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Ⅳ.アレファンドラ生活
閑話.ハッピーハロウィン!
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※ただイチャついてるだけのお話になってしまった気もしますが、リクエストいただいたので書いてみました(^^)
お暇な方はどうぞお付き合いください♪
****************
今日はちょっと早いけどラフィと一緒にハロウィンを楽しむことにした。
ラフィは当然ながらハロウィン自体を知らなかったみたいだから、仮装する日だよって教えてあげた。
「元々は外国のお祭りだったんだけど、日本にも入ってきて、毎年10月31日に仮装して『トリック・オア・トリート』って言いながらお菓子を貰ったりするんだ」
「へぇ…面白いな。ちなみにそのトリック・オア・トリートってどういう意味なんだ?」
「確か『お菓子をくれなきゃ悪戯しちゃうぞ』とかそんな感じだったと思うけど?」
「お菓子か悪戯かってことか」
「そう」
それからラフィと一緒に仮装の衣装を買いに街に出て、俺は海賊かヴァンパイアか悩んだ末にヴァンパイアにした。
だって海賊だとどうしても身長の関係でカッコよくは見えなさそうだったから。
(まあヴァンパイアも微妙と言えば微妙だけど)
そう思いながらラフィは何にしたのかなとそちらに目をやると、ラフィの方は物珍しさからなのか、警察の衣装に決めていた。
イケメンって何着ても似合うからズルいと思う。
「ユウジ!どうだ?似合うか?」
「うん。似合う似合う!」
「そうか。色々あって悩んだんだけど、結局これにした」
「ラフィなら何着ても似合うよな。カッコいい!」
「ユウジがそう言ってくれるならこれにした甲斐があったな」
「うん。そんなラフィになら逮捕されてもいいかも。なんちゃって」
思わず冗談半分にそう言ったんだけど、ラフィは首を傾げて『逮捕ってなんだ?』って不思議そう。
そう言えば逮捕って向こうでは使わない言葉なのかも。
「逮捕って言うのは、犯人を捕まえる時の言葉なんだ。だから、今のはラフィになら捕まってもいいって意味で…」
そこまで言って「あれ?」と首を傾げてしまう。
これじゃあまるで俺がラフィに告白したみたいじゃないか?
「そっか。ユウジは俺に捕まってもいいんだ」
まあラフィは気にしてなさそうだし、考えない考えない。
「じゃあ可愛いヴァンパイアが誰か他の相手を探しに行かないように、俺が捕まえちゃおうかな?」
「え?!」
「さっき店員に聞いたら、ヴァンパイアって女性の生き血を啜るモンスターなんだって?ユウジが俺以外に目移りしたら嫌だしな。しっかり捕まえときたいな」
サラッとそんなことを言ってくるこの王子を、俺はどうしたらいいんだろう?
「お、お手柔らかにお願いします……」
頼むから満面のキラキラ笑顔を俺に向けてこないでくれ!
「ラ、ラフィ!ヴァンパイアは太陽に弱いんだ!そんな輝くイケメン笑顔は頼むからしまってくれ!」
『眩しい!』って言ってたらラフィに思い切り笑われた。
『ユウジって案外演技派だな』って言われたけど、違うから!
本当に眩しかっただけだから!
そんなこんなで家に帰ってから家族でハロウィンを楽しんで、『これから心臓持つかな?』と思いながらチラッとお付き合いが決まったラフィをそっと見つめたのだった。
***
【Side.ラフィンシア】
ユウジが俺になら捕まってもいいって言ってくれた。
もう告白されたも同然だよな?
嬉しすぎる。
ハロウィンにかこつけてちょっとだけ悪戯しても怒られないかな?
