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【ノルディック視点】
4.根回し
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ダリィを抱いた翌朝、俺は幸せな気持ちで目が覚めた。
隣で眠るダリィが愛おしすぎる。
「ノルディック様。おはようございます」
「ああ。着替えはそこに。あと、湯の準備を」
「はい。お食事はどうされますか?」
「ここで食べる」
「かしこまりました」
「それと今日は二人揃って学園は休むから、城へと合わせて連絡を入れておいてくれ」
「かしこまりました」
淡々とそんなやり取りをして、もう一度ベッドに潜り込みダリィの温もりと寝顔を堪能する。
スヤスヤと寝入る姿は無防備で可愛い。
「ん…」
そうして暫く経ってダリィが目を覚ました。
「おはよう、ダリィ」
「あ…ノル?」
ダリィの声は昨日喘ぎ過ぎたせいか酷く掠れている。
だから水を飲ませるという口実で何度も口づけた。
俺から口移しで水を飲むダリィも可愛過ぎる。
夢中で俺に抱きついてくるのがまたいい。
あんまり可愛いと今から襲うぞ?
本当にこんなに無防備で良く無事だったな。
周囲の連中の目が節穴で良かった。
「ダリィ。こんな風に甘えるのは俺だけにしてくれよ」
「ん…ノル以外にはしないよ」
そう言いながら俺を見つめるダリィの目は俺が好きって言っているようにしか見えなかった。
***
「さて、城に行くか」
眠ったダリィの事を一先ず使用人達に任せ、俺は城へと向かった。
やるべき事はサクサク片付けないと。
「と言うわけで、ブラウン殿下。これをバラされたくなければ俺に協力してくれますよね?」
まずはダリィの弟王子を笑顔で脅し協力を取り付ける。
この王子、大好きな婚約者がいるくせに不貞を働いたのだ。
しかも理由が笑える。
初めての時に失敗したくないから────。
ダリィと違ってこちらは完全なる火遊びだ。
「ユ、ユリエンヌには黙っててくれ!」
「なら…わかりますよね?」
「……何をすればいい?」
「ダレス殿下に近づく輩がいないか見張っておいてください。それと、邪魔者は逐一報告を」
「…あ、兄上が何か?」
「俺の恋人なので心配しているだけですよ」
「こ、恋人ぉっ?!」
「何か?」
「え?いや、でもほら、婚約者が…」
「そんなものこれからいくらでも手を打つのでお気遣いなく」
二人の為なら婚約解消の手続きなんてさっさと終わらせてみせる。
「はぁ…兄上もとんでもないのに捕まったな」
「人聞きの悪いことを。それと…コレも、どうしましょうかね?」
手元でひらひらと手を振ってやるとブラウン殿下の顔色がまた変わった。
「そ、それはっ…!」
「ブラウン殿下。物は相談なんですけど、結婚したら子供を一人養子にもらえませんか?」
「…………」
「不穏な計画を立てるくらいならその方が平和的でしょう?」
「……わかった」
ダリィを失脚させようなんて計画、俺が許すはずがないだろう?
新王が即位した時、新しい宰相に就くのは俺だ。
それが愛するダリィを陥れた相手なんて御免被る。
「では利害の一致ということで」
そう言って俺はニヤリと笑って次の相手のところへ向かった。
そうやって一年半、あちらこちらで手を打ち、お互いの婚約者の家にも交渉に行って他の相手と再婚約を結ばせることに成功し、何も障害はないはずだった。
観劇にも何度も行ったし、街デートだって数えきれないほど行った。
遠駆けでピクニックにだって行ったし、帰りはもちろんお持ち帰り。
交際は順調で、ダリィはいつだって俺を好きだと全身で言ってくれているし、毎日は幸せそのもの。
そんな中、卒業を控えてダリィが暗い表情を見せることが多くなった。
どうしたんだろうと思って尋ねても大丈夫の一点張り。
試しにブラウン殿下に探りを入れてみたけど、いよいよ王太子として試される日が近づいて不安になってるんじゃないかと言われ、そういうことかと納得がいった。
とは言えダリィはこう見えて優秀だし、この一年半側で見続けたところ、効率的に考え動くことは得意な方だし、判断も早くて的確だ。
だから卒業後王太子としての仕事を振られても然程戸惑うことなくできると思う。
ただ…問題があるとすれば、それは駆け引きが苦手なところくらいだろうか?
