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【アルフレッドの家出】
43.※アルフレッドの家出①
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※リクエストがあったアルフレッドが熱を出す話と、家出してトルセンのところに行くお話を合体させてみました(^^)
新婚旅行も兼ねたちょっと甘めのお話になる予定です。
いきなりR-18なので苦手な方はブラウザバックしてください。
宜しくお願いします。
****************
その日は夕刻に王子と剣を打ち合っていた。
正直久しぶりに心躍る打ち合いだったように思う。
お互いに汗だくになるほど笑いながら剣を合わせていた。
それからほどなく打ち合いが終わり、その場に大の字で寝っ転がって満足げに息を整える。
芝生の上に寝転がり、そこへ気持ちのいい風が吹き抜けて最高に満たされた気分だった。
それは王子も同じはずだったのに…………。
「なんっで押し倒してるんだよ?!」
そう。気づけば夕日に染まる人けのない庭園で俺は王子に組み敷かれ、周囲にいた者達はいつの間にか人払いされてしまっていた。
「はぁ…アルフレッド。ここで抱いてもいいか?」
「ダメに決まってるだろ?!」
王子が明らかに欲情したような顔で俺に迫ってくる。
打ち合いで高ぶっていた気持ちが性欲に繋がるのもわかるけど、すっごくわかるんだけど……!
「…………部屋でヤろう」
それならいいと珍しく百歩も二百歩も譲歩してやったのに、王子の方は全く聞く耳を持ってくれなくて、結局そのままその場で襲いかかられた。
「や…っ!ダメだって…!」
「大丈夫だ。誰も来ない」
「んんっ…」
相も変わらず俺を制するのが上手なセドはそのまま俺の服に手を突っ込んで、器用にはだけさせ官能を引き出し始めてしまう。
胸でなんて感じたくないのに、これまで教えられてきたとおりに反応してしまう身体が恨めしいし、勝手に勃ち上がってくる下半身にも裏切り者と言ってやりたい。
「あっあっ…、セドッ…」
「汗でしっとりしていて余計にエロいな」
「やめろ…ってば……」
「そう言う割には本気で嫌がっていないだろう?」
ククッと楽し気に耳元で笑われるけど、お前の耳障りの良過ぎる声のせいだよと言ってやりたかった。
このちょっと揶揄うような声で囁かれると、勝手に身体の奥が期待するように疼くんだ。
特に打ち合いで興奮した後はその傾向が顕著な気がする。
(それもこれもセドが毎日のように抱いてくるから……!)
すっかり飼いならされたような現状に腹を立てはするけれど、結局抱かれてしまうのはこんな極悪な男でも好きだと自覚してしまったせいなのかもしれない。
でもこんな場所で抱かれるのは御免だ。
声は響くし、いくら人払いをしていようとヤッてるのがバレバレじゃないか。
誰に聞かれているかわかったものじゃないし、そんな状況を自ら喜ぶはずもない。
俺はそこまで変態じゃない。
変態はこの目の前の男だけで十分だ。
「はぁっ…!セド、だから…っ部屋がいいんだっ、てっ…!」
「もちろん部屋でも抱いてやるぞ?後でな」
「ひっ…!」
どこから取り出したのか潤滑剤を俺へと垂らして、後ろに指を突っ込んでくる。
「ん…やぁっ…!あっ…ふぅう…っ……」
「腰が揺れてるぞ?ああ…はだけた肌が夕日に照らされて綺麗だな。そそられる」
「んんん…っ、この変態ぃ……っ」
こんな場所で笑いながらそんな言葉で嬲って抱こうとしてくるセドを睨むけど、相変わらず全く動じてはくれない。
「さて…どんな体位で責めてほしい?折角の外だ。お前の好きな体位で挿れてやるぞ?」
バックがいいか、開脚で思い切り上から突き刺されるのがいいか、それとも座位の方がいいかと訊かれてふるふると首を振って全否定してやる。
「そうか。選べないなら全部試してやるとしよう」
「なっ?!」
ブンブン慌てて首を振るけどセドは極悪な笑みを浮かべて、楽しませてやるからなと遠慮なく俺を犯しにかかった。
「いやっ…!嫌だ…!あぁああぁっ!」
大きく開かされた足を肩に担がれて側臥位で奥までゆっくりと挿入される。
「この体位も好きだものな?」
「んぁっ!あっ…そこ、突かないで…っ頼むからぁ…!」
俺の弱いところを知り尽くした男はそんな言葉まで喜び、虐めてくるのだ。
「あ────ッ!!」
