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【国際会議】
91.※国際会議㉙
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◇ガヴァム式の結婚式の作法◇
①二人で神に一礼した後、新郎新婦は自分達にはやましいことが一切ありませんという意味合いを込めて、衣服を全て脱ぎ捨てます。
(って、やましいことありまくりだろ?!)
そう思ってセドを見るけれど、セドはシレッとした顔でそのまま婚礼衣装を脱いでいく。
片方が素っ裸なのにもう一人がきっちり正装姿って言うのはなんだかものすっごく恥ずかしい。
仕方がないので俺もおずおずとしながら自分の服を脱ぎ始めた。
(これは正式な作法…正式な作法…)
もう自分に暗示でもかけないとやってられそうにない。
逃げるのは簡単かもしれないけど、ここに来るまでに色々考えて腹を括っていたため、何となく逃げ出し辛かったのだ。
②新婦は新郎の前に跪き、生涯御奉仕しますという意味合いから新郎のものを口にし、心を込めて御奉仕します。
(御奉仕はわかるけど、何でそれでフェラなんだよ?!絶対あの国はおかしいだろ?!)
そんな文句は頭に浮かぶけど、他国の文化に文句を言っても仕方がない。
幸い経験がある分嫌悪感もないし、まあ頑張るしかないだろう。
そう思いながらそっとセドの前に跪き、目の前のそれにおずおずと口を近づける。
そしてギュッと目を瞑って気合を入れてから、思い切ってそれを口へと含んだ。
そんな俺にセドがゴクリと喉を鳴らすけど、これはあくまでも式の一部で仕方なくやってるんだからなと睨みあげて、すぐにそちらへと集中していく。
「ん…んぅ…っ」
あっという間に大きくなるセドのものは一生懸命頬張っても全部収まってはくれないから、頑張って手も使って気持ち良くさせてやる。
(俺…こんな場所で何やらされてるんだろう?)
多分普通に考えたら滅茶苦茶おかしいはずなんだけど、明かりが抑えめなせいで思うほど抵抗感は強くない。
まあ夜という時間帯もあるのかもしれないが…。
(これ、昼間だったら絶対逃げてたな)
いくらなんでも昼間からこれは無理だ。
「ふ…うっ……」
セドも心なしか興奮しているような気がする。
広い大聖堂は音も響くし、ちゅぷちゅぷと舐める音が地味に聴覚を刺激するから俺も変に気が昂ぶっていた。
「アルフレッド…そろそろ口を離せ」
でも最後までイかせる前にセドからストップが入ったので、そのまま手を取られるままに立ち上がる。
「アルフレッド…」
熱を孕んだセドの眼差しと俺の眼差しが交差し、そのまま引き寄せられるように口づけを交わし合った。
(この後は…そうだ。もう愛し合うだけでいいんだっけ…)
神の前で二人はこれだけ愛し合ってるので結婚を認めてくださいと肌を重ねて、それを立会人が見届けて宣言の言葉を口にしたら婚姻が成立する。
だから俺はただセドに身を任せるだけでいい。
ちなみに暗部は流石暗部と言うように見事に気配を消してくれている。
もちろん立会人だからそこにいるにはいるんだけど、俺が気にせずに済むようそうしてくれているようなので、敢えてツッコミは入れない。
多分普通の神父とかがそこにいたなら絶対に俺はこんな行為をしなかっただろう。
セドの人選はある意味妥当だった。
そしていつの間に用意されたのか、どこか官能的な香りがする潤滑剤を手にセドが俺の後孔を優しく丁寧にほぐしていく。
どうやら酷くする気はなさそうなのでホッとしながらセドがやりやすいように身を寄せた。
「ん…はぁ…」
「アルフレッド」
合間合間に落とされるキスがとっても気持ちよくて、俺は気づけばそっとセドの男根に手を伸ばしてそれを手で扱いてしまっていた。
「…っ!」
セドが驚いたようにしたけど、すぐに嬉しそうな顔になって俺の腰を引き寄せてくる。