ダリィは良くも悪くも人当たりがよくとても素直だ。
今は俺以外心を許しているような相手はいないようだが、それもこれからは徐々に増やしていくことになる。
だからこそ見極めが大事になってくるし、古狸達の相手も大変だから気が重くなるのも当然だ。
(でもそんなの…俺がついているから大丈夫なのに)
可愛いなと思い、不安なんて全部俺が包み込んでやるとばかりに溺愛した。
そんな幸せな日々に終止符を打つような出来事が起こったのは、卒業を控えた前日の事────。
ブラウン殿下から一通の手紙が舞い込んできたのだ。
『交際は本当に順調?なんか兄上の様子がおかしいし、今日も馬車の御者から確認が入ったんだけど。別れるつもりはないんだよな?ちょっと気になる事もあるから、明日時間を取ってもらえると嬉しい』
そんな事が書かれてあったので眉を顰めて何度も読み返してみる。
交際は順調そのものだし、別れる気なんてあるわけがない。
ダリィの様子がおかしいのは王太子となることへの不安だと言っていたのでは?
そもそも馬車の確認ってなんだ?何か関係があるのか?
「よくわからないな」
でもなんとなく気になって、一応時間を取るかと考え、返事を返しておいた。
そして翌日、卒業式が終わると共に誰かに捕まる前にと急いで馬車を走らせ城へと向かう。
二つ年下のブラウン殿下は今日は学園は休みだ。
だから登城してすぐに待ってましたとばかりに会ってくれることとなり、応接室へと案内された。
「それで?話というのは?」
「ああ、うん。実はこの間兄上の様子を探りに部屋に行ったら、机に突っ伏して凄く深刻そうな感じで落ち込んでたんだ」
「へぇ…」
でもこれくらいなら俺は特には驚かない。
そもそも出会った時の深刻な人生の岐路とやらがアレだったせいだ。
でも続く言葉に思わず俺は目を見開いた。
「どうしたのかって聞いたら『恋の終わりが見えて胸が痛い』とか言ってて、でもあれだけ外堀を埋めまくってた君がそんなに簡単に兄上を手放す気はないだろうし不思議に思ってさ。勘違いにしろ何にしろ一応聞いておいて損はないだろうと思って話を聞くだけ聞いたんだけど、大した内容でもなかったからそのうち君がどうにかするだろうって結局そのまま忘れてたんだ」
「…………」
「でも昨日馬車の御者が明日は予定通りポップタウンまでの馬車を用意しておいていいか確認したいから兄の帰る時間を知っていたら教えて欲しいって言ってきて、これはどうも旅に出るのは確実っぽいって思ったから念のため手紙を書いたんだけどさ」
そんな言葉に思考が停止する。
「どうも兄上は君と別れるつもりっぽいけど、手を打たなくて大丈夫?」
俺はその言葉を聞いてすぐさまダリィの部屋まで走った。
心の中はどうしてどうしてとそればかりが込み上げてきて、余裕なんて一切ない。
(別れるなんて聞いてないし、絶対に許さない!)
