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異端録
33、夜の森を駆ける
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一緒に行くと決めた護と月美だったが、目的地に到着するまでが大変だった。
森や山というのは古来、人間の生活圏から離れているため、妖や神が住まう場所、異界とされてきた場所だ。
そのためか、闇が消えつつある現代日本においても、森や山には妖が住み着いてることが多い。
そして、そこに住む彼らは獰猛な性格をしており、夜になると凶暴になる性質を持っている。
なぜなら、森や山に住まう妖たちの多くはそこを自分たちの不可侵の縄張りとしているため、そこに無許可で入ってきたものに容赦がない。
まして、いまは黄昏時。
妖が行動を本格的に行動を開始する時間だ。
そんな時刻に、妖たちの領域に侵入すれば、当然。
「オン、キリキリ、カラカラシバリ、ソワカ!」
「禁っ!!」
襲撃を受けることとなる。
だが、護も月美も彼らの攻撃を妖たちを傷つけることなく、すべて回避していた。
周囲を並走しているであろう五色狐たちも、おそらく同じように襲撃してきた妖たちを気絶させこそすれ、修祓するようなまねはしていないはずだ。
なぜなら、護にしても五色狐たちにしても、妖たちが襲撃してくるそもそもの原因は自分たちにある。
彼らの襲撃も、侵入者を追い返すためのものであることを理解しているのだから。
このうえ、彼らの命まで取るような外道なまねはしたくない。
その想いから護たちはできる限り、襲撃してくる妖たちを傷つけない方法を取っているのだ。
「数が多いな……月美、隠形術使えたっけ?」
「摩利支天はまだ……」
「なら、ちと乱暴だけど」
摩利支天の真言を用いた隠形術は、密教の術にあたる。
節操なしと言われるほど、東洋の魔術、占術、霊術をかき集め、独自の体系にまで持ち上げた陰陽師であれば、用いることはたやすい。
だが、月美はもともと神社の巫女であり、神道に関連する呪術しか学んでいなかった。
むろん、記憶をひっくり返せば覚えている術の中から、隠形術に近い術思い出すこともできるだろうが、いまはそれをしているほどの時間も余裕もない。
ならば、取る手段は一つ。
「韋駄天よ、我が足に宿りて千里をかける加護を与え給え!急々如律令!!」
明らかに真言とは違う言葉をつなぐと、護の足に青白い光が宿った。
その光の正体が何かはわからないが、月美はその端に出てきた単語に、護が何を意図しているのかを読み取り、護の手を強く握りしめた。
「しっかり捕まってろ!」
「うん!」
護からの指示に力強くうなづくとその瞬間、強い力で体が引っ張られていく感覚を覚えた。
その原因が、護にあることはすぐにわかった。
韋駄天は俊足であることでも有名な神仏。
先ほどの言葉は、その加護を身に降ろすためのものだったのだろう。
月美のその予想を証明するかのように、護はいつもなら考えられないような速度で木々の合間を縫い、走っていた。
だが、この術が護の体にどれだけの負担をかけているのか、わからない月美ではない。
「護!無理しないで!!」
「だい、じょうぶ!まだ、いける!!」
息を切らせながら、護がそう返した。
大丈夫ではないことは、一目瞭然だが、ここでそれを指摘したところで、護が止まるとも思えなかった。
しかし、わかっていても声を掛けずにはいられない。
「それでも!あなたがここで壊れたら、意味がないじゃない!!」
「……っ……」
月美のその叫びを聞き入れたのか、護は速度を落とす。
それを体感した月美は、ほっと安堵のため息をつく。
が、この時、二人は自分たちを追いかけていた妖たちがいないことに気づいていなかった。
----------------------------
その頃、護たちが妖たちの襲撃を撒こうと必死に走っているエリアの反対側では、防弾チョッキのようなものを身につけた物々しい集団が山の中を分け入っていた。
