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第二章 側妃問題はそっちのけでイチャつきたい!
38.マリアンヌ妃 Side.ディオ&ルーセウス
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【Side.ディオ】
ルーセウスはどうしてあんなにブレずに愛情たっぷりなんだろう?
親から離縁も視野にと言われればもう少し揺らぎそうなものなのに、全く動じない。
意志が強くて凄いなと憧憬の念で見てしまう。
すぐにあれこれ考え過ぎる俺とは大違いだ。
(本来王になるならあれくらい動じない方がいいんだろうな)
まあできないのは仕方ないから、できる限り努力するしかないのだけど。
そんなこんなで今日は午前中に仕事を片付けて、午後からマリアンヌ妃とお茶会だ。
そう言えばセレナ王女の姿が昨日から全然見当たらないけれど、公務にでも出ているんだろうか?
「ディオ王子。座ってちょうだい」
ルーセウスはトルセン陛下に呼び出されたから、ついでにガヴァムの騎士達の件を相談してくると言ってくれた。
できれば同席したかったけど、お茶会を優先してくれと言われた。
なんだか申し訳ない。
「マリアンヌ妃にはご機嫌麗しく」
「まあ。そんなに畏まらず、どうぞ楽にしてちょうだい」
ニコニコと話しかけてくれるしすごくフレンドリーではあるのだけど、取り敢えず俺のどこが認めてもらえないのかを知らないと。
仲良くなれば教えてもらえるかな?
***
【Side.ルーセウス】
ディオは大丈夫だろうか?
母が余計な事を言っていないかすごく不安だ。
やっぱり同席すればよかった。
そう思いながら父へとガヴァムの騎士達の受け入れを相談すると、なかなかない機会だし、いいんじゃないかと言ってもらうことができた。
寧ろそれで少しでも恩返しができるならどんどんやれと。
「俺からもロキ陛下に手紙を書いておく。主に訓練はお前の担当になると思うから、ちゃんと訓練内容は色々考えておけよ」
訓練内容か。確かに大事だ。
確かキツ過ぎても変態心が擽られると言っていたし、休憩を適度に挟みながらメリハリをつけてやるべきだろう。
俺の指導だけじゃなく色々考えてみるか。
それから追加で父から回された仕事をこなしていると、お茶会が終わったのか、母がこちらへとやってきた。
その表情は何故かポワンとしている。
どうしたんだろう?
「母上。何かあったんですか?」
「あら、いやだわ。ルーセウスったら。いたのね」
「追加の仕事をしていたので」
「そうね。そうよね。頑張ってるのよね」
なんだろう?
すごく肯定的に見られてる気がする。
本当にどうしたんだ?
なんだかモゾモゾするからやめてほしい。
「ディオに何か吹き込んだり…」
「いやだわ。私がディオ王子にそんな事できるはず、ないじゃない。あんなに素敵なお嫁さん、なかなかいないわよ?ルーセウスが真っ直ぐに育ったのは私の教育の賜物ですねって褒めてくれて、貴方のこともすっごく理解してくれていて、しかも一緒に頑張りたいんですってはにかみ笑顔で言われたらもう…可愛過ぎて頭撫で撫でしたくなったわ。良いお嫁さん捕まえたわね。『別れた方がいいんじゃないか』なんて思った自分が浅はかだったわ。ごめんなさいね」
どうやら母はこの短時間でディオのことが物凄く気に入った様子。
そう言えばディア王女も誰とでも盛り上がれるとか言っていたし、兄妹揃ってそういったことが得意なのかもしれない。
「まあ、わかってもらえればそれでいいんだけど」
「ええ。私ももっと頑張らないと。ディオ王子と話してたら、私にもできることが実は沢山あるんだってわかったのよ?色々やってみたくなっちゃったわ。早速計画を立てないと」
そう言って母は机に向かい何やら集中しながら書き綴り始めた。
何が起こったのかさっぱりわからない。
父もこれには目を丸くしている。
これまで父を側で献身的に支え続けてきた母だが、自ら計画して動くようなことはしたことがなかったのに。
「ルーセウス…お前の嫁は魅了使いか何かか?」
『魅了使い』というのはこの辺りの森の奥に出る魔物のうち、極稀にいる魅了してくる魔物の総称だ。
心が奪われるように目が離せなくなり、金縛り状態になるから危険な魔物ではある。
でもそんな魔物とディオを一緒にするなんて失礼にも程があるだろう。
「父上。怒りますよ?」
「いや、でもおかしいだろう?!」
妻と息子が魅了されたと父は言ってくるが、無視だ無視。
そうこうしているうちにディア王女達が城に到着したと兵から報告が上がって来た。
ヴァレトミュラは各国に停まりはするが、小さいながらベッド付きの個室もあるし、食堂車もあるし、夜間もずっと走ってくれる優れもの。
天候に左右されることもほぼないし、ワイバーンよりは遅いが馬車よりもずっと速く、移動は非常に楽だ。
ディア王女もゆっくり羽を伸ばせたことだろう。
「出迎えに行かないと」
取り敢えず到着したなら出迎えはしないといけない。
婚約者だし、そこはちゃんとしないとディオに怒られそうだ。
そう思って出迎えに出たら、セレナとディオもいた。
笑顔で盛り上がっていたようだけど、何を話していたんだろう?