そんな思いでダリィの部屋へと駆けこんだけど、まだ本人は帰ってきてはいないようだったのでおとなしく部屋の前で待った。
絶対に逃がさないと思いながらじりじりと時間が経つのを待っていると、廊下の向こうからダリィが歩いてくるのが見えた。
驚いたような顔で俺を見てくるけど、その手に握られてるのは旅の資金と思わしき袋だ。
俺はそれを見るや否や裏切られたような気持ちになって、そのままダリィを捕まえると部屋の中へと引き込んだ。
隣で眠るダリィが愛おしすぎる。
「ノルディック様。おはようございます」
「ああ。着替えはそこに。あと、湯の準備を」
「はい。お食事はどうされますか?」
「ここで食べる」
「かしこまりました」
「それと今日は二人揃って学園は休むから、城へと合わせて連絡を入れておいてくれ」
「かしこまりました」
淡々とそんなやり取りをして、もう一度ベッドに潜り込みダリィの温もりと寝顔を堪能する。
スヤスヤと寝入る姿は無防備で可愛い。
「ん…」
そうして暫く経ってダリィが目を覚ました。
「おはよう、ダリィ」
「あ…ノル?」
ダリィの声は昨日喘ぎ過ぎたせいか酷く掠れている。
だから水を飲ませるという口実で何度も口づけた。
俺から口移しで水を飲むダリィも可愛過ぎる。
夢中で俺に抱きついてくるのがまたいい。
あんまり可愛いと今から襲うぞ?
本当にこんなに無防備で良く無事だったな。
周囲の連中の目が節穴で良かった。
「ダリィ。こんな風に甘えるのは俺だけにしてくれよ」
「ん…ノル以外にはしないよ」
そう言いながら俺を見つめるダリィの目は俺が好きって言っているようにしか見えなかった。
***
「さて、城に行くか」
眠ったダリィの事を一先ず使用人達に任せ、俺は城へと向かった。
やるべき事はサクサク片付けないと。
「と言うわけで、ブラウン殿下。これをバラされたくなければ俺に協力してくれますよね?」
まずはダリィの弟王子を笑顔で脅し協力を取り付ける。
この王子、大好きな婚約者がいるくせに不貞を働いたのだ。
しかも理由が笑える。
初めての時に失敗したくないから────。
ダリィと違ってこちらは完全なる火遊びだ。
「ユ、ユリエンヌには黙っててくれ!」
「なら…わかりますよね?」
「……何をすればいい?」
「ダレス殿下に近づく輩がいないか見張っておいてください。それと、邪魔者は逐一報告を」
「…あ、兄上が何か?」
「俺の恋人なので心配しているだけですよ」
「こ、恋人ぉっ?!」
「何か?」
「え?いや、でもほら、婚約者が…」
「そんなものこれからいくらでも手を打つのでお気遣いなく」
二人の為なら婚約解消の手続きなんてさっさと終わらせてみせる。
「はぁ…兄上もとんでもないのに捕まったな」
「人聞きの悪いことを。それと…コレも、どうしましょうかね?」
手元でひらひらと手を振ってやるとブラウン殿下の顔色がまた変わった。
「そ、それはっ…!」
「ブラウン殿下。物は相談なんですけど、結婚したら子供を一人養子にもらえませんか?」
「…………」
「不穏な計画を立てるくらいならその方が平和的でしょう?」
「……わかった」
ダリィを失脚させようなんて計画、俺が許すはずがないだろう?
新王が即位した時、新しい宰相に就くのは俺だ。
それが愛するダリィを陥れた相手なんて御免被る。
「では利害の一致ということで」
そう言って俺はニヤリと笑って次の相手のところへ向かった。
そうやって一年半、あちらこちらで手を打ち、お互いの婚約者の家にも交渉に行って他の相手と再婚約を結ばせることに成功し、何も障害はないはずだった。
観劇にも何度も行ったし、街デートだって数えきれないほど行った。
遠駆けでピクニックにだって行ったし、帰りはもちろんお持ち帰り。
交際は順調で、ダリィはいつだって俺を好きだと全身で言ってくれているし、毎日は幸せそのもの。
そんな中、卒業を控えてダリィが暗い表情を見せることが多くなった。
どうしたんだろうと思って尋ねても大丈夫の一点張り。
試しにブラウン殿下に探りを入れてみたけど、いよいよ王太子として試される日が近づいて不安になってるんじゃないかと言われ、そういうことかと納得がいった。
とは言えダリィはこう見えて優秀だし、この一年半側で見続けたところ、効率的に考え動くことは得意な方だし、判断も早くて的確だ。
だから卒業後王太子としての仕事を振られても然程戸惑うことなくできると思う。
ただ…問題があるとすれば、それは駆け引きが苦手なところくらいだろうか?