「アルフレッド。このまま一度お互いにイッておこうか?」
そんな言葉と共にセドは手の動きを早めて、俺が弱い場所を責め始めてしまう。
「んっ!んぁっ…!」
そんなセドに負けじと俺も手を動かすけど、段々立ってるのが辛くなってきてセドの首に片腕を回して腰を押しつけるようにしながら喘いでしまった。
「ひ…うっ……」
「アル…俺のアルフレッドっ…」
二人でそのまま上り詰め、荒い息を整えて名残りを惜しむように再度口づけ合う。
そうしているうちにセドのものが復活したようで、甘い囁きと共にそれがピタリと俺の蕾にあてがわれた。
「アルフレッド…挿れるぞ」
その言葉にコクリと頷きを落とすと、いつもとは全然違い、ゆっくりゆっくりと中へと収められていく。
「あ…あぁ…っ」
焦れったい。
ものすっごく焦れったい。
いつもみたいに挿れてくれればいいのに、殊更ゆっくり挿入されてついついねだってしまいたくなる。
しかも全部挿れた後も何故かセドは動いてくれなかった。
「あ…セド……」
どうして動いてくれないんだと訊いたら、どこかいつも以上に欲情した顔でちょっと待てと言われてしまった。
どうやらセドの方も興奮しすぎてすぐイキそうだから我慢しているらしい。
でも俺だっていっぱいいっぱいだから早く愛して欲しくて仕方がなかった。
「セド…も、何回イッてもいいから早く動いて…」
だからそう言ったのに、それを聞いたセドはゴクリと生唾を飲み込んで紅潮した頬でうっとりと俺を見つめながら何度も愛おしげにキスを仕掛けてきた。
「ああ…アルフレッド。今日は最高に幸せな日だ」
そしてこの結婚式をやってよかったと言いながら熱烈に俺を求め始める。
そこからはもうこれでもかと立ったまま沢山愛されたんだけど、終わりの宣言がいつ行われたのか俺は全く覚えていない。
あまりにも気持ち良すぎて気を失ってしまったからだ。
でも、すごく気持ちよくて、幸せで、何というか…ああ結婚したんだって実感できる式だった気がする。
ガヴァム王国の事は正直どうかと思うこともあるけど、どうしてこの結婚式が廃れなかったのかは何となく分かった気がした。
なんの支えもないままするのってなんだかんだでそれなりに大変だ。
相手が好きじゃなかったら抱きつきたくないし、相手だって支え続けるのはしんどいだろう。
要するにこの結婚は互いに思い合ってないとそもそも上手くいかないようにできているのだ。
その上で愛し合うからこそ、より幸せな気持ちで結ばれるんじゃないだろうか?
なんとなくそんな風に思った。
そして俺は気づけばいつものベッドの上で、セドがそれはもう満足げに笑いながら俺の手を取り、いつの間にかはめられていた指輪にチュッとキスを落としてくる。
「アルフレッド。これで無事に婚姻は成った。今日からは堂々と俺の妃を名乗るんだぞ」
「え?」
それは嫌だ。
結婚したのはいいけど、側妃はおまけで護衛騎士が本業なのに。
そうは思うけど、しっかりがっつり結婚式まで挙げてしまったし、それを言うのは今更と言えば今更なのかもしれない。
でもセドは俺の気持ちは分かっているとばかりに笑顔でこう言ったんだ。
「もちろん護衛騎士の仕事は続けてくれて構わないぞ?俺は寛大な夫だからな」
「セド…」
だから嬉しくてついつい自分から顔を寄せ、チュッとキスをした。
その後はなんだかんだとまた襲われてしまったけど、それはまあいつものことだ。
こうして俺は何となく乗せられた感はあるものの、セドとちゃんとした夫婦に落ち着いたのだった。
****************
※一応平和的(?)な結婚式目指してみました(^^)
次回は、本当はこんな心境だったんだよ的セド視点となります。
宜しくお願いします。
①二人で神に一礼した後、新郎新婦は自分達にはやましいことが一切ありませんという意味合いを込めて、衣服を全て脱ぎ捨てます。
(って、やましいことありまくりだろ?!)