そう思いながら、寝る前に『トリック・オア・トリート』って言ってみた。
そしたらユウジはちょっと目を丸くした後、『今お菓子持ってないのに』と頬を染め、エイッて感じで抱き着きながら俺の首筋を甘噛みしてきた。
「……え?」
「お、俺、今日はヴァンパイアだから!」
『悪戯される前に悪戯したんだ』ってユウジは言うけど、可愛すぎてどうしようかと思った。
流石にこれには俺も降参。
「参った。降参」
「ふふっ。ラフィでも降参するんだ」
こうして楽しいハロウィンイベントは幕を閉じたけど、帰ったらイベントにかこつけてユウジと沢山イチャつこうと思った俺だった。
お暇な方はどうぞお付き合いください♪
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今日はちょっと早いけどラフィと一緒にハロウィンを楽しむことにした。
ラフィは当然ながらハロウィン自体を知らなかったみたいだから、仮装する日だよって教えてあげた。
「元々は外国のお祭りだったんだけど、日本にも入ってきて、毎年10月31日に仮装して『トリック・オア・トリート』って言いながらお菓子を貰ったりするんだ」
「へぇ…面白いな。ちなみにそのトリック・オア・トリートってどういう意味なんだ?」
「確か『お菓子をくれなきゃ悪戯しちゃうぞ』とかそんな感じだったと思うけど?」
「お菓子か悪戯かってことか」
「そう」
それからラフィと一緒に仮装の衣装を買いに街に出て、俺は海賊かヴァンパイアか悩んだ末にヴァンパイアにした。
だって海賊だとどうしても身長の関係でカッコよくは見えなさそうだったから。
(まあヴァンパイアも微妙と言えば微妙だけど)
そう思いながらラフィは何にしたのかなとそちらに目をやると、ラフィの方は物珍しさからなのか、警察の衣装に決めていた。
イケメンって何着ても似合うからズルいと思う。
「ユウジ!どうだ?似合うか?」
「うん。似合う似合う!」
「そうか。色々あって悩んだんだけど、結局これにした」
「ラフィなら何着ても似合うよな。カッコいい!」
「ユウジがそう言ってくれるならこれにした甲斐があったな」
「うん。そんなラフィになら逮捕されてもいいかも。なんちゃって」
思わず冗談半分にそう言ったんだけど、ラフィは首を傾げて『逮捕ってなんだ?』って不思議そう。
そう言えば逮捕って向こうでは使わない言葉なのかも。
「逮捕って言うのは、犯人を捕まえる時の言葉なんだ。だから、今のはラフィになら捕まってもいいって意味で…」
そこまで言って「あれ?」と首を傾げてしまう。
これじゃあまるで俺がラフィに告白したみたいじゃないか?
「そっか。ユウジは俺に捕まってもいいんだ」
まあラフィは気にしてなさそうだし、考えない考えない。
「じゃあ可愛いヴァンパイアが誰か他の相手を探しに行かないように、俺が捕まえちゃおうかな?」
「え?!」
「さっき店員に聞いたら、ヴァンパイアって女性の生き血を啜るモンスターなんだって?ユウジが俺以外に目移りしたら嫌だしな。しっかり捕まえときたいな」
サラッとそんなことを言ってくるこの王子を、俺はどうしたらいいんだろう?
「お、お手柔らかにお願いします……」
頼むから満面のキラキラ笑顔を俺に向けてこないでくれ!
「ラ、ラフィ!ヴァンパイアは太陽に弱いんだ!そんな輝くイケメン笑顔は頼むからしまってくれ!」
『眩しい!』って言ってたらラフィに思い切り笑われた。
『ユウジって案外演技派だな』って言われたけど、違うから!
本当に眩しかっただけだから!
そんなこんなで家に帰ってから家族でハロウィンを楽しんで、『これから心臓持つかな?』と思いながらチラッとお付き合いが決まったラフィをそっと見つめたのだった。
***
【Side.ラフィンシア】
ユウジが俺になら捕まってもいいって言ってくれた。
もう告白されたも同然だよな?
嬉しすぎる。
ハロウィンにかこつけてちょっとだけ悪戯しても怒られないかな?
そう思いながら、寝る前に『トリック・オア・トリート』って言ってみた。
そしたらユウジはちょっと目を丸くした後、『今お菓子持ってないのに』と頬を染め、エイッて感じで抱き着きながら俺の首筋を甘噛みしてきた。
「……え?」
「お、俺、今日はヴァンパイアだから!」
『悪戯される前に悪戯したんだ』ってユウジは言うけど、可愛すぎてどうしようかと思った。
流石にこれには俺も降参。
「参った。降参」
「ふふっ。ラフィでも降参するんだ」
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