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【ミラルカ旅行】
150.ミラルカ旅行⑭ Side.ミーシャ
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何が起こったのか────本気でわからなかった。
つい先程、レオナルド皇子から婚約はなかったことにしてくれと言われてしまった。
何が悪かったのかが全くわからなくて呆然としてしまったけれど、打たれた頬がじわじわと痛んで悲しくなった。
私はただ、正直にお話ししただけだったのに……。
あの王女の件も、皇妃のお仕事の件も、ふざけた無能の王のことも。
それなのにどうして振られてしまったのかがさっぱりわからなかった。
「お父様やお兄様に聞いたら何かわかるのかしら?」
帰ったら話を聞いてもらおう。
そう思っていたところでヒュンッと真後ろで風が鳴った。
ハラハラハラ……。
何かが自分の手の上に落ちてくる。
それを確認すると、そこには無残に切られた自分の髪が────。
同時に背に走る強烈な寒気。
後ろに────何かいる。
物凄く恐ろしい何かが。
(え……)
このあたりに魔物が出るなんて話は聞いたことがない。
だからこそ何が後ろにいるのかがわからなくてゆっくりと後ろを振り返った。
見たくないけど、見なければ危険だと本能が知らせてくる。
「ひっ?!」
そこに立っていたのは夕日を背に物凄く冷たい目で自分を見てくるセドリック王子だった。
その手には剣が握られていて、今まさに自分の髪を切り落としたのがその剣だったのだと理解することに。
(こ、殺される…)
ガタガタと震える身体。
恐怖で動いてくれない足。
「あ…ああ……」
どうしよう。どうしたら。そんな言葉が無意味に頭の中で渦を巻く。
そんな自分に再度その剣が振るわれた。
キィンッ!!
助けに入ったのはどこかの騎士様で、私を胸に抱き込むように引っ張り込んで、そのままセドリック王子の剣を受け止める。
「全く…勘弁してほしいですね」
「……オーガスト。その手を放せ」
「すみません。彼女を守れと言う姫の命令なので」
そう言うとそのオーガストと呼ばれた騎士は私をアルメリア姫の方へと突き飛ばした。
「姫。彼女を連れて下がっていてください」
「ええ?!お、お兄様!お兄様!腰が抜けて動けないので守ってください!」
「ええ?!わ、わかった!」
それからレオナルド皇子に支えられながら姫と私はその場から離れることに。
正直震えが止まらない。
「ど…どうしたら……」
このままでは殺されると涙が止まらなくなる。
そんな私にレオナルド皇子が一先ずここを離れようと言って、ワイバーンのところまで連れて行ってくれた。
「お兄様、一先ず城の方で保護して、その後ロキ陛下に連絡を入れて彼女の家の者に迎えに来させては如何でしょう?」
「その方がいいか。じゃあアルメリア、後は宜しく」
そう言うや否やレオナルド皇子は私を連れてミラルカの城へと飛び立った。
「ミーシャ嬢。セドリック王子に何かやらかした?」
そう尋ねられたけど、心当たりは全くなかった。
「あるはずがありませんわ!」
「でも凄く怒ってたから、絶対に何かやったはずなんだ!例えばアルフレッドに何かしたとかはない?」
「アルフレッド?あの愛人の騎士様ですか?」
「愛人?!違うよ!アルフレッドは正式なセドリック王子の側妃だよ?!しかも滅茶苦茶溺愛してて、アルメリアより本妻って感じなんだから!」
その言葉にサァッと顔から血の気が引いてしまう。
「わ…私……」
「何か思い出した?」
「た、ただの愛人だと勘違いしてとても失礼な態度を……」
「……絶対にそれだと思う。取り敢えず城で詳細を聞いてから対策を考えよう。最悪ロキに間を取り持ってもらわないと」
「…?!あの無能に何ができると言うんです?!」
「あのさ、ミーシャ嬢は無能無能って言うけど、ロキは凄くできる奴だよ?」