そう思ったものの、俺がそちらに行くよりも先にディア王女がやってきて、俺へと挨拶をしてきた。
「只今到着致しました」
綺麗なカーテシーで挨拶してくるディア王女。
その顔はとても満足げだ。
きっとのんびりできたからだろう。
「ヴァレトミュラは快適だったようだな。顔色も良く安心した」
「ええ。行きに比べれば天国のようでしたわ」
にこやかに話しているとセレナが声を上げる。
「ディオ王子!二人の仲を邪魔しても悪いですわ!先程のお話、もっと聞かせていただきたいので、あちらでゆっくりお話ししましょう」
「え?」
「ふふっ。ルーセウス。ごゆっくり」
「は?!」
セレナはそう言って戸惑うディオの腕を引き、さっさとその場から立ち去ろうとする。
(なんで俺の嫁を連れて行くんだ?!)
さっきまで母に取られていたのに今度は妹に取られるなんて冗談じゃない。
俺が一緒に居たいのはディア王女じゃなくディオなんだぞ?!
「セレナ!ディオは置いていけ!連れて行くな!」
「久し振りの婚約者との時間を邪魔しちゃ悪いと思って気を遣ってあげたのに、酷い言いようね。ディオ王子。ルーセウスはあんなこと言っていますけど、照れ隠しなんですよ?ディア王女がゴッドハルトに来てからなんだかんだで浮かれてましたし、ちょっと会えないだけで『会いたい』とか言ってたんですから。素直じゃないんですよ。本当に」
「は?!俺が会いたかったのは…!」
「はいはい。落ち着いて。ディオ。報告があるのよ。セレナ王女と話すのは晩餐の席じゃダメかしら?報告書は作っておいたけど、できれば直接話したいわ」
ディア王女がサラリと割り込み、セレナからディオを取り戻してくれる。
流石協力者。
有り難い。
「わかった。────セレナ王女。ロロイアの話は晩餐の席でも構いませんか?」
「え?」
戸惑いながらこちらを見つめ、仕方なさそうに引き下がるセレナ。
「まあ…仕方ありませんね。それなら晩餐の席と言わず、明日にでもゆっくりお話ししましょう。そうだ!ディオ王子も剣は嗜まれてますよね?明日一緒に鍛錬場で手合わせしてくれませんか?ディア王女は剣を嗜まれないらしいので残念に思っていたんです。偶にはいつもと違う人と手合わせをした方が良い刺激に繋がりますし、良かったらお付き合いしてください」
「なっ!」
(明日のディオを独占する気か?!そんなもの絶対許すか!)
そう思ったのに、ディオはすんなり受けてしまう。
「そうですね。では明日是非手合わせさせてください」
パッと顔を輝かせ、『約束ですよー!』と去って行くセレナ。
なんて酷いんだ。
「ディオ!俺との時間は?!」
どうして受けたんだと尋ねたら、鍛錬場なら俺も一緒にいられると思ったかららしい。
「セレナ王女と二人でお茶を飲むより、ルーセウスとの時間を取りたいなと思っただけだったんだけど、ダメだったか?」
ダメじゃない。
ダメじゃないけど、モヤモヤする!
