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異端録
15、遭遇
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調査局と共同戦線を組むことが決定した翌日。
護はもう一度、光と出会った場所に来ていた。
――術比べやらかしたから、妖たちはいないだろうけど、何か痕跡があれば……
そう思い、足を運んでみたのだが、その期待はあっさりと裏切られた。
術比べの影響か、それとも、そもそも薄れていたからか、痕跡らしい痕跡はまったく残っていない。
それでもあきらめず、探していたのだが。
――あぁ、ちくしょう。何も残ってねぇ……
何も成果を得ることができなかった。
その苛立ちは、必然的に喧嘩を売ってきた光に向くことになる。
――あの女、まじで腹立つ……ほんと、なんで月美以外の女ってこうもイライラさせられるんだよ……
と心中で文句を呟く。
もっとも、売られた喧嘩を買った護も原因の一端を担ったいるのだが、そのことをすっかり棚に上げていた。
閑話休題《それはともかく》。
文句を言いながらも、護は諦めずに周囲の探索を続けていた。
しかし、こういう時に限って護の勘は良く働くようになっていないようだ。
――完全に痕跡が消えてやがる……
粘りに粘りったが、大して害のない妖の痕跡すら残っていなかった。
一抹の不安は抱えてはいたものの、さすがに努力が実らなかったことにはショックを受けてしまったようだ。
――ここで手がかりが出ないってなると、占術で探すしかないんだけど……ほんと、苦手なんだけどなぁ、占術
こうなると、護に残された手段は占術しかない。
だが、護は占術が少し苦手だ。
その上、情報を確実に得られるという保証もないため、あまり多用するつもりもなかった。
とはいえ。
――やらないわけにはいかないし、苦手だからってやっちゃならない理由にはならないしなぁ……
方法を知っていて、それを遂行するための条件もそろっているというのに、実行しなかったから後手にまわった。
そんな事態となっては目も当てられない。
そうなることを避けるためにも、あらゆる手段を使っていく必要がある。
その手段の一つに式占が含まれるのならば、苦手であってもやらなければならないことは、護もわかっている。
だが、苦手なことに対しは、どうしても及び腰になってしまうこともまた、人の性というものだろう。
そんな状況になってしまったことに、護は思いながらとぼとぼと家路につくのだった。
――もうこんな時間か。そんなに長居したつもりはなかったんだけど、けっこう時間がかかったんだな
そんな状態で歩くことしばらく。
周囲は薄暗くなり、ふと空を見上げると、茜色の帳が広がっていることに気づいた。
その色は昼と夜の間に位置する夕暮れ時を告げる色。
人間が闊歩する時間から、妖が支配する時間へ移ることを告げるその時間を、古来、人々は「逢魔が時」と呼び、妖と遭遇しやすい時間として恐れた。
人間がその好奇心と知性で科学という力を身につけ、夜の時間すら我が物とした現代であっても、その時間が怪異に遭遇しやすい時間であることに変わりはない。
――変なのに捕まらないうちに、さっさと帰らないとな
この周辺の妖は護が土御門神社の人間で、めったやたらに襲撃してくることはない。
だが、昨今は妖だけでなく、人間にも注意を向けなければならないため、護は帰り道を急いだ。
余計なことは一切考えず、ただひたすらに目的地を目指していたが。
――妖、というわけではなさそうだが……なんだ?わずかではあるが、妖のような感覚も……
背後から何者かが近づいてきている気配に気づいた。
その気配を気にしながらも、護は歩みを遅らせることはなかったが、どうにも気になって仕方がない。
なぜか、その気配に覚えがあるのだ。
それも、ここ最近、自宅近くで感じたことがある。
そんなことを思い出しながら歩いていると、気配がすぐ近くまでやってきた。
思考に気を取られて、気づかないうちに歩みが遅くなってしまったようだ。
――しかけてくるか?それとも、何もしないでこのまま様子を見ているだけのつもりか?
殺気や敵意が感じられないことから、護はその判断に迷っていた。
最悪の場合を想定し、歩きながら隠し持っていた呪符をいつでも引き抜けるように構える。
だが、気配の主は護を気にすることなく、通りすぎていく。
荒事にならなかったことに安堵しつつ、護は再び家路を急いだ。
だが、どういうわけか、先ほどの妖とも人間ともつかない奇妙な気配はまだ消えていなかった。
――どういうことだ?俺に用があるなら、さっき通り過ぎないで声を掛ければよかったはずだ……
なぜその気配が離れていかないのか、そのことに疑問を抱いた護は、急いで帰ろうとした。
が、その歩みはすぐに止まった。
――まるで俺のことを見張っているような……けど、襲撃してくる様子もないし、どういうことだ?
