167 / 276
旅行記
24、突然の甘えたモード
しおりを挟む
護が遠縁にあたる藤香に手を出そうとした、という勘違いしかねない発言をしたことで、清は月美にのお仕置きを受けた清は、これ以上絞っても何も出てきません、という雰囲気を全身から醸し出していた。
見かねた佳代が大丈夫かと問いかけても、どこか上の空の返事しか返ってこなかったことから察するに、かなりこってりと絞られたらしい。
だが、京都駅までの道中、護たちとはぐれることなく、かといって通行人とぶつかるような様子もないところから察するに、ある程度の余裕は残っているらしい。
もっとも、ある程度とは言っても。
「自業自得だよね、これ」
「そうね。同情の余地もないわ」
という、佳代と明美の言葉に反応する余裕はないようだが。
だが、これで完璧に懲りたかと言えば、そうではないことを護はよく知っていた。
「これで三日もすりゃ復活して忘れてまたからかってくるんだよな……ある意味感心する」
「まったくね……もうちょっときつくした方がよかったかしら?」
「いや、あれくらいでちょうどいいだろ」
護と月美は同時にため息をついた。
別に、清の記憶力が鶏並みというわけではない。
覚えなければいけないことは覚えているし、歩いているうちに忘れる、ということもない。
だが、人をからかって遊んだ結果、自分の身に降りかかってきた悪い結末についてはすっかり忘れるようにできているらしい。
そのため、そのうち、月美にこってり絞られたことをすっかり忘れて、護がまた月美や佳代以外の女子と話している現場を見ようものなら、今日のようにからかって遊びに来るのは目に見えていた。
月美に絞られる前は護が自分でねちっこく言い聞かせていたのだが、それでも堪える様子がなかったので、おそらく今回もダメだろう、と護は考えていた。
そのため、清が自分をからかって遊ぶ行為を「病気」と称していた。
「もはやあれは病気だな」
「……厄介な病気ね」
「まったくだ」
なんとか対策を考えたいところだが、妙案がすぐに浮かぶはずもなく、二人はそろってため息をついていた。
------------
コインロッカーに預けていた荷物を取り出し、新幹線の乗車券を購入し、一行は駅の待合室で戻りの新幹線が到着する時刻になるまで待っていた。
その間、佳代と明美は今日までに行った場所の感想を言いあったり、帰ったあと残りの期間は何をするのか相談しあったりしていた。
一方で、月美は護にべったりと引っ付いていた。
護の言葉を信頼していないわけではないが、藤香に護がとられるのではないか、というより、護が本当に藤香に手を出すのではないか、という不安を感じての行動のようだ。
確かに、護と藤香は安倍晴明を先祖に持つ血縁者だ。
だが、血縁と言っても血筋が分かれてからどれくらいが経っているのかわからないほど離れているため、もはや半分他人のようなもの。
倫理的にも問題はないし、術者としてもむしろより高い力をもつ子が生まれる可能性を考慮すれば、土御門家としても安倍家としても、有益なことだ。
月美も護とほぼ同等の霊力を持っているうえに、土御門家にとっても安倍家にとっても重要な意味を持つ神、葛葉姫命を祭る神社の巫女見習いを務めた人間だ。
諸事情により、現在は保護という名目で土御門家に置かせてもらっているが、あくまで表向きの扱いは客人でしかない。
護の恋人、というわけではない。
だからこそ、盗られるのではないかと不安になっていた。
「大丈夫、俺はお前以外の嫁は取らないよ」
「……ほんと?」
「ほんと」
照れる様子もなく、あっけらかんと護は返した。
そもそも、晴明神社の管理を行っているのは遠すぎる遠縁であることは知っていたが、その当主に娘がいることはまったく知らないでいたのだ。
そもそもが初対面なので、印象は悪くはないので人間として好意を持つことはあっても、異性として好意を持つことはほぼない。
「……信用できない」
