39 / 276
奮闘記
39、夢殿で告げられる少女の想い
しおりを挟む
護が眼を開けると、満天の星空と桜並木が眼に入った。
満天の星空は自分の、そして桜並木は彼女の夢殿に現れる光景だ。
――あれ?もしかして、俺と月美の夢がつながった?けど、なんで夢殿に?というか、月美はどこに??
護は自分が夢殿にいることを、そして月美の夢とつながっていることを悟った。
同時に、護はここにいるはずの月美を探そうと頭を動かす。
その瞬間、後頭部に違和感を覚えた。
その時になって初めて、誰かの膝に頭を預けていることに気づき、上を見る。
すると、そこには月美の寝顔が見えた。
護はそっと自分の手を、まるで護を抱きしめるように伸ばしている月美の手に重ねる。
その瞬間、自分の胸に違和感を覚えた。
――あれ?なんだ、これ??
何か固いものが置かれている。
いや、埋め込まれているような感覚から、その正体を確かめようと、護はそっと月美の手を動かす。
自分の胸元を見ると、勾玉が自分の胸に埋まっていた。
その勾玉が、現世で月美が自分の胸に押し付けたものと酷似していることを思い出した護は。
――そういえば、この勾玉を押し付けられてから焔が収まっていったような……まさか、この勾玉が炎を抑制してくれたのか?
勾玉に視線を向け、掘り起こされた記憶からそう推察した。
いずれにしても、月美に聞いてみなければわからない。
月美を起こそうと、護が立ち上がろうとした瞬間。
「んぅ……」
頭上から月美の声が聞こえてきた。
目を向けると、目を覚ましたらしい月美が、自分の方へと視線を落として微笑んでいる。
「あ、護。目が覚めたのね?」
「ちょっと前にな。なぁ、月美。この勾玉はいったい?」
護は答えを知っているはずの月美に問いかける。
問いかけられた月美は、この勾玉を手に入れるまでの経緯も教えてくれた。
「シロ様、ううん。御使い様から、護が件の予言を受けたことを聞いたの」
月美はさらに、護は死を予言されたことや、それを回避するための方法を教えてくれたことを話した。
それらを聞いたとき、護は。
――ありえない
という感想を抱いていた。
月美の話が本当だというのなら、それは件の予言を覆したということにほかならない。
だが、白狐ができないことを教えるとも思えなかった。
ということは。
「まさか、本当に覆したのか?件の予言を」
「たぶんね。でも……」
そこまで言って、月美は目を伏せる。
件の予言は、決して外れることのない絶対のものであり、決して覆すことのできない決定事項だ。
無理に予言を覆そうとすれば、必ずどこかでひずみが生まれることになる。
そして、そのひずみはやがて世界に多大な損害を与えてしまう。
それこそ、鳴海が行おうとした死者蘇生と同じか、それ以上の規模の損害を。
「だから、代償が必要だったの。件の予言を覆しても、その埋め合わせができるほどの代償が」
「何を、何を代償にしたんだ?」
「わたしが持っている関係性《記憶》だよ。わたしと、わたしの家族。それにわたしが今まで出会った護以外の人たちとの思い出を」
護の問いかけに、月美は涙を瞳にためながらも、まっすぐに護を見つめて答える。
自分が関わってきた人々の記憶から自分の記憶を消し去り、「風森月美」という人間に関する大部分の記憶だった。
今頃は、亜妃や友護だけでなく、桃花や麻衣の記憶からも、月美のことは消えているはずだ。
だが、それだけではなかった。
「けど、だったらなんで俺は月美のことを覚えてるんだよ?」
「もう一つ、対価を払ったの」
親しい人間や、自分を生んだ親、血を分けた兄弟の記憶から存在が消える。
それは確かに、死と同じだ。
だが、それならば護も月美のことを忘れていなければならない。
風森月美という人間の存在を生きながら完全に消し去るには、土御門家や護との関係性も必要になる。
本来ならばそれらも対価として差し出さなければならないのに、護の記憶から月美の存在は消えていない。
それが、自分が払ったもう一つの代償のおかげだという。
「なんなんだ、もう一つの対価って?」
「あなたから離れず、あなたのそばにいること」
記憶を失うということは、護の心からも自分がいなくなってしまってしまうということでもある。
自分の存在を完全に消し去るためとはいえ、それはでは意味がない。
足りない分を補うため、もう一つの対価として護のそばにいて、常に力の暴走を抑えることを、生まれ育った出雲の地から立ち去ることが追加されたのだ。
今まで育ってきた故郷を離れ、その土地にいる大切な人たちとの思い出を消去する。
それは、風森月美という少女の存在を認識する存在が、護と土御門に連なる人間以外にいなくなるということだ。
それは、見方を変えれば護の命の代わりに、月美が自分の命を差し出したことと同じだ。
それが、月美が差し出すことの出来る、件の予言した護の死を回避する対価として、護の命の代用品たりえるものだった。
それを聞いた護は、悲しげに顔をゆがめた。
「どうして……どうしてそうまでして」
「わたしが、あなたのそばにいたい、そう願ったからだよ」
護が言葉を言いきる前に、月美は優しく微笑み、そっと、護を抱きしめた。
「わたしの一番好きな人は、いなくなってほしくない人は、あなただから」
月美がそう言うと、桜の花びらが強風に舞った。護の視界は刹那のうちに桜の花びらで覆い尽くされ、やがて、何も見えなくなった。
満天の星空は自分の、そして桜並木は彼女の夢殿に現れる光景だ。
――あれ?もしかして、俺と月美の夢がつながった?けど、なんで夢殿に?というか、月美はどこに??
