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第10章 旅立ちの塔
最終話 虹
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最終話 虹
**********
ジャンヌ:騎士団長
フィスト:近衛兵長
サリー:魔法使い
マリン:海の冒険者
ブラド:吸血鬼の姫
ローズ:貴族令嬢
キャッツ:トレジャーハンター
マリア:シスター
リーフ:エルフ
**********
9人は塔脱出から3か月後、再び王宮の前に集まりました。
ローズ「お泊り会!」
フィスト「タコパ!タコパ!絶対タコパ!」
リーフ「バーベキューがいい!」
キャッツ「肉食わないでしょうがあんた!みんなで海にしようよ!」
リーフ「じゃあ海でバーベキュー!」
マリア「な、なんかこだわりでもあるの?まぁ、野菜とかもおいしいけどね」
マリン「あー、いいねー、焼きトウモロコシとか食べたいわー」
ブラド「いやぁ、日差しがさぁ……」
サリー「ちゃんとパラソルと日焼け止め用意したら大丈夫だよ」
ブラド「え、日差し除けの術は?」
サリー「やだ。私も遊びたいもん」
ジャンヌ「そりゃそうよね。それじゃ、アナスタシアにも会えるし、いったん海でオッケー?」
マリン「んー、私どっちかと言うと山も好きなんだけどな」
マリア「あ、いいねー山。ミイ君にも会えるし」
フィスト「海底神殿と大森林って結構近いもんね。むしろそこまで行ってミイ君に会わなかったら拗ねそうやし」
ローズ「絶対拗ねる(笑)」
マリン「船は私のを使うってことでいいんだよね?」
リーフ「いいのー!?ありがとう!」
ジャンヌ「マリン、助かるけど、いいの?」
マリン「いいのよ。私一人で動かせるわけじゃないしね。それに自分の使ったら安上がりじゃん」
キャッツ「んじゃ、まずはみんなで買い出しね!」
サリー「あ、チキン屋さん、あそこあるよ」
ジャンヌ「うそ!?」
ブラド「絶対出発前に完食するわ」
ジャンヌ「し、しないわよ!」
フィスト「あ!見て!虹!」
9人が見上げた空には、7色の大きなアーチが空に架かっていました。
9人は感嘆に息をのみ、虹をしばらく見つめていました。
その9人を見て、道行く人もつられて虹を見ています。
9人が歩き出して、その場から離れても、町のいたるところで、人々は虹を見つけています。
虹を見上げているとき、辛いことを一瞬でも忘れられる人もいました。
虹を見たことを思い出して、次の一歩を踏み出す力が湧いてくる気がする人もいました。
虹がかかる空の下で、9人の少女が、笑いながら歩いています。
おわり
**********
ジャンヌ:騎士団長
フィスト:近衛兵長
サリー:魔法使い
マリン:海の冒険者
ブラド:吸血鬼の姫
ローズ:貴族令嬢
キャッツ:トレジャーハンター
マリア:シスター
リーフ:エルフ
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9人は塔脱出から3か月後、再び王宮の前に集まりました。
ローズ「お泊り会!」
フィスト「タコパ!タコパ!絶対タコパ!」
リーフ「バーベキューがいい!」
キャッツ「肉食わないでしょうがあんた!みんなで海にしようよ!」
リーフ「じゃあ海でバーベキュー!」
マリア「な、なんかこだわりでもあるの?まぁ、野菜とかもおいしいけどね」
マリン「あー、いいねー、焼きトウモロコシとか食べたいわー」
ブラド「いやぁ、日差しがさぁ……」
サリー「ちゃんとパラソルと日焼け止め用意したら大丈夫だよ」
ブラド「え、日差し除けの術は?」
サリー「やだ。私も遊びたいもん」
ジャンヌ「そりゃそうよね。それじゃ、アナスタシアにも会えるし、いったん海でオッケー?」
マリン「んー、私どっちかと言うと山も好きなんだけどな」
マリア「あ、いいねー山。ミイ君にも会えるし」
フィスト「海底神殿と大森林って結構近いもんね。むしろそこまで行ってミイ君に会わなかったら拗ねそうやし」
ローズ「絶対拗ねる(笑)」
マリン「船は私のを使うってことでいいんだよね?」
リーフ「いいのー!?ありがとう!」
ジャンヌ「マリン、助かるけど、いいの?」
マリン「いいのよ。私一人で動かせるわけじゃないしね。それに自分の使ったら安上がりじゃん」
キャッツ「んじゃ、まずはみんなで買い出しね!」
サリー「あ、チキン屋さん、あそこあるよ」
ジャンヌ「うそ!?」
ブラド「絶対出発前に完食するわ」
ジャンヌ「し、しないわよ!」
フィスト「あ!見て!虹!」
9人が見上げた空には、7色の大きなアーチが空に架かっていました。
9人は感嘆に息をのみ、虹をしばらく見つめていました。
その9人を見て、道行く人もつられて虹を見ています。
9人が歩き出して、その場から離れても、町のいたるところで、人々は虹を見つけています。
虹を見上げているとき、辛いことを一瞬でも忘れられる人もいました。
虹を見たことを思い出して、次の一歩を踏み出す力が湧いてくる気がする人もいました。
虹がかかる空の下で、9人の少女が、笑いながら歩いています。
おわり
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