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【番外編】
3.父たちの心境
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※リクエスト第三弾。ノルとダリィ双方の父親側のお話。
****************
【Side.宰相】
その日はいつも通りの日だった。
一つ違う点があるとすれば、帰って早々息子がおかしなことを言ってきたことくらいだろうか。
「父上。ダレス王子を俺の婚約者にしようと思います」
「…………誰だって?」
「第一王子のダレス王子です」
「…………お前の婚約者はミーナ伯爵令嬢だったと思うが?」
「彼女には俺よりもずっといい男を探して紹介するので、認めてください」
「…………本気なんだな?」
「はい」
「気の迷いでもないんだな?」
「はい。キスだってしましたし、明日初めても貰う予定です」
どうやら息子は本気でダレス王子に惚れてしまったらしい。
「わかった。お前がそこまで言うなら許そう。まあ悪くはない選択だ」
ダレス王子は優秀な王子ではあるのだが、少々人が良過ぎるところがある。
息子くらい腹黒な奴がすぐ隣で目を光らせている方が都合は良いだろう。
ブラウン王子とユリエンヌ嬢のようにダレス王子も婚約者と恋仲であれば反対したのだが、幸いダレス王子は婚約者のカトリーヌ嬢とは恋仲というわけでもないため婚約解消は進めやすい。
「手回しは手伝うが、将来王配になる気なら城への手回しは十全にしておけ。王もお前の器量を見極めて判断してくれるだろう」
男同士だからと一刀両断で聞く耳を持たない王だったらきっとこの時点でそんな忠告はしなかっただろうが、あの王なら話は別だ。
常にダレス王子とブラウン王子を見ているあの王なら、きっとノルディックの話だって聞いてくれるはず。
それが聞くに値すると判断できる内容であればあるほど味方にだってなってくれることだろう。
そんなことを思いながら翌日を迎えた。
「旦那様」
その日仕事を終え帰ってから執事に話を聞くと、予定通りダレス王子はノルディックの部屋へと連れ込まれたらしい。
他の使用人達からは同情の声が上がったらしいが、ダレス王子本人がノルディックが好きだとその態度で示していたことから特に反対することなく部屋へと通したらしい。
一応嫌がる素振りでも見せたらそれとなく助けるよう指示を出しておいたが、どうやら杞憂に終わったようだ。
親としてはちょっと複雑だがこればかりは仕方がない。
あの子は言い出したら聞かないし、手に入れたいものは絶対に手に入れるという自分と似たところがあるのだ。
きっとこれでもうダレス王子はノルディックから逃げることはできないだろう。
(本当に、ダレス王子は隙だらけだな)
ある意味王宮の狸よりも厄介な男に捕まってしまったなと思いながら、そっと明日王に呼び出されるんだろうなと溜息を吐いた。
***
【Side.国王】
「陛下。つい先程このような手紙が届けられたのですが…」
その日の仕事を終え、夕食前にゆっくりと寛いでいると一通の手紙が届けられた。
差出人は宰相の息子であるノルディックだ。
それによると今日はダレスを屋敷に泊めるとのこと。
別にそれくらいはかまわないのでその時はサラリとそうかと流したのだが────。
「なんだって?」
「陛下?どうかされましたか?」
翌日届いた手紙に書かれた内容に絶句する。
そこにあったのは昨日の手紙でも少し触れたがダレスと寝たので正式に責任を取りたい。ついてはこのように進めていきたいと思うというもので…。
慌てて昨日の手紙を改めて読み返し、やられたと思った。
「宰相を呼べ」
「はっ」
呼び出した宰相は重く溜息を吐き、呼び出された内容について熟知しているようだった。
「これはどういうことだ」
「どういうも何も、そのまま書かれてある通りの内容でございますが?」
「お前も知っていたのか?」
「はい。前日に息子から相談を受けましたので」
「……首が飛ぶとは考えなかったのか?」
「陛下は聡明ですし、公平でもあります。ノルディックからの手紙を三度は目を通してくださったのでは?」
「……まあ目を疑ったから五度は見た気がするぞ」
「だと思いました。それで、いかがでしたか?」
「実によくできた計画書だな」
「はい。私は全く口出しをしておりませんので、内容は全てノルディックの考えによるものです。どうぞご一考を」