「なら、しばらくそうしてな」
「ん、そうする。匂い移してマーキングしちゃうもん」
「……お前は猫か?つか、マーキングて……」
清楚可憐な外見から、見た目で月美の性格を勝手に固定してしまう同級生が多いのだが、幼馴染である護は月美の本来の部分をよく知っている。
なかなかに寝坊助であることや、寝起きだと抱きつき癖があること、意外にも嫉妬深かったり腹黒かったりすること。
それらのほとんどは護しか知らないことだし、それらもひっくるめて、風森月美という少女であることを受け入れているのも、同年代の異性の中ではおそらく護だけだ。
「わたしが猫じゃ不満ですかにゃ?」
「なぜ語尾が猫……本音を言うと、狐がよかったけど、猫もかわいいからかまわない」
かわいいから構わない、という、普段ならばほとんど口にしないような言葉に、月美はきょとんとした顔をしたが、すぐに頬を緩ませてだらしない笑みを浮かべた。
「んふふふ~」
「というか、お前、酔ってんのか?」
清が灯してしまった嫉妬心の影響で密着してくるのはまだわかるのだが、マーキングと称して頬ずりしたり、ゴロゴロと喉を鳴らしそうな勢いで甘えてきたりすることは滅多にない。
それこそ、昨日のように酔っ払いでもしない限り。
もっとも女性、特に恋人に甘えられて気分を害するような男は、それこそ同性愛者かよほどの女嫌いでなければいないだろうし、護はそのどちらにも該当しないため、このままでも構わないと思っていたのだが。
そうこうしているうちに、新幹線が到着し、護たちは荷物を手にして乗車した。
だが、新幹線の中でも月美の甘えたは続いており、しまいには膝枕を要求されてしまうほどだった。
「……いつになく長いな、これは……まぁ、彼氏冥利に尽きるけど」
求められるまま膝を貸した護は、静かに寝息を立てている月美の髪をそっとなでながら、苦笑を浮かべてそう呟いていた。
結局、降りる予定の駅に到着するまで、月美はずっと護の膝を枕にして眠っていた。
その様子を後日、明美からからかわれたことは言うまでもない。
見かねた佳代が大丈夫かと問いかけても、どこか上の空の返事しか返ってこなかったことから察するに、かなりこってりと絞られたらしい。
だが、京都駅までの道中、護たちとはぐれることなく、かといって通行人とぶつかるような様子もないところから察するに、ある程度の余裕は残っているらしい。
もっとも、ある程度とは言っても。
「自業自得だよね、これ」
「そうね。同情の余地もないわ」
という、佳代と明美の言葉に反応する余裕はないようだが。
だが、これで完璧に懲りたかと言えば、そうではないことを護はよく知っていた。
「これで三日もすりゃ復活して忘れてまたからかってくるんだよな……ある意味感心する」
「まったくね……もうちょっときつくした方がよかったかしら?」
「いや、あれくらいでちょうどいいだろ」
護と月美は同時にため息をついた。
別に、清の記憶力が鶏並みというわけではない。
覚えなければいけないことは覚えているし、歩いているうちに忘れる、ということもない。
だが、人をからかって遊んだ結果、自分の身に降りかかってきた悪い結末についてはすっかり忘れるようにできているらしい。
そのため、そのうち、月美にこってり絞られたことをすっかり忘れて、護がまた月美や佳代以外の女子と話している現場を見ようものなら、今日のようにからかって遊びに来るのは目に見えていた。
月美に絞られる前は護が自分でねちっこく言い聞かせていたのだが、それでも堪える様子がなかったので、おそらく今回もダメだろう、と護は考えていた。
そのため、清が自分をからかって遊ぶ行為を「病気」と称していた。
「もはやあれは病気だな」
「……厄介な病気ね」
「まったくだ」
なんとか対策を考えたいところだが、妙案がすぐに浮かぶはずもなく、二人はそろってため息をついていた。
------------
