二人格は生活に困る

第1章 神からの贈り物

41話 多重対戦その2

アスタロイドvsミレス
「ちょっと痛みがくるな」
立ち上がると目が眩んでいるようにアスタロイドはミレスは睨みながら見た。
「睨まないでもらっていいですか？」
「すまんがたまにこう言う目になってしまうんだ許してくれよ。努力をしても治らないから」
「努力は報われるのですよ。私のように」
重力エリアをまた生み出しアスタロイドの全身に重みが掛かっていった。
「うぉ～また来たが残念克服してやる」
腕を必死に上に上げ氷の壁を少しずつコントロールし、そこから細すぎる氷の線を出して至る所に巡り出した。
「これが抵抗ですか？しかしやりたいことは伝わりますね。まずはこれは解除しないといけないです。」
重力エリアを解除して別の位置へと移動させた。
氷の線に重力を与えたがなぜか壊れなかった。
「なんで壊れないのです」
「重力を与えても壊れてないように細工をしただけだ。」
「ふーんまぁいいです」
ミレスはポケットから小さいピストルを持ってアスタロイドに向けて撃ち放った。
「(銃を撃つ音)これはどうです」
発射した弾は足に命中し、ミレスは、追加でピストルをたくさん上へと発射したら重力エリアを作り出して雨のように弾が降って来た。
「く、守り切れないがこっちだって攻撃してやるよ。」
氷の線を制御したのち、ミレスに集中攻撃を仕掛た。
ミレスはある程度避けることができたが残っていた攻撃にかすり傷だが当たってしまった。
「あら、服が汚れましたね」
「そうだな。こっちは避けないとヤバいんだよ」
銃弾の雨はアスタロイドに襲いかかってきたが氷の壁を通じて傘的なものを生み出した。
「ガードできてくれ」
防いだものは削れていったがなんとか全てを守り切ることが成功した。
「私は、貴方に期待を持った方がいいですね」
「期待って一番要らない言葉なんだぜ」

アレックvs玄宗では
「アレック、お前まだ隠してるな」
「なんでわかんだよ」
「隠し事に慣れてるからなウチらのチームは全員隠し事を何かしらしている異常者だ」
「そうなんですね」
アレックはダッシュして玄宗に何回も攻撃を仕掛けて流れるような動きをした。だがその攻撃は一切当たったような感覚をなかった。
「まだまだこれが隠し事か？」
「違うよ、本当はこれだ」
「ほ、」
「パラレル起動　起動名　躓いて立てるのが人間だ」
「おーパラレル面白いな。普通パラレルは使いないはずなんだけどな」
玄宗は、思いっきり拳をアレックに向かって殴ってきた。
その攻撃はパラレルを起動した後のことだったので命中してしまった。アレックは転げ落ちた。
だがそれでも立ち上がり木刀を構えている。
「何度でも立ち上がって攻撃して倒してやる」
そして二つの戦いはアレック、アスタロイドの不利で続いていた。
次回
多重対戦その3