そう思ってセドを見るけれど、セドはシレッとした顔でそのまま婚礼衣装を脱いでいく。
片方が素っ裸なのにもう一人がきっちり正装姿って言うのはなんだかものすっごく恥ずかしい。
仕方がないので俺もおずおずとしながら自分の服を脱ぎ始めた。
(これは正式な作法…正式な作法…)
もう自分に暗示でもかけないとやってられそうにない。
逃げるのは簡単かもしれないけど、ここに来るまでに色々考えて腹を括っていたため、何となく逃げ出し辛かったのだ。
②新婦は新郎の前に跪き、生涯御奉仕しますという意味合いから新郎のものを口にし、心を込めて御奉仕します。
(御奉仕はわかるけど、何でそれでフェラなんだよ?!絶対あの国はおかしいだろ?!)
そんな文句は頭に浮かぶけど、他国の文化に文句を言っても仕方がない。
幸い経験がある分嫌悪感もないし、まあ頑張るしかないだろう。
そう思いながらそっとセドの前に跪き、目の前のそれにおずおずと口を近づける。
そしてギュッと目を瞑って気合を入れてから、思い切ってそれを口へと含んだ。
そんな俺にセドがゴクリと喉を鳴らすけど、これはあくまでも式の一部で仕方なくやってるんだからなと睨みあげて、すぐにそちらへと集中していく。
「ん…んぅ…っ」
あっという間に大きくなるセドのものは一生懸命頬張っても全部収まってはくれないから、頑張って手も使って気持ち良くさせてやる。
(俺…こんな場所で何やらされてるんだろう?)
多分普通に考えたら滅茶苦茶おかしいはずなんだけど、明かりが抑えめなせいで思うほど抵抗感は強くない。
まあ夜という時間帯もあるのかもしれないが…。
(これ、昼間だったら絶対逃げてたな)
いくらなんでも昼間からこれは無理だ。
「ふ…うっ……」
セドも心なしか興奮しているような気がする。
広い大聖堂は音も響くし、ちゅぷちゅぷと舐める音が地味に聴覚を刺激するから俺も変に気が昂ぶっていた。
「アルフレッド…そろそろ口を離せ」
でも最後までイかせる前にセドからストップが入ったので、そのまま手を取られるままに立ち上がる。
「アルフレッド…」
熱を孕んだセドの眼差しと俺の眼差しが交差し、そのまま引き寄せられるように口づけを交わし合った。
(この後は…そうだ。もう愛し合うだけでいいんだっけ…)
神の前で二人はこれだけ愛し合ってるので結婚を認めてくださいと肌を重ねて、それを立会人が見届けて宣言の言葉を口にしたら婚姻が成立する。
だから俺はただセドに身を任せるだけでいい。
ちなみに暗部は流石暗部と言うように見事に気配を消してくれている。
もちろん立会人だからそこにいるにはいるんだけど、俺が気にせずに済むようそうしてくれているようなので、敢えてツッコミは入れない。
多分普通の神父とかがそこにいたなら絶対に俺はこんな行為をしなかっただろう。
セドの人選はある意味妥当だった。
そしていつの間に用意されたのか、どこか官能的な香りがする潤滑剤を手にセドが俺の後孔を優しく丁寧にほぐしていく。
どうやら酷くする気はなさそうなのでホッとしながらセドがやりやすいように身を寄せた。
「ん…はぁ…」
「アルフレッド」
合間合間に落とされるキスがとっても気持ちよくて、俺は気づけばそっとセドの男根に手を伸ばしてそれを手で扱いてしまっていた。
「…っ!」
セドが驚いたようにしたけど、すぐに嬉しそうな顔になって俺の腰を引き寄せてくる。
「アルフレッド。このまま一度お互いにイッておこうか?」
そんな言葉と共にセドは手の動きを早めて、俺が弱い場所を責め始めてしまう。
「んっ!んぁっ…!」