今夜はちょっと意地悪してみようかな?
そんな事を考えながら深々と溜め息をついた。
ルーセウスはどうしてあんなにブレずに愛情たっぷりなんだろう?
親から離縁も視野にと言われればもう少し揺らぎそうなものなのに、全く動じない。
意志が強くて凄いなと憧憬の念で見てしまう。
すぐにあれこれ考え過ぎる俺とは大違いだ。
(本来王になるならあれくらい動じない方がいいんだろうな)
まあできないのは仕方ないから、できる限り努力するしかないのだけど。
そんなこんなで今日は午前中に仕事を片付けて、午後からマリアンヌ妃とお茶会だ。
そう言えばセレナ王女の姿が昨日から全然見当たらないけれど、公務にでも出ているんだろうか?
「ディオ王子。座ってちょうだい」
ルーセウスはトルセン陛下に呼び出されたから、ついでにガヴァムの騎士達の件を相談してくると言ってくれた。
できれば同席したかったけど、お茶会を優先してくれと言われた。
なんだか申し訳ない。
「マリアンヌ妃にはご機嫌麗しく」
「まあ。そんなに畏まらず、どうぞ楽にしてちょうだい」
ニコニコと話しかけてくれるしすごくフレンドリーではあるのだけど、取り敢えず俺のどこが認めてもらえないのかを知らないと。
仲良くなれば教えてもらえるかな?
***
【Side.ルーセウス】
ディオは大丈夫だろうか?
母が余計な事を言っていないかすごく不安だ。
やっぱり同席すればよかった。
そう思いながら父へとガヴァムの騎士達の受け入れを相談すると、なかなかない機会だし、いいんじゃないかと言ってもらうことができた。
寧ろそれで少しでも恩返しができるならどんどんやれと。
「俺からもロキ陛下に手紙を書いておく。主に訓練はお前の担当になると思うから、ちゃんと訓練内容は色々考えておけよ」
訓練内容か。確かに大事だ。
確かキツ過ぎても変態心が擽られると言っていたし、休憩を適度に挟みながらメリハリをつけてやるべきだろう。
俺の指導だけじゃなく色々考えてみるか。
それから追加で父から回された仕事をこなしていると、お茶会が終わったのか、母がこちらへとやってきた。
その表情は何故かポワンとしている。
どうしたんだろう?
「母上。何かあったんですか?」
「あら、いやだわ。ルーセウスったら。いたのね」
「追加の仕事をしていたので」
「そうね。そうよね。頑張ってるのよね」
なんだろう?
すごく肯定的に見られてる気がする。
本当にどうしたんだ?
なんだかモゾモゾするからやめてほしい。
「ディオに何か吹き込んだり…」
「いやだわ。私がディオ王子にそんな事できるはず、ないじゃない。あんなに素敵なお嫁さん、なかなかいないわよ?ルーセウスが真っ直ぐに育ったのは私の教育の賜物ですねって褒めてくれて、貴方のこともすっごく理解してくれていて、しかも一緒に頑張りたいんですってはにかみ笑顔で言われたらもう…可愛過ぎて頭撫で撫でしたくなったわ。良いお嫁さん捕まえたわね。『別れた方がいいんじゃないか』なんて思った自分が浅はかだったわ。ごめんなさいね」
どうやら母はこの短時間でディオのことが物凄く気に入った様子。
そう言えばディア王女も誰とでも盛り上がれるとか言っていたし、兄妹揃ってそういったことが得意なのかもしれない。
「まあ、わかってもらえればそれでいいんだけど」
「ええ。私ももっと頑張らないと。ディオ王子と話してたら、私にもできることが実は沢山あるんだってわかったのよ?色々やってみたくなっちゃったわ。早速計画を立てないと」
そう言って母は机に向かい何やら集中しながら書き綴り始めた。
何が起こったのかさっぱりわからない。
父もこれには目を丸くしている。
これまで父を側で献身的に支え続けてきた母だが、自ら計画して動くようなことはしたことがなかったのに。
「ルーセウス…お前の嫁は魅了使いか何かか?」
『魅了使い』というのはこの辺りの森の奥に出る魔物のうち、極稀にいる魅了してくる魔物の総称だ。
心が奪われるように目が離せなくなり、金縛り状態になるから危険な魔物ではある。
でもそんな魔物とディオを一緒にするなんて失礼にも程があるだろう。
「父上。怒りますよ?」
「いや、でもおかしいだろう?!」
妻と息子が魅了されたと父は言ってくるが、無視だ無視。
そうこうしているうちにディア王女達が城に到着したと兵から報告が上がって来た。
ヴァレトミュラは各国に停まりはするが、小さいながらベッド付きの個室もあるし、食堂車もあるし、夜間もずっと走ってくれる優れもの。
天候に左右されることもほぼないし、ワイバーンよりは遅いが馬車よりもずっと速く、移動は非常に楽だ。
ディア王女もゆっくり羽を伸ばせたことだろう。
「出迎えに行かないと」
取り敢えず到着したなら出迎えはしないといけない。
婚約者だし、そこはちゃんとしないとディオに怒られそうだ。
そう思って出迎えに出たら、セレナとディオもいた。
笑顔で盛り上がっていたようだけど、何を話していたんだろう?