護は自分が夢殿にいることを、そして月美の夢とつながっていることを悟った。
同時に、護はここにいるはずの月美を探そうと頭を動かす。
その瞬間、後頭部に違和感を覚えた。
その時になって初めて、誰かの膝に頭を預けていることに気づき、上を見る。
すると、そこには月美の寝顔が見えた。
護はそっと自分の手を、まるで護を抱きしめるように伸ばしている月美の手に重ねる。
その瞬間、自分の胸に違和感を覚えた。
――あれ?なんだ、これ??
何か固いものが置かれている。
いや、埋め込まれているような感覚から、その正体を確かめようと、護はそっと月美の手を動かす。
自分の胸元を見ると、勾玉が自分の胸に埋まっていた。
その勾玉が、現世で月美が自分の胸に押し付けたものと酷似していることを思い出した護は。
――そういえば、この勾玉を押し付けられてから焔が収まっていったような……まさか、この勾玉が炎を抑制してくれたのか?
勾玉に視線を向け、掘り起こされた記憶からそう推察した。
いずれにしても、月美に聞いてみなければわからない。
月美を起こそうと、護が立ち上がろうとした瞬間。
「んぅ……」
頭上から月美の声が聞こえてきた。
目を向けると、目を覚ましたらしい月美が、自分の方へと視線を落として微笑んでいる。
「あ、護。目が覚めたのね?」
「ちょっと前にな。なぁ、月美。この勾玉はいったい?」
護は答えを知っているはずの月美に問いかける。
問いかけられた月美は、この勾玉を手に入れるまでの経緯も教えてくれた。
「シロ様、ううん。御使い様から、護が件の予言を受けたことを聞いたの」
月美はさらに、護は死を予言されたことや、それを回避するための方法を教えてくれたことを話した。
それらを聞いたとき、護は。
――ありえない
という感想を抱いていた。
月美の話が本当だというのなら、それは件の予言を覆したということにほかならない。
だが、白狐ができないことを教えるとも思えなかった。
ということは。
「まさか、本当に覆したのか?件の予言を」
「たぶんね。でも……」
そこまで言って、月美は目を伏せる。
件の予言は、決して外れることのない絶対のものであり、決して覆すことのできない決定事項だ。
無理に予言を覆そうとすれば、必ずどこかでひずみが生まれることになる。
そして、そのひずみはやがて世界に多大な損害を与えてしまう。
それこそ、鳴海が行おうとした死者蘇生と同じか、それ以上の規模の損害を。
「だから、代償が必要だったの。件の予言を覆しても、その埋め合わせができるほどの代償が」
「何を、何を代償にしたんだ?」
「わたしが持っている関係性《記憶》だよ。わたしと、わたしの家族。それにわたしが今まで出会った護以外の人たちとの思い出を」
護の問いかけに、月美は涙を瞳にためながらも、まっすぐに護を見つめて答える。
自分が関わってきた人々の記憶から自分の記憶を消し去り、「風森月美」という人間に関する大部分の記憶だった。
今頃は、亜妃や友護だけでなく、桃花や麻衣の記憶からも、月美のことは消えているはずだ。
だが、それだけではなかった。
「けど、だったらなんで俺は月美のことを覚えてるんだよ?」
「もう一つ、対価を払ったの」
親しい人間や、自分を生んだ親、血を分けた兄弟の記憶から存在が消える。
それは確かに、死と同じだ。
だが、それならば護も月美のことを忘れていなければならない。
風森月美という人間の存在を生きながら完全に消し去るには、土御門家や護との関係性も必要になる。
本来ならばそれらも対価として差し出さなければならないのに、護の記憶から月美の存在は消えていない。
それが、自分が払ったもう一つの代償のおかげだという。
「なんなんだ、もう一つの対価って?」
「あなたから離れず、あなたのそばにいること」
記憶を失うということは、護の心からも自分がいなくなってしまってしまうということでもある。
自分の存在を完全に消し去るためとはいえ、それはでは意味がない。
足りない分を補うため、もう一つの対価として護のそばにいて、常に力の暴走を抑えることを、生まれ育った出雲の地から立ち去ることが追加されたのだ。
