74 / 215
【国際会議】
65.国際会議③
しおりを挟む
ミラルカ皇国────。
そこは姫や俺達が住んでいた国で、ブルーグレイだけではなくゴッドハルトからも少し離れた国だ。
ここ数年天災に見舞われた影響で周辺諸国に多額の借金をしてしまっていたが、それも姫の嫁入りで半分以上返済を終えたと聞く。
だからブルーグレイ王国には恩があると言っても過言ではないだろうが……。
「セドリック殿下、ようこそいらっしゃいました!」
これはいくら何でも過剰過ぎないだろうか?
騎士団総出での出迎えに加え、使用人達一同も勢揃いしているような気がする。
これには姫もドン引きだ。
でももしかしたら姫の子を一目でも見ようと思ってのことかもしれないしと思い直したのか、笑顔でただいま帰りましたと言っていた。
ちなみに今の配置は、子供を抱いた姫、斜め後ろに控える護衛騎士の俺、その俺の腰を抱くセドという訳の分からない配置だったりする。
不思議そうな眼差しがグサグサ突き刺さってくるけど俺は知らん!
離れろと言ってもセドは全く聞く耳を持たないし、姫は姫で『アルフレッドは王子の相手をしてちょうだい』というばかりなので助けは期待できない。
そんな中、騎士団長が代表して姫に声を掛けてきた。
「姫。遠路お疲れでしょう。王子と共にお部屋へとご案内させて頂きます」
「ありがとう。ああ、そうだわ。言い忘れていたけれど、王子の部屋はアルフレッドと同室でお願いね?」
「と言いますと?」
「私はこの子と同室にしてもらえればそれでいいから」
「ですがご夫婦で同室の方が……」
「あら。アルフレッドも側妃だから王子と夫婦なのよ?別におかしくはないわ」
「その通りだな。全くおかしくはない」
「「……え?」」
騎士団長と俺の声がものの見事にハモッてしまう。
やっと移動中のあれこれから解放されると思った矢先なのに酷い話だ。
「い、いえ。俺は騎士団の宿舎の方が居心地がいいので……」
「何を言うの、アルフレッド!王子のお相手は貴方にしかできないのよ?知っているでしょう?」
「その通りだ。アルフレッド。まあお前が宿舎で生活するというのなら俺がそちらに行っても別に構いはしないが?」
「なっ?!そ、それは絶対にダメだ!」
あんな壁が薄い部屋で襲われたら周囲に声が丸聞こえだ。
絶対になにがなんでも避けたい。
「なら決まりだな。騎士団長。案内を頼む」
夫婦の間で振り回される俺を見て騎士団長は困惑するばかりだが、そう促されたら案内せざるを得ないし、申し訳なさ過ぎて泣けてくる。
後でちゃんと説明だけはしておこう。
「ではどうぞこちらへ」
こうして俺は連行された罪人の如く渋々王子と同室が決まってしまったのだった。
***
「騎士団長に道中の報告があるからちょっと行ってくる」
そうやって何とか部屋から脱出し騎士団長へと報告に来たんだが、話を聞いた騎士団長は重い溜息を吐いて目を閉じてしまった。
「アルフレッド…大変だったな」
ポツリと呟かれたそんな言葉が胸に沁みる。
「ええ、まあ」
「何はともあれ子は姫と王子の子で間違いはないのだし、後はお前が上手くやってくれたら万事上手くいくのだろう。お前には申し訳ないが、これからもできる限り姫を支えてやってくれ」
「……わかりました」
まあ騎士団長からしたらそれ以外に言えることなんてないだろう。
「あ、でも騎士団長には一つだけお礼が言いたかったんです」
「なんだ?」
「ああ見えてあの王子、凄く強いんですよ!」
「ああ、なるほど。好敵手に出会えてよかったと言ったところか。お前らしいな」
それならそれで少しだけ気持ちも軽くなったと笑ってくれた騎士団長に俺はきちんと礼を言う。
「強い相手との出会いを頂きありがとうございました」
「うんうん。そうだ。強い相手と言えば、オーガスト殿は今回一緒に来ていないのか?」
「ああ、オーガストには留守番に残ってもらいました。流石に全員護衛騎士達を連れては来れないので、残った面々の指導を任せてきたんですよ」
「ああ、なるほどな。彼は辺境で腕を磨いただけあって強かっただろう?私ももっと早く思い出していればお前と先に出会わせてやれたんだが…」
「ははっ!でもほら、今は向こうで毎日手合わせできるんで楽しいですよ?」
「そうかそうか。お前と思い切り打ちあえる相手が二人もいて楽しそうだな」
「はい!」
「正直そんなに生き生きしているお前が見れて本当によかった。そうだ。トルセン殿もこの国際会議には来るそうだ。是非騎士団にも顔を出してほしいと会ったら伝えておいてくれ」
「わかりました」
そうして騎士団長の部屋を辞した後、トルセンも来るんだとちょっと浮足立ってしまった。
でもそこで、そう言えば国際会議っていろんなところから人が来るんだよなと思い至ってしまう。
(カリン王子も来るのかな?)
