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第二章 側妃問題はそっちのけでイチャつきたい!
22.※贈りたい物
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今日も今日とて互いの近況について話し合う。
「ルイージ王子とディア王女が仲良く話すものだから、セレナは悔しかったみたいで…」
『それは流石にちょっと可哀想だと思うな』
「そうなんだけど、フォローのしようもなくて」
ディオにルイージ王子がやってきてからの事を話すとじっくり話を聞いてもらえた。
『それなら話の種にロロイアの化粧品について教えてあげるよ』
しかも情報まで惜しみなくサラリと与えてくれる。
『最近ロロイアで売り出したのは薬効成分の濃縮技術を化粧品に生かしたものも含まれるんだ。ルイージ王子はとても母親思いの王子だから、母にいつまでも若く元気でいてほしいと思ってそれをシリーズで作らせてプレゼントしたのが始まり』
「へえ…」
言われてみると実にありそうな話だ。
『母であるニーナ妃、まあ国王代理だけど、彼女はそれを喜んで商品化してブランド化したんだけど、若い娘にも使えるラインナップをと今開発させているらしいんだ』
「若い娘向けならこれまでもあったんじゃないのか?」
『もちろんあったよ。でも年齢問わずより良いものをと美しさを追求するのが女性だから』
「そう言うものか」
なるほど。
そう言うことなら俺も母にその化粧品を取り寄せてみようか?
折角ディオが教えてくれたし、喜んでもらえたら嬉しい。
「じゃあ明日にでも母用に注文してみようかな」
『マリアンヌ妃ならきっと喜んでくれると思うよ。ついでにセレナ王女にも髪用のオイルなんかどうかな?外で剣を振ってると日光で髪が傷みがちになるし、手入れ用にはお勧めだよ?』
「へえ。そんなのもあるんだ」
ディオは本当になんでも良く知っている。
『ルーセウス用にこの間注文したんだ。今度ペンダントと一緒に送るよ』
「ペンダント?」
『そう。こっちが本当は本命で、ペンダントトップに解毒剤が入ってるんだ。ロロイア産だから効果は保証されてるし、いざという時ルーセウスを守ってくれるかなって』
「ディオ…」
『ルーセウスは単独行動が多いし、護衛騎士もついていないだろう?今はディアが側にいるから大丈夫だろうけど、心配は心配だから俺にできることはさせてほしい』
(俺の嫁が優しすぎる!)
その気持ちが嬉しくて、すごく抱き締めたくなった。
「ディオ…抱きたい」
『うん。俺もルーセウスに抱かれたい』
「早く会いたい」
『俺も…ルーセウスが恋しい』
ちょっと憂うように言われて何かあったのかと尋ねたら、例のミラルカのローズマリー皇女が王宮に滞在したいと言い出したと聞かされた。
『大丈夫だと思うけど、疲れ切って寝落ちしてルーセウスと話せなくなったら嫌だ』
「ディオ」
『ルーセウス…抱いて?』
チュッ…。
乞うように言われてすごく慰めたくなった。
「ディオ。今度ディオに似合いそうな夜着を贈ってもいいか?それを着たディオを抱かせてほしい」
思えば贈り物らしい贈り物をこれまでディオに贈ったことはなかった。
気が利かないにも程がある。
『夜着?』
「そう。どんなのがいい?」
『ルーセウスの好みは?手触りのいいシルク?それとも上品なレース編みのスケスケ?』
その言葉に思わず想像してしまい、ゴクリと喉が鳴る。
「手触りがいい光沢がある藍色の夜着がいいな。透けないやつ」
『透けなくていいんだ?』
「そう。でもその下の下着はちょっとだけ透けてる黒の下着がいいな。両サイドが紐のやつ」
『エロティックなのが好きなんだな』
