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【アルフレッドの家出】
44.アルフレッドの家出②
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俺はまずどうやってこの国を抜け出してやろうかと考えた。
これまではおとなしくしててやったけど、やろうと思ったらできなくはない。
(本腰入れたら俺は何でもできるんだよ)
寝込んだせいで長らく剣を振っていなかったからかなり心がやさぐれていて、正直風邪が治る頃には凶悪な程苛立っていた。
俺から剣を奪いやがってとイライラは最高潮で、セドには連戦連勝負けなしだ。
やっと振れた剣にうっとりして、益々剣筋は研ぎ澄まされて今なら誰にも負ける気がしない。
平和ボケした俺とは違うんだ。
夜だって剣と一緒にベッドに入ってセドは返り討ちにしてやった。
最早剣が恋人と言ってもいいくらい恋しくて仕方がなかったほど。
セドのことも好きだけど、剣あってこそなんだから俺の怒りがそう簡単に治まると思うなよ?
誰がおとなしく抱かれてやるものか。
俺の怒りを思い知ってちょっとくらいは反省しろ!!
そんな俺が考えた国外脱出計画はこうだ。
まず、すぐには行動しない。
実行に移すとしたらひと月くらいして周囲の警戒が緩んだ時だろう。
今は誰が見てもイライラしている俺をみんながみんな慎重に見守っている状況だ。
それ故に動いたらきっとすぐにセドに報告が行くことだろう。
やるのなら慎重に────これは絶対だ。
姫達に迷惑をかけるのは流石に嫌なので、抜け出す際は有給申請という形をとる。
でもそれをそのままストレートに出したら却下されるのは目に見えてるので、当然事後承諾だ。
そして王宮を出るのは一人では当然ダメだ。
誰かと一緒に行かないと街で目をつけられて王宮に報告されてしまう。
だからここは護衛騎士の中で一番足の遅い奴を一人巻き込むことにした。
街に出る名目は『妊娠中の姫に美味しいものを食べさせたいので買いに行く』という感じだろうか?
要するに護衛騎士の二人で姫のために買い物に出ましたという態を取るのだ。
そしてちゃんと菓子店で姫好みの菓子を購入。
城に届けてもらえるよう手配してもらう。
これできっと俺達につけられた暗部は油断するはず。
その手続きを連れてきた騎士に任せて、俺はトイレと言ってその場から脱出。
油断した暗部を撒くのなんて簡単だからな。
そこから馬を飛ばして海に出て、そのまま船に乗ってとんずらだ。
一緒に来た騎士や暗部が気付いてももう遅い。
フード付きマントは今からの寒くなる季節なら別に使っていても何らおかしくはないから余裕で成功するだろう。
顔を隠して気配を希薄にしてシレッとした顔で船に乗り込めば誰も俺が王子の側妃だなんて思いもしないはず。
有給申請の紙は同僚のポケットにでも突っ込んでおけばいい。完璧だ。
取り敢えず、俺は今回の件について思う存分愚痴を聞いてほしいんだ!
そしてそんな俺の気持ちを一番わかってくれるのはきっとトルセン以外にはいない。
あいつは俺が剣命なのを誰よりも知っているからな。
俺がいなくなったら王子が黙ってないって?
そんなの知るか!
俺はこれ以上なく怒ってるんだからな!
文句があるなら迎えに来ればいいんだ。
有給申請の紙の裏には恨み言をちゃんと書いておいてやるから覚えてろよ!
こうして俺は念入りに下準備を整え、作戦決行の日を今か今かと待ち続け、適度にセドを躱しながら計画を実行に移したのだった。
***
「う~ん…いい風」
船のデッキで風を受けながら俺は一路ゴッドハルトへと向かう。
船で行くから意外なことにブルーグレイ王国からゴッドハルトへは4日程度で着く。
ミラルカ皇国から向かうよりもずっと近いし、なかなかブルーグレイはいい国だと思う。
こんなに気楽に向かえるのならもっと早く行動に移しておけばよかった。
「さて…と」
今頃王宮は大騒ぎかなと思いながら俺はにんまり笑う。
ゴッドハルトに行ったらまず何をしよう?
折角だし剣を新しく購入してもいいかもしれない。
昔行った食堂にだって寄りたいし、仲間だった奴らと剣だって合わせたい。
もちろん愚痴を溢す以外にもトルセンとは沢山話したいし…。
「そう言えば家族ができたって言ってたっけ?」
奥さんがもし懐妊中だったら姫のために色々話を聞いておくのもいいかもしれない。
育児って大変だと聞くし。
そんなことを考えているうちに船はあっけないほどあっさりとゴッドハルトへと到着し、馬を調達してトルセンのところへとたどり着いた。
「やっほー、トルセン!家出してきた!」
そうやって笑顔で言ったらカランと剣を落としたんだけど、大丈夫か?
