…も?」
起きてる方がトラウマになって大変だったかもしれないとアルフレッドが頬を引き攣らせているが、失礼な奴だ。
「まだまだ軽いが、大きくはなったな」
「はぁ…連れてきて良かったんだか悪かったんだか…」
「これに懲りたら俺に普通の父親を期待しない事だ」
「……わかった」
どうやらアルフレッドもわかってくれたようだし、暫くアルフレッドと一緒に擬似親子体験を堪能して俺はルカを侍女へと預けてアルフレッドと共に部屋へと戻った。
そこから色々文句を言われたが、『俺は子と戯れるよりお前と戯れたい』と剣を手にしながら言ってやったらすぐに機嫌が直った。
可愛いものだ。
「お前のその性根を俺が叩き直してやる!」
口ではそう言っているが、お前は俺と戦うのが好きなだけだろうと言ってやりたい。
その証拠にその表情は如何にも嬉しそうだ。
「俺が勝ったら今度ルカ殿下とちゃんと遊んでやること!」
今日はできなかったからと言うが、正気か?
正直赤子との遊び方なんて知らないし、面倒この上ない。
そんなもの、全力で断るに決まっている。
だから同じくらいアルフレッドが嫌がりそうな条件をわざと出してやった。
「なら、俺が勝ったら遠駆けした先で青姦だ。わかったな?」
「は…はぁ?!」
こうして負けられない戦いが始まり、激しく剣と剣をぶつけ合うことに。
「誰が遠駆け先で抱かれるかぁ!」
「お前を好きに抱くのは俺の権利だ。諦めろ!」
キンキンッ!と攻防が続く中、一向に勝負がつかないこともあってそっと勝負の行く末を見守る者が増えてくる。
本当にアルフレッドは手強いことこの上ない。
この俺相手にいつまでも拮抗した力を見せつけてくるのだから。
けれどここでやられたら面白くもなんともない時間を過ごす羽目になる。
それは絶対にお断りだ。
何が何でも勝利を収めてやる。
ガキンッ!と一際大きくぶつかったところで両者共に距離を取り、すぐさま必殺の一撃に全てをかけた。
本当に紙一重の激戦だ。
ヒュバッとこちらの一瞬の隙を狙うように放たれる鋭い剣戟。
それを剣の腹で受け止めると共に返す手で振り払うように弾き飛ばして、俺はそのまま踏み込みアルフレッドの喉元に剣先を突きつけた。
「はぁ…はぁ…。俺の、勝ちだ」
辛うじてギリギリ俺がもぎ取った勝利と言っても過言ではないだろう。
アルフレッドは悔しそうだが、勝負は勝負だ。
「最悪だ!!」
「俺は満足だ。今夜は仕事で遅くなる。ゆっくりどこで犯されたいか考えておくんだな」
当然だが遠駆けに行くなら翌日分の仕事は前倒しで調整させ、できる限り仕事を片付けなければならない。
けれどお楽しみが待っているというのなら今夜は多少無理をしてでも仕事に集中し、可能な限り片付けてしまおうと思った。
「セドリック王子。明日の護衛は如何いたしましょう?」
城内や街中なら兎も角、遠駆けをするなら護衛は必須だと言われ暫し考える。
確かに暗殺者等の邪魔が入るのは折角の楽しみに水を差されるようなものだ。
「そうだな。近衛を四名ほど同行させておけ。暗部はいつも通り10名ほどでいい」
「かしこまりました」
暗部もワイバーンに乗れるようになったから二名は馬で同行、残りは上空からさり気なく追尾させれば十分だ。
適当なところで下に降りて護衛に徹してもらい、帰りもワイバーンで帰らせれば問題はない。
(緊急事態が起こった場合でも、それならいくらでも対処は可能だし、最悪俺とアルフレッドでワイバーンで帰ることもできるしな)
後はどこまで出掛けるかだが────。
(邪魔が入りにくく、且つアルフレッドの羞恥を適度に煽れそうな場所か…。悩むな)
「……セドリック様は本当に器用ですね」
側近がそんなことを言ってくるが、これくらいで仕事の手が止まるはずがなかろう。
仕事を片付ける頭と遊びを考える頭の場所は違うんだから。
(そうだ。いいことを思いついた)
「ククッ…」
きっとこれを実行に移せばアルフレッドも二度とルカと遊べとは言ってこなくなるだろう。
「名案だな」
そうしてサクサク仕事を片付けながら明日へと思いを馳せ、久方ぶりの息抜きに心躍らせたのだった。
****************
※閑話4.以前にも実はこうして気絶させられていたルカの話。
物心がつく前なので、本人は当然覚えていません。
※次はアルフレッド視点になります。