ツンナガールの向こうでディオがクスクスと笑った。
「男のロマンだ。夜着の上から愛撫して、ディオが感じ始めたら隙間から手を差し入れて戯れに嬲りながらキスをするんだ」
チュッ。
それを合図にディオがギシッとベッドに横たわる音が聞こえてくる。
『ん…ルーセウス。次は?』
「まだまだじっくり焦らさないとな。ディオは焦らされるのも好きだろう?」
『ん…は、好き…』
「うん。胸もギュッと摘んだり、コリコリ爪で嬲ったり、可愛がるんだ。ピンって弾いたら甘い声が口から飛び出すのが色っぽくてたまらない」
『はっ、ぁんっ』
ああ、可愛い。
俺も自分のモノを手にしてゆっくりと扱き始める。
『ん…ルーセウス。俺も手でしてあげたいな』
「先にイかせてくれるって?」
『違うよ。ギンギンに大きく育てて、それをゆっくり俺の中に挿れるんだ。ルーセウスのは大きいけど、俺のココはルーセウス専用だから、形も大きさも全部覚えてるだろう?』
「うぐっ…」
声だけでディオが妖艶に笑う顔が思い浮かんで、息が上がる。
「ディオ。それなら俺と亀頭合わせをしないか?ディオは足を大きく開いて寝そべってくれればいい。俺が二つ一緒に手で握り込んで擦り上げるから」
『はっ、あっ、握り込んだら亀頭合わせにならないだろう?お互いに擦り合わせないとっ、んっ』
「ああ、ディオ。上手。気持ちいいよ。でもどうせなら後ろも可愛がりながら擦り合おうか?ほら。指を挿れて?」
『はぁんっ!』
ああ、すごく興奮する。
「ディオ、もっと足を開いて腰を突き出して?奥まで二本挿れてグチュグチュ掻き回して」
『あ、んっ、もどかしっ…!』
「前も扱いていいから、亀頭合わせを意識して先端を親指でグリグリ強めに擦り上げてくれ」
『あっ、クル!きちゃっ、うっ!』
「このまま一回イこうか。そのまままんぐり返しになるくらい腰を持ち上げて、指でグチュグチュ出し入れしてるところを見ながらイこうな?はぁ…そんなエロいディオに顔射したい…!」
『アッアッ!ルーセウス!一緒にっ!ああっ!イくッ、イくッ!んーッ!』
「くっ…!」
ビュビュッと勢いよく性液が撒き散らされる。
『は、ぁあ…』
余韻に浸る声でディオもイッたのがわかる。
「ディオ。イけたか?」
『ん…ルーセウスに顔射、された…』
(エロい!!)
『ルーセウス、後ろ…奥が、ルーセウスが欲しくて疼いてる。ここに挿れて、メチャクチャに抱かれたい』
(うぉおおおおっ!)
「煽り過ぎだ、ディオ。孕ませるぞ?」
『ルーセウスならいくらでも』
「わかった。ワイバーンを飛ばそう。すぐに会いに行く」
『フフッ。嬉しいけど、ルイージ王子が来てるんだろう?来るなら歓迎するから、もてなしを優先してくれ』
「ディオ…」
『愛してるよ。ルーセウス。俺を癒せるのはルーセウスだけだ』
その言葉に胸がギュッと鷲掴みにされる。
「ディオ。必ず会いに行く。その時は抱き締めて離さないから」
『うん…俺も、ルーセウスに包まれながら愛されたい』
身体の熱が徐々に落ち着くように、密やかに愛を囁き合う。
「贈り物も…楽しみにしてる」
『俺も…ルーセウスが贈ってくれる夜着と下着、楽しみにしてる』
クスクスと笑うディオ。
そうだそれを早速手配しないと。
母用の化粧品とセレナ用の髪オイルも忘れる気はないが、ディオへの贈り物が最優先だ。
『おやすみ、ルーセウス。良い夢を』
「おやすみ、ディオ。夢でもお前が抱けたら嬉しい」
名残惜しいけど互いにチュッとしてからツンナガールを切る。
「ルイージ王子は居ても明日くらいまでだよな?」
セレナとはあんな感じだったし、ブルーグレイに行くという話だったからすぐに発つはず。
見送ったらすぐ準備をしよう。
折角だし、ディオに直接届けたい。
どこに行ったら買えるだろう?
