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第五章 油断大敵
91.ゴッドハルトにて Side.ディア王女
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ルーセウス王子をガヴァムへと送り出し、そわそわしていたら無事にディオと仲直りできたと報告がきてホッとした。
気持ち的には複雑だけど、横恋慕状態になってしまったのは私が悪いとわかっているから、この場合謝るべきは私だろう。
いや。ルーセウス王子も悪い。
(何よ。私がディオの側室に収まるはずがないでしょう?!)
ディオは双子の兄妹だ。
生まれた時からずっと一緒の家族だ。
そんなディオとどうこうなるなんてあり得ない。
(まあでもロキお父様とカリンお父様が兄弟で結婚していたから、誤解したのかもしれないけれど…)
それにしてもちょっと考えたらわかるだろうに。
あんまりだ。
ディオからすれば飛んだとばっちりもいいところだ。
それでバロン国の王パーシバルに付けいられそうになっただなんて、本当に申し訳ない。
浮気にまでは至らなかったらしいけれど、あっちはディオを狙っているようだから、何か接触があれば注意してくださいと報告がきた。
ルーセウス王子もディオを心配して暫くガヴァムに滞在してあちらで仕事をすることにした様子。
「バロン国…ね」
あの私を襲おうとしたクズ男の国。
あのクズはディオに制裁されて国に送り返されたようだけど、さて、どれくらい恨まれているのやら。
願わくばディオに危害が加えられなければいいのだけれど。
そんなある日のこと。
バロン国からそのパーシバル国王がゴッドハルトへと直々にやってきた。
用向きは謝罪だ。
まずは亡き父王がニッヒガング国に唆されてゴッドハルトへ戦争を仕掛けようと目論んでいたこと。
そして調査目的でガヴァムへ向かわせた従兄弟叔父にあたる近衛騎士団長が、勝手な逆恨みで私を攫って危害を加えようとしたこと。
この二点について正式に真摯に謝罪をしてこられた。
そして次のような提案を持ち掛けられる。
「先日自らガヴァムへと赴き、ディオ陛下とも話してこのように契約書も交わし、無事に和解することができました。この度ヴァレトミュラ開通にも理解をいただき既に快諾いただいております。これからは積極的に交流を深め友好的に付き合っていく所存です。ただ我が国ではミスリルが産出されない為、是非ゴッドハルトから御融通いただきたく。どうかご協力いただけないでしょうか?」
真摯な謝罪の後にディオとの和解を示し、丁寧に協力を願い頼んでくる姿にトルセン陛下の戸惑いが伝わってくる。
「あー…その、丁寧な謝罪痛み入る。一応ディオ陛下からヴァレトミュラの件は聞いている。ミスリルの値だが、この額でどうだろうか?」
「拝見します」
すっごく申し訳なさそうにしているトルセン陛下と、見積もりを見て徐々に怒気を滲ませるパーシバル陛下の姿は非常に対照的だ。
「一般的な価格と比べ随分高いようですが?」
「その…賠償金代わりに貰えるものは貰え、と」
グシャリ。
どうやらディオが先回りして一枚噛んでいた様子。
恐らくパーシバルは今ディオへの怒りでいっぱいだろう。
「わかりました。この件については他と比較検討してみようと思います。ではまた」
なんとか取り繕ったようだけど、実にわかりやすい王だ。
あれならディオにコロコロ転がされるんじゃないだろうか?
(まあディオが弱ってなければ、だけれど)
そこが問題だ。
二人ともまだ若いし、きっとこれから幾度もぶつかることだろう。
そう思っていたら今度はヴィオレッタ王女から連絡が入った。
「はい?」
『ディア王女。ご無沙汰しておりますわ。実は折入ってご相談なのですが…』
そして結婚式についてのアレコレと初夜のアレコレを相談された。
どうやらヴィオレッタ王女はルーセウス王子のモノを模したディルドを用意しつつ、ディオと一緒に媚薬試飲会イベントを開催しようと考えているらしい。
『イベントを楽しみながら味見程度に色んな媚薬を舐めて気分を上げていただいて、それでそのまま初夜を迎えられれば良し。ダメなら用意したディルドで私がディオ様を可愛がろうと思っていますの』
あっけらかんと言い放つヴィオレッタ王女はやはり大物だ。
普通はそこまでできない。
『そこで、ディア王女に是非安全性の高い媚薬を結婚式までに10種類ほどご用意いただきたいんです。私では飲み合わせ云々はよくわかりませんし、万が一という事があれば申し訳ないので』
まあ確かに私は闇医者の弟子だし、それくらいお安い御用だけれど…。
『それと、ディルドの準備の為に是非ディオ様の暗部の協力を得たいのです。連絡を取っていただけませんか?』
「わかりましたわ。連絡するよう言っておきます」
『ありがとうございます』
とは言えディオをヴィオレッタ王女が…というのはルーセウス王子的に許せるのだろうか?