「まあそうだろうな。お前とは少し考え方が違っていた。計画の立て方も、外堀の埋め方も、何もかもが実に若い」
「そうでしょうとも」
「だからこそ、面白い」
「ええ」
「相分かった。但し、ダレスが別れたいと言い出した場合はいつでも別れさせる。それが条件だ」
「かしこまりました」
正直言って今回の話は寝耳に水どころの話ではなかった。
何が悲しくて息子を男に取られなくてはならないのか。
そう思いながらその日の夕刻一堂に会した夕食の席でダレスを観察した。
その表情はとても明るい。
「……ダレス」
「はい、父上」
「ノルディックと昨日出掛けたらしいな」
「はい!街歩きなど初めてでとても楽しめました」
「そうか。ノルディックはお前に酷いことはしてこなかったか?」
「え?いいえ?彼はいつも俺に優しいですし、話上手ですごく楽しい時間を過ごさせてくれましたが?」
「…そうか。仲良くできているのなら良かった」
「はい。これからもずっと仲良くしていけたらと思います」
そう答えたダレスの表情には全く偽りなどは存在しない。
心底嬉しそうで幸せそうだ。
悔しい。少しでも影が見られれば邪魔してやろうと思ったものを。
こうなれば応援とはいかないまでも少しは温かく見守ってやろうという気にもなる。
幸いノルディックの計画書には婚約についてもしっかり触れられていたことだし、まずはお手並み拝見と行こうか。
自分のところには来なかったが、今日早速城へとやって来て色々動いていたようだし本気は本気のようだ。
とは言え二人のことを殊更周囲にこちらから広めるつもりはない。
まだ付き合い始めたばかりだし、いつこの関係が破綻するとも限らないのだ。
ノルディックが自分で根回しをし、周囲を納得させて初めて結婚は許してやるとしよう。
そんな事を考えながら食事を終えた。
それからあっという間に月日は経ち、色々あったが先日あの男は無事にダレスを王太子の座に就けることに成功した。
本当にできる男だと改めて感心してしまう。
元ダレスの婚約者が卒業式の日にやらかしたこともあり、余計にノルディックがダレスの相手で良かったという声は大きくなってしまった。
最早二人の仲を反対する者などどこにもいないだろう。
後継はブラウンの子供からと決まっているのも反対意見が出なかった理由の一つだった。
嫌味なほど根回しは完璧で、本当に見事なものだ。
仕事の補佐も完璧だし、そのお陰で卒業後王太子に就く王子としてダレスは最短記録を更新してしまったほど。
それもあって婚約だけではなく結婚も周囲から認められ、一年後を目途に執り行われることとなった。
とは言えまずは仕事優先で、準備は仕事に慣れてからぼちぼち始めるくらいで十分ではあったのだが…。
「ノル!こっちとこっち、どっちがいい?」
「ダリィはどっちが好き?」
「俺はこっちの方がノルに似合うと思うけど、こっちは俺との衣装とお揃いっぽくて捨てがたくて…」
「じゃあ両方着ようか?ダリィが惚れ直してくれるならどっちも着たいな」
「無理だってば!お色直しじゃなくて結婚式の衣装は一着だから!」
「じゃあそっちのお揃いの方で」
「こっち?でもノルに一番似合うのも捨てがたい…。カッコいいノルが見たい」
「ダリィは我儘だな」
そんなことを言いながらもノルディックのその表情は蕩けるほどに甘々だ。
ダレスの前以外であんな表情は見たことがない。
「ダレス」
「父上」
「そっちの色ボケした男の意見など不要だ。お前の衣装をこっちにしてしまえば問題は解決だろう?」
「陛下!」
「なんだ?何か文句でもあるのか?」
お前は確かにダレスの婚約者ではあるが、俺はダレスの父親だぞ?
「流石父上!センスがいいですね」
ニコッとダレスが俺が差し出した衣装を手に取り自分に宛がっている。
お揃いより双方が一番似合う衣装にすればいいのだ。
睨んできても知らん。
さっさとダレスを解放しろ。
王太子の仕事が止まっていると先程から文官が煩いんだ。
「さあさあ、仕事の時間だ。注文はそこの男に任せてダレスは仕事に戻れ。ノルディック、その色ボケした頭を冷やしてから仕事に戻れ。注文しているうちに少しは冷えるだろう」
「…………とっくに冷えましたのでご心配には及びません」
まだまだ若いな。
そんな事じゃ次期宰相と認める日はまだまだ遠いぞ?
大体結婚式の衣装なんてまだ早い。
式は一年後だと言っただろうに、どうしてちょっと目を離した隙に早めようと画策してるんだ。
許さんぞ!