コインロッカーに預けていた荷物を取り出し、新幹線の乗車券を購入し、一行は駅の待合室で戻りの新幹線が到着する時刻になるまで待っていた。
その間、佳代と明美は今日までに行った場所の感想を言いあったり、帰ったあと残りの期間は何をするのか相談しあったりしていた。
一方で、月美は護にべったりと引っ付いていた。
護の言葉を信頼していないわけではないが、藤香に護がとられるのではないか、というより、護が本当に藤香に手を出すのではないか、という不安を感じての行動のようだ。
確かに、護と藤香は安倍晴明を先祖に持つ血縁者だ。
だが、血縁と言っても血筋が分かれてからどれくらいが経っているのかわからないほど離れているため、もはや半分他人のようなもの。
倫理的にも問題はないし、術者としてもむしろより高い力をもつ子が生まれる可能性を考慮すれば、土御門家としても安倍家としても、有益なことだ。
月美も護とほぼ同等の霊力を持っているうえに、土御門家にとっても安倍家にとっても重要な意味を持つ神、葛葉姫命を祭る神社の巫女見習いを務めた人間だ。
諸事情により、現在は保護という名目で土御門家に置かせてもらっているが、あくまで表向きの扱いは客人でしかない。
護の恋人、というわけではない。
だからこそ、盗られるのではないかと不安になっていた。
「大丈夫、俺はお前以外の嫁は取らないよ」
「……ほんと?」
「ほんと」
照れる様子もなく、あっけらかんと護は返した。
そもそも、晴明神社の管理を行っているのは遠すぎる遠縁であることは知っていたが、その当主に娘がいることはまったく知らないでいたのだ。
そもそもが初対面なので、印象は悪くはないので人間として好意を持つことはあっても、異性として好意を持つことはほぼない。
「……信用できない」
「なら、しばらくそうしてな」
「ん、そうする。匂い移してマーキングしちゃうもん」
「……お前は猫か?つか、マーキングて……」
清楚可憐な外見から、見た目で月美の性格を勝手に固定してしまう同級生が多いのだが、幼馴染である護は月美の本来の部分をよく知っている。
なかなかに寝坊助であることや、寝起きだと抱きつき癖があること、意外にも嫉妬深かったり腹黒かったりすること。
それらのほとんどは護しか知らないことだし、それらもひっくるめて、風森月美という少女であることを受け入れているのも、同年代の異性の中ではおそらく護だけだ。
「わたしが猫じゃ不満ですかにゃ?」
「なぜ語尾が猫……本音を言うと、狐がよかったけど、猫もかわいいからかまわない」
かわいいから構わない、という、普段ならばほとんど口にしないような言葉に、月美はきょとんとした顔をしたが、すぐに頬を緩ませてだらしない笑みを浮かべた。
「んふふふ~」
「というか、お前、酔ってんのか?」
清が灯してしまった嫉妬心の影響で密着してくるのはまだわかるのだが、マーキングと称して頬ずりしたり、ゴロゴロと喉を鳴らしそうな勢いで甘えてきたりすることは滅多にない。
それこそ、昨日のように酔っ払いでもしない限り。
もっとも女性、特に恋人に甘えられて気分を害するような男は、それこそ同性愛者かよほどの女嫌いでなければいないだろうし、護はそのどちらにも該当しないため、このままでも構わないと思っていたのだが。
そうこうしているうちに、新幹線が到着し、護たちは荷物を手にして乗車した。
だが、新幹線の中でも月美の甘えたは続いており、しまいには膝枕を要求されてしまうほどだった。
「……いつになく長いな、これは……まぁ、彼氏冥利に尽きるけど」
求められるまま膝を貸した護は、静かに寝息を立てている月美の髪をそっとなでながら、苦笑を浮かべてそう呟いていた。
結局、降りる予定の駅に到着するまで、月美はずっと護の膝を枕にして眠っていた。
その様子を後日、明美からからかわれたことは言うまでもない。
0
お気に入りに追加
32
あなたにおすすめの小説
記憶喪失だったが、元奴隷獣人少女とイチャイチャしながらも大鎌担いで神を殺す旅に出ました!
梅酒 凪都
ファンタジー
目が覚めると主人公――カズナリは記憶を失っていた。そんなとき、生贄として祀られる運命だった獣人奴隷少女のアオイに出会う。だが、アオイの前に天使が舞い降りる。天使からアオイを救うべくその場にあった大鎌を手にし、人では殺すことのできないはずの天使を殺すことに成功する。
そして、神を殺す手助けをしてほしいというアオイの頼みを聞き入れ旅をすることになるのだった。カズナリは身も心も主人公一筋になってしまったアオイとイチャイチャしながらも神を殺すための旅に出るのだった。
※00:00時更新予定
※一章の幕間からイチャイチャし始めるので気になる方はそちらをご覧ください。
和風ホラーとか異世界のSランクの冒険者なら余裕だと思った?
かにくくり
ファンタジー
異世界からもたらされた呪いによって滅びた鈍異村の住民である小山内詩郎、北野愛、櫛引由美子の三人は死後幽霊となって自分達の村が滅びた理由を調べていた。
幽霊には寿命が無く、生者とは時間の感覚も違う。
真相が判明した頃には既に75年の歳月が流れていた。
鈍異村に呪いを持ち込んだ元凶である異世界の魔法使いエンフラーグは既に亡くなっていたが、詩郎達はエンフラーグが設立し、その子孫がギルドマスターを務めている冒険者ギルド【英雄の血脈】の存在を知る。
エンフラーグ本人じゃないなら復讐するには及ばないと思いつつも、長年怨み続けてきた気持ちに切りを付ける意味で彼らに接触してみた結果、彼らは全く悪びれる様子もなく逆に犠牲になった村人達を笑い物にする始末。
そっちがその気ならもう情けをかける必要はない。
異世界の連中に日本の怨霊の恐ろしさを思い知らせてやる。
詩郎達は怨霊の力で彼らを鈍異村に閉じ込め一人ずつ復讐を行っていく。
その中には密かに転生をしてギルドに潜り込んでいたエンフラーグ本人の姿もあった。
その過程で徐々に明らかになる異世界人の非道な行為の数々に、怨霊側につく者達も現れて復讐劇は更にエスカレートしていく。
これは和風ホラーを怨霊側の視点で描いてみた物語です。
小説家になろうにも投稿しています。
VRMMO RPGで記憶を取り戻す為に覚醒したジョブ【合成士】で冒険する
語黎蒼
ファンタジー
【第1章あらすじ】
事故によって記憶を失ってしまった『日ノ内遊吾』
自分の名前も家族も忘れてしまった遊吾に兄の蒼太と姪のマリアに以前ハマっていたVRMMO RPGの続編をすれば記憶を戻す手掛かりになることができると勧められる
蒼太の提案で遊吾のキャラとマリアのキャラを入れ替えてVRMMO RPGをすることを提案され疑うこともなく入れ替えて、可愛い女の子になって冒険をしながら記憶を取り戻す話。
ソロ冒険者のぶらり旅~悠々自適とは無縁な日々~
にくなまず
ファンタジー
今年から冒険者生活を開始した主人公で【ソロ】と言う適正のノア(15才)。
その適正の為、戦闘・日々の行動を基本的に1人で行わなければなりません。
そこで元上級冒険者の両親と猛特訓を行い、チート級の戦闘力と数々のスキルを持つ事になります。
『悠々自適にぶらり旅』
を目指す″つもり″の彼でしたが、開始早々から波乱に満ちた冒険者生活が待っていました。
人質から始まった凡庸で優しい王子の英雄譚
咲良喜玖
ファンタジー
アーリア戦記から抜粋。
帝国歴515年。サナリア歴3年。
新国家サナリア王国は、超大国ガルナズン帝国の使者からの宣告により、国家存亡の危機に陥る。
アーリア大陸を二分している超大国との戦いは、全滅覚悟の死の戦争である。
だからこそ、サナリア王アハトは、帝国に従属することを決めるのだが。