(物凄く嫉妬しそうだわ)
下手をすればディオがヴィオレッタ王女を抱くよりも嫉妬しそうな気がする。
(まあ黙っていたら大丈夫でしょう)
そう思いながら通話を切った。
それから暫くしてルーセウス王子から連絡が入った。
どうやらヴィオレッタ王女から私達の結婚式とディオ達の結婚式を同じ日にガヴァムでしてはどうかと提案されたらしい。
まあ私は直接ヴィオレッタ王女から聞いていたから、もうある程度手配済みなのだけど。
ルーセウス王子も今回の件でディオの気持ちを大事にしたいと考えただろうし、初夜が重なれば必然的にディオもヴィオレッタ王女と一緒だからお互い様といった感じで罪悪感も湧かないだろう。
実に名案だと思う。
コンコンコン。
「ディア王女。ブルーグレイ国からお手紙が届いております」
「ブルーグレイから?」
なんだろう?
暗部からではないと思うのだけど。
そう思いながら手に取ると、まさかのアルメリア妃からの手紙だった。
開けてみると『甥っ子が馬鹿なことをしでかして本当に申し訳なかった』と丁寧な謝罪が綴られていた。
どうやらアルフレッド妃とセドリック王子自らビシバシ鍛えているらしく、本人は毎日『しっかり心を入れ直して反省したから早くミラルカに帰りたい』とグスグス泣きながら剣を振り、毎夜疲れ果てて気絶するように寝てるんだとか。
そんな体力すら全く残ってはいなさそうだけど、間違っても逃亡しないようしっかり監視もつけているから安心して平穏に暮らしてほしいとも書かれてあって、有難いなとしみじみ思った。
こうしてみるとアルフレッド妃はルーセウス王子の同類な気がする。
ルーセウス王子も今ガヴァムで騎士達だけじゃなく文官達まで指導し始めたらしい。
「何だったかしら?身体を鍛えることで弛んだ精神もビシッとなるとかだったかしら?」
脳筋にも程がある理論だけど、何故か問題の多い男達には非常に効果的なのだ。
ちょっとこの辺はついていけない。
カッコいいから許せるといったところだろうか?
(でも…ディオにとっては最高のパートナーでもあるのよね)
仕事に関して直接サポートできるわけではないけれど、間接的にルーセウス王子はディオを助けてくれる。
使えなくなっていた文官や騎士達を鍛え直し、しっかり使えるようにしてディオの本領を発揮できる環境を整え、仕事で疲れたディオを献身的に支える。
ある意味良妻だ。
抱く側のはずなのに良妻とは驚きの一言。
これならディオの王配として王宮で認められる日も近いことだろう。
「さてと。結婚式の準備をキビキビ進めましょうか」
一生に一度の記念すべき日。
ヴィオレッタ王女ほどではないけれど、私も初夜に向けてしっかり準備を整えておこう。
その日その時だけはルーセウス王子も私を見つめるだろうから。
そう思いながらゴッドハルトの城内を歩いていると、兵達から声を掛けられた。
「ディア王女!」
「ルーセウス王子がガヴァムから帰ってこなくてお寂しいのでは?」
(忘れていたわ。これも問題だったのよ)
ルーセウス王子が私に思わせぶりな態度を繰り返していたせいで、彼らは絶賛誤解中なのだ。
「いいえ。大丈夫ですわ」
「俺達、お二人を応援してますから!」
「そうですよ!ディオ陛下とは政略結婚とかでしょう?何で男同士なのかさっぱりわかりませんけど、俺達はルーセウス王子とディア王女がラブラブなのを知ってますから、安心してください!」
皆が好意的に励ましてくれるけれど、すごく頭が痛い。
「えぇ…と。ルーセウス王子の本命はディオなので、そこだけは訂正させていただきたいですわ」
「またまた~照れ隠しなんてしなくていいですって!」
「ディオ陛下はガヴァムのことでお忙しいでしょうし、実質こちらではお飾りの王太子妃。ディア王女が正妃のようなものです。自信を持ってルーセウス王子の愛を受け止めてあげてくださいね!」
「…ありがとう」
どう誤解を解けばいいのやら。
向こうが落ち着いたら、一度帰って誤解を解いてくれると有り難いのだけれど…。
気持ち的には複雑だけど、横恋慕状態になってしまったのは私が悪いとわかっているから、この場合謝るべきは私だろう。
いや。ルーセウス王子も悪い。
(何よ。私がディオの側室に収まるはずがないでしょう?!)
