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【ノルディック視点】
2.恋に落ちる
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ダリィと二人で馬車に乗り劇場へと向かう。
制服で出掛けるなんて初めてなのか、ダリィはそわそわとどこか落ち着きがなかった。
なんだか初々しくて可愛い。
そんな事を考えながら劇場に到着し、入り口で個室シートを頼む。
ダリィはわかっていなさそうだが、護衛もいない中一般席になんて座るのは狙ってくださいと言っているようなものだし危険だ。
安全面を配慮して警備員も頼んでおいた。
そうして落ち着いた席で俺達は劇を観始めたんだけど……。
「う……」
「ダリィ。そこまで泣くか?」
「だ、だって…。あの二人、滅茶苦茶可哀想で……」
「将来の王がそんなに感情的になるなんて…しょうがないな」
劇の中盤でダリィはグスグスと泣き始めた。
感情移入しすぎだろう。
将来の王としてこれはダメだろと思うけど、やっぱり込み上げてくるのは妙な庇護欲だ。
俺が守ってやらないと────ダリィを見ていると何故かそんな気にさせられる。
だからだろうか?
つい女にするように自分の方へと抱き寄せてしまった。
「ほら」
「うぅ……。ノルの優しさが身にしみる」
「ダリィ…そんなに無防備でよくこれまで大丈夫だったな」
「え?」
「無防備すぎて心配になる」
「そうか?」
自覚がないなんて本当に危なっかしくて仕方がない。
これじゃあ忠告しても無駄に終わるんじゃないだろうか?
そう思っていたら、ダリィは俺の腕の中で不意にこんなことを言ってきた。
「う~ん…ノルの前だからじゃないかな」
「…………」
それはつまり、俺の前なら無防備になれるんだってこと?
信頼から?いや、会ってまだ数時間だぞ?
じゃあどうして?
まさか好意的に見てくれてるってことなのか?
(いや、待て。きっと友情みたいなものだ)
そうに決まっている。
だから「そう言うところが…」と言ってそっとその無防備な唇を塞いでやった。
これで少しは反省してくれたらいいんだけど…。
ダリィの唇はふにゅっと柔らかで、それは女のものと大して変わらない。
でも何故か癖になる感触で、どこか甘く感じられて不思議だった。
「ノ…ル?」
「ん…黙って」
男同士だしもっと抵抗感があったりするのかなと思ったけど、ダリィに対しては不思議なほど嫌悪感なんて湧いてこない。
なんでだろう?顔が綺麗だから?
それとも俺に近づく女達みたいに下心があるわけじゃなく、無防備で無垢だから?
そんな事を考えながら二度三度と何度も唇を重ねてしまう。
(気持ちいい…)
感じるのはただそれだけで、気づけば俺は熱っぽい眼差しを向けながらまるでダリィを味わうようにゆったりと唇を重ねていた。
その間ダリィは俺にされるがままだ。
全く慣れていなさそうだし、もしかしたら初めての口づけだったのかもしれない。
「あ…ん…」
名残惜しく感じながらそっと唇を離すと、ダリィの口からそんな甘い声が零れ落ちる。
目は少し潤んでいて、まるで気持ちいい、もっとと言われているかのようだ。
でもここは我慢。
「ふ…可愛い。ダリィ。立派な火遊びになったな」
そう。元々そう言うつもりでここに来たんだし、これくらい役得があったっていいだろう。
こう言っておけば後からおかしな追及があってもきっと大丈夫だ。
我に返って怒るだろうか?
それとも泣かれるだろうか?
そうして反応を待っていると、恥ずかしいと言わんばかりに真っ赤になって、でも俺を見てくる目にはもっとと言いたげな熱を孕んでいてどうしようもなく胸が高まってしまった。
(ああ…好きだな)
自然にそんな思いが込み上げる。
「無防備過ぎ」
(そんなに無防備だと悪い男にあっという間に捕まってしまうぞ?)
