【完結】妹の婚約者は、何故か俺にご執心。

オレンジペコ

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6.※これからどうしよう?

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お仕置きではなくご褒美だと言われて俺は自分のベッドの上で王子に抱かれることになってしまった。

何度もキスされながら愛撫で感じさせられ、愛されているのではないかと錯覚するほど優しく後孔をほぐされてその怒張を受け入れさせられる。

「ひ…あぁっ…」

昨日立ったままこれを受け入れたなんて信じられないほどの圧迫感。
なのに既に覚え込まされた身体は易々とそれを飲み込んで快感を自分へと伝えてくる。

「ジェレミー。ほら。昨日覚えたばかりなのに、ここはあっという間に美味そうに俺を飲み込んでいくぞ?」
「あ…あぁぅ…っ」

腰を高く上げバックで受け入れながら必死にシーツを掴んでいると、その手に上から王子が手を重ねてきて奥までズプンッと腰を進めてきた。

「は…あぁっ!」
「ほら。どうだ?思い出したか?」

グチュンッ、グチュンッと潤滑油の助けを借りて中を擦られる感触に身の内が歓喜に満ちる。
それと同時に昨日のことを思い出して、中がキュンッと疼いてしまった。

「あ…いやっ!この体勢っ!ダメッ!そこっ王子ので擦られたらっ…はぁんっ…!」
「そうか。気持ちいいか。今日はご褒美だから、沢山気持ちよくしてやろう」

王子が笑顔で奥を念入りにグリグリとしながら掻き混ぜ、そうかと思えば前後に腰を揺らして中を擦り上げてくる。
腹側にあるコリコリしたところを擦られると、そこがたまらなく気持ち良くて、ついつい腰が揺れてしまった。

「あぁんっ!そこっ、そこはっ、あっあっ…はぁぅっ…!」
「ここが気に入ったか?ならもっと擦ってやる。好きなだけ味わえ」

そう言いながら体位を変えられて、嬌声が口から飛び出すほどそこを集中的に責められ始める。
突かれ擦られ嬲られて、あられもない声が口から飛び出していく。
そして昨日まで知らなかった中イキと潮吹きを覚え込まされて、身も心もグズグズに溶けるまで犯されてしまう。

「あ…あうぅ…っ」
「ジェレミー。偉いな。お前は本当に覚えがいい。もっともっと色々教えてやろう」
「ひゃぁんっ!」

臍を優しく擽られながら突き上げられただけで、ビクンッと中イキしてしまう俺。
前からは触ってもいないのに淫らな潮が勝手に噴き出して我慢が利かない。

「アッアッ…!王子の…気持ちいッ!気持ちいぃっ!」
「すっかり俺を覚え込んだな」

嬉しそうにそんな事を口にしてくるガイナー王子。

「ほら。一緒にイこう?」

そう言いながら俺の前をしごいてくれる王子に促されるまま白濁を吐き出さされて、また熱い子種を中へと注がれてしまった。
そのあまりの気持ちよさに頭の芯が痺れるような感覚に襲われてしまう。

「や…、やぁ…。熱くて溶け、るぅっ……」
「可愛いな。だが『嫌』じゃないだろう?ここは悦んでもっととねだっているぞ?ほらジェレミー。正直に言ってみろ。これが好きだと」
「ひぅっ!あ…言えないっ…」
「何故だ?」
「はぁ…っ、だって…」
「だって?」
「気持ち良すぎて…も、これ以上されたら結婚できなくなるっ、からッ……」

俺が女を抱けなくなったら公爵家がつぶれると泣きながら訴えたら、動きを止めて優しく囁かれた。

「大丈夫だ。公爵家は俺とリリベルの子がちゃんと継ぐから潰れない」

それを聞いて安堵したものの、同時に『それじゃあ自分にもう価値はないのか』とふと思った。
リリベルの幸せは嬉しいけど、お払い箱になった俺はどうしたらいいんだろう?
二人の子を引き取って実子として育てればいいんだろうか?
それとも二人に公爵家を任せて家を出た方がいいんだろうか?

いずれにせよ身の振り方は何か考えないといけないんだと言うことだけは理解できた。

(王子に抱かれるのもきっとこれっきりだ)

王子があの女に靡かないのなら俺はもう彼女に手を出す必要はない。
と言うことは、当然王子と俺の関係もまた以前と同じものに戻るはず。

学園ではただのクラスメイト。
外では『婚約者の兄』と『妹の婚約者』。
それ以外わざわざ接点を持ったりしない、そんな二人の関係に────。

こんなに気持ちいい行為は二度と味わえないし、最中に感じる王子の心地いい香りに包まれるのもこれで最後。
そう考えると不意に胸が苦しくなった。
どうしてこんな気持ちになるのかはわからないけど、もう王子に迷惑をかけることもなくなるのだし、これでよかったんだと無理矢理自分を納得させる。