※セドは性悪最低王子なのでこれっぽっちも父親らしくありません。
どっちかというと、セドならそうなるだろうなと思えるお話。
期待する人はいないと思いますが、そこを忘れずお読みいただければと思いますm(_ _)m
****************
父と姫がレオナルド皇子の婚礼に参列するためミラルカへと旅立った。
馬車での移動だから行程がかなり長い。
ここ最近ワイバーン移動が多かったからすっかりそちらに慣れてしまっていたが、一般的にはまだまだ馬車移動が普通だ。
ミラルカとブルーグレイは片道で一カ月も掛かる。
姫は久方ぶりにのんびりと羽を伸ばせると嬉しそうだった。
俺も父が不在で仕事は多少増えるが、姫がいないとアルフレッドを常に側に置けるから、この状況には非常に満足している。
「セド。会議は終わったか?」
つい先程まで大臣達と行っていた会議の最中、アルフレッドは鍛錬に行ってくると言って席を外していた。
部下達の鍛錬に指導を入れながら自分も満足のいく鍛錬ができたのだろう。
その表情は清々しいほどに満足げだ。
「そうそう。ちょっとルカ殿下の様子も見てきた。すっかり元気になって遊んでたから、陛下に手紙を書くついでがあればこの手紙も一緒に送っておいてくれ」
そう言ってアルフレッドは一通の手紙を手渡してきた。
きっと息子のルカの様子が事細かに書かれてあるんだろう。
「お前も後でちゃんと様子を見に行ってやれよ?」
「…そうだな。お前が行くなら一緒に行こう」
ルカはいざ出発という日の直前に風疹のような症状が出たため、仕方なくこちらに置いていくことになったのだ。
姫は自分も残ると苦渋の選択をしようとしていたが、症状も軽く自分達がしっかりと世話をするから大丈夫だと侍女や騎士達総出で見送っていた。
現在ではすっかり元気になっているようだし、問題はないだろう。
順調にスクスク元気に育っていると聞いているし、俺としてはそれでいいのだが、アルフレッド的には父親なんだからたまには抱っこしたり遊んだりしてやれとのこと。
姫がいない今なら気兼ねなく触れ合えるだろうと言われたが、正直俺が構うメリットがわからない。
侍女や騎士達が笑顔で遊んでやる方が情操教育的にはいいと思うのだが…。
「もっと父親としての自覚を持てよ!」
そんな風に言われたから、そういう事ならたまには親子ごっこでもしてやるかと思った。
この場合もちろん母親役はアルフレッドだ。
擬似親子を楽しむのも悪くはない。
「ルカ殿下!父君をお連れしましたよ」
アルフレッドが笑顔でルカに話し掛けるが、侍女達はギョッとした顔で固まった後、慌てて全員壁際へと移動した。
けれどそれを目の当たりにしたルカは遊んでくれていた相手が突然いなくなって、半泣きになっている。
大泣きするのも時間の問題だろう。
案の定、すぐにその通りの状況に陥った。
「ふ、ふぎゃぁああっ!」
「煩いぞ。静かに泣け」
不快に思ってちょっと殺気を飛ばしたら静かになった。
弱いな。これを機に強くなればいいのに。
「ちょっと待て?!気絶したぞ?!」
「泣き疲れて寝ただけだ。気にするな」
「そんな訳があるか!子供の体力舐めるなよ?!」
アルフレッドが煩いが、取り敢えずヒョイッとルカを抱き上げ腕に抱いたら大人しくなった。
「ほら。これでいいんだろう?」
「…なんか違うけど、ある意味気絶してて良かったのか…も?」
起きてる方がトラウマになって大変だったかもしれないとアルフレッドが頬を引き攣らせているが、失礼な奴だ。
「まだまだ軽いが、大きくはなったな」
「はぁ…連れてきて良かったんだか悪かったんだか…」
「これに懲りたら俺に普通の父親を期待しない事だ」
「……わかった」
どうやらアルフレッドもわかってくれたようだし、暫くアルフレッドと一緒に擬似親子体験を堪能して俺はルカを侍女へと預けてアルフレッドと共に部屋へと戻った。
そこから色々文句を言われたが、『俺は子と戯れるよりお前と戯れたい』と剣を手にしながら言ってやったらすぐに機嫌が直った。
可愛いものだ。
「お前のその性根を俺が叩き直してやる!」
口ではそう言っているが、お前は俺と戦うのが好きなだけだろうと言ってやりたい。
その証拠にその表情は如何にも嬉しそうだ。
「俺が勝ったら今度ルカ殿下とちゃんと遊んでやること!」
今日はできなかったからと言うが、正気か?