商人を呼んだ方が早いだろうか?
そんな風にどこか弾んだ気持ちでその日は休んだのだけど────。
「ルイージ王子とディア王女が仲良く話すものだから、セレナは悔しかったみたいで…」
『それは流石にちょっと可哀想だと思うな』
「そうなんだけど、フォローのしようもなくて」
ディオにルイージ王子がやってきてからの事を話すとじっくり話を聞いてもらえた。
『それなら話の種にロロイアの化粧品について教えてあげるよ』
しかも情報まで惜しみなくサラリと与えてくれる。
『最近ロロイアで売り出したのは薬効成分の濃縮技術を化粧品に生かしたものも含まれるんだ。ルイージ王子はとても母親思いの王子だから、母にいつまでも若く元気でいてほしいと思ってそれをシリーズで作らせてプレゼントしたのが始まり』
「へえ…」
言われてみると実にありそうな話だ。
『母であるニーナ妃、まあ国王代理だけど、彼女はそれを喜んで商品化してブランド化したんだけど、若い娘にも使えるラインナップをと今開発させているらしいんだ』
「若い娘向けならこれまでもあったんじゃないのか?」
『もちろんあったよ。でも年齢問わずより良いものをと美しさを追求するのが女性だから』
「そう言うものか」
なるほど。
そう言うことなら俺も母にその化粧品を取り寄せてみようか?
折角ディオが教えてくれたし、喜んでもらえたら嬉しい。
「じゃあ明日にでも母用に注文してみようかな」
『マリアンヌ妃ならきっと喜んでくれると思うよ。ついでにセレナ王女にも髪用のオイルなんかどうかな?外で剣を振ってると日光で髪が傷みがちになるし、手入れ用にはお勧めだよ?』
「へえ。そんなのもあるんだ」
ディオは本当になんでも良く知っている。
『ルーセウス用にこの間注文したんだ。今度ペンダントと一緒に送るよ』
「ペンダント?」
『そう。こっちが本当は本命で、ペンダントトップに解毒剤が入ってるんだ。ロロイア産だから効果は保証されてるし、いざという時ルーセウスを守ってくれるかなって』
「ディオ…」
『ルーセウスは単独行動が多いし、護衛騎士もついていないだろう?今はディアが側にいるから大丈夫だろうけど、心配は心配だから俺にできることはさせてほしい』
(俺の嫁が優しすぎる!)
その気持ちが嬉しくて、すごく抱き締めたくなった。
「ディオ…抱きたい」
『うん。俺もルーセウスに抱かれたい』
「早く会いたい」
『俺も…ルーセウスが恋しい』
ちょっと憂うように言われて何かあったのかと尋ねたら、例のミラルカのローズマリー皇女が王宮に滞在したいと言い出したと聞かされた。
『大丈夫だと思うけど、疲れ切って寝落ちしてルーセウスと話せなくなったら嫌だ』
「ディオ」
『ルーセウス…抱いて?』
チュッ…。
乞うように言われてすごく慰めたくなった。
「ディオ。今度ディオに似合いそうな夜着を贈ってもいいか?それを着たディオを抱かせてほしい」
思えば贈り物らしい贈り物をこれまでディオに贈ったことはなかった。
気が利かないにも程がある。
『夜着?』
「そう。どんなのがいい?」
『ルーセウスの好みは?手触りのいいシルク?それとも上品なレース編みのスケスケ?』
その言葉に思わず想像してしまい、ゴクリと喉が鳴る。
「手触りがいい光沢がある藍色の夜着がいいな。透けないやつ」
『透けなくていいんだ?』
「そう。でもその下の下着はちょっとだけ透けてる黒の下着がいいな。両サイドが紐のやつ」
『エロティックなのが好きなんだな』
ツンナガールの向こうでディオがクスクスと笑った。
「男のロマンだ。夜着の上から愛撫して、ディオが感じ始めたら隙間から手を差し入れて戯れに嬲りながらキスをするんだ」
