二人格は生活に困る

黒咲 空気

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第2章 零を消していくマジックナンバー 戦争編

98話 最終局面その3

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白夜vs放浪者にて
「なぁ、一つだけやってみたいことがあったんだ」
「それは、今の方がいいことか?」
「あぁ、もちろん」
「そうか」
白夜はしようとしていることに対してこっそりと急いで発動させたパラレルをもう一度発動させることによってパラレルの使用をリセットさせて使いやすくした。
「じゃあ見せてやるよ、パラレル変更 這い寄る真に」
周りが光り輝きいろんな色に変わった。
「パラレルの変更だって!」
驚きがあったがすぐに冷静になった。
「ふん、いくぞ」
至る所の地面の一部が割れてたくさんの瓦礫と呼べるものが白夜の方に飛んでいく
「どういうパラレルなんだ?」
伝達 回転によって瓦礫たちを自分にあたる前に防御していった。白夜はすぐに回転を使い少しの風を集め斬撃を放浪者に放った。
「素早い!」
腕に掠ったぐらいで避けることができた放浪者は身体から謎の色の煙を放った。
「厄介な煙だ」
放浪者に向かっていきながら回転を使用して謎の煙を吸わないように近づき殴りかかった。
「流石のパラレル」
「ありがとなぁ!」
殴りかかったが腕を掴まれ攻撃は不発で終わったが離れる前に手を少し捻ると回転の力によって腕がもげていった。
「ぐはぁへぇ、次は蹴りだよ」
白夜の次の攻撃が予想され、混乱したがその通りに蹴りを入れた.
その攻撃は命中はしたがパラレルの使用はできず普通のダメージのみだった。
「腕がもげるとやっぱり痛いなぁ」
「頭がおかしくなってるぞ」
「あぁ、これはパラレルの副作用みたいな奴だから気にすんな」
血がダラダラと出ているが平気に話をしていた。
「お前のパラレルは、どうなってやがる」
「勝ったら教えてやるよ」
血が出ながらも白夜がいる方に突撃してきた。
「縮小の空」
もう一度、風を集約させて斬撃を二つも飛ばした。
「どん(地面を蹴る音)」
何も言わずに地面を蹴ると地面からまた一部の瓦礫が空中に浮いて斬撃たちを防御した。
「攻撃力が足りないか」
接近してきた放浪者に何をするのかわからない白夜は、後ろに下がったり避けようとしたが次は体が引き寄せられている感覚になっていることに気づいた。
「引き寄せられているくそ、強い」
「煙も出してやるよ」
謎の煙も発生していて呼吸がしづらくなった。
「この煙は!」
取り込んでしまった白夜はその正体をわかってしまった。
白夜は思った
(まがい、これは、一酸化炭素に近いものだと思う)
「それはやべぇなぁ、一酸化炭素についての排除は身体に対して集中力を使って入らないようにするから結局、硬直が襲ってくる」
「仕方ねぇけど、今は」
放浪者の方に目を向けると攻撃がまともにあたる位置にいることに気付けず攻撃が当たってしまった。
「分断」
上半身と下半身が血を流さずに下に落下した。
「どういうことだ」
白夜は、理解をしたくてもできない状況になっていて混乱が隠しきれない
「そんな暴れるな傷が開くぞ」
「てめぇパラレルの正体はなんだ?」
「それはなぁ」
次回
最終局面その4
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