「もしかしてちょうど鍛錬中だったか?俺も参加していい?」
ちょっとウキウキしながら言ったら、ふるふる震えながらビシッと鍛錬場の出口を指さされ、吠えられてしまった。
「今すぐ帰れ!この脳筋!!」
(あ、懐かしい!)
昔はよく脳筋って言って叱られたなと思い出す。
「トラブルメーカーも大概にしろよ?!」
そうは言ってくるけど、トルセンがちゃんと話を聞いてくれるのは知ってるからな。
「王子にはお前から手紙出しといて」
「…………わかった。ついでに出来る範囲でフォローを入れとく」
「助かる」
一先ず手紙は事情を聞いてからなと言ってトルセンはすぐに俺を連れて執務室へと歩いていく。
そして話を聞いてガックリしながら頭痛いと言ってきたので、笑って流しておいた。
「お前な…。笑い事じゃないだろ?」
「だってあいつが悪い。あいつのせいで風邪が長引いて剣が振れなくなったんだから。そもそも病人抱くっておかしくないか?あり得ないだろ」
「まあ…そうだな。お前から剣を奪ったらこうなるよな」
ストレス溜まって家出だってしたくなるよなと言ってくれたので、俺はそうなんだよと溜まっていた不満を全部吐き出した。
そしたら、そこらへんは上手いこと書いておいてやると言ってすぐにトルセンはセドに手紙を書き、ワイバーン便で届けるよう手早く対処してくれる。
「助かるよ」
「どういたしまして」
どうせ迎えに来るのに時間はかかるだろうし、それまで久しぶりの休暇を楽しむとしよう。
「取り敢えず武器屋に行きたいな」
「言うと思った」
「その後はお前のところの強い奴、紹介してくれ」
「それも言うと思ったけど…今はお前が満足いくような奴はいないぞ?」
「わかってるって」
それでもいつもの面々と違う相手と剣を合わせるのは楽しみだ。
「はぁ…。結婚して少しは戦闘狂も落ち着くかと思ったのに、やっぱり結局は剣が恋人なんだな」
そんな溜め息をつくトルセンに俺は自信をもって言い切った。
「当然だ!」────と。
これまではおとなしくしててやったけど、やろうと思ったらできなくはない。
(本腰入れたら俺は何でもできるんだよ)
寝込んだせいで長らく剣を振っていなかったからかなり心がやさぐれていて、正直風邪が治る頃には凶悪な程苛立っていた。
俺から剣を奪いやがってとイライラは最高潮で、セドには連戦連勝負けなしだ。
やっと振れた剣にうっとりして、益々剣筋は研ぎ澄まされて今なら誰にも負ける気がしない。
平和ボケした俺とは違うんだ。
夜だって剣と一緒にベッドに入ってセドは返り討ちにしてやった。
最早剣が恋人と言ってもいいくらい恋しくて仕方がなかったほど。
セドのことも好きだけど、剣あってこそなんだから俺の怒りがそう簡単に治まると思うなよ?
誰がおとなしく抱かれてやるものか。
俺の怒りを思い知ってちょっとくらいは反省しろ!!
そんな俺が考えた国外脱出計画はこうだ。
まず、すぐには行動しない。
実行に移すとしたらひと月くらいして周囲の警戒が緩んだ時だろう。
今は誰が見てもイライラしている俺をみんながみんな慎重に見守っている状況だ。
それ故に動いたらきっとすぐにセドに報告が行くことだろう。
やるのなら慎重に────これは絶対だ。
姫達に迷惑をかけるのは流石に嫌なので、抜け出す際は有給申請という形をとる。
でもそれをそのままストレートに出したら却下されるのは目に見えてるので、当然事後承諾だ。
そして王宮を出るのは一人では当然ダメだ。
誰かと一緒に行かないと街で目をつけられて王宮に報告されてしまう。
だからここは護衛騎士の中で一番足の遅い奴を一人巻き込むことにした。
街に出る名目は『妊娠中の姫に美味しいものを食べさせたいので買いに行く』という感じだろうか?
要するに護衛騎士の二人で姫のために買い物に出ましたという態を取るのだ。
そしてちゃんと菓子店で姫好みの菓子を購入。
城に届けてもらえるよう手配してもらう。
これできっと俺達につけられた暗部は油断するはず。
その手続きを連れてきた騎士に任せて、俺はトイレと言ってその場から脱出。
油断した暗部を撒くのなんて簡単だからな。
そこから馬を飛ばして海に出て、そのまま船に乗ってとんずらだ。
一緒に来た騎士や暗部が気付いてももう遅い。
フード付きマントは今からの寒くなる季節なら別に使っていても何らおかしくはないから余裕で成功するだろう。
顔を隠して気配を希薄にしてシレッとした顔で船に乗り込めば誰も俺が王子の側妃だなんて思いもしないはず。
有給申請の紙は同僚のポケットにでも突っ込んでおけばいい。完璧だ。
取り敢えず、俺は今回の件について思う存分愚痴を聞いてほしいんだ!