王子はあの女ではなく、ちゃんとリリベルを選んでくれた。
それで十分だ。

そう思ったところで俺はどうしても一言王子にお礼が言いたくなって、照れ隠しに顔が見られないように抱き着きながら小さな声でお礼を口にした。

「ガイナー王子…ありがとうございます」

それに対しガイナー王子は一瞬固まった後、『可愛すぎる』と言いながらそのまま腰を打ち付け始めた。

「あっ、あぁんっ!お、じぃ…!気持ちいッ!もっと擦ってっ!」
「ジェレミーッ!頼むからもう口を閉じていろ!」

最後だしご褒美なら少しくらいねだってみてもいいかもしれないと思い立ち、望みを口にしたら、そのまま壊れそうなほど追加で激しく抱かれて、正直途中から意識が飛んでいた気がする。




それから夜中に起きたらまた枕元に食事と水差しと手紙が置いてあったから、有り難く頂くことに。
手紙には『無理をさせてしまって悪かった。ゆっくり休んでくれ』と書かれてあって、俺はそっと笑みを浮かべるとその手紙を大事に引き出しへと仕舞った。

その後シャワーに行ったらなんとなく目が冴えた為、ついでに実家に宛てて手紙も書いた。
これからの身の振り方を考えないといけないことを思い出したからだ。
父には『ガイナー王子からリリベルとの結婚の確約と跡継ぎはその子供にという話をされたので卒業後の身の振り方について相談させてほしい』と書いておいた。

朝になってその手紙を出し、学校から帰る頃には返事が届けられていた。
中を確認すると、短く『わざわざ相談しなくても、心行くままお前の好きに生きればいい』とだけ書かれてある。

(好きに生きろ…か)

正直悩みどころだ。
リリベルが来年この学園に入学する事から、二人の結婚は早くても卒業後ということになる。
つまりは三年後だ。
その三年を自分はどう過ごすか。
それが一番の問題だった。
当初の予定では婚約者を決めて公爵家の仕事を少しずつ引き継ぎながら王宮で王太子殿下の側近として働く予定だったのだが、ガイナー王子との事を考えるとこれは全部諦めるべきだろう。

万が一にでも何かの拍子に俺が王子に『抱いて欲しい』とでも言って、そのまま性欲処理係にでもなってしまったらリリベルに対して顔向けできなくなる気がする。
となると王宮で側近として働くのも当然なしだ。
確実に物理的に距離を置かなければならない。

(アレは危険だ)

お仕置きはもう御免だと思ったものだが、ご褒美は別だった。
それくらい気持ち良すぎたのだ。

とは言え公爵家の跡取りはリリベルと王子の子になるから、公爵家の仕事を俺が予定通りに引き継ぐわけにもいかない。
子が育つまでの間公爵家の仕事をこなすのは当然ガイナー王子になるはずだからだ。
俺の役目はそこにはない。

(困った…)

人生が詰んだ。
そんな気持ちで一週間悩んでいたら、何度かテスト前に勉強を教えたことがある隣国からの留学生、ハーブ王子が話し掛けてくれて、場所を変えてゆっくり相談に乗ってくれた。

「え?!ジェレミー、卒業後に行くところがないなんて嘘だろ?!」
「本当にないんです」
「そんなに優秀なのに勿体ない!そうだ、それならうちの国に来ないか?ジェレミーなら大歓迎だ!」

そこでそんな思いがけない言葉をもらえて、かなり心を揺さぶられてしまう。

(隣国か。それなら誰にも迷惑はかからないかも…)

そう思い『じゃあ…』とお願いしようと口を開きかけたそのタイミングで、いきなり背後から抱き竦められた。

(え?)

ふわりと鼻をくすぐるこのどこか安心する香りには覚えがあった。

「ジェレミー…?まさか頷く気じゃないだろうな?」
「え?ガ、ガイナー王子?!」
「気になって様子を見に来たら…まさか引き抜きとはな」
「嫌だな、ガイナー王子。俺はジェレミーから卒業後の身の振り方について、相談を受けていただけだ」
「そうか。だがジェレミーの卒業後は兄上の側近と決まっている。心配は無用だと言っておこう」
「え?!」

どうやらガイナー王子の中ではそれが当たり前のようだったから驚いてしまう。

「何を驚く?兄上もそのつもりだし、ジェレミーの実力から言っても俺は当然そうなると……まさか逃げる気だったのか?」
「…え?」

居場所がなくなるから身の振り方を考えていただけで、逃げるというのとは違う気がするんだが…。
そうして暫くジッと見つめられた後、ガイナー王子はハーブ王子に牽制をするように『どうやら行き違いがあったようで済まなかった。ジェレミーの進路は確定しているからこの話は忘れてほしい』と言って、俺の手を引きその場から連れ去った。

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