それから聞かされたことによると、自分がずっと蔑んできたあの王は三ヵ国事業だけではなく、このミラルカの鉱山ホテル事業や花畑事業の立役者で、それによってミラルカを窮地から救った英雄とのこと。
だからこそレオナルド皇子はあの男を私がバカにしたことであれほどまでに怒ったのだというのがとてもよく分かった。
「それにロキはあのセドリック王子からも一目置かれていて、退位したらブルーグレイに来いって誘われてたくらいなんだから」
「そ…そんな!カリン陛下の間違いではないのですか?!」
「え?ないない。セドリック王子はカリン陛下のことは大嫌いだから、間違いじゃないよ。知らない?カリン陛下がブルーグレイでやらかした話」
それを聞いてカリン陛下が王太子から降ろされた時の話を思い出す。
「あ……」
「あの状態だったにもかかわらずガヴァムとブルーグレイの間で友好条約が成り立ったのもロキの功績だって、わかってる?」
「…………」
それは紛れもなく確かなもので、そこに思い至っていなかった自分が浅はかだったと思い知らされた気分だった。
「取り敢えずもう城に着くから、なんとか対策を考えよう?」
そうしてミラルカの城に到着し、夕食を摂りながら詳細を話し対策を話し合うことに。
そこへ皇王と皇妃がやってきて、レオナルド皇子に溜息を吐いた。
「レオナルド。もしや勝手に婚約者を決めてしまったのか?」
「違います!ミーシャ嬢とは結婚しません。ただ、彼女がセドリック王子を怒らせてしまったので、緊急避難してきただけです」
「……!セドリック王子を怒らせただと?!」
それを聞き皇王と皇妃が揃って蒼白になる。
「は、早く何か対策を…!ロキ陛下にも連絡を…!」
「そうですわ、貴方!こ、ここまで乗り込まれたらどうしましょう?!」
お二人のそんな姿にブルーグレイの王太子の恐ろしさを改めて思い知る。
「ア、アルメリア姫に取り成していただくのは如何でしょう?」
セドリック王子の妻なのだから、ロキ陛下に頼むよりもそちらの方がずっと建設的だと思って提案してみるけれど、お二人はブンブンと首を振って無理だと言った。
「アルメリアにそこまで期待しても無駄だろう。本気で怒ったセドリック王子を静められるのはアルフレッドか父親であるブルーグレイのヴィンセント陛下、後は可能性としてロキ陛下くらいのものだ」
その言葉に絶望的な気分になった。
普通に考えて大国の王に他国の一公爵令嬢を助けてくれと連絡できるはずがないし、今回怒らせる要因となったアルフレッドは自分を許してはくれないだろう。
だとしたらあと頼れるのは自分がこれまで無能と蔑んできたあの男だけ────。
(そんな……)
どうせあの男に言っても自分は助けてはもらえない。
これまでの行いが行いだけに、どうなっても構わないとさえ思われていても全くおかしくはないのだから。
そんな思いでカタカタと身を震わせる。
「取り敢えずロキに連絡を取ってみる」
けれど私の思いなど知りもせず、そう言ってレオナルド皇子は魔道具を手に操作して勝手に連絡を取ってしまった。
『はい?』
「あ、ロキ?俺、レオだけど」
『はぁ…今度は何ですか?』
「セドリック王子を怒らせちゃったから助けて欲しいな~と思って」
『ワイバーンに逆さ吊りじゃ足りなかったんですか?』
「されてないよ?!」
『痛い目に合いたくなければ、あんまりセドリック王子の優しさに付け込んで調子に乗らない方がいいですよ?』
「うぅ…まさに今その状況だから助けて…」
親し気なその様子にレオナルド皇子がロキ陛下と本当に友人関係なのだと理解する。
『それで?』
「うん。それが、フィリップの妹のミーシャ嬢がアルフレッドに失礼なことをしてしまったらしくて、殺されそうなんだ」
『…………今どこですか?』
「ミラルカの城に避難中」
『すぐにフィリップを迎えに行かせます。セドリック王子にはこちらからお詫びをしておくので』
「…ロキ!優しい!」
ブツッ!