当然それだけで交渉が終わるわけがなく、従属した証を示せとの命令が下された。
命令の中身。
それは、二人の王子の内のどちらかを選べとの事だった。
出来たばかりの国を守るために、サナリア王が判断した人物。
それが第一王子である【フュン・メイダルフィア】だった。
フュンは弟に比べて能力が低く、武芸や勉学が出来ない。
彼の良さをあげるとしたら、ただ人に優しいだけ。
そんな人物では、国を背負うことが出来ないだろうと、彼は帝国の人質となってしまったのだ。
しかし、この人質がきっかけとなり、長らく続いているアーリア大陸の戦乱の歴史が変わっていく。
西のイーナミア王国。東のガルナズン帝国。
アーリア大陸の歴史を支える二つの巨大国家を揺るがす英雄が誕生することになるのだ。
偉大なる人質。フュンの物語が今始まる。
他サイトにも書いています。
こちらでは、出来るだけシンプルにしていますので、章分けも簡易にして、解説をしているあとがきもありません。
小説だけを読める形にしています。
不登校が久しぶりに登校したらクラス転移に巻き込まれました。
ちょす氏
ファンタジー
あ~めんどくせぇ〜⋯⋯⋯⋯。
不登校生徒である神門創一17歳。高校生である彼だが、ずっと学校へ行くことは決してなかった。
しかし今日、彼は鞄を肩に引っ掛けて今──長い廊下の一つの扉である教室の扉の前に立っている。
「はぁ⋯⋯ん?」
溜息を吐きながら扉を開けたその先は、何やら黄金色に輝いていた。
「どういう事なんだ?」
すると気付けば真っ白な謎の空間へと移動していた。
「神門創一さん──私は神様のアルテミスと申します」
'え?神様?マジで?'
「本来呼ばれるはずでは無かったですが、貴方は教室の半分近く体を入れていて巻き込まれてしまいました」
⋯⋯え?
つまり──てことは俺、そんなくだらない事で死んだのか?流石にキツくないか?
「そんな貴方に──私の星であるレイアースに転移させますね!」
⋯⋯まじかよ。
これは巻き込まれてしまった高校17歳の男がのんびり(嘘)と過ごす話です。
語彙力や文章力が足りていない人が書いている作品の為優しい目で読んでいただけると有り難いです。
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
絶対防御とイメージ転送で異世界を乗り切ります
真理亜
ファンタジー
有栖佑樹はアラフォーの会社員、結城亜理須は女子高生、ある日豪雨に見舞われた二人は偶然にも大きな木の下で雨宿りする。
その木に落雷があり、ショックで気を失う。気がついた時、二人は見知らぬ山の中にいた。ここはどこだろう?
と考えていたら、突如猪が襲ってきた。危ない! 咄嗟に亜理須を庇う佑樹。だがいつまで待っても衝撃は襲ってこない。
なんと猪は佑樹達の手前で壁に当たったように気絶していた。実は佑樹の絶対防御が発動していたのだ。
そんな事とは気付かず、当て所もなく山の中を歩く二人は、やがて空腹で動けなくなる。そんな時、亜理須がバイトしていたマッグのハンバーガーを食べたいとイメージする。
すると、なんと亜理須のイメージしたものが現れた。これは亜理須のイメージ転送が発動したのだ。それに気付いた佑樹は、亜理須の住んでいた家をイメージしてもらい、まずは衣食住の確保に成功する。
ホッとしたのもつかの間、今度は佑樹の体に変化が起きて...
異世界に飛ばされたオッサンと女子高生のお話。
☆誤って消してしまった作品を再掲しています。ブックマークをして下さっていた皆さん、大変申し訳ございません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる