二人格は生活に困る

黒咲 空気

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第2章 零を消していくマジックナンバー

48話 六花の弱さ

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剣道部の出来事からまた3日ぐらい経った。
北村先輩も回復速度が早く退院をした。
そして六花は現在、白夜のいる病室のドア前にいた。
「僕は、白夜を守ることができなかった弱いんだ。タスクと戦闘した時もダメージを喰らいすぎていたし、負けそうになってる合気道があっての勝利は自分の本当の力なのか」と思いながらドアを開けた。
「こんにちは」
浮かない顔をしている六花に対して白夜は、優しく「おう!」と答えた。
椅子に座り静かな空間の煙が少しずつ全体に広がっていくように静である。そんな状態に呆れをなしたのか白夜は切り出した。
「俺に何か言おうと思ってきたのか?」
「そうです」
何故、分かったのかを問いたいが自分の気持ちは弱いという言葉一色である。
「僕は弱いです」
「そうだな人間は弱い」
「人間全体じゃなくて僕だけが弱いんです」
否定をする強い声で六花は言うが
「人間は弱い」
としか答えてくれない
言い合っていても意味がないことを知っているから違う話を六花はしようとしたが白夜は次のことを言った、
「人間は弱い、なんで弱いと思う」
「パラレルがないからとか?」
「確かにそうだな。だけど俺たち人間のほとんどの人間は勇気がない、行動力がない、才能に気付けないこの3つがあるから人間は弱いだが六花は、勇気がある、行動力がある。才能に気づいていないだけで君は強い人だ。」
六花は自分に問い聞いていても理解できない。心の中で葛藤が始まる。
勇気がある僕には白夜を止めるほどの自信はないし、計画もアスタロイドさんが勇気を出して頑張ってくれた、僕は説明しただけだ。行動力があったのも調子に乗ったり面白そうと少しばかり思ってしまった。自分にあった不安定な才能に踊らされていただけで僕は何もできない
「パァン~」
白夜がボロボロになっている手を使って六花の顔の前で両手をものすごい勢いで合わせた。
六花の考えたことが白紙に戻るぐらいの音であった。
「な、なんですか?考えてたのに」
「考えすぎた。また弱いとか思ってるんだろ才能は元から不安定からスタートしているそれを愛してパズルのピースを揃えた時に開花するものだ。2日前に戻るが大和が学校の放課後の時間に尋ねてきたよ。相談があるってな、聞いたら私は戦闘には不向きだと気づいたから他の仕事で役に立ちたいですってお前にさった言った言葉を掛けたらなんで言ったと思う?」
「じゃあ模索しますとか?」
「そんな答えじゃない。私は弱いことを理解しているけどそれでもこの出会いを見捨てないからラスピラズリとして頑張りたい。役に立てるピースになるって」
大和の言っていることは目立とうとする考えてでも前線に行って足手纏いになる決断じゃないみんなのサポート、パズルのピースになることだった。それを聞き六花は思った。
「僕は弱くて良かったかもしれない。人を助けるような強力な人ではなくサポートをする才能を開花させる道具であってもいいんだ」
六花は白夜を見つめると白夜は大きな頷きと優しい目を向けてくれた。
「やっぱこのチームは最高です」
六花は病室から去っていった。
「さぁこれから真佐はどうなるやら」
白夜は、最後に期待をしている言い方で今回の話を終わらせた。
六花はどう成長をするのやら
次回
絵画と大和
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