二人格は生活に困る

黒咲 空気

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第2章 零を消していくマジックナンバー 戦争編

85話 愛してるの基準

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平野はタックルが命中し、大きい音と共に壁に激突してしまった。ロードの方は心臓を抑えながら倒れていた。
そのうち時間が流れていくとロードは立ち上がり平野を見て言った
「今のは心臓がきっとなったぞ、だがこの様子じゃあもう戦うことはできないか」
煽っているような言い方をすると平野は少しずつだが立ち上がっていった。しかも平野とその周りには光が発しており弱っている声で
「パラレル起動 起動名 躓いても立てるのが人間だ」
精神の一部が完全にアレックに乗り移ることでパラレルの発動を可能にさせたが平野はどうしてこんなことができなのかわからないただ一つ
「煽るのはいいが飛鳥が悲しむよ、飛鳥は別に煽って欲しいとは思っていないから」
ロードに響いてしまったのか棒立ちになってしまった。
そのうちに平野は立ち上がり自分に大いなる自信が溢れている。
「できる、できる」
聖剣を軽くなぞり今残っている体力でダッシュした。
「そうか、悪いことをしてしまったのですねですが前に進まないといけないのです」
棒立ちになっていたロードは口調が変わりゆっくりと前を歩いていた。
この光景に少し動揺してしまった平野は思った
「口調が変わったということはもう一つの人格になったということと考察できる、早く仕留めるか気絶まで追い込まないと何をするのかわからない」
考えている間にロードのところについており隙がたくさんある攻撃を振ってしまう始末であった。
「おりゃあー」
ロードは剣に向かって摘むようなことをした時であった。
謎の金属音があまりに鳴り響き平野がすぐに分かったことは攻撃はつまんで止められていることであった。
「そうか、簡単に止められたら困っちゃうな」
「そうですね、困りますけど飛鳥さんは動じなかった」
「あんたはずっと私と飛鳥を比べているようだが人によって違うんだよ」
「人によって違う?なにを言っておるのです飛鳥さんは神だとしたら貴方たち人は全員同じです。放浪者であっても!」 
止められ膠着している時、ロードは喋ることが終わると一瞬で重い攻撃を平野に当てた
「ぐはぁ」
平野は全身に強い振動を感じて動けなくなった。
「立てないどうして」
「貴方は寝てなさい」
ロードはゆっくりと平野を通り過ぎていくその光景は天と地の差を表しているようである。
「私は、まだやれる、立てなくても無理矢理だ根性だ。絶望が来るまでやるんだ。飛鳥は勝ってくれるはず邪魔するわけにはいけない」
と思いフラフラと立ち上がってた。
「力を貸して聖剣、あいつに1発ぶち込む」
「おう、やっちゃおうぜ力は全然貸してやるよ」
ロードには見えないぐらいの光を醸し出し聖剣は床に刺すと平野の全身が上に吹っ飛び光を放ちながらロードの背後を完全にとった。
「これが同じ人の力だロード!」
ロードは振り向いたとしても遅かった。
「どーん」
大穴が開くぐらいの音がしたのはわかる
砂煙が周りを舞っていた
そこに飛鳥は帰ってきた
「なにこの状態?」
「飛鳥さん、元気でしたか」
煙が消えると2人の姿が現れた。
頭から血が少し出ており平野は方は首が下方向に絞められていた。
「ぐ、きつい」
「ロードやめて」
そういうとすぐに行動をやめて
「すまなかった」
謝ってきた、ロードはなにを考えているか分からないがこれだけは分かる飛鳥のことが好きなのではないかと平野は首が痛いながらも思ってしまった。
「大丈夫ですよ」
その後、ロードの行動は異常であった。
飛鳥の手を優しく握り
「私は貴方に一生ついていきます」
「困ります」
「あと、何故ここから逃げられたのです?」
人の怪我を心配せずに質問やおかしい発言を言っていた。
数分後、
平野と飛鳥は体力が削られている影響で今いる場からあまり動ける状態になっていなかった。
「また何か来ました」
飛鳥を守っていたロードは小さい足音に気付き部屋に出口の方を向いて警戒をした。
「やぁやぁいけないじゃないか、裏切るのは」
「貴方は嘘の13の大我 由刃」

戦闘は続く

一方で左の戦闘では
千葉vs放浪者

「よくも痛ぶってくれたな」
ドリルのようなものが3つ生成され千葉の方に向かっていった。
「別にいいだろ、弱肉強食なんだから」
千葉は手を軽く振ると3つのドリルは簡単に灰になっていき千葉の方へと集まっていった。
「ほー、元からパラレルを発動させているとは驚きだな」
「誰でも思いつくことをすごいすごいって言っていておかしいと思わないのか」
「人を褒めることはいいことだろ、例えば、弱いやつはなは褒めるだけで自信と強欲がよくやってくるそれを踏み潰されているところを見ているとニヤつくんだそこが俺の悪いところだと思っている」
「あぁ、その通りで本当は性格が終わってんだよ!」
集まった灰は剣に形を変え放浪者の方に向かっていった。
「この想像は良くないぞ」
「なに⁉︎」
放浪者の前に作られた剣よりも大きいシールドが展開されていた。
「次の行動を少し予想と万が一のことを考えていることはいいが俺には致命的なミスに近い」
「千葉さん」
瀕死になりながらも六花は弱々しい声で言った。
「なんだ」
「あいつの弱点は」
「それは言ってはいけないことだ」
電気音が六花の上から聞こえだしそしてその正体が蛍光灯であることがわかった。
「軽い想像ならすぐに展開できる」
「あいつの弱点は、敵をすぐに殺せるような想像を再現させることができないのと相手の想像の具現化には限度があることこれが唯一の弱点」
「あぁ、助かった」
「灰をコントロールしてシールドを出そうとしてもその後の放浪者からの攻撃は避けられないだが人が死ぬよりかはマシだ」と千葉は思ったが弱々しい大声が蛍光灯が落ちるたった3秒のうちに聞こえてきた。
「僕は生きる」
千葉は助けるという選択をやめた目をして灰をコントロールしてメリケンサックに変化させた。
そして放浪者のところにダッシュして行った。
「なんだと」
予想していなかった千葉の行動は放浪者にはありえないとしか言えないものであった。
「六花の想いが伝わるしんそして重なる怒りのビート」
と言いながら殴ることに成功し、放浪者の体を全体的に殴りまくった。
「ぶぇぐぅうぇ」
殴られている放浪者はなにもすることができないような声を出していた。
後ろから「がっしゃーん」と聞こえながらも殴ることをやめない
殴っているうちにどんどん千葉の感覚には攻撃が命中しているとは思えなかった。
「うん、攻撃が当たらない気がするシールドを展開してきたか、最初の殴りで灰にできるか試したが対策がしてあるのは意外だった。来ると予想されていた」
千葉は攻撃を中断して距離をとった。
「痛いねぇー」
殴られた跡がつきながらも立ち上がり
「???」
と言っていたが何語を喋っているのかわからない千葉は頭狂ったのかと少し動揺気味であった。
「急に大丈夫か?」
「かかか 問題ねぇよ」
不思議な「かかか」に疑問を持つがそんなことよりも問題はもう一つ発生していた。放浪者の体が元の最初の状態に戻っていっていることであった。
そして全てが再生すると
「さぁ第二ラウンドだ」
千葉は後ろを振り向かず怒りと決心が籠っている声で
「終わらせてやる」
と言った。

六花 状態 ???

次回
警察の覚悟
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