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【ロロイア国訪問】
163.ロロイア国へ⑦ Side.セドリック
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アルフレッドの元へ駆けつけると、そこにはロキはじめガヴァムの連中が勢揃いしていた。
どうやらこれからすぐにガヴァムに帰るつもりだったのか、準備万端な様子。
まあ毒耐性がないのなら周囲の者達が帰ろうとしたがる気持ちもわからなくはない。
ここに留まってくれたのは恐らく俺への義理だろう。
「悪いな」
「いえ。無事でよかったです」
「すぐ帰るのか?」
「そのつもりですが」
その返事にそういえばと先日会ったユーツヴァルトの顔が浮かぶ。
あいつはロキに会いたいと言っていた。
これからここに来るのならついでに会わせるのはありかもしれない。
闇医者の知り合いだと言っていたし、別に構わないだろう。
そう思って医者が来るまでいてほしいと軽く口にした。
別に構わないと言ってもらえたから、その間に暗部の昏倒していた件についても詳しく話を聞いておいた。
それによると、カリンが夜中に攫われた時と状況がよく似ていたらしい。
「だがキュリアス王子が犯人ではないだろう?」
「ええ。さっきリヒターがナイフでサクッと切り取ったので、それどころではないと思いますよ?」
どうやら本当にやらかしたらしい。
カリンに手を出すのも善し悪しだなと思わずため息が出てしまう。
(まあ許可さえとれば問題はないんだろうが…)
マイルールを押さえておけば害はないし、然程気にしなくても大丈夫だろう。
そうこうしているうちにユーツヴァルトが駆けつけてくれた。
「アルフレッドが倒れたと聞いて飛んできた」
「悪いが診てほしい。毒を盛られた後休んでいたらおかしな香を焚かれたようでな」
「毒?」
「ああ。アルフレッド曰く錯乱系の毒と言っていたが…」
「錯乱系の毒か。種類は?」
「そこまではわからん。ただすぐに気づいて吐き出したから、そちらは問題ないはずだ」
「そうか」
ホッとしたようにユーツヴァルトが息を吐く。
そこからは焚かれていた香の残骸を確認し、アルフレッドの脈をとったり口の中を確認したり目を確認したりと色々診察が行われて、一先ず問題はなさそうだと判断され、ホッと安堵の息を吐いた。
それならこの後すぐ移動しても問題はないだろう。
ロキではないが俺もここまでされてこの場に留まるほど馬鹿ではない。
アルフレッドの安全第一だ。
暗部だけ残して街の宿にでも移動してしまおう。
始末は暗部に任せればいい。
当然王族は皆殺し決定だ。
ついでに暗部達が昏倒した理由が何かわからないかとユーツヴァルトへ尋ねてみる。
暗部を置いていくにあたってそこは把握しておいた方がいいと思ったからだ。
すると暫く考え込んだ後、一つの可能性を示唆した。
それは暗部が持つ特定の毒と今回焚かれた香が作用しあって昏倒したのではというもので、正直そんな事があるのかと驚いた。
これでは暗部に任せるのも考えものだ。
自分の手で直接手を下してから去ろうか?
そんな事を考えている間に、診察を終えたユーツヴァルトがロキの方へと向かい挨拶をしていた。
色々あったせいで皆ピリピリしているようだが、ロキだけは相変わらずマイペースだ。
そこでふと気づく。
護衛の質が上がっていることに。
裏の者を暗部に取り入れた関係だろうか?