「ああっ!切られた!怒ってる!」
残念そうにレオナルド皇子は肩を落とすけど、ロキ陛下が動いてくれるのは確実そうではあった。
これには皇王と皇妃もホッと安堵した様子。
「良かった。流石ロキ陛下だ」
「本当に。うちのレオとは違って頼りになるわ」
「ロキ陛下みたいな頼りになるしっかり者の嫁がレオの嫁に来てくれるのが一番なんだが…」
なんだかとんでもないことを耳にしてしまった気がする。
どうしてあの男がこんなにも皇王夫妻に気に入られているのか不思議で仕方がない。
でも現状唯一頼れる相手であることに間違いはなさそうだった。
この現状を変える力は自分にはない。
(まさか王女ではなくあの男にこんな形で負けるなんて……)
公爵令嬢としてのプライドがへし折られて、私はあまりの悔しさにその場でぽろりと涙を溢した。
つい先程、レオナルド皇子から婚約はなかったことにしてくれと言われてしまった。
何が悪かったのかが全くわからなくて呆然としてしまったけれど、打たれた頬がじわじわと痛んで悲しくなった。
私はただ、正直にお話ししただけだったのに……。
あの王女の件も、皇妃のお仕事の件も、ふざけた無能の王のことも。
それなのにどうして振られてしまったのかがさっぱりわからなかった。
「お父様やお兄様に聞いたら何かわかるのかしら?」
帰ったら話を聞いてもらおう。
そう思っていたところでヒュンッと真後ろで風が鳴った。
ハラハラハラ……。
何かが自分の手の上に落ちてくる。
それを確認すると、そこには無残に切られた自分の髪が────。
同時に背に走る強烈な寒気。
後ろに────何かいる。
物凄く恐ろしい何かが。
(え……)
このあたりに魔物が出るなんて話は聞いたことがない。
だからこそ何が後ろにいるのかがわからなくてゆっくりと後ろを振り返った。
見たくないけど、見なければ危険だと本能が知らせてくる。
「ひっ?!」
そこに立っていたのは夕日を背に物凄く冷たい目で自分を見てくるセドリック王子だった。
その手には剣が握られていて、今まさに自分の髪を切り落としたのがその剣だったのだと理解することに。
(こ、殺される…)
ガタガタと震える身体。
恐怖で動いてくれない足。
「あ…ああ……」
どうしよう。どうしたら。そんな言葉が無意味に頭の中で渦を巻く。
そんな自分に再度その剣が振るわれた。
キィンッ!!
助けに入ったのはどこかの騎士様で、私を胸に抱き込むように引っ張り込んで、そのままセドリック王子の剣を受け止める。
「全く…勘弁してほしいですね」
「……オーガスト。その手を放せ」
「すみません。彼女を守れと言う姫の命令なので」
そう言うとそのオーガストと呼ばれた騎士は私をアルメリア姫の方へと突き飛ばした。
「姫。彼女を連れて下がっていてください」
「ええ?!お、お兄様!お兄様!腰が抜けて動けないので守ってください!」
「ええ?!わ、わかった!」
それからレオナルド皇子に支えられながら姫と私はその場から離れることに。
正直震えが止まらない。
「ど…どうしたら……」
このままでは殺されると涙が止まらなくなる。
そんな私にレオナルド皇子が一先ずここを離れようと言って、ワイバーンのところまで連れて行ってくれた。
「お兄様、一先ず城の方で保護して、その後ロキ陛下に連絡を入れて彼女の家の者に迎えに来させては如何でしょう?」
「その方がいいか。じゃあアルメリア、後は宜しく」
そう言うや否やレオナルド皇子は私を連れてミラルカの城へと飛び立った。
「ミーシャ嬢。セドリック王子に何かやらかした?」
そう尋ねられたけど、心当たりは全くなかった。
「あるはずがありませんわ!」
「でも凄く怒ってたから、絶対に何かやったはずなんだ!例えばアルフレッドに何かしたとかはない?」
「アルフレッド?あの愛人の騎士様ですか?」
「愛人?!違うよ!アルフレッドは正式なセドリック王子の側妃だよ?!しかも滅茶苦茶溺愛してて、アルメリアより本妻って感じなんだから!」
その言葉にサァッと顔から血の気が引いてしまう。
「わ…私……」
「何か思い出した?」
「た、ただの愛人だと勘違いしてとても失礼な態度を……」
「……絶対にそれだと思う。取り敢えず城で詳細を聞いてから対策を考えよう。最悪ロキに間を取り持ってもらわないと」
「…?!あの無能に何ができると言うんです?!」
「あのさ、ミーシャ嬢は無能無能って言うけど、ロキは凄くできる奴だよ?」
それから聞かされたことによると、自分がずっと蔑んできたあの王は三ヵ国事業だけではなく、このミラルカの鉱山ホテル事業や花畑事業の立役者で、それによってミラルカを窮地から救った英雄とのこと。
