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【ミラルカ旅行】
138.ミラルカ旅行②
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ワイバーンに乗って一路ミラルカへ。
そしてある意味予想通り、当然のように俺とセドは二人で一体のワイバーンに騎乗している。
別にどちらもワイバーンはちゃんと操れるからいいんだけど────。
「離せよ!」
「いいだろう別に」
「よくない!」
「暴れるな。危ない」
そう言いながら俺がワイバーンの手綱を持ってる間、セドがずっと俺に抱きついてきて凄く困った。
無理に押しのけようとして落ちても大変だし、ワイバーンをちゃんと操らないといけないから集中もしないといけない。
だから軽く押しのけたり言葉で離れろと言うのが関の山で、対応がどうしてもおざなりになってしまうのも仕方がないと言えば仕方がないのに、休憩時に姫達から物凄く生暖かい目で見られた。
どうも傍からはイチャイチャしているようにしか見えなかったらしい。
「違うのに!」
「何も違わないだろう?」
本当は嬉しかったくせにとセドに笑われるけど、俺は認めない!認めないぞ!
ちょっと嬉しいかもとか、絶対に思ってないんだからな!
そんな感じでミラルカに着く頃にはなんだか凄く疲れていて、セドがどこの部屋を取ってたかなんて全く見てもいなかった。
「ようこそ鉱山ホテルへ!」
嬉しそうに出迎えてくれたレオナルド皇子に連れられて、まずは姫の部屋へ。
「あれ?結局一般の部屋にしなかったんですか?」
「ここはお姫様仕様のスイートルームなのよ。可愛いでしょう?お兄様がお勧めしてくれたの」
場所的には特別室エリアではなく一般の客室側にあるけれど、その中でも一番可愛らしい部屋になるんだとか。
全体的に淡いパステルピンクの花模様が可愛い壁紙がはられた部屋だ。
置かれている家具は全部白で統一されていて、デザインも凄く凝ったものになっている。
寝室にある天蓋付きベッドも白らしいが、シーツ類は壁紙に合わせてパステルピンク系になっているから全体的に姫好みの可愛らしい部屋になっているんだとか。
「アルメリアの好みを取り入れて設計させた部屋だから、ある意味ここはアルメリアの部屋と言ってもいいくらいだ」
「まあお兄様ったら」
そう言いながら兄妹が微笑み合う。
なるほど。そういうことなら納得だ。
「でもお兄様。私、最近は水色も好きなの。女の子イコールピンクと思わない方がいいと思いますわ」
「そ、そうなのか?」
「ええ」
「う~ん…。他には?」
「折角のスイートルームなら他の部屋とは違った感じだと尚嬉しいわ」
正直他の部屋になんて行かないんだから、何でもいいじゃないかと思わなくもない。
でもレオナルド皇子は思うところがあるのか、それなら…と姫と色々話していた。
なかなか大変そうだ。
「アルフレッド。レオナルド皇子は忙しそうだ。俺達は俺達で部屋に移動してゆっくりしないか?」
そんな姫達を余所に、セドが徐に俺に言ってくる。
「え?でも場所わかんないだろ?」
「いや。鍵は受け取っているし、いつでも行けるぞ?」
そうしてセドは二人に声を掛けて俺を連れて部屋を出た。
向かっているのは特別室があるエリアだ。
もしかしてもうこのホテルの地図が頭に入ってるんだろうか?
(いつの間に…)
とは言え緊急時の脱出などに必要になってくるし、俺も後でちゃんと把握しておかないとと気を引き締める。
「さあ着いたぞ」
特別室エリアはパッと見る限り先程までいたエリアとそう雰囲気は変わらない。
ただの客室が並んでいるように見える。
だから客室の扉をあけたらすぐ大聖堂みたいな光景が広がっているなんて思ってもみなくて、驚いてしまった。
「これは凄いな」
「なっなっなっ…!」
感嘆の声を上げるセドと違って、俺は驚き過ぎて口をパカッと開けてしまう。
(え?ここ、本当に客室か?間違ってるんじゃ…)
そう思うけど、どうやら本当に客室らしい。
「天井は高いし、パイプオルガンまで置いてある」
窓にもステンドグラスがはまっていて光の入り方が絶妙だ。
確かにここなら結婚式の真似事をしようと思ったとしても余裕でできるだろう。
神父さえ呼べば事足りる。
でも、何かがおかしい。
なんだろう?