可愛い可愛いダリィ。
逃げるなら今の内だぞと心の中で忠告はするけれど、わざわざ口にはしてやらない。
だって警戒されたらもうキスができなくなってしまうから。
「ん…ぅ。ノル…」
俺はダリィが無防備なのをいいことに、その後も何度も何度もその唇を奪い、どんどん口づけを深くしていった。
(きっとこれは今だけだ)
きっと一晩経って頭が冷えたら明日にはもうやめようって言われるはず。
だから────今だけ沢山キスをさせて欲しい。そう思った。
***
翌日、昨日と同じベンチで俺はダリィに向き合った。
一晩経ったし、ダリィだって目が覚めただろう。
こんな関係が不毛だって思ったはずだ。
そう思って火遊びはまだ続けるのかとこちらから切り出してみた。
敢えて軽い感じで訊いたのは、『やめるに決まってるだろ』と言いやすくするため。
そしてその後『じゃあこれからは友人として仲良くしよう』と話を持ち掛けやすくするため。
そのはずだったのに、ダリィから帰ってきた反応は意外にも続行したいというものだった。
(え?本当に?)
正直言って信じられないとしか言いようがない。
だから確認を込めて聞いたんだ。
「本当に?」
「ああ。その……別に嫌じゃなかったし」
なのに返ってきた答えはそんな言葉で────。
「じゃあ…もう少し続けてみようか」
「うん」
「昨日は観劇に行ったから…次は休みの日に遠駆けでも行ってみようか?」
「遠駆けか…。悪くはないけど護衛がぞろぞろついてきそうだな」
嬉しかったから勢いだけで休みの日の提案をしてみたものの、そんな答えがすぐさま返ってきてがっかりしてしまった。
確かにダリィは第一王子だし、護衛が沢山付いてきても全くおかしくはない。
それならそれで学園からの帰りを狙って二人きりになる方がいいだろう。
俺は瞬時に冷静になり、頭を切り替えた。
「ああ、そうか。それならやっぱり学園が終わってからの方がいいな」
「そうだな。今日は帰ってからの予定が詰まってるから…明日とかなら」
きっと今日は王族として外せない帝王学の授業が入っているんだろう。
残念だけどそれなら仕方がない。
「明日…。じゃあ明日は街デートでもしようか」
二人で買い物も悪くはない。
ダリィがどんな物を好むのかリサーチするには最適だ。
なのに言われた方のダリィは随分可愛らしい反応を見せた。
「デ、デート…」
「そう。学生っぽくて楽しそうだし」
「確かに」
「じゃあ明日はその予定で」
街デートと言ってやるだけで頬を染めるダリィは本当に可愛くて、またキスをしたい衝動に襲われてしまう。
ダメだろうか?
いや、ダメだな。
流石にこんな場所ではダメだろう。
そう自分に言い聞かせるけど、どうしてもキスがしたくなって、ダリィを立ち上がらせるどさくさに紛れてチュッとその唇を奪ってしまった。
ダリィは何をされたのか咄嗟にわからなかったのだろう。
一瞬呆けた顔をして、すぐさま真っ赤になった。
「照れてる」
「て、照れてない」
「もっとしたい?」
「~~~~っ!」
どうせ火遊びだからこれくらいスリリングな方が良いだろうと割り切って、茂みに連れ込みダリィと唇を重ねる。
なのに夢中になってキスをしていたらいつの間にか抱き合うような形になっていて、俺はソレに気づいてしまった。
「ダリィ…勃ってる」
「お、お前だって…!」
驚いて指摘すると、お前だって一緒だろと言われて二度驚いた。
だって俺が勃っていてもダリィは全然嫌そうじゃないし、寧ろ同じだろと言ってきたのだから。
驚くのも無理はない。
男の俺相手に勃つってことは、もしかしてその先も…許してもらえるということなんだろうか?
(誘っても…いいのか?)
「……本当に俺相手に?」
「?」
俺のキスで感じてくれたのなら試してみる価値はある。
「なんでもない。そう言うことなら…明日はちゃんと用意しておくから」
「何を?」
「火遊びに必要なもの」
これで伝わらなければそれまでだ。
冗談と言って誤魔化してしまえばいい。
でもダリィは言葉の意味を正しく受け取ってくれて、緊張したように身を固くした。
「ダリィ。明日、お前を抱いていいか?」
「え?」
「火遊びなんだし、身体の関係があっても別におかしくはないだろう?」
断らないでほしい。
お前を抱きたい。
そんな思いで言葉を紡ぐ。
それに対してダリィは真っ赤になりながら逡巡していたけど、口で言うのは恥ずかしかったのか、キスで答えを返してくれた。
「ん……」
「楽しみにしてる」
(やった!)
