二人格は生活に困る

第2章 零を消していくマジックナンバー

56話 何がしたいのかわからない1人と1匹は愛し失い終わりを求めていた。その4

女の子は六花を家に案内した。
家の中は普通にある森小屋であり内装はとても綺麗でゴミが一つもないんじゃないかと思うほどであった
「家綺麗だな」
「千葉が作ったんですよ。」
「そっか」
探り合いをしようとしても全然喋らないで膠着状態が続くと思ったが女の子が口を開いた。
「ではリビングにある椅子にお座りください」
六花は椅子に座った。
「自己紹介はまだでしたね。私は、飛鳥といいます。」
「六花です」
「で、飛鳥さん戦う気が無いなら何の話をするのです？」
「本当の目的と私たちが協力する価値があるかを見極めるためにこんな戦闘をしているのです。ですが非常にびっくりしましたよ、千葉もアダックも苦戦しているとは」
「こちらは本気でやっているもんでね。」
六花は睨むように心理を読み取るが本当のことしか言っているし信用できる人間とも認識できた。
「私の心理を予想しているのですか？」
六花は、びっくりした。
「意味ないですよ。ほとんど心は置いてきたましたから」
「どう言うことですか？」
「まぁまぁ」
話を逸らしている飛鳥に対して椅子から立ち上がり窓を見て六花は言う。
「飛鳥さん」
「ん？」
「本音で語りましょう今戦っていないのはこの為でしょ」
飛鳥は、謎の深呼吸をした後、静かに頷きそれを見た六花は椅子に座った。
「こちらからの情報を全て与えます。」
こっから今までに何があったのかは飛鳥に全て伝えた。だが暴走の可能性をまだ持っている平野と大和のことは一旦話さないでおいた。全てを聞いた飛鳥は、少し考えて決心がついたように答えた。
「理解した。ではこちらからも教えますよ」
食い気味のような言い方ではあるがあるお話をした。
飛鳥が体験したお話を

・3人の放浪
少し前のお話でチーム零として仕事をしている千葉と飛鳥がいた。2人はコンビで動いている為、ほとんど共に生活している。ある時、(ちょうど資料室から情報を抜いた後の話)重要な依頼が来てその内容は、二重人格者を全員殺して欲しいとのことで最重要人物が白夜であった。
千葉はこの仕事に対して抵抗があるその理由は、殺すと言う行動を簡単には起こしたくはないから
千葉は昔、大事な彼女を殺してしまった後チーム零に勧誘されて入った影響で殺すと言う行動はあまりしたくないと他メンバーからは不評である。今回も同様である為、チーム零の代表に最後に喧嘩を売り去ったというその時、ついでに私がついていきいろんなやつに狙われている中で、雑愛山を見つけ入ってみたらクマを殺しているアダックに出会いった。2人は、過去がとても似ている為、息が合い大事な友人として今に至る
と話してくれた。

この話を聞いた六花は同情の目をした後に言った。
「お前らは敵じゃないな」
「敵かもしれないでしょ簡単に信じてもらっていいの？」
「僕も信用を捨てて行動してことあったけど結局、仲間は信用してくれた。なら僕も出会ったばかりの人を信用するよ。」

2人は「戦いを見に行こう」と言い家から出た。

次回
何がしたいのかわからない1人と1匹は愛し失い終わりを求めていた。その5