気配の正体が狙っているのが自分ではないことは、気配の動きから察することができた。
そのくせ、自分を見張っているような動きをしていることに違和感を覚え、一つの結論に至る。
狙いは自分ではなく、自分の周辺にいる人間、あるいは場所なのではないか。
その可能性に気づいた護は、このまま帰るわけにはいかなくなってしまった。
――どうにか、この気配を流しているやつと会う。でもって、目的を聞きだす
その目的が土御門家が拠点としている神社やその神域。
もしくは護の家族であったり、月美であった場合には、全力で叩き潰す。
最悪の道筋を見据え、そうなった場合はどうするか決めた護は、どうやってこの気配の正体と対話を行うか、その策を練りながら、気配の主を追いかけ始めた。
護はもう一度、光と出会った場所に来ていた。
――術比べやらかしたから、妖たちはいないだろうけど、何か痕跡があれば……
そう思い、足を運んでみたのだが、その期待はあっさりと裏切られた。
術比べの影響か、それとも、そもそも薄れていたからか、痕跡らしい痕跡はまったく残っていない。
それでもあきらめず、探していたのだが。
――あぁ、ちくしょう。何も残ってねぇ……
何も成果を得ることができなかった。
その苛立ちは、必然的に喧嘩を売ってきた光に向くことになる。
――あの女、まじで腹立つ……ほんと、なんで月美以外の女ってこうもイライラさせられるんだよ……
と心中で文句を呟く。
もっとも、売られた喧嘩を買った護も原因の一端を担ったいるのだが、そのことをすっかり棚に上げていた。
閑話休題《それはともかく》。
文句を言いながらも、護は諦めずに周囲の探索を続けていた。
しかし、こういう時に限って護の勘は良く働くようになっていないようだ。
――完全に痕跡が消えてやがる……
粘りに粘りったが、大して害のない妖の痕跡すら残っていなかった。
一抹の不安は抱えてはいたものの、さすがに努力が実らなかったことにはショックを受けてしまったようだ。
――ここで手がかりが出ないってなると、占術で探すしかないんだけど……ほんと、苦手なんだけどなぁ、占術
こうなると、護に残された手段は占術しかない。
だが、護は占術が少し苦手だ。
その上、情報を確実に得られるという保証もないため、あまり多用するつもりもなかった。
とはいえ。
――やらないわけにはいかないし、苦手だからってやっちゃならない理由にはならないしなぁ……
方法を知っていて、それを遂行するための条件もそろっているというのに、実行しなかったから後手にまわった。
そんな事態となっては目も当てられない。
そうなることを避けるためにも、あらゆる手段を使っていく必要がある。
その手段の一つに式占が含まれるのならば、苦手であってもやらなければならないことは、護もわかっている。
だが、苦手なことに対しは、どうしても及び腰になってしまうこともまた、人の性というものだろう。
そんな状況になってしまったことに、護は思いながらとぼとぼと家路につくのだった。
――もうこんな時間か。そんなに長居したつもりはなかったんだけど、けっこう時間がかかったんだな
そんな状態で歩くことしばらく。
周囲は薄暗くなり、ふと空を見上げると、茜色の帳が広がっていることに気づいた。
その色は昼と夜の間に位置する夕暮れ時を告げる色。
人間が闊歩する時間から、妖が支配する時間へ移ることを告げるその時間を、古来、人々は「逢魔が時」と呼び、妖と遭遇しやすい時間として恐れた。
人間がその好奇心と知性で科学という力を身につけ、夜の時間すら我が物とした現代であっても、その時間が怪異に遭遇しやすい時間であることに変わりはない。
――変なのに捕まらないうちに、さっさと帰らないとな
この周辺の妖は護が土御門神社の人間で、めったやたらに襲撃してくることはない。
だが、昨今は妖だけでなく、人間にも注意を向けなければならないため、護は帰り道を急いだ。
余計なことは一切考えず、ただひたすらに目的地を目指していたが。
――妖、というわけではなさそうだが……なんだ?わずかではあるが、妖のような感覚も……
背後から何者かが近づいてきている気配に気づいた。
その気配を気にしながらも、護は歩みを遅らせることはなかったが、どうにも気になって仕方がない。
なぜか、その気配に覚えがあるのだ。
それも、ここ最近、自宅近くで感じたことがある。
そんなことを思い出しながら歩いていると、気配がすぐ近くまでやってきた。
思考に気を取られて、気づかないうちに歩みが遅くなってしまったようだ。
――しかけてくるか?それとも、何もしないでこのまま様子を見ているだけのつもりか?
殺気や敵意が感じられないことから、護はその判断に迷っていた。
最悪の場合を想定し、歩きながら隠し持っていた呪符をいつでも引き抜けるように構える。
だが、気配の主は護を気にすることなく、通りすぎていく。
荒事にならなかったことに安堵しつつ、護は再び家路を急いだ。
だが、どういうわけか、先ほどの妖とも人間ともつかない奇妙な気配はまだ消えていなかった。
――どういうことだ?俺に用があるなら、さっき通り過ぎないで声を掛ければよかったはずだ……
なぜその気配が離れていかないのか、そのことに疑問を抱いた護は、急いで帰ろうとした。
が、その歩みはすぐに止まった。
――まるで俺のことを見張っているような……けど、襲撃してくる様子もないし、どういうことだ?
気配の正体が狙っているのが自分ではないことは、気配の動きから察することができた。
そのくせ、自分を見張っているような動きをしていることに違和感を覚え、一つの結論に至る。
狙いは自分ではなく、自分の周辺にいる人間、あるいは場所なのではないか。
その可能性に気づいた護は、このまま帰るわけにはいかなくなってしまった。
――どうにか、この気配を流しているやつと会う。でもって、目的を聞きだす
その目的が土御門家が拠点としている神社やその神域。
もしくは護の家族であったり、月美であった場合には、全力で叩き潰す。
最悪の道筋を見据え、そうなった場合はどうするか決めた護は、どうやってこの気配の正体と対話を行うか、その策を練りながら、気配の主を追いかけ始めた。
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