俺はこの時、ダリィを絶対俺だけのものにするぞと心に誓った。
制服で出掛けるなんて初めてなのか、ダリィはそわそわとどこか落ち着きがなかった。
なんだか初々しくて可愛い。
そんな事を考えながら劇場に到着し、入り口で個室シートを頼む。
ダリィはわかっていなさそうだが、護衛もいない中一般席になんて座るのは狙ってくださいと言っているようなものだし危険だ。
安全面を配慮して警備員も頼んでおいた。
そうして落ち着いた席で俺達は劇を観始めたんだけど……。
「う……」
「ダリィ。そこまで泣くか?」
「だ、だって…。あの二人、滅茶苦茶可哀想で……」
「将来の王がそんなに感情的になるなんて…しょうがないな」
劇の中盤でダリィはグスグスと泣き始めた。
感情移入しすぎだろう。
将来の王としてこれはダメだろと思うけど、やっぱり込み上げてくるのは妙な庇護欲だ。
俺が守ってやらないと────ダリィを見ていると何故かそんな気にさせられる。
だからだろうか?
つい女にするように自分の方へと抱き寄せてしまった。
「ほら」
「うぅ……。ノルの優しさが身にしみる」
「ダリィ…そんなに無防備でよくこれまで大丈夫だったな」
「え?」
「無防備すぎて心配になる」
「そうか?」
自覚がないなんて本当に危なっかしくて仕方がない。
これじゃあ忠告しても無駄に終わるんじゃないだろうか?
そう思っていたら、ダリィは俺の腕の中で不意にこんなことを言ってきた。
「う~ん…ノルの前だからじゃないかな」
「…………」
それはつまり、俺の前なら無防備になれるんだってこと?
信頼から?いや、会ってまだ数時間だぞ?
じゃあどうして?
まさか好意的に見てくれてるってことなのか?
(いや、待て。きっと友情みたいなものだ)
そうに決まっている。
だから「そう言うところが…」と言ってそっとその無防備な唇を塞いでやった。
これで少しは反省してくれたらいいんだけど…。
ダリィの唇はふにゅっと柔らかで、それは女のものと大して変わらない。
でも何故か癖になる感触で、どこか甘く感じられて不思議だった。
「ノ…ル?」
「ん…黙って」
男同士だしもっと抵抗感があったりするのかなと思ったけど、ダリィに対しては不思議なほど嫌悪感なんて湧いてこない。
なんでだろう?顔が綺麗だから?
それとも俺に近づく女達みたいに下心があるわけじゃなく、無防備で無垢だから?
そんな事を考えながら二度三度と何度も唇を重ねてしまう。
(気持ちいい…)
感じるのはただそれだけで、気づけば俺は熱っぽい眼差しを向けながらまるでダリィを味わうようにゆったりと唇を重ねていた。
その間ダリィは俺にされるがままだ。
全く慣れていなさそうだし、もしかしたら初めての口づけだったのかもしれない。
「あ…ん…」
名残惜しく感じながらそっと唇を離すと、ダリィの口からそんな甘い声が零れ落ちる。
目は少し潤んでいて、まるで気持ちいい、もっとと言われているかのようだ。
でもここは我慢。
「ふ…可愛い。ダリィ。立派な火遊びになったな」
そう。元々そう言うつもりでここに来たんだし、これくらい役得があったっていいだろう。
こう言っておけば後からおかしな追及があってもきっと大丈夫だ。
我に返って怒るだろうか?
それとも泣かれるだろうか?
そうして反応を待っていると、恥ずかしいと言わんばかりに真っ赤になって、でも俺を見てくる目にはもっとと言いたげな熱を孕んでいてどうしようもなく胸が高まってしまった。
(ああ…好きだな)
自然にそんな思いが込み上げる。
「無防備過ぎ」
(そんなに無防備だと悪い男にあっという間に捕まってしまうぞ?)