「そうか。ソファだ」
入り口から真っ直ぐ聖壇にのびる道の左右に、据わり心地が良さそうなソファがいくつも置かれてある。
ひっそりとテーブルも壁際に置かれていて、それをソファのところへ持って来れば一風変わったリビングスペースに早変わりするのだろう。
そしてその脇には扉があって、恐らくその先には寝室があるんだと思う。
実際見に行ってみるとその通りだった。
「こちら側が主寝室と水回りだな」
「じゃああっちは?」
「そっちは恐らく…。ああ、やはりそうか」
そう言って逆側の扉を見に行くと、そっちは主寝室よりちょっと狭い上に何故か二部屋あってそれぞれにベッドが置かれてあった。
「こちらは護衛や付き人の部屋だ」
ちゃんと主とは別の水回りが使えるようになっているだろうと言われてなるほどと思った。
これだけでもここが貴族向けのホテルだと言うのがよくわかる。
因みに主寝室の方はなんだか背徳的な気分にさせられるような仕様になっていたんだけど、どうしてだろう?
天蓋付きの大きめのベッドに、花嫁のベールのような薄い布が幾重にも重ねるように上から下げられていて、シーツの類もあちらこちらレースで美しく装飾が施されている。
はっきり言って俺は場違いも甚だしいと思ってしまうんだが…。
(もっと武骨な部屋で良いのに…)
ついついそう思ってしまったのも仕方がないだろう。
(だって…なんかエロい)
恥ずかしい。
ここでセドと…なんて考えるだけで赤面してしまいそうだ。
なのにセドは俺の後ろからそっと近づいてきて、耳元に唇を寄せて言ってきた。
「アルフレッド。何を考えた?」
ゾクッと腰にくる声で囁いてくるセドと慌てて距離を取り、俺はギッと睨みつける。
「や、やめろよな!」
「何がだ?」
「だからっ、こ、こんな真っ昼間からそ、そんなことっ」
「ククッ。俺は何も言っていないだろう?」
「え?」
「お前が……俺とシたかったんだろう?」
グイッとセドに引き寄せられて、艶のある声で楽しげに言われて真っ赤になってしまった。
だって…確かにセドはそういう事は口にしてないんだ。
ただ俺が…想像してしまっただけで────。
「可愛い俺のアル。お前の期待通り、沢山愛してやろう」
そう言ってセドは俺をベッドに引っ張っていき、そのまま優しく押し倒した。
「ん…」
重なる唇が気持ちよくて、ここ最近あった物足りなさが埋められていく気がする。
(ここに来るまでの途中の宿でも焦らしすぎだろ?)
それでも意地の方が勝っていたから言わなかったけど…。
「セド……今日はいっぱいお前が欲しい」
流石にもう限界だ。
恥ずかしいけど、小さな声で俺はセドにねだる言葉を口にする。
「俺を……抱いてくれ」
そう言った途端、セドの目が嬉し気にギラッと光ったような気がした。
そしてある意味予想通り、当然のように俺とセドは二人で一体のワイバーンに騎乗している。
別にどちらもワイバーンはちゃんと操れるからいいんだけど────。
「離せよ!」
「いいだろう別に」
「よくない!」
「暴れるな。危ない」
そう言いながら俺がワイバーンの手綱を持ってる間、セドがずっと俺に抱きついてきて凄く困った。
無理に押しのけようとして落ちても大変だし、ワイバーンをちゃんと操らないといけないから集中もしないといけない。
だから軽く押しのけたり言葉で離れろと言うのが関の山で、対応がどうしてもおざなりになってしまうのも仕方がないと言えば仕方がないのに、休憩時に姫達から物凄く生暖かい目で見られた。
どうも傍からはイチャイチャしているようにしか見えなかったらしい。
「違うのに!」
「何も違わないだろう?」
本当は嬉しかったくせにとセドに笑われるけど、俺は認めない!認めないぞ!
ちょっと嬉しいかもとか、絶対に思ってないんだからな!
そんな感じでミラルカに着く頃にはなんだか凄く疲れていて、セドがどこの部屋を取ってたかなんて全く見てもいなかった。
「ようこそ鉱山ホテルへ!」
嬉しそうに出迎えてくれたレオナルド皇子に連れられて、まずは姫の部屋へ。
「あれ?結局一般の部屋にしなかったんですか?」
「ここはお姫様仕様のスイートルームなのよ。可愛いでしょう?お兄様がお勧めしてくれたの」
場所的には特別室エリアではなく一般の客室側にあるけれど、その中でも一番可愛らしい部屋になるんだとか。
全体的に淡いパステルピンクの花模様が可愛い壁紙がはられた部屋だ。
置かれている家具は全部白で統一されていて、デザインも凄く凝ったものになっている。
寝室にある天蓋付きベッドも白らしいが、シーツ類は壁紙に合わせてパステルピンク系になっているから全体的に姫好みの可愛らしい部屋になっているんだとか。
「アルメリアの好みを取り入れて設計させた部屋だから、ある意味ここはアルメリアの部屋と言ってもいいくらいだ」
「まあお兄様ったら」
そう言いながら兄妹が微笑み合う。
なるほど。そういうことなら納得だ。
「でもお兄様。私、最近は水色も好きなの。女の子イコールピンクと思わない方がいいと思いますわ」
「そ、そうなのか?」
「ええ」
「う~ん…。他には?」
「折角のスイートルームなら他の部屋とは違った感じだと尚嬉しいわ」
正直他の部屋になんて行かないんだから、何でもいいじゃないかと思わなくもない。
でもレオナルド皇子は思うところがあるのか、それなら…と姫と色々話していた。
なかなか大変そうだ。
「アルフレッド。レオナルド皇子は忙しそうだ。俺達は俺達で部屋に移動してゆっくりしないか?」
そんな姫達を余所に、セドが徐に俺に言ってくる。
「え?でも場所わかんないだろ?」
「いや。鍵は受け取っているし、いつでも行けるぞ?」
そうしてセドは二人に声を掛けて俺を連れて部屋を出た。
向かっているのは特別室があるエリアだ。
もしかしてもうこのホテルの地図が頭に入ってるんだろうか?