そんなセドに負けじと俺も手を動かすけど、段々立ってるのが辛くなってきてセドの首に片腕を回して腰を押しつけるようにしながら喘いでしまった。
「ひ…うっ……」
「アル…俺のアルフレッドっ…」
二人でそのまま上り詰め、荒い息を整えて名残りを惜しむように再度口づけ合う。
そうしているうちにセドのものが復活したようで、甘い囁きと共にそれがピタリと俺の蕾にあてがわれた。
「アルフレッド…挿れるぞ」
その言葉にコクリと頷きを落とすと、いつもとは全然違い、ゆっくりゆっくりと中へと収められていく。
「あ…あぁ…っ」
焦れったい。
ものすっごく焦れったい。
いつもみたいに挿れてくれればいいのに、殊更ゆっくり挿入されてついついねだってしまいたくなる。
しかも全部挿れた後も何故かセドは動いてくれなかった。
「あ…セド……」
どうして動いてくれないんだと訊いたら、どこかいつも以上に欲情した顔でちょっと待てと言われてしまった。
どうやらセドの方も興奮しすぎてすぐイキそうだから我慢しているらしい。
でも俺だっていっぱいいっぱいだから早く愛して欲しくて仕方がなかった。
「セド…も、何回イッてもいいから早く動いて…」
だからそう言ったのに、それを聞いたセドはゴクリと生唾を飲み込んで紅潮した頬でうっとりと俺を見つめながら何度も愛おしげにキスを仕掛けてきた。
「ああ…アルフレッド。今日は最高に幸せな日だ」
そしてこの結婚式をやってよかったと言いながら熱烈に俺を求め始める。
そこからはもうこれでもかと立ったまま沢山愛されたんだけど、終わりの宣言がいつ行われたのか俺は全く覚えていない。
あまりにも気持ち良すぎて気を失ってしまったからだ。
でも、すごく気持ちよくて、幸せで、何というか…ああ結婚したんだって実感できる式だった気がする。
ガヴァム王国の事は正直どうかと思うこともあるけど、どうしてこの結婚式が廃れなかったのかは何となく分かった気がした。
なんの支えもないままするのってなんだかんだでそれなりに大変だ。
相手が好きじゃなかったら抱きつきたくないし、相手だって支え続けるのはしんどいだろう。
要するにこの結婚は互いに思い合ってないとそもそも上手くいかないようにできているのだ。
その上で愛し合うからこそ、より幸せな気持ちで結ばれるんじゃないだろうか?
なんとなくそんな風に思った。
そして俺は気づけばいつものベッドの上で、セドがそれはもう満足げに笑いながら俺の手を取り、いつの間にかはめられていた指輪にチュッとキスを落としてくる。
「アルフレッド。これで無事に婚姻は成った。今日からは堂々と俺の妃を名乗るんだぞ」
「え?」
それは嫌だ。
結婚したのはいいけど、側妃はおまけで護衛騎士が本業なのに。
そうは思うけど、しっかりがっつり結婚式まで挙げてしまったし、それを言うのは今更と言えば今更なのかもしれない。
でもセドは俺の気持ちは分かっているとばかりに笑顔でこう言ったんだ。
「もちろん護衛騎士の仕事は続けてくれて構わないぞ?俺は寛大な夫だからな」
「セド…」
だから嬉しくてついつい自分から顔を寄せ、チュッとキスをした。
その後はなんだかんだとまた襲われてしまったけど、それはまあいつものことだ。
こうして俺は何となく乗せられた感はあるものの、セドとちゃんとした夫婦に落ち着いたのだった。
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次回は、本当はこんな心境だったんだよ的セド視点となります。
宜しくお願いします。
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