その後の事はわからないけど、もし来るのなら遠目に様子だけ見ようかなと思った。
帰りが帰りだっただけに、一応これでも心配はしているのだ。
だから────翌日、ぼちぼち他国の賓客達が集まってきていると聞き、何気なく客室が集まる付近の庭園を歩いていた時(セドから逃げていたとも言う)にカリン王子の姿を見掛けてつい声をかけてしまったんだけど、一気に蒼白になってしまったからやっぱりやめておけばよかったかなとほんの少しだけ後悔してしまった。
「カリン王子」
「ひっ?!」
「お元気そうでよかったです。急病で国に帰ったと聞いていたので心配してたんですよ」
「あ…あぅ……」
カリン王子はどうやら返事もできないほど怯えてしまったようで顔色は悪くなる一方だ。
キョロキョロと周囲を見渡しホッと息を吐く姿を見ただけで誰を恐れているのかが一目でわかってしまう。
(これ、絶対セドが何かやっただろ?!)
あまりにも怯えすぎだ。
どうしたものかなと思っていると、カリン王子の隣に立っていた男が不思議そうに声を上げた。
「兄上。お知合いですか?」
どうやら彼はカリン王子の弟だったらしい。
パッと見た感じ身長はカリン王子と同じくらいで、どこか神経質そうな印象を受けた。
それとは対照的に柔らかで優しげな声が不思議な印象を与えてくる。
でも特に強そうには見えないし、多分その見解は間違ってはいない。
何故なら腰に佩いた剣には露ほども意識を向けていないし、隙だらけだからだ。
多分これならカリン王子の方が圧倒的に強いだろう。
そんな弟にカリン王子が焦ったように声を上げ、震えながら訴える。
「ロ、ロキッ!悪いことは言わない!国に帰ろう!」
縋るような声に戸惑う弟王子。
でもここで帰ったら一体何をしに来たんだという話になってしまうし、どう考えても帰るに帰れないだろう。
弟王子が困惑するのも当然だ。
そんな俺達のところへ、馴染んだ殺気が近づいてくるのを感じた。
そこは姫や俺達が住んでいた国で、ブルーグレイだけではなくゴッドハルトからも少し離れた国だ。
ここ数年天災に見舞われた影響で周辺諸国に多額の借金をしてしまっていたが、それも姫の嫁入りで半分以上返済を終えたと聞く。
だからブルーグレイ王国には恩があると言っても過言ではないだろうが……。
「セドリック殿下、ようこそいらっしゃいました!」
これはいくら何でも過剰過ぎないだろうか?
騎士団総出での出迎えに加え、使用人達一同も勢揃いしているような気がする。
これには姫もドン引きだ。
でももしかしたら姫の子を一目でも見ようと思ってのことかもしれないしと思い直したのか、笑顔でただいま帰りましたと言っていた。
ちなみに今の配置は、子供を抱いた姫、斜め後ろに控える護衛騎士の俺、その俺の腰を抱くセドという訳の分からない配置だったりする。
不思議そうな眼差しがグサグサ突き刺さってくるけど俺は知らん!