(いつの間に…)
とは言え緊急時の脱出などに必要になってくるし、俺も後でちゃんと把握しておかないとと気を引き締める。
「さあ着いたぞ」
特別室エリアはパッと見る限り先程までいたエリアとそう雰囲気は変わらない。
ただの客室が並んでいるように見える。
だから客室の扉をあけたらすぐ大聖堂みたいな光景が広がっているなんて思ってもみなくて、驚いてしまった。
「これは凄いな」
「なっなっなっ…!」
感嘆の声を上げるセドと違って、俺は驚き過ぎて口をパカッと開けてしまう。
(え?ここ、本当に客室か?間違ってるんじゃ…)
そう思うけど、どうやら本当に客室らしい。
「天井は高いし、パイプオルガンまで置いてある」
窓にもステンドグラスがはまっていて光の入り方が絶妙だ。
確かにここなら結婚式の真似事をしようと思ったとしても余裕でできるだろう。
神父さえ呼べば事足りる。
でも、何かがおかしい。
なんだろう?
「そうか。ソファだ」
入り口から真っ直ぐ聖壇にのびる道の左右に、据わり心地が良さそうなソファがいくつも置かれてある。
ひっそりとテーブルも壁際に置かれていて、それをソファのところへ持って来れば一風変わったリビングスペースに早変わりするのだろう。
そしてその脇には扉があって、恐らくその先には寝室があるんだと思う。
実際見に行ってみるとその通りだった。
「こちら側が主寝室と水回りだな」
「じゃああっちは?」
「そっちは恐らく…。ああ、やはりそうか」
そう言って逆側の扉を見に行くと、そっちは主寝室よりちょっと狭い上に何故か二部屋あってそれぞれにベッドが置かれてあった。
「こちらは護衛や付き人の部屋だ」
ちゃんと主とは別の水回りが使えるようになっているだろうと言われてなるほどと思った。
これだけでもここが貴族向けのホテルだと言うのがよくわかる。
因みに主寝室の方はなんだか背徳的な気分にさせられるような仕様になっていたんだけど、どうしてだろう?
天蓋付きの大きめのベッドに、花嫁のベールのような薄い布が幾重にも重ねるように上から下げられていて、シーツの類もあちらこちらレースで美しく装飾が施されている。
はっきり言って俺は場違いも甚だしいと思ってしまうんだが…。
(もっと武骨な部屋で良いのに…)
ついついそう思ってしまったのも仕方がないだろう。
(だって…なんかエロい)
恥ずかしい。
ここでセドと…なんて考えるだけで赤面してしまいそうだ。
なのにセドは俺の後ろからそっと近づいてきて、耳元に唇を寄せて言ってきた。
「アルフレッド。何を考えた?」
ゾクッと腰にくる声で囁いてくるセドと慌てて距離を取り、俺はギッと睨みつける。
「や、やめろよな!」
「何がだ?」
「だからっ、こ、こんな真っ昼間からそ、そんなことっ」
「ククッ。俺は何も言っていないだろう?」
「え?」
「お前が……俺とシたかったんだろう?」
グイッとセドに引き寄せられて、艶のある声で楽しげに言われて真っ赤になってしまった。
だって…確かにセドはそういう事は口にしてないんだ。
ただ俺が…想像してしまっただけで────。
「可愛い俺のアル。お前の期待通り、沢山愛してやろう」
そう言ってセドは俺をベッドに引っ張っていき、そのまま優しく押し倒した。
「ん…」
重なる唇が気持ちよくて、ここ最近あった物足りなさが埋められていく気がする。
(ここに来るまでの途中の宿でも焦らしすぎだろ?)
それでも意地の方が勝っていたから言わなかったけど…。
「セド……今日はいっぱいお前が欲しい」
流石にもう限界だ。
恥ずかしいけど、小さな声で俺はセドにねだる言葉を口にする。
「俺を……抱いてくれ」
そう言った途端、セドの目が嬉し気にギラッと光ったような気がした。
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