二人格は生活に困る

第2章 零を消していくマジックナンバー 戦争編

80話 パラレル

六花は、アッパーをして放浪者を上へと飛ばしていた。
浮いていることで抵抗があまりできないと思い六花はすぐに次の行動をした。
「振動殺風シンドバット背徳感の損害」
放浪者に向けて心臓を目掛けて背中からツンと手を殴るように押すとゆっくりと落ちていった放浪者は、急に動かなくなり発言すらしなくなっていた。
「まだまだいくぞ」
深傷を喰らっている六花は次の攻撃を瞬時に仕掛けるため、近づき倒れている放浪者の前まで寄った。
しかし、何も動いていなかった放浪者は、手が振動し、キモい動きをして六花に急接近した。
「すまん、あまり効果はなかった」
放浪者は、拳を六花に向かって思いっきりぶん殴り鼻から血がたくさん出た。
「はぁ！元気だな」
攻撃された六花は、カウンターを仕掛けたが殴った逆の手で受け止められていた。
「痛くなるぞ」
どんどん六花の手から骨が潰されている音を出していた。予想外を超えた筋力で手を握りつぶされていたからである。
「うぁーー」
六花から痛みから出た悲鳴が絶えず周りを響かせる
「さぁ死んでくれ」
六花の後ろには剣がたくさん生成され完全に狙われている
「僕はやられないよ」

六花はどうなるのか？

一方、平野vsシャンリーでは
「そろそろこの状態、終わらせたいから切られてくれる」
「ごめん無理です」
ずっと剣と剣が当たり続け停戦している。
これ以上無理だと思ったのか平野は、後ろに下がり距離をとった。
「アレック頼んだよ」
平野は、全身が光アレックになった。
「さぁやろうではないですか」
挑発風であった為、シャンリーは、アレックに剣を振り下ろしアレックめがけて攻撃を試みたがそれが当たる前にアレックは、聖剣でシャンリーの剣を受け止め簡単に受け流し反撃した攻撃は、シャンリーに浅いが命中した。
「全然喰らってないですよ」
シャンリーは、少し痛がっている様子を見せたがすぐにアレックを睨んでいた。それに対して
アレックは自信たっぷりの笑みを浮かべ、シャンリーは誰かに攻撃を止められたかのように驚きの表情をした。
「なんでそんな元気そうなの？」
「いや、楽しそうな戦いがあっただけだよ。昔は、戦しかしていないその影響で楽しむもクソもなかったけど今は違う信用できる仲間がいるから楽しくできる」
アレックがシャンリーに向かって走ってきたが、シャンリーは、攻撃を仕掛けそれに反応してアレックは、横にステップを踏み、避けた。
剣をシャンリーの首元にあり首を切ることができるが簡単に防ぐことが可能だと気づいていた。だからこそ
「やります。ジャンヌ！travel」
アレックの聖剣はシャンリーの左肩の上にあったがワープしたかのように反対側に移っていた。
「待ってください」
シャンリーは、命乞いのような言葉を言ったが無視をして綺麗に首を切られてしまった。
切った首は、血を流しながら静かに終わりを迎えた。
それに驚いたのか他の敵は、アレックに近づくことができなくなっているものや逃げている人が現れていた。

平野(アレック)vsシャンリー

勝者
平野(アレック)

次回
さようなら