そう思ったものの、俺がそちらに行くよりも先にディア王女がやってきて、俺へと挨拶をしてきた。
「只今到着致しました」
綺麗なカーテシーで挨拶してくるディア王女。
その顔はとても満足げだ。
きっとのんびりできたからだろう。
「ヴァレトミュラは快適だったようだな。顔色も良く安心した」
「ええ。行きに比べれば天国のようでしたわ」
にこやかに話しているとセレナが声を上げる。
「ディオ王子!二人の仲を邪魔しても悪いですわ!先程のお話、もっと聞かせていただきたいので、あちらでゆっくりお話ししましょう」
「え?」
「ふふっ。ルーセウス。ごゆっくり」
「は?!」
セレナはそう言って戸惑うディオの腕を引き、さっさとその場から立ち去ろうとする。
(なんで俺の嫁を連れて行くんだ?!)
さっきまで母に取られていたのに今度は妹に取られるなんて冗談じゃない。
俺が一緒に居たいのはディア王女じゃなくディオなんだぞ?!
「セレナ!ディオは置いていけ!連れて行くな!」
「久し振りの婚約者との時間を邪魔しちゃ悪いと思って気を遣ってあげたのに、酷い言いようね。ディオ王子。ルーセウスはあんなこと言っていますけど、照れ隠しなんですよ?ディア王女がゴッドハルトに来てからなんだかんだで浮かれてましたし、ちょっと会えないだけで『会いたい』とか言ってたんですから。素直じゃないんですよ。本当に」
「は?!俺が会いたかったのは…!」
「はいはい。落ち着いて。ディオ。報告があるのよ。セレナ王女と話すのは晩餐の席じゃダメかしら?報告書は作っておいたけど、できれば直接話したいわ」
ディア王女がサラリと割り込み、セレナからディオを取り戻してくれる。
流石協力者。
有り難い。
「わかった。────セレナ王女。ロロイアの話は晩餐の席でも構いませんか?」
「え?」
戸惑いながらこちらを見つめ、仕方なさそうに引き下がるセレナ。
「まあ…仕方ありませんね。それなら晩餐の席と言わず、明日にでもゆっくりお話ししましょう。そうだ!ディオ王子も剣は嗜まれてますよね?明日一緒に鍛錬場で手合わせしてくれませんか?ディア王女は剣を嗜まれないらしいので残念に思っていたんです。偶にはいつもと違う人と手合わせをした方が良い刺激に繋がりますし、良かったらお付き合いしてください」
「なっ!」
(明日のディオを独占する気か?!そんなもの絶対許すか!)
そう思ったのに、ディオはすんなり受けてしまう。
「そうですね。では明日是非手合わせさせてください」
パッと顔を輝かせ、『約束ですよー!』と去って行くセレナ。
なんて酷いんだ。
「ディオ!俺との時間は?!」
どうして受けたんだと尋ねたら、鍛錬場なら俺も一緒にいられると思ったかららしい。
「セレナ王女と二人でお茶を飲むより、ルーセウスとの時間を取りたいなと思っただけだったんだけど、ダメだったか?」
ダメじゃない。
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