その集団に向かって、光が指示を出していることから、この集団が特殊状況調査局の職員で編成された部隊であることは、言うまでもない。
「気をつけて!このあたりはまだ特殊生物が生息しているうえに、時間帯も時間帯だ!襲撃の可能性もある!!」
「り、了解!!」
光の言葉に、隊員の一人が返し、装備を握りしめた。
事前のミーティングで、襲撃してきた特殊生物への対処については伝えられていた。
その内容は、彼らの装備を見れば、おそらくは理解できるだろう。
彼らが所持しているのは日本警察が正式採用している「M36J SAKURA」、通称「サクラ」と呼ばれる拳銃、あるいは自動小銃「SIG SAUER P230JP」だ。
いずれも、殺傷力についてはそれなりであっても、相手を傷つけ、場合によっては命を刈り取ることができる武器だ。
襲ってくるのならば容赦なく返り討ちに、いうことのようだ。
なお、彼らの所持している拳銃の弾丸には特殊な加工が施されている。
通常の兵器では、傷つけることそれ自体はできるが、致命傷を与えることが難しい。
そのため、真言や神咒を弾丸に刻んだり、特殊な方法で製造したりすることで、特殊生物を死に追いやることを可能にする兵器としたのだ。
調査局の特殊生物に対する扱いは基本的に、襲撃してくるようであれば返り討ちにすることもやむなし、というものだ。
保護はするがあくまでも人間に牙をむくようであれば、退治してしまって構わない。
あくまで、人間上位での共存が調査局の目指すものなのだ。
閑話休題。
光たち特別編成班は、侵入者を排除しようと向かってきた特殊生物たちを容赦なく迎撃し、せん滅しながら森の中を分け入った。
森に侵入してから三十分は歩いただろうか。
光は目の前に建造物らしきものを見つけ、後続の捜査員たちに止まるよう指示を出した。
「では、事前会議で打ち合わせた通り、突入班はわたしに続け。残りの者は施設から逃げてきたものの確保、および、この施設に近づこうとするものの捕縛を」
背後にいる捜査員たちにそう告げると、数名の捜査員が入口とおぼしき場所へ近づいていき、残りは周囲の警戒を開始する。
いよいよ、この事件に終止符を打つときが来た。
光は興奮で震える心と体を、どうにか静め、突入班が開いた突入口へとむかい、中へ入っていった。
森や山というのは古来、人間の生活圏から離れているため、妖や神が住まう場所、異界とされてきた場所だ。
そのためか、闇が消えつつある現代日本においても、森や山には妖が住み着いてることが多い。
そして、そこに住む彼らは獰猛な性格をしており、夜になると凶暴になる性質を持っている。
なぜなら、森や山に住まう妖たちの多くはそこを自分たちの不可侵の縄張りとしているため、そこに無許可で入ってきたものに容赦がない。
まして、いまは黄昏時。
妖が行動を本格的に行動を開始する時間だ。
そんな時刻に、妖たちの領域に侵入すれば、当然。
「オン、キリキリ、カラカラシバリ、ソワカ!」
「禁っ!!」
襲撃を受けることとなる。
だが、護も月美も彼らの攻撃を妖たちを傷つけることなく、すべて回避していた。
周囲を並走しているであろう五色狐たちも、おそらく同じように襲撃してきた妖たちを気絶させこそすれ、修祓するようなまねはしていないはずだ。
なぜなら、護にしても五色狐たちにしても、妖たちが襲撃してくるそもそもの原因は自分たちにある。
彼らの襲撃も、侵入者を追い返すためのものであることを理解しているのだから。
このうえ、彼らの命まで取るような外道なまねはしたくない。
その想いから護たちはできる限り、襲撃してくる妖たちを傷つけない方法を取っているのだ。
「数が多いな……月美、隠形術使えたっけ?」
「摩利支天はまだ……」
「なら、ちと乱暴だけど」
摩利支天の真言を用いた隠形術は、密教の術にあたる。
節操なしと言われるほど、東洋の魔術、占術、霊術をかき集め、独自の体系にまで持ち上げた陰陽師であれば、用いることはたやすい。
だが、月美はもともと神社の巫女であり、神道に関連する呪術しか学んでいなかった。
むろん、記憶をひっくり返せば覚えている術の中から、隠形術に近い術思い出すこともできるだろうが、いまはそれをしているほどの時間も余裕もない。