正直赤子との遊び方なんて知らないし、面倒この上ない。
そんなもの、全力で断るに決まっている。
だから同じくらいアルフレッドが嫌がりそうな条件をわざと出してやった。
「なら、俺が勝ったら遠駆けした先で青姦だ。わかったな?」
「は…はぁ?!」
こうして負けられない戦いが始まり、激しく剣と剣をぶつけ合うことに。
「誰が遠駆け先で抱かれるかぁ!」
「お前を好きに抱くのは俺の権利だ。諦めろ!」
キンキンッ!と攻防が続く中、一向に勝負がつかないこともあってそっと勝負の行く末を見守る者が増えてくる。
本当にアルフレッドは手強いことこの上ない。
この俺相手にいつまでも拮抗した力を見せつけてくるのだから。
けれどここでやられたら面白くもなんともない時間を過ごす羽目になる。
それは絶対にお断りだ。
何が何でも勝利を収めてやる。
ガキンッ!と一際大きくぶつかったところで両者共に距離を取り、すぐさま必殺の一撃に全てをかけた。
本当に紙一重の激戦だ。
ヒュバッとこちらの一瞬の隙を狙うように放たれる鋭い剣戟。
それを剣の腹で受け止めると共に返す手で振り払うように弾き飛ばして、俺はそのまま踏み込みアルフレッドの喉元に剣先を突きつけた。
「はぁ…はぁ…。俺の、勝ちだ」
辛うじてギリギリ俺がもぎ取った勝利と言っても過言ではないだろう。
アルフレッドは悔しそうだが、勝負は勝負だ。
「最悪だ!!」
「俺は満足だ。今夜は仕事で遅くなる。ゆっくりどこで犯されたいか考えておくんだな」
当然だが遠駆けに行くなら翌日分の仕事は前倒しで調整させ、できる限り仕事を片付けなければならない。
けれどお楽しみが待っているというのなら今夜は多少無理をしてでも仕事に集中し、可能な限り片付けてしまおうと思った。
「セドリック王子。明日の護衛は如何いたしましょう?」
城内や街中なら兎も角、遠駆けをするなら護衛は必須だと言われ暫し考える。
確かに暗殺者等の邪魔が入るのは折角の楽しみに水を差されるようなものだ。
「そうだな。近衛を四名ほど同行させておけ。暗部はいつも通り10名ほどでいい」
「かしこまりました」
暗部もワイバーンに乗れるようになったから二名は馬で同行、残りは上空からさり気なく追尾させれば十分だ。
適当なところで下に降りて護衛に徹してもらい、帰りもワイバーンで帰らせれば問題はない。
(緊急事態が起こった場合でも、それならいくらでも対処は可能だし、最悪俺とアルフレッドでワイバーンで帰ることもできるしな)
後はどこまで出掛けるかだが────。
(邪魔が入りにくく、且つアルフレッドの羞恥を適度に煽れそうな場所か…。悩むな)
「……セドリック様は本当に器用ですね」
側近がそんなことを言ってくるが、これくらいで仕事の手が止まるはずがなかろう。
仕事を片付ける頭と遊びを考える頭の場所は違うんだから。
(そうだ。いいことを思いついた)
「ククッ…」
きっとこれを実行に移せばアルフレッドも二度とルカと遊べとは言ってこなくなるだろう。
「名案だな」
そうしてサクサク仕事を片付けながら明日へと思いを馳せ、久方ぶりの息抜きに心躍らせたのだった。
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※閑話4.以前にも実はこうして気絶させられていたルカの話。
物心がつく前なので、本人は当然覚えていません。
※次はアルフレッド視点になります。
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※皆様いつもありがとうございます♪この度スピンオフ作品をアップしましたので、ご興味のある方はそちらも宜しくお願いしますm(_ _)m『王子の本命~ガヴァム王国の王子達~』https://www.alphapolis.co.jp/novel/91408108/52430498
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