だからこそレオナルド皇子はあの男を私がバカにしたことであれほどまでに怒ったのだというのがとてもよく分かった。
「それにロキはあのセドリック王子からも一目置かれていて、退位したらブルーグレイに来いって誘われてたくらいなんだから」
「そ…そんな!カリン陛下の間違いではないのですか?!」
「え?ないない。セドリック王子はカリン陛下のことは大嫌いだから、間違いじゃないよ。知らない?カリン陛下がブルーグレイでやらかした話」
それを聞いてカリン陛下が王太子から降ろされた時の話を思い出す。
「あ……」
「あの状態だったにもかかわらずガヴァムとブルーグレイの間で友好条約が成り立ったのもロキの功績だって、わかってる?」
「…………」
それは紛れもなく確かなもので、そこに思い至っていなかった自分が浅はかだったと思い知らされた気分だった。
「取り敢えずもう城に着くから、なんとか対策を考えよう?」
そうしてミラルカの城に到着し、夕食を摂りながら詳細を話し対策を話し合うことに。
そこへ皇王と皇妃がやってきて、レオナルド皇子に溜息を吐いた。
「レオナルド。もしや勝手に婚約者を決めてしまったのか?」
「違います!ミーシャ嬢とは結婚しません。ただ、彼女がセドリック王子を怒らせてしまったので、緊急避難してきただけです」
「……!セドリック王子を怒らせただと?!」
それを聞き皇王と皇妃が揃って蒼白になる。
「は、早く何か対策を…!ロキ陛下にも連絡を…!」
「そうですわ、貴方!こ、ここまで乗り込まれたらどうしましょう?!」
お二人のそんな姿にブルーグレイの王太子の恐ろしさを改めて思い知る。
「ア、アルメリア姫に取り成していただくのは如何でしょう?」
セドリック王子の妻なのだから、ロキ陛下に頼むよりもそちらの方がずっと建設的だと思って提案してみるけれど、お二人はブンブンと首を振って無理だと言った。
「アルメリアにそこまで期待しても無駄だろう。本気で怒ったセドリック王子を静められるのはアルフレッドか父親であるブルーグレイのヴィンセント陛下、後は可能性としてロキ陛下くらいのものだ」
その言葉に絶望的な気分になった。
普通に考えて大国の王に他国の一公爵令嬢を助けてくれと連絡できるはずがないし、今回怒らせる要因となったアルフレッドは自分を許してはくれないだろう。
だとしたらあと頼れるのは自分がこれまで無能と蔑んできたあの男だけ────。
(そんな……)
どうせあの男に言っても自分は助けてはもらえない。
これまでの行いが行いだけに、どうなっても構わないとさえ思われていても全くおかしくはないのだから。
そんな思いでカタカタと身を震わせる。
「取り敢えずロキに連絡を取ってみる」
けれど私の思いなど知りもせず、そう言ってレオナルド皇子は魔道具を手に操作して勝手に連絡を取ってしまった。
『はい?』
「あ、ロキ?俺、レオだけど」
『はぁ…今度は何ですか?』
「セドリック王子を怒らせちゃったから助けて欲しいな~と思って」
『ワイバーンに逆さ吊りじゃ足りなかったんですか?』
「されてないよ?!」
『痛い目に合いたくなければ、あんまりセドリック王子の優しさに付け込んで調子に乗らない方がいいですよ?』
「うぅ…まさに今その状況だから助けて…」
親し気なその様子にレオナルド皇子がロキ陛下と本当に友人関係なのだと理解する。
『それで?』
「うん。それが、フィリップの妹のミーシャ嬢がアルフレッドに失礼なことをしてしまったらしくて、殺されそうなんだ」
『…………今どこですか?』
「ミラルカの城に避難中」
『すぐにフィリップを迎えに行かせます。セドリック王子にはこちらからお詫びをしておくので』
「…ロキ!優しい!」
ブツッ!
「ああっ!切られた!怒ってる!」
残念そうにレオナルド皇子は肩を落とすけど、ロキ陛下が動いてくれるのは確実そうではあった。
これには皇王と皇妃もホッと安堵した様子。
「良かった。流石ロキ陛下だ」
「本当に。うちのレオとは違って頼りになるわ」
「ロキ陛下みたいな頼りになるしっかり者の嫁がレオの嫁に来てくれるのが一番なんだが…」
なんだかとんでもないことを耳にしてしまった気がする。
どうしてあの男がこんなにも皇王夫妻に気に入られているのか不思議で仕方がない。
でも現状唯一頼れる相手であることに間違いはなさそうだった。
この現状を変える力は自分にはない。
(まさか王女ではなくあの男にこんな形で負けるなんて……)
公爵令嬢としてのプライドがへし折られて、私はあまりの悔しさにその場でぽろりと涙を溢した。
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