「くっ…そう締めつけるな。お前が望むだけ与えてやる」
「んぁっ!ぁあっ!やっ…!あぁ、んっ…!」
「アル。もっと抱き着いていいぞ?」
「はあっ…セドっ…そこ、ダメッ!」
「ここか?」
「ひやぁッ!」
ゆさゆさと身体を揺らされいいところを何度も突きまくられて、イクたびに体位を変えられる。
そして俺は結局そのままそこで長々と抱かれてしまったのだが……。
そのせいで汗が冷えて風邪を引き、翌日盛大に熱を出す羽目になった。
「アルフレッド…大丈夫?」
姫がこっそりと見舞いに来てくれたけど、妊娠中なんだから風邪がうつっては大変だと部屋には入らないよう言っておいた。
心配そうだったけどこればかりは仕方がない。
それは当然王子にしても同じだと思って、俺よりも公務の方が大事だろうと部屋から追い出してやろうと思ったのに、セドは何を考えているのか全然傍から離れようとはしなかった。
「セドも…ゴホッ……うつるからさっさと出てけよ」
「大丈夫だ。それよりもまだ熱が高いな。薬は?効かないようなら他の物を用意させるぞ?」
「いい…から。寝てたら治るし…」
「ダメだ。お前が寝込んだのは俺にも責任があるからな」
「…………」
それに関してはその通りとしか言えなかったから、軽く野菜粥だけをもらっておとなしく薬を手に取る。
(本当は飲みたくないんだけどな……)
粉薬は苦いから苦手なのだ。
せめて丸薬が良かった。
「うぅ…苦っ…」
でも頑張って何とか水で流し込んだら、セドがクイッと顎を持ち上げてそっと唇を重ねてきた。
流石にこれはうつると思って身を引こうとしたのに、セドの腕は俺の腰をしっかりとつかんでいて放してはくれない。
(あ…れ?)
でもそれはただのキスじゃなくて、甘い飴が俺の口へと侵入してきた。
「ん…んぅ……」
セドの少し冷たい舌が飴と共に俺の熱い口内に入ってきて、コロコロと飴を転がしながら俺の口内を優しく擽っていく。
それがなんだか凄く気持ちが良くて、気づけば俺はセドにしがみ付くようにキュッと服を握りしめ、うっとりとそのキスを堪能していた。
ちゅくちゅくと吸ったり絡めたりしながらセドは俺を堪能しているようだったけど…。
「アルフレッド。早く元気になれ」
一応心配してくれているのか、そっと唇を離し俺を抱き寄せてセドはそんなことを口にしてきた。
「お前の憎まれ口がないと寂しくて仕方がない」
(……そこ?)
実はセドって俺が反発してくるのが大好きだったりするのか?とちょっとドン引きしてしまう。
てっきり抱けないのが嫌とかそっちかと思ってたのに、まさか憎まれ口の方を聞きたかったとは……。
でもそう考えると、毎日抱くのだってただの性欲処理ってわけじゃないんだなとも思えて少しだけ嬉しくなった。
「ゴホッ…今度からはちょっとは考えて抱けよな」
「ああ。肌寒い日に外で抱くなんてもうしない。お前の身体の方が大事だからな。今度外でする時は暖かくなってからにしよう」
「そういう問題じゃないだろ?!グッ、ゴホッゴホッ…!」
「無理はするな」
そう言って優しく背中をさすってくれるセド。
一見甲斐甲斐しく世話してくれてるけど、変態はどこまでいっても変態だった。
言ってることがおかしい。
(俺はもう二度と外でなんてやらないんだからな!)
それから熱は上がったり下がったりしたんだけど、段々セドが殺気を巻き散らすようになって、医者に薬が悪いんじゃないかって言い掛かりをつけ始めて本当に困った。
医者は死ぬ気で色々処方してくれてたと思う。
悪いのはどう考えてもセドだ!
「アルフレッド。本気で気合いを入れて治してくれ。頼む、この通りだ!」
「アルフレッド。お願いよ。貴方しかストッパーになれないんだから、早く職場復帰してちょうだい!」
セドの殺気が怖いからか姫と、何故か国王にまで見舞いに押し掛けられてしまったけど、俺は彼らにこう言いたい。
「熱が下がってきたタイミングで汗をかいたら治るだろうって襲ってくるセドをまず止めてくれ!!」と。
これでもかと体力を削られてこのままじゃいつまで経っても治らないし、大好きな剣が振れないから俺だってそろそろストレスMaxだ。
そうして珍しく殺気を巻き散らしていたらやっと国王が重い腰を上げて動いてくれて、セドを説得してくれたのかなんなのか、全快まで襲われることはなくなった。
セドは「お前の殺気もなかなかいいな」なんて笑ってたけど覚悟しておけよ?
俺から一週間以上も剣を奪った罪は大きい。
それからひと月────。
俺は意地でもセドに抱かれるものかと剣で叩き伏せて逃げ回り、計画を立てて家出してやったのだった。
新婚旅行も兼ねたちょっと甘めのお話になる予定です。
いきなりR-18なので苦手な方はブラウザバックしてください。
宜しくお願いします。
****************
その日は夕刻に王子と剣を打ち合っていた。
正直久しぶりに心躍る打ち合いだったように思う。
お互いに汗だくになるほど笑いながら剣を合わせていた。
それからほどなく打ち合いが終わり、その場に大の字で寝っ転がって満足げに息を整える。
芝生の上に寝転がり、そこへ気持ちのいい風が吹き抜けて最高に満たされた気分だった。
それは王子も同じはずだったのに…………。
「なんっで押し倒してるんだよ?!」
そう。気づけば夕日に染まる人けのない庭園で俺は王子に組み敷かれ、周囲にいた者達はいつの間にか人払いされてしまっていた。
「はぁ…アルフレッド。ここで抱いてもいいか?」
「ダメに決まってるだろ?!」
王子が明らかに欲情したような顔で俺に迫ってくる。
打ち合いで高ぶっていた気持ちが性欲に繋がるのもわかるけど、すっごくわかるんだけど……!
「…………部屋でヤろう」
それならいいと珍しく百歩も二百歩も譲歩してやったのに、王子の方は全く聞く耳を持ってくれなくて、結局そのままその場で襲いかかられた。
「や…っ!ダメだって…!」
「大丈夫だ。誰も来ない」
「んんっ…」
相も変わらず俺を制するのが上手なセドはそのまま俺の服に手を突っ込んで、器用にはだけさせ官能を引き出し始めてしまう。
胸でなんて感じたくないのに、これまで教えられてきたとおりに反応してしまう身体が恨めしいし、勝手に勃ち上がってくる下半身にも裏切り者と言ってやりたい。
「あっあっ…、セドッ…」
「汗でしっとりしていて余計にエロいな」
「やめろ…ってば……」
「そう言う割には本気で嫌がっていないだろう?」
ククッと楽し気に耳元で笑われるけど、お前の耳障りの良過ぎる声のせいだよと言ってやりたかった。
このちょっと揶揄うような声で囁かれると、勝手に身体の奥が期待するように疼くんだ。
特に打ち合いで興奮した後はその傾向が顕著な気がする。
(それもこれもセドが毎日のように抱いてくるから……!)
すっかり飼いならされたような現状に腹を立てはするけれど、結局抱かれてしまうのはこんな極悪な男でも好きだと自覚してしまったせいなのかもしれない。
でもこんな場所で抱かれるのは御免だ。
声は響くし、いくら人払いをしていようとヤッてるのがバレバレじゃないか。
誰に聞かれているかわかったものじゃないし、そんな状況を自ら喜ぶはずもない。
俺はそこまで変態じゃない。
変態はこの目の前の男だけで十分だ。
「はぁっ…!セド、だから…っ部屋がいいんだっ、てっ…!」
「もちろん部屋でも抱いてやるぞ?後でな」
「ひっ…!」
どこから取り出したのか潤滑剤を俺へと垂らして、後ろに指を突っ込んでくる。
「ん…やぁっ…!あっ…ふぅう…っ……」
「腰が揺れてるぞ?ああ…はだけた肌が夕日に照らされて綺麗だな。そそられる」
「んんん…っ、この変態ぃ……っ」
こんな場所で笑いながらそんな言葉で嬲って抱こうとしてくるセドを睨むけど、相変わらず全く動じてはくれない。
「さて…どんな体位で責めてほしい?折角の外だ。お前の好きな体位で挿れてやるぞ?」
バックがいいか、開脚で思い切り上から突き刺されるのがいいか、それとも座位の方がいいかと訊かれてふるふると首を振って全否定してやる。
「そうか。選べないなら全部試してやるとしよう」
「なっ?!」
ブンブン慌てて首を振るけどセドは極悪な笑みを浮かべて、楽しませてやるからなと遠慮なく俺を犯しにかかった。
「いやっ…!嫌だ…!あぁああぁっ!」
大きく開かされた足を肩に担がれて側臥位で奥までゆっくりと挿入される。
「この体位も好きだものな?」
「んぁっ!あっ…そこ、突かないで…っ頼むからぁ…!」
俺の弱いところを知り尽くした男はそんな言葉まで喜び、虐めてくるのだ。
「あ────ッ!!」
「くっ…そう締めつけるな。お前が望むだけ与えてやる」
「んぁっ!ぁあっ!やっ…!あぁ、んっ…!」
「アル。もっと抱き着いていいぞ?」
「はあっ…セドっ…そこ、ダメッ!」
「ここか?」
「ひやぁッ!」
ゆさゆさと身体を揺らされいいところを何度も突きまくられて、イクたびに体位を変えられる。
そして俺は結局そのままそこで長々と抱かれてしまったのだが……。
そのせいで汗が冷えて風邪を引き、翌日盛大に熱を出す羽目になった。
「アルフレッド…大丈夫?」
姫がこっそりと見舞いに来てくれたけど、妊娠中なんだから風邪がうつっては大変だと部屋には入らないよう言っておいた。
心配そうだったけどこればかりは仕方がない。
それは当然王子にしても同じだと思って、俺よりも公務の方が大事だろうと部屋から追い出してやろうと思ったのに、セドは何を考えているのか全然傍から離れようとはしなかった。
「セドも…ゴホッ……うつるからさっさと出てけよ」
「大丈夫だ。それよりもまだ熱が高いな。薬は?効かないようなら他の物を用意させるぞ?」
「いい…から。寝てたら治るし…」
「ダメだ。お前が寝込んだのは俺にも責任があるからな」
「…………」
それに関してはその通りとしか言えなかったから、軽く野菜粥だけをもらっておとなしく薬を手に取る。
(本当は飲みたくないんだけどな……)
粉薬は苦いから苦手なのだ。
せめて丸薬が良かった。
「うぅ…苦っ…」
でも頑張って何とか水で流し込んだら、セドがクイッと顎を持ち上げてそっと唇を重ねてきた。
流石にこれはうつると思って身を引こうとしたのに、セドの腕は俺の腰をしっかりとつかんでいて放してはくれない。
(あ…れ?)
でもそれはただのキスじゃなくて、甘い飴が俺の口へと侵入してきた。
「ん…んぅ……」
セドの少し冷たい舌が飴と共に俺の熱い口内に入ってきて、コロコロと飴を転がしながら俺の口内を優しく擽っていく。
それがなんだか凄く気持ちが良くて、気づけば俺はセドにしがみ付くようにキュッと服を握りしめ、うっとりとそのキスを堪能していた。
ちゅくちゅくと吸ったり絡めたりしながらセドは俺を堪能しているようだったけど…。
「アルフレッド。早く元気になれ」
一応心配してくれているのか、そっと唇を離し俺を抱き寄せてセドはそんなことを口にしてきた。
「お前の憎まれ口がないと寂しくて仕方がない」
(……そこ?)
実はセドって俺が反発してくるのが大好きだったりするのか?とちょっとドン引きしてしまう。
てっきり抱けないのが嫌とかそっちかと思ってたのに、まさか憎まれ口の方を聞きたかったとは……。
でもそう考えると、毎日抱くのだってただの性欲処理ってわけじゃないんだなとも思えて少しだけ嬉しくなった。
「ゴホッ…今度からはちょっとは考えて抱けよな」
「ああ。肌寒い日に外で抱くなんてもうしない。お前の身体の方が大事だからな。今度外でする時は暖かくなってからにしよう」
「そういう問題じゃないだろ?!グッ、ゴホッゴホッ…!」
「無理はするな」
そう言って優しく背中をさすってくれるセド。
一見甲斐甲斐しく世話してくれてるけど、変態はどこまでいっても変態だった。
言ってることがおかしい。
(俺はもう二度と外でなんてやらないんだからな!)
それから熱は上がったり下がったりしたんだけど、段々セドが殺気を巻き散らすようになって、医者に薬が悪いんじゃないかって言い掛かりをつけ始めて本当に困った。
医者は死ぬ気で色々処方してくれてたと思う。
悪いのはどう考えてもセドだ!
「アルフレッド。本気で気合いを入れて治してくれ。頼む、この通りだ!」
「アルフレッド。お願いよ。貴方しかストッパーになれないんだから、早く職場復帰してちょうだい!」
セドの殺気が怖いからか姫と、何故か国王にまで見舞いに押し掛けられてしまったけど、俺は彼らにこう言いたい。
「熱が下がってきたタイミングで汗をかいたら治るだろうって襲ってくるセドをまず止めてくれ!!」と。
これでもかと体力を削られてこのままじゃいつまで経っても治らないし、大好きな剣が振れないから俺だってそろそろストレスMaxだ。
そうして珍しく殺気を巻き散らしていたらやっと国王が重い腰を上げて動いてくれて、セドを説得してくれたのかなんなのか、全快まで襲われることはなくなった。
セドは「お前の殺気もなかなかいいな」なんて笑ってたけど覚悟しておけよ?
俺から一週間以上も剣を奪った罪は大きい。
それからひと月────。
俺は意地でもセドに抱かれるものかと剣で叩き伏せて逃げ回り、計画を立てて家出してやったのだった。
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※皆様いつもありがとうございます♪この度スピンオフ作品をアップしましたので、ご興味のある方はそちらも宜しくお願いしますm(_ _)m『王子の本命~ガヴァム王国の王子達~』https://www.alphapolis.co.jp/novel/91408108/52430498
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