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第2章 零を消していくマジックナンバー
番外編 文化祭
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戦闘後の数日後、学校では文化祭が控えていた。
「那月祭かー前回は全くはしゃげなかったからな」
「ちょっと白夜さん。仕事があります。」
久しぶり声で少し動揺した雰囲気で振り返ってしまった。
「えーと愛美さんでしたっけはい働きます」
「覚えててくれたんですか嬉しいです」
あの一件から少しだけ変わりもっと人気が出てしまった影響なのか他の男子からの目が痛かった。
「くう、ダンボール運んで」
「絵画、断る」
「なんで?」
「力仕事は筋力を確かに上げるものだがそれだけの理由でやるはずが」
「いや文化祭で使うものだけど」
「そうでした」
このクラスの出し物は愛美さんの意見である「カフェ」で一瞬で決まってしまった。そのため、大忙しのところもあるこんな余裕そうにしているのは白夜だけであった。
ダンボールを運び終わるとすぐにまた愛美が声をかけてきてメニューを考えることになった。
「これうまそーだな」
「そうでしょとりあいず決めないといけないところがたくさんあるから決めよっか」
「そうだな」
2人だけの時間が過ぎていった。
なんとなく決め終わると愛美がクラスから出ていき白夜は男子達に呼ばれた。
「おーい来い」
「なんだい」
来た瞬間にロッカーに叩きつけられた。
「なにいちゃついてんだよ権利はねぇんだよ」
「あっちが話しかけてくれたからって調子乗るじゃねぇよ」
白夜は色々言われても余裕そうな顔をしていた。その感じからイラつき男子の1人が殴りかかりそうになった。
だが
「やめな」
と言ったのは絵画であった。
「確かにこいつはクソやろうかもしれんけどこの状況を知った愛美さんはどんな顔をするんだろうね」
「ちぃ(舌打ち)」
男子達は元の作業に戻っていった。
「大丈夫かい」
「全然余裕だよ。喧嘩しても勝つだけだから」
「強さは知っているが退学のこともちゃんと考えるだな」
「あ、そっか」
学校での滞在の時間が過ぎたが提案で今日は居残り作業と泊まりになった。この学校は昔に建てた建物がありそれを大風呂へと改造していた。
「風呂入るか」
男子湯でゆっくりと入っていると隣の方から音がした。
「誰もいないのかラッキー」
白夜はすぐに分かってしまったこの声は平野であった。興奮はしない白夜ではあるが男性であるため、どきどきはしていた。
「おい、ナツいる?」
白夜が大きい声で言うと気づいたのか「いるよー」と帰ってきた。
「あなたも泊まり?」
「そうだが俺はほとんどサボりだ女子の目を掻い潜ればサボるのは余裕だからな」
「よくないぞくう、私は期待しているからなカフェでイケメンが見れることを」
「任せてください」
「イケメンって言うのは白夜の方じゃなくてくうまがいの方ね」
「あらあら」
数日後、準備が終わり文化祭が始まる
次回
文化祭その2
「那月祭かー前回は全くはしゃげなかったからな」
「ちょっと白夜さん。仕事があります。」
久しぶり声で少し動揺した雰囲気で振り返ってしまった。
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あの一件から少しだけ変わりもっと人気が出てしまった影響なのか他の男子からの目が痛かった。
「くう、ダンボール運んで」
「絵画、断る」
「なんで?」
「力仕事は筋力を確かに上げるものだがそれだけの理由でやるはずが」
「いや文化祭で使うものだけど」
「そうでした」
このクラスの出し物は愛美さんの意見である「カフェ」で一瞬で決まってしまった。そのため、大忙しのところもあるこんな余裕そうにしているのは白夜だけであった。
ダンボールを運び終わるとすぐにまた愛美が声をかけてきてメニューを考えることになった。
「これうまそーだな」
「そうでしょとりあいず決めないといけないところがたくさんあるから決めよっか」
「そうだな」
2人だけの時間が過ぎていった。
なんとなく決め終わると愛美がクラスから出ていき白夜は男子達に呼ばれた。
「おーい来い」
「なんだい」
来た瞬間にロッカーに叩きつけられた。
「なにいちゃついてんだよ権利はねぇんだよ」
「あっちが話しかけてくれたからって調子乗るじゃねぇよ」
白夜は色々言われても余裕そうな顔をしていた。その感じからイラつき男子の1人が殴りかかりそうになった。
だが
「やめな」
と言ったのは絵画であった。
「確かにこいつはクソやろうかもしれんけどこの状況を知った愛美さんはどんな顔をするんだろうね」
「ちぃ(舌打ち)」
男子達は元の作業に戻っていった。
「大丈夫かい」
「全然余裕だよ。喧嘩しても勝つだけだから」
「強さは知っているが退学のこともちゃんと考えるだな」
「あ、そっか」
学校での滞在の時間が過ぎたが提案で今日は居残り作業と泊まりになった。この学校は昔に建てた建物がありそれを大風呂へと改造していた。
「風呂入るか」
男子湯でゆっくりと入っていると隣の方から音がした。
「誰もいないのかラッキー」
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「おい、ナツいる?」
白夜が大きい声で言うと気づいたのか「いるよー」と帰ってきた。
「あなたも泊まり?」
「そうだが俺はほとんどサボりだ女子の目を掻い潜ればサボるのは余裕だからな」
「よくないぞくう、私は期待しているからなカフェでイケメンが見れることを」
「任せてください」
「イケメンって言うのは白夜の方じゃなくてくうまがいの方ね」
「あらあら」
数日後、準備が終わり文化祭が始まる
次回
文化祭その2
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