ならば、取る手段は一つ。
「韋駄天よ、我が足に宿りて千里をかける加護を与え給え!急々如律令!!」
明らかに真言とは違う言葉をつなぐと、護の足に青白い光が宿った。
その光の正体が何かはわからないが、月美はその端に出てきた単語に、護が何を意図しているのかを読み取り、護の手を強く握りしめた。
「しっかり捕まってろ!」
「うん!」
護からの指示に力強くうなづくとその瞬間、強い力で体が引っ張られていく感覚を覚えた。
その原因が、護にあることはすぐにわかった。
韋駄天は俊足であることでも有名な神仏。
先ほどの言葉は、その加護を身に降ろすためのものだったのだろう。
月美のその予想を証明するかのように、護はいつもなら考えられないような速度で木々の合間を縫い、走っていた。
だが、この術が護の体にどれだけの負担をかけているのか、わからない月美ではない。
「護!無理しないで!!」
「だい、じょうぶ!まだ、いける!!」
息を切らせながら、護がそう返した。
大丈夫ではないことは、一目瞭然だが、ここでそれを指摘したところで、護が止まるとも思えなかった。
しかし、わかっていても声を掛けずにはいられない。
「それでも!あなたがここで壊れたら、意味がないじゃない!!」
「……っ……」
月美のその叫びを聞き入れたのか、護は速度を落とす。
それを体感した月美は、ほっと安堵のため息をつく。
が、この時、二人は自分たちを追いかけていた妖たちがいないことに気づいていなかった。
----------------------------
その頃、護たちが妖たちの襲撃を撒こうと必死に走っているエリアの反対側では、防弾チョッキのようなものを身につけた物々しい集団が山の中を分け入っていた。
その集団に向かって、光が指示を出していることから、この集団が特殊状況調査局の職員で編成された部隊であることは、言うまでもない。
「気をつけて!このあたりはまだ特殊生物が生息しているうえに、時間帯も時間帯だ!襲撃の可能性もある!!」
「り、了解!!」
光の言葉に、隊員の一人が返し、装備を握りしめた。
事前のミーティングで、襲撃してきた特殊生物への対処については伝えられていた。
その内容は、彼らの装備を見れば、おそらくは理解できるだろう。
彼らが所持しているのは日本警察が正式採用している「M36J SAKURA」、通称「サクラ」と呼ばれる拳銃、あるいは自動小銃「SIG SAUER P230JP」だ。
いずれも、殺傷力についてはそれなりであっても、相手を傷つけ、場合によっては命を刈り取ることができる武器だ。
襲ってくるのならば容赦なく返り討ちに、いうことのようだ。
なお、彼らの所持している拳銃の弾丸には特殊な加工が施されている。
通常の兵器では、傷つけることそれ自体はできるが、致命傷を与えることが難しい。
そのため、真言や神咒を弾丸に刻んだり、特殊な方法で製造したりすることで、特殊生物を死に追いやることを可能にする兵器としたのだ。
調査局の特殊生物に対する扱いは基本的に、襲撃してくるようであれば返り討ちにすることもやむなし、というものだ。
保護はするがあくまでも人間に牙をむくようであれば、退治してしまって構わない。
あくまで、人間上位での共存が調査局の目指すものなのだ。
閑話休題。
光たち特別編成班は、侵入者を排除しようと向かってきた特殊生物たちを容赦なく迎撃し、せん滅しながら森の中を分け入った。
森に侵入してから三十分は歩いただろうか。
光は目の前に建造物らしきものを見つけ、後続の捜査員たちに止まるよう指示を出した。
「では、事前会議で打ち合わせた通り、突入班はわたしに続け。残りの者は施設から逃げてきたものの確保、および、この施設に近づこうとするものの捕縛を」
背後にいる捜査員たちにそう告げると、数名の捜査員が入口とおぼしき場所へ近づいていき、残りは周囲の警戒を開始する。
いよいよ、この事件に終止符を打つときが来た。
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