王の護衛としては適切になった。
これまでは隙だらけだったし、まあ良い傾向と言えば言えるだろう。
「随分周囲の護衛が充実したな。ロキ」
「ええ。皆過保護で困っています」
「お前はふらふらしているからな。それくらいの方がいいだろう」
そう言ってやったら本意ではなかったとばかりに溜め息を吐いていたから、恐らく裏の者達が見兼ねて手を貸したのかも知れないと思った。
ネブリス国とメルケ国の件でガヴァムが絡んだのであれば、当然ロキの周りは物騒になっただろうから、カリンには任せられないとでも思われたんだろう。
そうこうしているうちにユーツヴァルトが闇医者の知り合いだと口にし、周囲の者達の警戒を解きにかかっていた。
敵意もないし、そうピリピリしなくても大丈夫だろうに。
医者としてロキを直にじっくり観察したユーツヴァルトは、何事かをロキに囁いていた。
恐らくそれが図星だったのだろう。
一瞬ロキの笑みが固まったように見えた。
そしてユーツヴァルトはにこやかに懐から薬を出すと、ロキへとそれを手渡し、辛くなったら飲むよう促していた。
恐らく不眠症の薬だろう。
「きっとよく眠れますよ」
医者らしく笑顔で告げるその姿に誰も違和感は覚えなかったし、受け取って終わりだろうと俺は思ったのだが、ロキは笑顔で受け取りはしたがその場でそれを開封し、中身を床に捨ててしまった。
本人曰く、闇医者以外からもらった薬は飲まないらしい。
しかも何故か『毒で死ぬ気はない』と牽制までしている。
もらったのは睡眠薬だろう?
いらないなら後で適当に処分すればいいだけの話だし、ここでそれをユーツヴァルトに言ってくる意味がわからない。
毒耐性がないから過敏になっているんだろうか?
ロキにしては随分珍しい反応だ。
ユーツヴァルトはアルフレッドの知り合いだから悪い奴ではないと思うし、俺が話した限りでは普通の医者だった。
問題はないはずだが…。
俺から見ると今回のロキの反応は些か過剰に感じられた。
本人曰く、両親が嫌いだから同じ死に方はしたくないらしい。
死ぬ時は短剣で胸を一突きするからとまで言っていた。
何が原因で病みスイッチが入ったかは知らないが、カリンが蒼白になっているからその辺でやめてやれ。
過保護にまた輪がかかるぞ?
その後ロキを守るように周囲がまたピリピリし始めたため、ロキは話を切り上げ笑顔でこちらへと挨拶して部屋から出て行ったが、残されたユーツヴァルトは酷く残念そうだった。
親切で渡した薬に過剰反応されたのだからそうなるのも無理はない。
本人的にこれを機に親しくなって、もっと話してみたかったのかもしれない。
相手が国王だからなかなか会う機会もないだろうし、名残惜しかったのだと思う。
とは言え一国の王としては知らない医者から薬は受け取らないというのは特別間違った対応ではないし、失礼だと怒るようなことでもない。
だから俺はその事に関しては特に気に留めることなく、『また縁があれば話す機会くらいあるだろう』とだけ言ってやった。
***
【Side.アルフレッド】
フワリと身体が浮く感覚を覚えて目を覚ますと、目の前にセドの顔があってホッとしてしまう。
最初に思ったのは『無事でよかった』ということで、次は『安心する』といったものだった。
だってセドは俺と同じくらい強いから、俺が守らなきゃって無理矢理頑張らなくても大丈夫なんだ。
今みたいに思うように動けない状況でも焦らなくていい。
だから…ちょっとだけ甘えたくなった。
「セド…」
スリッと甘えるようにその胸に頰を寄せたら、ちょっと驚いた顔をした後、初めて見るような心底嬉しそうな顔で笑いかけられた。
「アルフレッド。もう大丈夫だ」
「ん…」
俺、頑張ったんだ。
暗部が皆倒れてて、俺も動けなくて、攫われそうになって…。
なのにロキ陛下が来るから凄く焦って…。
結果的に助けてもらえたけど、正直気が気じゃなかった。
「ドアを開けたのがセドだったら良かったのに…」
セドだったらああいう状況で頼りになるのはまず間違いないと、誰よりもわかっているから。
思わずそうこぼしたら、困ったような、それでいて少し嬉しそうな顔で俺に謝ってきた。
「そうか。遅くなって悪かった」
そして『頼ってくれて嬉しい』とも。
とは言えそうやって改めて言われるのはちょっと心外だ。
それなりに普段から頼りにはしているのに。
「早く元気になれ」
その言葉に俺は軽く頷いて、再度夢の中へと旅立った。
どうやらこれからすぐにガヴァムに帰るつもりだったのか、準備万端な様子。
