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第7章 砂漠の国
第185話 財宝の使い道
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第185話 財宝の使い道
**********
ジャンヌ:騎士団長
フィスト:近衛兵長
サリー:魔法使い
マリン:海の冒険者
ブラド:吸血鬼の姫
ローズ:貴族令嬢
キャッツ:トレジャーハンター
マリア:シスター
リーフ:エルフ
**********
9人は無色透明のオーブを囲んで話し合っています。
ジャンヌ「こんなものがあったんじゃ、キャッツも困惑するわね」
キャッツ「そー!でも、まだ一個悩みの種がね……どう考えても腑に落ちなくて……」
サリー「?なに?」
キャッツ「わかんない?」
リーフ「えー!この財宝の中に、まだほかにヘンテコなのがあるの!?」
キャッツ「そういうことなんだけど、ちょっと違う」
リーフ「?」
ジャンヌ「これだけの財宝があること自体、不思議ってことよね……女王さまの話と矛盾するもの」
キャッツ「そう!そういうこと!」
リーフ「あー!そういうことか!」
マリン「シンプルに、私たちには本当のことを隠してたってことよね」
マリア「そういうことになるわね。まぁ、初めて会った私たちに本当のことを言わないなんて、別に不思議じゃないけどね」
キャッツ「そう。それよりも気になるのは『どうして女王さまが、この財宝を売らずにそのままにしているのか』よ」
ブラド「女王さまはここのことを全く知らない、とか?」
キャッツ「王宮の玉座の目の前の落とし穴から直結してるここのことを知らないなんて、あり得る?」
フィスト「まぁ、落とした先がどうなってるかくらいは、知っとくのが普通よね」
ジャンヌ「女王さまはここの財宝の存在を知った上で、使ってないわけね」
ローズ「国の宝って言ってたもんねー…………ん、ちょっと待って」
サリー「ん?どうしたの?」
ローズ「…………すっごい良いこと思いついたかも」
フィスト「ボツ」
マリン「ボツ」
ブラド「ボツ」
ローズ「ひどい(笑)……聞いてよ!」
マリア「まぁ、じゃあ、とりあえず話してみて」
キャッツ「天使のような優しさね、マリア」
ローズ「あのね、この国のすごく良いところを使って、この国を豊かにしちゃうの!」
フィスト「どうやんのよ」
ローズ「えっと……ここにある宝とか遺跡全体の……を調べて、罠とか危ないのを……して、…………にしちゃうの」
ジャンヌ「なるほどね……すごくいいけど、サリーの術に、そんなのある?」
サリー「え?う、うん、多分できる」
リーフ「すごいね!サリー!」
ブラド「なんか私らの旅って、基本サリーの術頼りよね」
サリー「え!?そんなことないよ。大事なものはみんなで話し合ったり、出し合ったりしてるよ……術は、なんていうか、サポートだから……」
マリア「そのサポートがないと、できなかったことがたくさんあったのよ。ありがとう」
マリン「そんじゃあ、方針も決まったところで、ちょろまかす財宝を選ぼっか」
ローズ「ち、ちがうよ!借りるだけだよ!」
???「聞いたぞ!墓荒らしの泥棒たちめ!」
キャッツ「だ、誰!?子ども?」
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ジャンヌ:騎士団長
フィスト:近衛兵長
サリー:魔法使い
マリン:海の冒険者
ブラド:吸血鬼の姫
ローズ:貴族令嬢
キャッツ:トレジャーハンター
マリア:シスター
リーフ:エルフ
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9人は無色透明のオーブを囲んで話し合っています。
ジャンヌ「こんなものがあったんじゃ、キャッツも困惑するわね」
キャッツ「そー!でも、まだ一個悩みの種がね……どう考えても腑に落ちなくて……」
サリー「?なに?」
キャッツ「わかんない?」
リーフ「えー!この財宝の中に、まだほかにヘンテコなのがあるの!?」
キャッツ「そういうことなんだけど、ちょっと違う」
リーフ「?」
ジャンヌ「これだけの財宝があること自体、不思議ってことよね……女王さまの話と矛盾するもの」
キャッツ「そう!そういうこと!」
リーフ「あー!そういうことか!」
マリン「シンプルに、私たちには本当のことを隠してたってことよね」
マリア「そういうことになるわね。まぁ、初めて会った私たちに本当のことを言わないなんて、別に不思議じゃないけどね」
キャッツ「そう。それよりも気になるのは『どうして女王さまが、この財宝を売らずにそのままにしているのか』よ」
ブラド「女王さまはここのことを全く知らない、とか?」
キャッツ「王宮の玉座の目の前の落とし穴から直結してるここのことを知らないなんて、あり得る?」
フィスト「まぁ、落とした先がどうなってるかくらいは、知っとくのが普通よね」
ジャンヌ「女王さまはここの財宝の存在を知った上で、使ってないわけね」
ローズ「国の宝って言ってたもんねー…………ん、ちょっと待って」
サリー「ん?どうしたの?」
ローズ「…………すっごい良いこと思いついたかも」
フィスト「ボツ」
マリン「ボツ」
ブラド「ボツ」
ローズ「ひどい(笑)……聞いてよ!」
マリア「まぁ、じゃあ、とりあえず話してみて」
キャッツ「天使のような優しさね、マリア」
ローズ「あのね、この国のすごく良いところを使って、この国を豊かにしちゃうの!」
フィスト「どうやんのよ」
ローズ「えっと……ここにある宝とか遺跡全体の……を調べて、罠とか危ないのを……して、…………にしちゃうの」
ジャンヌ「なるほどね……すごくいいけど、サリーの術に、そんなのある?」
サリー「え?う、うん、多分できる」
リーフ「すごいね!サリー!」
ブラド「なんか私らの旅って、基本サリーの術頼りよね」
サリー「え!?そんなことないよ。大事なものはみんなで話し合ったり、出し合ったりしてるよ……術は、なんていうか、サポートだから……」
マリア「そのサポートがないと、できなかったことがたくさんあったのよ。ありがとう」
マリン「そんじゃあ、方針も決まったところで、ちょろまかす財宝を選ぼっか」
ローズ「ち、ちがうよ!借りるだけだよ!」
???「聞いたぞ!墓荒らしの泥棒たちめ!」
キャッツ「だ、誰!?子ども?」
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