今まで育ってきた故郷を離れ、その土地にいる大切な人たちとの思い出を消去する。
それは、風森月美という少女の存在を認識する存在が、護と土御門に連なる人間以外にいなくなるということだ。
それは、見方を変えれば護の命の代わりに、月美が自分の命を差し出したことと同じだ。
それが、月美が差し出すことの出来る、件の予言した護の死を回避する対価として、護の命の代用品たりえるものだった。
それを聞いた護は、悲しげに顔をゆがめた。
「どうして……どうしてそうまでして」
「わたしが、あなたのそばにいたい、そう願ったからだよ」
護が言葉を言いきる前に、月美は優しく微笑み、そっと、護を抱きしめた。
「わたしの一番好きな人は、いなくなってほしくない人は、あなただから」
月美がそう言うと、桜の花びらが強風に舞った。護の視界は刹那のうちに桜の花びらで覆い尽くされ、やがて、何も見えなくなった。
0
お気に入りに追加
32
あなたにおすすめの小説
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
クライエラの幽微なる日常 ~怪異現象対策課捜査file~
ゆるり
キャラ文芸
正義感の強い警察官と思念を読み取る霊能者によるミステリー風オカルトファンタジー。
警察官の神田智輝は『怪異現象対策課』という聞き馴染みのない部署に配属された。そこは、科学では解明できないような怪異現象が関わる相談ごとを捜査する部署らしい。
智輝は怪異現象に懐疑的な思いを抱きながらも、怪異現象対策課の協力者である榊本葵と共に捜査に取り組む。
果たしてこの世に本当に怪異現象は存在するのか? 存在するとして、警察が怪異現象に対してどう対処できるというのか?
智輝が怪異現象対策課、ひいては警察組織に抱いた疑問と不信感は、協力者の葵に対しても向いていく――。
生活安全部に寄せられた相談ごとを捜査していくミステリー風オカルトファンタジーです。事件としては小さなものから大きなものまで。
・File→基本的には智輝視点の捜査、本編
・Another File→葵視点のファンタジー要素強めな後日談・番外編(短編)
を交互に展開していく予定です。
風俗探偵 千寿 理(せんじゅ おさむ)
幻田恋人
大衆娯楽
俺の名前は千寿 理(せんじゅ おさむ)
日本最大の風俗の街カブキ町で探偵事務所を構えている、しがない探偵だ。
俺の仕事は依頼人の頼みとあれば、何でも引き受ける萬屋稼業。
俺は風俗と掃き溜めの街、このカブキ町を愛してる。
ここに繰り広げられる様々な人間達の喜怒哀楽…
ここで働く風俗嬢達は、みんな俺の身内だ。
彼女達を理不尽な暴力から護るのも俺の大事な仕事だ。
下手に手を出す奴は俺が容赦なく叩きのめす。
覚悟しておくんだな。
ドラゴンさんの現代転生
家具屋ふふみに
ファンタジー
人が栄え、幸福に満ちた世界。それを遠くから見届け続けた始祖龍のレギノルカは、とても満足していた。
時に人に知恵を与え。
時に人と戦い。
時に人と過ごした。
この世に思い残す事などほぼ無く、自らの使命を全うしたと自信を持てる。
故にレギノルカは神界へと渡り……然してそこで新たなる生を受ける。
「……母君よ。妾はこの世界に合わぬと思うのだが」
これはふと人として生きてみたいと願ったドラゴンさんが、現代に転生して何だかんだダンジョンに潜って人を助けたり、幼馴染とイチャイチャしたりする、そんなお話。
ちなみに得意料理はオムライス。嫌いな食べ物はセロリですって。
稀代の大賢者は0歳児から暗躍する〜公爵家のご令息は運命に抵抗する〜
撫羽
ファンタジー
ある邸で秘密の会議が開かれていた。
そこに出席している3歳児、王弟殿下の一人息子。実は前世を覚えていた。しかもやり直しの生だった!?
どうしてちびっ子が秘密の会議に出席するような事になっているのか? 何があったのか?
それは生後半年の頃に遡る。
『ばぶぁッ!』と元気な声で目覚めた赤ん坊。
おかしいぞ。確かに俺は刺されて死んだ筈だ。
なのに、目が覚めたら見覚えのある部屋だった。両親が心配そうに見ている。
しかも若い。え? どうなってんだ?
体を起こすと、嫌でも目に入る自分のポヨンとした赤ちゃん体型。マジかよ!?
神がいるなら、0歳児スタートはやめてほしかった。
何故だか分からないけど、人生をやり直す事になった。実は将来、大賢者に選ばれ魔族討伐に出る筈だ。だが、それは避けないといけない。
何故ならそこで、俺は殺されたからだ。
ならば、大賢者に選ばれなければいいじゃん!と、小さな使い魔と一緒に奮闘する。
でも、それなら魔族の問題はどうするんだ?
それも解決してやろうではないか!
小さな胸を張って、根拠もないのに自信満々だ。
今回は初めての0歳児スタートです。
小さな賢者が自分の家族と、大好きな婚約者を守る為に奮闘します。
今度こそ、殺されずに生き残れるのか!?
とは言うものの、全然ハードな内容ではありません。
今回も癒しをお届けできればと思います。
こじらせ中年の深夜の異世界転生飯テロ探訪記
陰陽@2作品コミカライズと書籍化準備中
ファンタジー
※コミカライズ進行中。
なんか気が付いたら目の前に神様がいた。
異世界に転生させる相手を間違えたらしい。
元の世界に戻れないと謝罪を受けたが、
代わりにどんなものでも手に入るスキルと、
どんな食材かを理解するスキルと、
まだ見ぬレシピを知るスキルの、
3つの力を付与された。
うまい飯さえ食えればそれでいい。
なんか世界の危機らしいが、俺には関係ない。
今日も楽しくぼっち飯。
──の筈が、飯にありつこうとする奴らが集まってきて、なんだか騒がしい。
やかましい。
食わせてやるから、黙って俺の飯を食え。
貰った体が、どうやら勇者様に与える筈のものだったことが分かってきたが、俺には戦う能力なんてないし、そのつもりもない。
前世同様、野菜を育てて、たまに狩猟をして、釣りを楽しんでのんびり暮らす。
最近は精霊の子株を我が子として、親バカ育児奮闘中。
更新頻度……深夜に突然うまいものが食いたくなったら。
さようなら、家族の皆さま~不要だと捨てられた妻は、精霊王の愛し子でした~
みなと
ファンタジー
目が覚めた私は、ぼんやりする頭で考えた。
生まれた息子は乳母と義母、父親である夫には懐いている。私のことは、無関心。むしろ馬鹿にする対象でしかない。
夫は、私の実家の資産にしか興味は無い。
なら、私は何に興味を持てばいいのかしら。
きっと、私が生きているのが邪魔な人がいるんでしょうね。
お生憎様、死んでやるつもりなんてないの。
やっと、私は『私』をやり直せる。
死の淵から舞い戻った私は、遅ればせながら『自分』をやり直して楽しく生きていきましょう。
子爵令嬢マーゴットは学園で無双する〜喋るミノカサゴ、最強商人の男爵令嬢キャスリーヌ、時々神様とお兄様も一緒
かざみはら まなか
ファンタジー
相棒の喋るミノカサゴ。
友人兼側近の男爵令嬢キャスリーヌと、国を出て、魔法立国と評判のニンデリー王立学園へ入学した12歳の子爵令嬢マーゴットが主人公。
国を出る前に、学園への案内を申し出てきた学校のOBに利用されそうになり、OBの妹の伯爵令嬢を味方に引き入れ、OBを撃退。
ニンデリー王国に着いてみると、寮の部屋を横取りされていた。
初登校日。
学生寮の問題で揉めたために平民クラスになったら、先生がトラブル解決を押し付けようとしてくる。
入学前に聞いた学校の評判と違いすぎるのは、なぜ?
マーゴットは、キャスリーヌと共に、勃発するトラブル、策略に毅然と立ち向かう。
ニンデリー王立学園の評判が実際と違うのは、ニンデリー王国に何か原因がある?
剣と魔法と呪術があり、神も霊も、ミノカサゴも含めて人外は豊富。
ジュゴンが、学園で先生をしていたりする。
マーゴットは、コーハ王国のガラン子爵家当主の末っ子長女。上に4人の兄がいる。
学園でのマーゴットは、特注品の鞄にミノカサゴを入れて持ち歩いている。
最初、喋るミノカサゴの出番は少ない。
※ニンデリー王立学園は、学生1人1人が好きな科目を選択して受講し、各自の専門を深めたり、研究に邁進する授業スタイル。
※転生者は、同級生を含めて複数いる。
※主人公マーゴットは、最強。
※主人公マーゴットと幼馴染みのキャスリーヌは、学園で恋愛をしない。
※学校の中でも外でも活躍。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる