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呪怨劇
44、体育祭、本番~5、護たちのよさこい~
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昼休みが終了し、午後の部開始を告げるセレモニーが吹奏楽部によって行われ、終了と同時に、後輩たちの男女混合演舞が始まった。
その間に、護達は次に行われる二年生男子によるよさこいの準備へと向かっていた。
「さっさと終わらせたい……」
「おいおい土御門。お前、相変わらずやる気ないな」
「やる気がなくて何が悪い」
事前に渡されていた半被を着て、少し長めの鉢巻きを頭に巻いた状態で待機していると、男子生徒から声をかけられ、護は不機嫌そうにそう返す。
ついでに攻撃的な視線も向けられていたが、声をかけた男子は徐々に柔らかなものになっていることにここ最近になって気づいた。
そのため、怯えることこそしなかったが、まるで機嫌を取るかのような笑みを浮かべている。
「いや悪いだろ、常識的に考えて」
「安心しろ、よさこい自体はちゃんとやる」
「………………まぁ、うん、それなら」
実際問題、学校行事に対する護のやる気は皆無だ。
だが、周囲に迷惑をかけるつもりは毛頭ないため、やるべき時はやるつもりらしいことがわかり、少しばかりほっとした。
だが、ふと気づいたことがあり、安堵したばかりの男子生徒は護に問いかける。
「そういや、土御門。お前、喋れたの?」
「……あ? 喋れたが、なんか文句あんのか?」
「いや、ないけど」
「ほ~? その割には、失礼なこと考えてる顔してたな?」
「いや、まじごめんて」
護から不機嫌な視線を真っ直ぐに受けていた男子は、背中に冷たいものを感じ、すぐさま謝罪する。
男子からの謝罪を聞き、護はそれ以上、冷たい視線を向けるのをやめ、グラウンドのほうへ視線を向けた。
男子がほっとため息をついて、殺気から解放されたことに安堵していると、後輩たちの演舞が終わり、後輩たちが退場する。
その様子を見て、護たちは入場準備を整え、グラウンドに入場した。
「よっしゃ!みんな、行こうぜ!!」
「おうさっ!」
「おぉっ!!」
「おうっ!!」
入場した護たちは、グラウンド中央に集まり円陣を組む。
その中央で、護のクラスのリーダー格の男子生徒が号令をかけると、多くのクラスメイトがその号令に合わせ声を上げる。
護だけは周囲に合わせ拳を上げるだけで、声を上げなかったが、気合は十分らしく、普段の無気力なそれとはまったく異なり、力強い光が目に宿っていた。
気合十分、といった様子で全員がその場で散開し、所定の位置へと向かうと。
「構え!」
リーダーの声がグラウンドに響き、護たちは最初の姿勢に入る。
一分とせず、スピーカーから歌声が響いてくる。
歌詞はなく、楽器が奏でる音色に合わせ、男性の低い声が母音のみで奏でる旋律が響き渡っていた。
その旋律に合わせ、護たちはグラウンドの中央の方へ体を向け、腕を回し、何かをたぐるようにしながら、上半身を上下させる。
――ダンダンっ!
二回、太鼓の音が響くとそれに合わせ、両腕を広げ、上半身を下に向ける。
数拍でその姿勢から腕を回しながら、下を向いたまま上半身を左右に半円を描くように動かすと再び。
――ダンダンっ!!
太鼓の音が響く。
今度は手を拳銃のような形にして、その指先をテントや観客席のほうにむけた。
その姿勢のまま、ゆっくりと腰を落とし、再びゆっくりと腰を上げていくころには曲調に変化が訪れる。
その曲調に合わせ、護たちの動きも変化した。
ゆっくりとした動きから一転、早い動きへ。
かと思うと、体全体を使ってグラウンドを駆け回るような動きや、流れるような動きや、力強さを感じさせる動き。その動きの中で響いてくる、気合の入った掛け声。
そのすべての動きを全員が見事に調和させ、グラウンド全体で観客を魅入らせていた。
「……すごい……」
「おぉ……さっすが男子、力強いのやってくれるねぇ」
「見てると、なんだかこっちも動きたくなってくるね」
「あはは、男子のお祭り馬鹿が感染しちゃったんじゃない?」
「えぇっ?!そうかなぁ……」
当然、見学している女子も魅入られているものたちに含まれる。
特に月美と佳代は動き回る護の姿を探しては見つけ、たった一か月の間で磨き上げた仕草にいちいち見惚れていた。
二人のその様子に明美は苦笑を浮かべていたが、実のところ、自分も男子の一糸乱れぬ動きに見惚れていたため、あまり強く言うことはできない。
そうこうしているうちに、流れてくる曲の様子が少しばかり変化が訪れる。
それに合わせて、男子たちは四方向に分かれ、一列に並び肩を組み、曲中に流れてくる掛け声に合わせるように一斉に足を上げては降ろしを繰り返す。
そこからさらに掛け声が変わると、独楽のように回りながら散開。
阿波踊りのように手を激しく上下へ動かしながら、前進したり、後ろへ跳ねたりとせわしなく動いていく。
やがて。
『はっ!』
今までの中で一番短く、しかしもっとも大きな掛け声とともに、曲が終わった。
護たちはその掛け声に合わせ、右手の拳を左肩に当てる。
その姿勢でゆっくりと両手を顔の前にかざし、ゆっくりを戸を開けるかのように開き、右手の指先が地面を、左手の指先が空を差すようして構え、演舞を終えた。
「構えっ!」
リーダーの号令がグラウンドに響くと、全員、その構えを解き、両手を腰の後ろに回した。
その状態のまま、リーダーは頭を下げ、再びグラウンド中に響くほどの大きさの声で。
「ありがとうございました!」
自分たちの演舞を見守ってくれた同級生や教師、観客たちに感謝する。
リーダーから一拍遅れ。
『ありがとうございました!!』
護を含めた参加者全員が頭を下げ、同じように感謝する。
こうして、護がこの体育祭で唯一、頑張ろうと決めていたよさこいが終了した。
その間に、護達は次に行われる二年生男子によるよさこいの準備へと向かっていた。
「さっさと終わらせたい……」
「おいおい土御門。お前、相変わらずやる気ないな」
「やる気がなくて何が悪い」
事前に渡されていた半被を着て、少し長めの鉢巻きを頭に巻いた状態で待機していると、男子生徒から声をかけられ、護は不機嫌そうにそう返す。
ついでに攻撃的な視線も向けられていたが、声をかけた男子は徐々に柔らかなものになっていることにここ最近になって気づいた。
そのため、怯えることこそしなかったが、まるで機嫌を取るかのような笑みを浮かべている。
「いや悪いだろ、常識的に考えて」
「安心しろ、よさこい自体はちゃんとやる」
「………………まぁ、うん、それなら」
実際問題、学校行事に対する護のやる気は皆無だ。
だが、周囲に迷惑をかけるつもりは毛頭ないため、やるべき時はやるつもりらしいことがわかり、少しばかりほっとした。
だが、ふと気づいたことがあり、安堵したばかりの男子生徒は護に問いかける。
「そういや、土御門。お前、喋れたの?」
「……あ? 喋れたが、なんか文句あんのか?」
「いや、ないけど」
「ほ~? その割には、失礼なこと考えてる顔してたな?」
「いや、まじごめんて」
護から不機嫌な視線を真っ直ぐに受けていた男子は、背中に冷たいものを感じ、すぐさま謝罪する。
男子からの謝罪を聞き、護はそれ以上、冷たい視線を向けるのをやめ、グラウンドのほうへ視線を向けた。
男子がほっとため息をついて、殺気から解放されたことに安堵していると、後輩たちの演舞が終わり、後輩たちが退場する。
その様子を見て、護たちは入場準備を整え、グラウンドに入場した。
「よっしゃ!みんな、行こうぜ!!」
「おうさっ!」
「おぉっ!!」
「おうっ!!」
入場した護たちは、グラウンド中央に集まり円陣を組む。
その中央で、護のクラスのリーダー格の男子生徒が号令をかけると、多くのクラスメイトがその号令に合わせ声を上げる。
護だけは周囲に合わせ拳を上げるだけで、声を上げなかったが、気合は十分らしく、普段の無気力なそれとはまったく異なり、力強い光が目に宿っていた。
気合十分、といった様子で全員がその場で散開し、所定の位置へと向かうと。
「構え!」
リーダーの声がグラウンドに響き、護たちは最初の姿勢に入る。
一分とせず、スピーカーから歌声が響いてくる。
歌詞はなく、楽器が奏でる音色に合わせ、男性の低い声が母音のみで奏でる旋律が響き渡っていた。
その旋律に合わせ、護たちはグラウンドの中央の方へ体を向け、腕を回し、何かをたぐるようにしながら、上半身を上下させる。
――ダンダンっ!