離れろと言ってもセドは全く聞く耳を持たないし、姫は姫で『アルフレッドは王子の相手をしてちょうだい』というばかりなので助けは期待できない。
そんな中、騎士団長が代表して姫に声を掛けてきた。
「姫。遠路お疲れでしょう。王子と共にお部屋へとご案内させて頂きます」
「ありがとう。ああ、そうだわ。言い忘れていたけれど、王子の部屋はアルフレッドと同室でお願いね?」
「と言いますと?」
「私はこの子と同室にしてもらえればそれでいいから」
「ですがご夫婦で同室の方が……」
「あら。アルフレッドも側妃だから王子と夫婦なのよ?別におかしくはないわ」
「その通りだな。全くおかしくはない」
「「……え?」」
騎士団長と俺の声がものの見事にハモッてしまう。
やっと移動中のあれこれから解放されると思った矢先なのに酷い話だ。
「い、いえ。俺は騎士団の宿舎の方が居心地がいいので……」
「何を言うの、アルフレッド!王子のお相手は貴方にしかできないのよ?知っているでしょう?」
「その通りだ。アルフレッド。まあお前が宿舎で生活するというのなら俺がそちらに行っても別に構いはしないが?」
「なっ?!そ、それは絶対にダメだ!」
あんな壁が薄い部屋で襲われたら周囲に声が丸聞こえだ。
絶対になにがなんでも避けたい。
「なら決まりだな。騎士団長。案内を頼む」
夫婦の間で振り回される俺を見て騎士団長は困惑するばかりだが、そう促されたら案内せざるを得ないし、申し訳なさ過ぎて泣けてくる。
後でちゃんと説明だけはしておこう。
「ではどうぞこちらへ」
こうして俺は連行された罪人の如く渋々王子と同室が決まってしまったのだった。
***
「騎士団長に道中の報告があるからちょっと行ってくる」
そうやって何とか部屋から脱出し騎士団長へと報告に来たんだが、話を聞いた騎士団長は重い溜息を吐いて目を閉じてしまった。
「アルフレッド…大変だったな」
ポツリと呟かれたそんな言葉が胸に沁みる。
「ええ、まあ」
「何はともあれ子は姫と王子の子で間違いはないのだし、後はお前が上手くやってくれたら万事上手くいくのだろう。お前には申し訳ないが、これからもできる限り姫を支えてやってくれ」
「……わかりました」
まあ騎士団長からしたらそれ以外に言えることなんてないだろう。
「あ、でも騎士団長には一つだけお礼が言いたかったんです」
「なんだ?」
「ああ見えてあの王子、凄く強いんですよ!」
「ああ、なるほど。好敵手に出会えてよかったと言ったところか。お前らしいな」
それならそれで少しだけ気持ちも軽くなったと笑ってくれた騎士団長に俺はきちんと礼を言う。
「強い相手との出会いを頂きありがとうございました」
「うんうん。そうだ。強い相手と言えば、オーガスト殿は今回一緒に来ていないのか?」
「ああ、オーガストには留守番に残ってもらいました。流石に全員護衛騎士達を連れては来れないので、残った面々の指導を任せてきたんですよ」
「ああ、なるほどな。彼は辺境で腕を磨いただけあって強かっただろう?私ももっと早く思い出していればお前と先に出会わせてやれたんだが…」
「ははっ!でもほら、今は向こうで毎日手合わせできるんで楽しいですよ?」
「そうかそうか。お前と思い切り打ちあえる相手が二人もいて楽しそうだな」
「はい!」
「正直そんなに生き生きしているお前が見れて本当によかった。そうだ。トルセン殿もこの国際会議には来るそうだ。是非騎士団にも顔を出してほしいと会ったら伝えておいてくれ」
「わかりました」
そうして騎士団長の部屋を辞した後、トルセンも来るんだとちょっと浮足立ってしまった。
でもそこで、そう言えば国際会議っていろんなところから人が来るんだよなと思い至ってしまう。
(カリン王子も来るのかな?)
その後の事はわからないけど、もし来るのなら遠目に様子だけ見ようかなと思った。
帰りが帰りだっただけに、一応これでも心配はしているのだ。
だから────翌日、ぼちぼち他国の賓客達が集まってきていると聞き、何気なく客室が集まる付近の庭園を歩いていた時(セドから逃げていたとも言う)にカリン王子の姿を見掛けてつい声をかけてしまったんだけど、一気に蒼白になってしまったからやっぱりやめておけばよかったかなとほんの少しだけ後悔してしまった。
「カリン王子」
「ひっ?!」
「お元気そうでよかったです。急病で国に帰ったと聞いていたので心配してたんですよ」
「あ…あぅ……」
カリン王子はどうやら返事もできないほど怯えてしまったようで顔色は悪くなる一方だ。
キョロキョロと周囲を見渡しホッと息を吐く姿を見ただけで誰を恐れているのかが一目でわかってしまう。
(これ、絶対セドが何かやっただろ?!)
あまりにも怯えすぎだ。
どうしたものかなと思っていると、カリン王子の隣に立っていた男が不思議そうに声を上げた。
「兄上。お知合いですか?」
どうやら彼はカリン王子の弟だったらしい。
パッと見た感じ身長はカリン王子と同じくらいで、どこか神経質そうな印象を受けた。
それとは対照的に柔らかで優しげな声が不思議な印象を与えてくる。
でも特に強そうには見えないし、多分その見解は間違ってはいない。
何故なら腰に佩いた剣には露ほども意識を向けていないし、隙だらけだからだ。
多分これならカリン王子の方が圧倒的に強いだろう。
そんな弟にカリン王子が焦ったように声を上げ、震えながら訴える。
「ロ、ロキッ!悪いことは言わない!国に帰ろう!」
縋るような声に戸惑う弟王子。
でもここで帰ったら一体何をしに来たんだという話になってしまうし、どう考えても帰るに帰れないだろう。
弟王子が困惑するのも当然だ。
そんな俺達のところへ、馴染んだ殺気が近づいてくるのを感じた。
52
※皆様いつもありがとうございます♪この度スピンオフ作品をアップしましたので、ご興味のある方はそちらも宜しくお願いしますm(_ _)m『王子の本命~ガヴァム王国の王子達~』https://www.alphapolis.co.jp/novel/91408108/52430498
お気に入りに追加
3,643
あなたにおすすめの小説
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男装の麗人と呼ばれる俺は正真正銘の男なのだが~双子の姉のせいでややこしい事態になっている~
さいはて旅行社
BL
双子の姉が失踪した。
そのせいで、弟である俺が騎士学校を休学して、姉の通っている貴族学校に姉として通うことになってしまった。
姉は男子の制服を着ていたため、服装に違和感はない。
だが、姉は男装の麗人として女子生徒に恐ろしいほど大人気だった。
その女子生徒たちは今、何も知らずに俺を囲んでいる。
女性に囲まれて嬉しい、わけもなく、彼女たちの理想の王子様像を演技しなければならない上に、男性が女子寮の部屋に一歩入っただけでも騒ぎになる貴族学校。
もしこの事実がバレたら退学ぐらいで済むわけがない。。。
周辺国家の情勢がキナ臭くなっていくなかで、俺は双子の姉が戻って来るまで、協力してくれる仲間たちに笑われながらでも、無事にバレずに女子生徒たちの理想の王子様像を演じ切れるのか?
侯爵家の命令でそんなことまでやらないといけない自分を救ってくれるヒロインでもヒーローでも現れるのか?

兄たちが弟を可愛がりすぎです
クロユキ
BL
俺が風邪で寝ていた目が覚めたら異世界!?
メイド、王子って、俺も王子!?
おっと、俺の自己紹介忘れてた!俺の、名前は坂田春人高校二年、別世界にウィル王子の身体に入っていたんだ!兄王子に振り回されて、俺大丈夫か?!
涙脆く可愛い系に弱い春人の兄王子達に振り回され護衛騎士に迫って慌てていっもハラハラドキドキたまにはバカな事を言ったりとしている主人公春人の話を楽しんでくれたら嬉しいです。
1日の話しが長い物語です。
誤字脱字には気をつけてはいますが、余り気にしないよ~と言う方がいましたら嬉しいです。

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

見ぃつけた。
茉莉花 香乃
BL
小学生の時、意地悪されて転校した。高校一年生の途中までは穏やかな生活だったのに、全寮制の学校に転入しなければならなくなった。そこで、出会ったのは…
他サイトにも公開しています

お荷物な俺、独り立ちしようとしたら押し倒されていた
やまくる実
BL
異世界ファンタジー、ゲーム内の様な世界観。
俺は幼なじみのロイの事が好きだった。だけど俺は能力が低く、アイツのお荷物にしかなっていない。
独り立ちしようとして執着激しい攻めにガッツリ押し倒されてしまう話。
好きな相手に冷たくしてしまう拗らせ執着攻め✖️自己肯定感の低い鈍感受け
ムーンライトノベルズにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる