二人格は生活に困る

第1章 神からの贈り物

番外編 アダムに選ばれるまで

アダムは、白夜の暴走を止める者として選ばれる前に1試合だけ挟んでいた。
「んー暴走止める者として誰を選べばいいのだろう」
と自分の部屋で神は悩んでいると扉から1人の男が出てきた。
「では私はどうでしょう」
「お主は？」
「イケメンで知られていますアポロンと申します。」
「ほーアポロンか、ちょうど悩んでおったからのー来てくれて嬉しいが」
神は嬉しいように見えるが少しまだ悩んでいた。
「どうしたのです？」
「他に白夜の暴走を止める者としてやりたい者いるのじゃが問題はそのものは一回信用がなくなっておるから採用したくてもできなかったのだよ」
それを聞いて納得したアポロンは
「それはなんと、誰ですか？」
神は言った。
「アダムじゃ」
そっからは簡単な話であった。アポロンとアダムで勝負をしてアダムが勝てば信用を勝ち取り採用する逆にアポロンが勝てばアダムの始末と採用が決まることになった。
神のみしか観戦できない闘技場にいき2人があらわになった。
「それではアダムvsアポロンを始める準備はいいか」
「もちろん」
「問題ないです」
準備ができていることを確認すると神は言った。
「試合開始～」
鐘が鳴り試合は開始した。

始まった瞬間、アダムがアポロンを指差して言う。
「君なんで血がついているの？」
アダムが知らないだけでアポロンは、かなり早い段階で何かが起こっていたようだ。
「すまない、私に挑んできた者がいてな倒した時の返り血だ」
自信満々に答えたアポロンは、挑発するように
「心配ないよ、お前よりは遥かに強い。」
アポロンはにやりと笑い、弓を構えて矢を放った。しかし、アダムは体を傾けて避けた。避けた後にすぐに発射されていた矢をアダムの全力の拳で弾き返し、アポロンをもろともせず地面をかすめていく。ダメージはくらっていないが返り討ちにされてもなお、アポロンは自信たっぷりのようだ。
「早く終わらそう」
とアダムは言うとアポロンに向かって走った。
左手に矢を持っていたアポロンが距離を詰める。遠距離攻撃が得意なはずだがなぜ、距離を詰めたのか考えているがその場のノリを持ち
「よく近距離攻撃しに行けるな‼️」
落ち着いた声でアダムが叫ぶ中、アポロンは自分に勝算を見いだせなくなっていた。突撃してしまったのは余裕から出てしまった。煽り行為の一つだ。しかし、攻撃も防御も力及ばないため、彼は最後の手段をした。

「パラレル起動　起動名　神々しきかっこよさ！」

アポロンが構えた弓に矢を散弾のように込めた。その射程範囲は広く、密集した弾であるためアダムに向けて射出すると一点に向かって飛んでいき、広範囲に光が広がりつつ攻撃を繰り出していた。
しかし、その攻撃によって発生した、光に対して目がおかしくなりそうにはなるがよく見えるように工夫することができた為、
「これだけ？」
アダムが呟き、自分の周りが輝き始めた。
「パラレル起動　起動名　逆光」
パラレルを起動したが光に隠れていたアポロンが矢でアダムの腹に刺さっていた。
「ぐはぁ、やりやがったな」
すぐに離れようと矢を離したが全然、動けなかった。
「なんで離れられない」
「残念、パラレルだよ」
「ぐふぅ」
拳をアポロンに振りかぶりものすごい音を出しながら遠くに飛んでいった。
砂煙が舞っている中でアポロンは少しずつあらわになり弓を構えて打っているアポロンがいた。
「喰らいなさい。アダムは始末されるべきである」
本音を喋ったアポロンに対して安心したようなセリフを放ちアダムはアポロンに向かってダッシュした。
矢が放たれているが光も何も放たれていない
「まさか範囲外か」
気づいたアポロンだったが到着していたアダムは全力で拳をもう一度振りかぶった。
「ぐはぁ」
そしてすぐにアダムは次のパンチを繰り返して気絶するまでアポロンをぶん殴り結局、他の人に見せられる顔ではなかった。
この状態を見て咆哮しつつ、アダムは優勝宣言を行った。
アダムを見た神は聞いた
「本当に、白夜が暴走した時に止めてくれるか？」
「もちろん、神には誓わないが天使に誓うよ」
「ほーいいだろう。信じようよろしくな」
「はい‼️」
この後の数日後に白夜の暴走が始まり番外編は終わっていく