そしてそんな俺の気持ちを一番わかってくれるのはきっとトルセン以外にはいない。
あいつは俺が剣命なのを誰よりも知っているからな。
俺がいなくなったら王子が黙ってないって?
そんなの知るか!
俺はこれ以上なく怒ってるんだからな!
文句があるなら迎えに来ればいいんだ。
有給申請の紙の裏には恨み言をちゃんと書いておいてやるから覚えてろよ!
こうして俺は念入りに下準備を整え、作戦決行の日を今か今かと待ち続け、適度にセドを躱しながら計画を実行に移したのだった。
***
「う~ん…いい風」
船のデッキで風を受けながら俺は一路ゴッドハルトへと向かう。
船で行くから意外なことにブルーグレイ王国からゴッドハルトへは4日程度で着く。
ミラルカ皇国から向かうよりもずっと近いし、なかなかブルーグレイはいい国だと思う。
こんなに気楽に向かえるのならもっと早く行動に移しておけばよかった。
「さて…と」
今頃王宮は大騒ぎかなと思いながら俺はにんまり笑う。
ゴッドハルトに行ったらまず何をしよう?
折角だし剣を新しく購入してもいいかもしれない。
昔行った食堂にだって寄りたいし、仲間だった奴らと剣だって合わせたい。
もちろん愚痴を溢す以外にもトルセンとは沢山話したいし…。
「そう言えば家族ができたって言ってたっけ?」
奥さんがもし懐妊中だったら姫のために色々話を聞いておくのもいいかもしれない。
育児って大変だと聞くし。
そんなことを考えているうちに船はあっけないほどあっさりとゴッドハルトへと到着し、馬を調達してトルセンのところへとたどり着いた。
「やっほー、トルセン!家出してきた!」
そうやって笑顔で言ったらカランと剣を落としたんだけど、大丈夫か?
「もしかしてちょうど鍛錬中だったか?俺も参加していい?」
ちょっとウキウキしながら言ったら、ふるふる震えながらビシッと鍛錬場の出口を指さされ、吠えられてしまった。
「今すぐ帰れ!この脳筋!!」
(あ、懐かしい!)
昔はよく脳筋って言って叱られたなと思い出す。
「トラブルメーカーも大概にしろよ?!」
そうは言ってくるけど、トルセンがちゃんと話を聞いてくれるのは知ってるからな。
「王子にはお前から手紙出しといて」
「…………わかった。ついでに出来る範囲でフォローを入れとく」
「助かる」
一先ず手紙は事情を聞いてからなと言ってトルセンはすぐに俺を連れて執務室へと歩いていく。
そして話を聞いてガックリしながら頭痛いと言ってきたので、笑って流しておいた。
「お前な…。笑い事じゃないだろ?」
「だってあいつが悪い。あいつのせいで風邪が長引いて剣が振れなくなったんだから。そもそも病人抱くっておかしくないか?あり得ないだろ」
「まあ…そうだな。お前から剣を奪ったらこうなるよな」
ストレス溜まって家出だってしたくなるよなと言ってくれたので、俺はそうなんだよと溜まっていた不満を全部吐き出した。
そしたら、そこらへんは上手いこと書いておいてやると言ってすぐにトルセンはセドに手紙を書き、ワイバーン便で届けるよう手早く対処してくれる。
「助かるよ」
「どういたしまして」
どうせ迎えに来るのに時間はかかるだろうし、それまで久しぶりの休暇を楽しむとしよう。
「取り敢えず武器屋に行きたいな」
「言うと思った」
「その後はお前のところの強い奴、紹介してくれ」
「それも言うと思ったけど…今はお前が満足いくような奴はいないぞ?」
「わかってるって」
それでもいつもの面々と違う相手と剣を合わせるのは楽しみだ。
「はぁ…。結婚して少しは戦闘狂も落ち着くかと思ったのに、やっぱり結局は剣が恋人なんだな」
そんな溜め息をつくトルセンに俺は自信をもって言い切った。
「当然だ!」────と。
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※皆様いつもありがとうございます♪この度スピンオフ作品をアップしましたので、ご興味のある方はそちらも宜しくお願いしますm(_ _)m『王子の本命~ガヴァム王国の王子達~』https://www.alphapolis.co.jp/novel/91408108/52430498
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