ダリィは良くも悪くも人当たりがよくとても素直だ。
今は俺以外心を許しているような相手はいないようだが、それもこれからは徐々に増やしていくことになる。
だからこそ見極めが大事になってくるし、古狸達の相手も大変だから気が重くなるのも当然だ。
(でもそんなの…俺がついているから大丈夫なのに)
可愛いなと思い、不安なんて全部俺が包み込んでやるとばかりに溺愛した。
そんな幸せな日々に終止符を打つような出来事が起こったのは、卒業を控えた前日の事────。
ブラウン殿下から一通の手紙が舞い込んできたのだ。
『交際は本当に順調?なんか兄上の様子がおかしいし、今日も馬車の御者から確認が入ったんだけど。別れるつもりはないんだよな?ちょっと気になる事もあるから、明日時間を取ってもらえると嬉しい』
そんな事が書かれてあったので眉を顰めて何度も読み返してみる。
交際は順調そのものだし、別れる気なんてあるわけがない。
ダリィの様子がおかしいのは王太子となることへの不安だと言っていたのでは?
そもそも馬車の確認ってなんだ?何か関係があるのか?
「よくわからないな」
でもなんとなく気になって、一応時間を取るかと考え、返事を返しておいた。
そして翌日、卒業式が終わると共に誰かに捕まる前にと急いで馬車を走らせ城へと向かう。
二つ年下のブラウン殿下は今日は学園は休みだ。
だから登城してすぐに待ってましたとばかりに会ってくれることとなり、応接室へと案内された。
「それで?話というのは?」
「ああ、うん。実はこの間兄上の様子を探りに部屋に行ったら、机に突っ伏して凄く深刻そうな感じで落ち込んでたんだ」
「へぇ…」
でもこれくらいなら俺は特には驚かない。
そもそも出会った時の深刻な人生の岐路とやらがアレだったせいだ。
でも続く言葉に思わず俺は目を見開いた。
「どうしたのかって聞いたら『恋の終わりが見えて胸が痛い』とか言ってて、でもあれだけ外堀を埋めまくってた君がそんなに簡単に兄上を手放す気はないだろうし不思議に思ってさ。勘違いにしろ何にしろ一応聞いておいて損はないだろうと思って話を聞くだけ聞いたんだけど、大した内容でもなかったからそのうち君がどうにかするだろうって結局そのまま忘れてたんだ」
「…………」
「でも昨日馬車の御者が明日は予定通りポップタウンまでの馬車を用意しておいていいか確認したいから兄の帰る時間を知っていたら教えて欲しいって言ってきて、これはどうも旅に出るのは確実っぽいって思ったから念のため手紙を書いたんだけどさ」
そんな言葉に思考が停止する。
「どうも兄上は君と別れるつもりっぽいけど、手を打たなくて大丈夫?」
俺はその言葉を聞いてすぐさまダリィの部屋まで走った。
心の中はどうしてどうしてとそればかりが込み上げてきて、余裕なんて一切ない。
(別れるなんて聞いてないし、絶対に許さない!)
そんな思いでダリィの部屋へと駆けこんだけど、まだ本人は帰ってきてはいないようだったのでおとなしく部屋の前で待った。
絶対に逃がさないと思いながらじりじりと時間が経つのを待っていると、廊下の向こうからダリィが歩いてくるのが見えた。
驚いたような顔で俺を見てくるけど、その手に握られてるのは旅の資金と思わしき袋だ。
俺はそれを見るや否や裏切られたような気持ちになって、そのままダリィを捕まえると部屋の中へと引き込んだ。
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