ディオは双子の兄妹だ。
生まれた時からずっと一緒の家族だ。
そんなディオとどうこうなるなんてあり得ない。
(まあでもロキお父様とカリンお父様が兄弟で結婚していたから、誤解したのかもしれないけれど…)
それにしてもちょっと考えたらわかるだろうに。
あんまりだ。
ディオからすれば飛んだとばっちりもいいところだ。
それでバロン国の王パーシバルに付けいられそうになっただなんて、本当に申し訳ない。
浮気にまでは至らなかったらしいけれど、あっちはディオを狙っているようだから、何か接触があれば注意してくださいと報告がきた。
ルーセウス王子もディオを心配して暫くガヴァムに滞在してあちらで仕事をすることにした様子。
「バロン国…ね」
あの私を襲おうとしたクズ男の国。
あのクズはディオに制裁されて国に送り返されたようだけど、さて、どれくらい恨まれているのやら。
願わくばディオに危害が加えられなければいいのだけれど。
そんなある日のこと。
バロン国からそのパーシバル国王がゴッドハルトへと直々にやってきた。
用向きは謝罪だ。
まずは亡き父王がニッヒガング国に唆されてゴッドハルトへ戦争を仕掛けようと目論んでいたこと。
そして調査目的でガヴァムへ向かわせた従兄弟叔父にあたる近衛騎士団長が、勝手な逆恨みで私を攫って危害を加えようとしたこと。
この二点について正式に真摯に謝罪をしてこられた。
そして次のような提案を持ち掛けられる。
「先日自らガヴァムへと赴き、ディオ陛下とも話してこのように契約書も交わし、無事に和解することができました。この度ヴァレトミュラ開通にも理解をいただき既に快諾いただいております。これからは積極的に交流を深め友好的に付き合っていく所存です。ただ我が国ではミスリルが産出されない為、是非ゴッドハルトから御融通いただきたく。どうかご協力いただけないでしょうか?」
真摯な謝罪の後にディオとの和解を示し、丁寧に協力を願い頼んでくる姿にトルセン陛下の戸惑いが伝わってくる。
「あー…その、丁寧な謝罪痛み入る。一応ディオ陛下からヴァレトミュラの件は聞いている。ミスリルの値だが、この額でどうだろうか?」
「拝見します」
すっごく申し訳なさそうにしているトルセン陛下と、見積もりを見て徐々に怒気を滲ませるパーシバル陛下の姿は非常に対照的だ。
「一般的な価格と比べ随分高いようですが?」
「その…賠償金代わりに貰えるものは貰え、と」
グシャリ。
どうやらディオが先回りして一枚噛んでいた様子。
恐らくパーシバルは今ディオへの怒りでいっぱいだろう。
「わかりました。この件については他と比較検討してみようと思います。ではまた」
なんとか取り繕ったようだけど、実にわかりやすい王だ。
あれならディオにコロコロ転がされるんじゃないだろうか?
(まあディオが弱ってなければ、だけれど)
そこが問題だ。
二人ともまだ若いし、きっとこれから幾度もぶつかることだろう。
そう思っていたら今度はヴィオレッタ王女から連絡が入った。
「はい?」
『ディア王女。ご無沙汰しておりますわ。実は折入ってご相談なのですが…』
そして結婚式についてのアレコレと初夜のアレコレを相談された。
どうやらヴィオレッタ王女はルーセウス王子のモノを模したディルドを用意しつつ、ディオと一緒に媚薬試飲会イベントを開催しようと考えているらしい。
『イベントを楽しみながら味見程度に色んな媚薬を舐めて気分を上げていただいて、それでそのまま初夜を迎えられれば良し。ダメなら用意したディルドで私がディオ様を可愛がろうと思っていますの』
あっけらかんと言い放つヴィオレッタ王女はやはり大物だ。
普通はそこまでできない。
『そこで、ディア王女に是非安全性の高い媚薬を結婚式までに10種類ほどご用意いただきたいんです。私では飲み合わせ云々はよくわかりませんし、万が一という事があれば申し訳ないので』
まあ確かに私は闇医者の弟子だし、それくらいお安い御用だけれど…。
『それと、ディルドの準備の為に是非ディオ様の暗部の協力を得たいのです。連絡を取っていただけませんか?』
「わかりましたわ。連絡するよう言っておきます」
『ありがとうございます』
とは言えディオをヴィオレッタ王女が…というのはルーセウス王子的に許せるのだろうか?