チュッ。
それを合図にディオがギシッとベッドに横たわる音が聞こえてくる。
『ん…ルーセウス。次は?』
「まだまだじっくり焦らさないとな。ディオは焦らされるのも好きだろう?」
『ん…は、好き…』
「うん。胸もギュッと摘んだり、コリコリ爪で嬲ったり、可愛がるんだ。ピンって弾いたら甘い声が口から飛び出すのが色っぽくてたまらない」
『はっ、ぁんっ』
ああ、可愛い。
俺も自分のモノを手にしてゆっくりと扱き始める。
『ん…ルーセウス。俺も手でしてあげたいな』
「先にイかせてくれるって?」
『違うよ。ギンギンに大きく育てて、それをゆっくり俺の中に挿れるんだ。ルーセウスのは大きいけど、俺のココはルーセウス専用だから、形も大きさも全部覚えてるだろう?』
「うぐっ…」
声だけでディオが妖艶に笑う顔が思い浮かんで、息が上がる。
「ディオ。それなら俺と亀頭合わせをしないか?ディオは足を大きく開いて寝そべってくれればいい。俺が二つ一緒に手で握り込んで擦り上げるから」
『はっ、あっ、握り込んだら亀頭合わせにならないだろう?お互いに擦り合わせないとっ、んっ』
「ああ、ディオ。上手。気持ちいいよ。でもどうせなら後ろも可愛がりながら擦り合おうか?ほら。指を挿れて?」
『はぁんっ!』
ああ、すごく興奮する。
「ディオ、もっと足を開いて腰を突き出して?奥まで二本挿れてグチュグチュ掻き回して」
『あ、んっ、もどかしっ…!』
「前も扱いていいから、亀頭合わせを意識して先端を親指でグリグリ強めに擦り上げてくれ」
『あっ、クル!きちゃっ、うっ!』
「このまま一回イこうか。そのまままんぐり返しになるくらい腰を持ち上げて、指でグチュグチュ出し入れしてるところを見ながらイこうな?はぁ…そんなエロいディオに顔射したい…!」
『アッアッ!ルーセウス!一緒にっ!ああっ!イくッ、イくッ!んーッ!』
「くっ…!」
ビュビュッと勢いよく性液が撒き散らされる。
『は、ぁあ…』
余韻に浸る声でディオもイッたのがわかる。
「ディオ。イけたか?」
『ん…ルーセウスに顔射、された…』
(エロい!!)
『ルーセウス、後ろ…奥が、ルーセウスが欲しくて疼いてる。ここに挿れて、メチャクチャに抱かれたい』
(うぉおおおおっ!)
「煽り過ぎだ、ディオ。孕ませるぞ?」
『ルーセウスならいくらでも』
「わかった。ワイバーンを飛ばそう。すぐに会いに行く」
『フフッ。嬉しいけど、ルイージ王子が来てるんだろう?来るなら歓迎するから、もてなしを優先してくれ』
「ディオ…」
『愛してるよ。ルーセウス。俺を癒せるのはルーセウスだけだ』
その言葉に胸がギュッと鷲掴みにされる。
「ディオ。必ず会いに行く。その時は抱き締めて離さないから」
『うん…俺も、ルーセウスに包まれながら愛されたい』
身体の熱が徐々に落ち着くように、密やかに愛を囁き合う。
「贈り物も…楽しみにしてる」
『俺も…ルーセウスが贈ってくれる夜着と下着、楽しみにしてる』
クスクスと笑うディオ。
そうだそれを早速手配しないと。
母用の化粧品とセレナ用の髪オイルも忘れる気はないが、ディオへの贈り物が最優先だ。
『おやすみ、ルーセウス。良い夢を』
「おやすみ、ディオ。夢でもお前が抱けたら嬉しい」
名残惜しいけど互いにチュッとしてからツンナガールを切る。
「ルイージ王子は居ても明日くらいまでだよな?」
セレナとはあんな感じだったし、ブルーグレイに行くという話だったからすぐに発つはず。
見送ったらすぐ準備をしよう。
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