二回、太鼓の音が響くとそれに合わせ、両腕を広げ、上半身を下に向ける。
数拍でその姿勢から腕を回しながら、下を向いたまま上半身を左右に半円を描くように動かすと再び。
――ダンダンっ!!
太鼓の音が響く。
今度は手を拳銃のような形にして、その指先をテントや観客席のほうにむけた。
その姿勢のまま、ゆっくりと腰を落とし、再びゆっくりと腰を上げていくころには曲調に変化が訪れる。
その曲調に合わせ、護たちの動きも変化した。
ゆっくりとした動きから一転、早い動きへ。
かと思うと、体全体を使ってグラウンドを駆け回るような動きや、流れるような動きや、力強さを感じさせる動き。その動きの中で響いてくる、気合の入った掛け声。
そのすべての動きを全員が見事に調和させ、グラウンド全体で観客を魅入らせていた。
「……すごい……」
「おぉ……さっすが男子、力強いのやってくれるねぇ」
「見てると、なんだかこっちも動きたくなってくるね」
「あはは、男子のお祭り馬鹿が感染しちゃったんじゃない?」
「えぇっ?!そうかなぁ……」
当然、見学している女子も魅入られているものたちに含まれる。
特に月美と佳代は動き回る護の姿を探しては見つけ、たった一か月の間で磨き上げた仕草にいちいち見惚れていた。
二人のその様子に明美は苦笑を浮かべていたが、実のところ、自分も男子の一糸乱れぬ動きに見惚れていたため、あまり強く言うことはできない。
そうこうしているうちに、流れてくる曲の様子が少しばかり変化が訪れる。
それに合わせて、男子たちは四方向に分かれ、一列に並び肩を組み、曲中に流れてくる掛け声に合わせるように一斉に足を上げては降ろしを繰り返す。
そこからさらに掛け声が変わると、独楽のように回りながら散開。
阿波踊りのように手を激しく上下へ動かしながら、前進したり、後ろへ跳ねたりとせわしなく動いていく。
やがて。
『はっ!』
今までの中で一番短く、しかしもっとも大きな掛け声とともに、曲が終わった。
護たちはその掛け声に合わせ、右手の拳を左肩に当てる。
その姿勢でゆっくりと両手を顔の前にかざし、ゆっくりを戸を開けるかのように開き、右手の指先が地面を、左手の指先が空を差すようして構え、演舞を終えた。
「構えっ!」
リーダーの号令がグラウンドに響くと、全員、その構えを解き、両手を腰の後ろに回した。
その状態のまま、リーダーは頭を下げ、再びグラウンド中に響くほどの大きさの声で。
「ありがとうございました!」
自分たちの演舞を見守ってくれた同級生や教師、観客たちに感謝する。
リーダーから一拍遅れ。
『ありがとうございました!!』
護を含めた参加者全員が頭を下げ、同じように感謝する。
こうして、護がこの体育祭で唯一、頑張ろうと決めていたよさこいが終了した。
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