(物凄く嫉妬しそうだわ)
下手をすればディオがヴィオレッタ王女を抱くよりも嫉妬しそうな気がする。
(まあ黙っていたら大丈夫でしょう)
そう思いながら通話を切った。
それから暫くしてルーセウス王子から連絡が入った。
どうやらヴィオレッタ王女から私達の結婚式とディオ達の結婚式を同じ日にガヴァムでしてはどうかと提案されたらしい。
まあ私は直接ヴィオレッタ王女から聞いていたから、もうある程度手配済みなのだけど。
ルーセウス王子も今回の件でディオの気持ちを大事にしたいと考えただろうし、初夜が重なれば必然的にディオもヴィオレッタ王女と一緒だからお互い様といった感じで罪悪感も湧かないだろう。
実に名案だと思う。
コンコンコン。
「ディア王女。ブルーグレイ国からお手紙が届いております」
「ブルーグレイから?」
なんだろう?
暗部からではないと思うのだけど。
そう思いながら手に取ると、まさかのアルメリア妃からの手紙だった。
開けてみると『甥っ子が馬鹿なことをしでかして本当に申し訳なかった』と丁寧な謝罪が綴られていた。
どうやらアルフレッド妃とセドリック王子自らビシバシ鍛えているらしく、本人は毎日『しっかり心を入れ直して反省したから早くミラルカに帰りたい』とグスグス泣きながら剣を振り、毎夜疲れ果てて気絶するように寝てるんだとか。
そんな体力すら全く残ってはいなさそうだけど、間違っても逃亡しないようしっかり監視もつけているから安心して平穏に暮らしてほしいとも書かれてあって、有難いなとしみじみ思った。
こうしてみるとアルフレッド妃はルーセウス王子の同類な気がする。
ルーセウス王子も今ガヴァムで騎士達だけじゃなく文官達まで指導し始めたらしい。
「何だったかしら?身体を鍛えることで弛んだ精神もビシッとなるとかだったかしら?」
脳筋にも程がある理論だけど、何故か問題の多い男達には非常に効果的なのだ。
ちょっとこの辺はついていけない。
カッコいいから許せるといったところだろうか?
(でも…ディオにとっては最高のパートナーでもあるのよね)
仕事に関して直接サポートできるわけではないけれど、間接的にルーセウス王子はディオを助けてくれる。
使えなくなっていた文官や騎士達を鍛え直し、しっかり使えるようにしてディオの本領を発揮できる環境を整え、仕事で疲れたディオを献身的に支える。
ある意味良妻だ。
抱く側のはずなのに良妻とは驚きの一言。
これならディオの王配として王宮で認められる日も近いことだろう。
「さてと。結婚式の準備をキビキビ進めましょうか」
一生に一度の記念すべき日。
ヴィオレッタ王女ほどではないけれど、私も初夜に向けてしっかり準備を整えておこう。
その日その時だけはルーセウス王子も私を見つめるだろうから。
そう思いながらゴッドハルトの城内を歩いていると、兵達から声を掛けられた。
「ディア王女!」
「ルーセウス王子がガヴァムから帰ってこなくてお寂しいのでは?」
(忘れていたわ。これも問題だったのよ)
ルーセウス王子が私に思わせぶりな態度を繰り返していたせいで、彼らは絶賛誤解中なのだ。
「いいえ。大丈夫ですわ」
「俺達、お二人を応援してますから!」
「そうですよ!ディオ陛下とは政略結婚とかでしょう?何で男同士なのかさっぱりわかりませんけど、俺達はルーセウス王子とディア王女がラブラブなのを知ってますから、安心してください!」
皆が好意的に励ましてくれるけれど、すごく頭が痛い。
「えぇ…と。ルーセウス王子の本命はディオなので、そこだけは訂正させていただきたいですわ」
「またまた~照れ隠しなんてしなくていいですって!」
「ディオ陛下はガヴァムのことでお忙しいでしょうし、実質こちらではお飾りの王太子妃。ディア王女が正妃のようなものです。自信を持ってルーセウス王子の愛を受け止めてあげてくださいね!」
「…ありがとう」
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