まあ毒耐性がないのなら周囲の者達が帰ろうとしたがる気持ちもわからなくはない。
ここに留まってくれたのは恐らく俺への義理だろう。
「悪いな」
「いえ。無事でよかったです」
「すぐ帰るのか?」
「そのつもりですが」
その返事にそういえばと先日会ったユーツヴァルトの顔が浮かぶ。
あいつはロキに会いたいと言っていた。
これからここに来るのならついでに会わせるのはありかもしれない。
闇医者の知り合いだと言っていたし、別に構わないだろう。
そう思って医者が来るまでいてほしいと軽く口にした。
別に構わないと言ってもらえたから、その間に暗部の昏倒していた件についても詳しく話を聞いておいた。
それによると、カリンが夜中に攫われた時と状況がよく似ていたらしい。
「だがキュリアス王子が犯人ではないだろう?」
「ええ。さっきリヒターがナイフでサクッと切り取ったので、それどころではないと思いますよ?」
どうやら本当にやらかしたらしい。
カリンに手を出すのも善し悪しだなと思わずため息が出てしまう。
(まあ許可さえとれば問題はないんだろうが…)
マイルールを押さえておけば害はないし、然程気にしなくても大丈夫だろう。
そうこうしているうちにユーツヴァルトが駆けつけてくれた。
「アルフレッドが倒れたと聞いて飛んできた」
「悪いが診てほしい。毒を盛られた後休んでいたらおかしな香を焚かれたようでな」
「毒?」
「ああ。アルフレッド曰く錯乱系の毒と言っていたが…」
「錯乱系の毒か。種類は?」
「そこまではわからん。ただすぐに気づいて吐き出したから、そちらは問題ないはずだ」
「そうか」
ホッとしたようにユーツヴァルトが息を吐く。
そこからは焚かれていた香の残骸を確認し、アルフレッドの脈をとったり口の中を確認したり目を確認したりと色々診察が行われて、一先ず問題はなさそうだと判断され、ホッと安堵の息を吐いた。
それならこの後すぐ移動しても問題はないだろう。
ロキではないが俺もここまでされてこの場に留まるほど馬鹿ではない。
アルフレッドの安全第一だ。
暗部だけ残して街の宿にでも移動してしまおう。
始末は暗部に任せればいい。
当然王族は皆殺し決定だ。
ついでに暗部達が昏倒した理由が何かわからないかとユーツヴァルトへ尋ねてみる。
暗部を置いていくにあたってそこは把握しておいた方がいいと思ったからだ。
すると暫く考え込んだ後、一つの可能性を示唆した。
それは暗部が持つ特定の毒と今回焚かれた香が作用しあって昏倒したのではというもので、正直そんな事があるのかと驚いた。
これでは暗部に任せるのも考えものだ。
自分の手で直接手を下してから去ろうか?
そんな事を考えている間に、診察を終えたユーツヴァルトがロキの方へと向かい挨拶をしていた。
色々あったせいで皆ピリピリしているようだが、ロキだけは相変わらずマイペースだ。
そこでふと気づく。
護衛の質が上がっていることに。
裏の者を暗部に取り入れた関係だろうか?
王の護衛としては適切になった。
これまでは隙だらけだったし、まあ良い傾向と言えば言えるだろう。
「随分周囲の護衛が充実したな。ロキ」
「ええ。皆過保護で困っています」
「お前はふらふらしているからな。それくらいの方がいいだろう」
そう言ってやったら本意ではなかったとばかりに溜め息を吐いていたから、恐らく裏の者達が見兼ねて手を貸したのかも知れないと思った。
ネブリス国とメルケ国の件でガヴァムが絡んだのであれば、当然ロキの周りは物騒になっただろうから、カリンには任せられないとでも思われたんだろう。
そうこうしているうちにユーツヴァルトが闇医者の知り合いだと口にし、周囲の者達の警戒を解きにかかっていた。
敵意もないし、そうピリピリしなくても大丈夫だろうに。
医者としてロキを直にじっくり観察したユーツヴァルトは、何事かをロキに囁いていた。
恐らくそれが図星だったのだろう。
一瞬ロキの笑みが固まったように見えた。
そしてユーツヴァルトはにこやかに懐から薬を出すと、ロキへとそれを手渡し、辛くなったら飲むよう促していた。
恐らく不眠症の薬だろう。
「きっとよく眠れますよ」
医者らしく笑顔で告げるその姿に誰も違和感は覚えなかったし、受け取って終わりだろうと俺は思ったのだが、ロキは笑顔で受け取りはしたがその場でそれを開封し、中身を床に捨ててしまった。
本人曰く、闇医者以外からもらった薬は飲まないらしい。
しかも何故か『毒で死ぬ気はない』と牽制までしている。
もらったのは睡眠薬だろう?