流石に腹が立ったので鼻で笑ってやって、ちょっと虐めてやろうと俺は成長途中の未来の宰相を揶揄ってやったのだった。
****************
※陛下VSノルの戦いは多分これからも続くはず…。
次回はブラウンに学園時代の火遊びについて語るダリィの話です。
思い出話でR-18がちょいちょい挟まるのでお気を付けください。
宜しくお願いしますm(_ _)m
****************
【Side.宰相】
その日はいつも通りの日だった。
一つ違う点があるとすれば、帰って早々息子がおかしなことを言ってきたことくらいだろうか。
「父上。ダレス王子を俺の婚約者にしようと思います」
「…………誰だって?」
「第一王子のダレス王子です」
「…………お前の婚約者はミーナ伯爵令嬢だったと思うが?」
「彼女には俺よりもずっといい男を探して紹介するので、認めてください」
「…………本気なんだな?」
「はい」
「気の迷いでもないんだな?」
「はい。キスだってしましたし、明日初めても貰う予定です」
どうやら息子は本気でダレス王子に惚れてしまったらしい。
「わかった。お前がそこまで言うなら許そう。まあ悪くはない選択だ」
ダレス王子は優秀な王子ではあるのだが、少々人が良過ぎるところがある。
息子くらい腹黒な奴がすぐ隣で目を光らせている方が都合は良いだろう。
ブラウン王子とユリエンヌ嬢のようにダレス王子も婚約者と恋仲であれば反対したのだが、幸いダレス王子は婚約者のカトリーヌ嬢とは恋仲というわけでもないため婚約解消は進めやすい。
「手回しは手伝うが、将来王配になる気なら城への手回しは十全にしておけ。王もお前の器量を見極めて判断してくれるだろう」
男同士だからと一刀両断で聞く耳を持たない王だったらきっとこの時点でそんな忠告はしなかっただろうが、あの王なら話は別だ。
常にダレス王子とブラウン王子を見ているあの王なら、きっとノルディックの話だって聞いてくれるはず。
それが聞くに値すると判断できる内容であればあるほど味方にだってなってくれることだろう。
そんなことを思いながら翌日を迎えた。
「旦那様」
その日仕事を終え帰ってから執事に話を聞くと、予定通りダレス王子はノルディックの部屋へと連れ込まれたらしい。
他の使用人達からは同情の声が上がったらしいが、ダレス王子本人がノルディックが好きだとその態度で示していたことから特に反対することなく部屋へと通したらしい。
一応嫌がる素振りでも見せたらそれとなく助けるよう指示を出しておいたが、どうやら杞憂に終わったようだ。
親としてはちょっと複雑だがこればかりは仕方がない。
あの子は言い出したら聞かないし、手に入れたいものは絶対に手に入れるという自分と似たところがあるのだ。
きっとこれでもうダレス王子はノルディックから逃げることはできないだろう。
(本当に、ダレス王子は隙だらけだな)
ある意味王宮の狸よりも厄介な男に捕まってしまったなと思いながら、そっと明日王に呼び出されるんだろうなと溜息を吐いた。
***
【Side.国王】
「陛下。つい先程このような手紙が届けられたのですが…」
その日の仕事を終え、夕食前にゆっくりと寛いでいると一通の手紙が届けられた。
差出人は宰相の息子であるノルディックだ。
それによると今日はダレスを屋敷に泊めるとのこと。
別にそれくらいはかまわないのでその時はサラリとそうかと流したのだが────。
「なんだって?」
「陛下?どうかされましたか?」
翌日届いた手紙に書かれた内容に絶句する。
そこにあったのは昨日の手紙でも少し触れたがダレスと寝たので正式に責任を取りたい。ついてはこのように進めていきたいと思うというもので…。
慌てて昨日の手紙を改めて読み返し、やられたと思った。
「宰相を呼べ」
「はっ」
呼び出した宰相は重く溜息を吐き、呼び出された内容について熟知しているようだった。
「これはどういうことだ」
「どういうも何も、そのまま書かれてある通りの内容でございますが?」
「お前も知っていたのか?」
「はい。前日に息子から相談を受けましたので」
「……首が飛ぶとは考えなかったのか?」
「陛下は聡明ですし、公平でもあります。ノルディックからの手紙を三度は目を通してくださったのでは?」
「……まあ目を疑ったから五度は見た気がするぞ」
「だと思いました。それで、いかがでしたか?」
「実によくできた計画書だな」
「はい。私は全く口出しをしておりませんので、内容は全てノルディックの考えによるものです。どうぞご一考を」
「まあそうだろうな。お前とは少し考え方が違っていた。計画の立て方も、外堀の埋め方も、何もかもが実に若い」
「そうでしょうとも」
「だからこそ、面白い」
「ええ」
「相分かった。但し、ダレスが別れたいと言い出した場合はいつでも別れさせる。それが条件だ」
「かしこまりました」
正直言って今回の話は寝耳に水どころの話ではなかった。
何が悲しくて息子を男に取られなくてはならないのか。
そう思いながらその日の夕刻一堂に会した夕食の席でダレスを観察した。
その表情はとても明るい。
「……ダレス」
「はい、父上」
「ノルディックと昨日出掛けたらしいな」
「はい!街歩きなど初めてでとても楽しめました」
「そうか。ノルディックはお前に酷いことはしてこなかったか?」
「え?いいえ?彼はいつも俺に優しいですし、話上手ですごく楽しい時間を過ごさせてくれましたが?」
「…そうか。仲良くできているのなら良かった」
「はい。これからもずっと仲良くしていけたらと思います」
そう答えたダレスの表情には全く偽りなどは存在しない。
心底嬉しそうで幸せそうだ。
悔しい。少しでも影が見られれば邪魔してやろうと思ったものを。
こうなれば応援とはいかないまでも少しは温かく見守ってやろうという気にもなる。
幸いノルディックの計画書には婚約についてもしっかり触れられていたことだし、まずはお手並み拝見と行こうか。
自分のところには来なかったが、今日早速城へとやって来て色々動いていたようだし本気は本気のようだ。
とは言え二人のことを殊更周囲にこちらから広めるつもりはない。
まだ付き合い始めたばかりだし、いつこの関係が破綻するとも限らないのだ。
ノルディックが自分で根回しをし、周囲を納得させて初めて結婚は許してやるとしよう。
そんな事を考えながら食事を終えた。
それからあっという間に月日は経ち、色々あったが先日あの男は無事にダレスを王太子の座に就けることに成功した。
本当にできる男だと改めて感心してしまう。
元ダレスの婚約者が卒業式の日にやらかしたこともあり、余計にノルディックがダレスの相手で良かったという声は大きくなってしまった。
最早二人の仲を反対する者などどこにもいないだろう。
後継はブラウンの子供からと決まっているのも反対意見が出なかった理由の一つだった。
嫌味なほど根回しは完璧で、本当に見事なものだ。
仕事の補佐も完璧だし、そのお陰で卒業後王太子に就く王子としてダレスは最短記録を更新してしまったほど。
それもあって婚約だけではなく結婚も周囲から認められ、一年後を目途に執り行われることとなった。
とは言えまずは仕事優先で、準備は仕事に慣れてからぼちぼち始めるくらいで十分ではあったのだが…。
「ノル!こっちとこっち、どっちがいい?」
「ダリィはどっちが好き?」
「俺はこっちの方がノルに似合うと思うけど、こっちは俺との衣装とお揃いっぽくて捨てがたくて…」
「じゃあ両方着ようか?ダリィが惚れ直してくれるならどっちも着たいな」
「無理だってば!お色直しじゃなくて結婚式の衣装は一着だから!」
「じゃあそっちのお揃いの方で」
「こっち?でもノルに一番似合うのも捨てがたい…。カッコいいノルが見たい」
「ダリィは我儘だな」
そんなことを言いながらもノルディックのその表情は蕩けるほどに甘々だ。
ダレスの前以外であんな表情は見たことがない。
「ダレス」
「父上」
「そっちの色ボケした男の意見など不要だ。お前の衣装をこっちにしてしまえば問題は解決だろう?」
「陛下!」
「なんだ?何か文句でもあるのか?」
お前は確かにダレスの婚約者ではあるが、俺はダレスの父親だぞ?
「流石父上!センスがいいですね」
ニコッとダレスが俺が差し出した衣装を手に取り自分に宛がっている。
お揃いより双方が一番似合う衣装にすればいいのだ。
睨んできても知らん。
さっさとダレスを解放しろ。
王太子の仕事が止まっていると先程から文官が煩いんだ。
「さあさあ、仕事の時間だ。注文はそこの男に任せてダレスは仕事に戻れ。ノルディック、その色ボケした頭を冷やしてから仕事に戻れ。注文しているうちに少しは冷えるだろう」
「…………とっくに冷えましたのでご心配には及びません」
まだまだ若いな。
そんな事じゃ次期宰相と認める日はまだまだ遠いぞ?
大体結婚式の衣装なんてまだ早い。
式は一年後だと言っただろうに、どうしてちょっと目を離した隙に早めようと画策してるんだ。
許さんぞ!
流石に腹が立ったので鼻で笑ってやって、ちょっと虐めてやろうと俺は成長途中の未来の宰相を揶揄ってやったのだった。
****************
※陛下VSノルの戦いは多分これからも続くはず…。
次回はブラウンに学園時代の火遊びについて語るダリィの話です。
思い出話でR-18がちょいちょい挟まるのでお気を付けください。
宜しくお願いしますm(_ _)m
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