可愛い可愛いダリィ。
逃げるなら今の内だぞと心の中で忠告はするけれど、わざわざ口にはしてやらない。
だって警戒されたらもうキスができなくなってしまうから。
「ん…ぅ。ノル…」
俺はダリィが無防備なのをいいことに、その後も何度も何度もその唇を奪い、どんどん口づけを深くしていった。
(きっとこれは今だけだ)
きっと一晩経って頭が冷えたら明日にはもうやめようって言われるはず。
だから────今だけ沢山キスをさせて欲しい。そう思った。
***
翌日、昨日と同じベンチで俺はダリィに向き合った。
一晩経ったし、ダリィだって目が覚めただろう。
こんな関係が不毛だって思ったはずだ。
そう思って火遊びはまだ続けるのかとこちらから切り出してみた。
敢えて軽い感じで訊いたのは、『やめるに決まってるだろ』と言いやすくするため。
そしてその後『じゃあこれからは友人として仲良くしよう』と話を持ち掛けやすくするため。
そのはずだったのに、ダリィから帰ってきた反応は意外にも続行したいというものだった。
(え?本当に?)
正直言って信じられないとしか言いようがない。
だから確認を込めて聞いたんだ。
「本当に?」
「ああ。その……別に嫌じゃなかったし」
なのに返ってきた答えはそんな言葉で────。
「じゃあ…もう少し続けてみようか」
「うん」
「昨日は観劇に行ったから…次は休みの日に遠駆けでも行ってみようか?」
「遠駆けか…。悪くはないけど護衛がぞろぞろついてきそうだな」
嬉しかったから勢いだけで休みの日の提案をしてみたものの、そんな答えがすぐさま返ってきてがっかりしてしまった。
確かにダリィは第一王子だし、護衛が沢山付いてきても全くおかしくはない。
それならそれで学園からの帰りを狙って二人きりになる方がいいだろう。
俺は瞬時に冷静になり、頭を切り替えた。
「ああ、そうか。それならやっぱり学園が終わってからの方がいいな」
「そうだな。今日は帰ってからの予定が詰まってるから…明日とかなら」
きっと今日は王族として外せない帝王学の授業が入っているんだろう。
残念だけどそれなら仕方がない。
「明日…。じゃあ明日は街デートでもしようか」
二人で買い物も悪くはない。
ダリィがどんな物を好むのかリサーチするには最適だ。
なのに言われた方のダリィは随分可愛らしい反応を見せた。
「デ、デート…」
「そう。学生っぽくて楽しそうだし」
「確かに」
「じゃあ明日はその予定で」
街デートと言ってやるだけで頬を染めるダリィは本当に可愛くて、またキスをしたい衝動に襲われてしまう。
ダメだろうか?
いや、ダメだな。
流石にこんな場所ではダメだろう。
そう自分に言い聞かせるけど、どうしてもキスがしたくなって、ダリィを立ち上がらせるどさくさに紛れてチュッとその唇を奪ってしまった。
ダリィは何をされたのか咄嗟にわからなかったのだろう。
一瞬呆けた顔をして、すぐさま真っ赤になった。
「照れてる」
「て、照れてない」
「もっとしたい?」
「~~~~っ!」
どうせ火遊びだからこれくらいスリリングな方が良いだろうと割り切って、茂みに連れ込みダリィと唇を重ねる。
なのに夢中になってキスをしていたらいつの間にか抱き合うような形になっていて、俺はソレに気づいてしまった。
「ダリィ…勃ってる」
「お、お前だって…!」
驚いて指摘すると、お前だって一緒だろと言われて二度驚いた。
だって俺が勃っていてもダリィは全然嫌そうじゃないし、寧ろ同じだろと言ってきたのだから。
驚くのも無理はない。
男の俺相手に勃つってことは、もしかしてその先も…許してもらえるということなんだろうか?
(誘っても…いいのか?)
「……本当に俺相手に?」
「?」
俺のキスで感じてくれたのなら試してみる価値はある。
「なんでもない。そう言うことなら…明日はちゃんと用意しておくから」
「何を?」
「火遊びに必要なもの」
これで伝わらなければそれまでだ。
冗談と言って誤魔化してしまえばいい。
でもダリィは言葉の意味を正しく受け取ってくれて、緊張したように身を固くした。
「ダリィ。明日、お前を抱いていいか?」
「え?」
「火遊びなんだし、身体の関係があっても別におかしくはないだろう?」
断らないでほしい。
お前を抱きたい。
そんな思いで言葉を紡ぐ。
それに対してダリィは真っ赤になりながら逡巡していたけど、口で言うのは恥ずかしかったのか、キスで答えを返してくれた。
「ん……」
「楽しみにしてる」
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俺はこの時、ダリィを絶対俺だけのものにするぞと心に誓った。
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