いらないなら後で適当に処分すればいいだけの話だし、ここでそれをユーツヴァルトに言ってくる意味がわからない。
毒耐性がないから過敏になっているんだろうか?
ロキにしては随分珍しい反応だ。
ユーツヴァルトはアルフレッドの知り合いだから悪い奴ではないと思うし、俺が話した限りでは普通の医者だった。
問題はないはずだが…。
俺から見ると今回のロキの反応は些か過剰に感じられた。
本人曰く、両親が嫌いだから同じ死に方はしたくないらしい。
死ぬ時は短剣で胸を一突きするからとまで言っていた。
何が原因で病みスイッチが入ったかは知らないが、カリンが蒼白になっているからその辺でやめてやれ。
過保護にまた輪がかかるぞ?
その後ロキを守るように周囲がまたピリピリし始めたため、ロキは話を切り上げ笑顔でこちらへと挨拶して部屋から出て行ったが、残されたユーツヴァルトは酷く残念そうだった。
親切で渡した薬に過剰反応されたのだからそうなるのも無理はない。
本人的にこれを機に親しくなって、もっと話してみたかったのかもしれない。
相手が国王だからなかなか会う機会もないだろうし、名残惜しかったのだと思う。
とは言え一国の王としては知らない医者から薬は受け取らないというのは特別間違った対応ではないし、失礼だと怒るようなことでもない。
だから俺はその事に関しては特に気に留めることなく、『また縁があれば話す機会くらいあるだろう』とだけ言ってやった。
***
【Side.アルフレッド】
フワリと身体が浮く感覚を覚えて目を覚ますと、目の前にセドの顔があってホッとしてしまう。
最初に思ったのは『無事でよかった』ということで、次は『安心する』といったものだった。
だってセドは俺と同じくらい強いから、俺が守らなきゃって無理矢理頑張らなくても大丈夫なんだ。
今みたいに思うように動けない状況でも焦らなくていい。
だから…ちょっとだけ甘えたくなった。
「セド…」
スリッと甘えるようにその胸に頰を寄せたら、ちょっと驚いた顔をした後、初めて見るような心底嬉しそうな顔で笑いかけられた。
「アルフレッド。もう大丈夫だ」
「ん…」
俺、頑張ったんだ。
暗部が皆倒れてて、俺も動けなくて、攫われそうになって…。
なのにロキ陛下が来るから凄く焦って…。
結果的に助けてもらえたけど、正直気が気じゃなかった。
「ドアを開けたのがセドだったら良かったのに…」
セドだったらああいう状況で頼りになるのはまず間違いないと、誰よりもわかっているから。
思わずそうこぼしたら、困ったような、それでいて少し嬉しそうな顔で俺に謝ってきた。
「そうか。遅くなって悪かった」
そして『頼ってくれて嬉しい』とも。
とは言えそうやって改めて言われるのはちょっと心外だ。
それなりに普段から頼りにはしているのに。
「早く元気になれ」
その言葉に俺は軽く頷いて、再度夢の中へと旅立った。
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※皆様いつもありがとうございます♪この度スピンオフ作品をアップしましたので、ご興味のある方はそちらも宜しくお願いしますm(_ _)m『王子の本命~ガヴァム王国の王子達~』https://www.alphapolis.co.jp/novel/91408108/52430498
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