二人格は生活に困る

第1章 神からの贈り物

32話 ただの日常

8月27日(金曜日)
雨が降っていた。彼らは放課後に活動室へと集合するようになっていたのと今回は六花と大和は、いなかった。
「ねぇ私、強くなろうと思う」
「急に何を言っている」
「だって私たち弱いじゃん」
何か弱いと書いてある矢印が白夜に当たるような気がした。
「う、確かし」
「強くなるならどうやってだ？」
「先生は、秘策を知らないようですね。その秘策の方法はアレックに剣術を教えてもらいます。」
平野は、部屋の端にあった木刀を手に取り構えた。
「人に当てんなよ」
「問題なし」
「俺の股間に命中したらどうなると思う？」
「子供が産めなくなる」
「保険をちゃんと勉強した人の答えでよろしい」
平野は、木刀をしたに振ると衝撃なものが出たように感じた。
「なにあの衝撃なっさんどうやって出した。」
とても強そうには見えないが自慢げに紹介した。
「この力は、アレックに流れているオーラを利用しているんです。」
「オーラ？」
そういうとくうまがいがまたホログラムとして現れて説明をした。
「オーラって言うのはパラレルを使用した後に残ってしまう特殊なエネルギーで、それを利用して能力者みたいなことができるがパラレルの使用後かオーラが元からある状態じゃ使えないし弱い力しかないらしい」
「なんで今更説明をした。あいつらが使ってたらどう説明た！言い訳はあるか？」
「キレんなよ。言い訳なんてないだが言ったように弱いから話さなかった。」
「ふん、そうかい」
もう一回、平野が構えに入ると
ドアがノックされる音が聞こえた。
矢吹先生が応答する。
「入っていいぞ」
と言うと1人の女の子が入ってきてプリントを置きにきたようだった。
「失礼します。プリントおきますね。」
プリントを机に置き平野を見ると構えている様子に気づき寄ってきた。
「ねぇ、貴方剣道部に入らない？」
急な申し出であった為すぐに断った。
「無理です。貴方は誰ですか？」
「すみません急ですよね。私は、三日月　凛と言います。3年生で部長をしています。」
「そうなんですね」
「でぇ、貴方の名前は？」
「平野です」
「平野ちゃん、剣道部入ろうよ」
「嫌です」
「じゃなんで木刀持ってるの」
確かにとしてか思えない状況だったが平野は言った。
「護身用に木刀の使い方を練習しているんですよ」
「まぁそう言うことなので」
「護身用って意味わかんないやとりあいずうーん分かった💡じゃあ練習試合をしよう」
平野は提案に驚き他の人は「まじか」と思うぐらいの反応をしていた。
アレックはそれを聞き平野の脳内で伝えた。
アレック(いいんじゃないか？剣の練習にもなる)
アレックにもやってもいいんじゃないと言われた為一つ条件を出してみんなは武道場へと移動した。
その条件は、剣道の練習試合ではないことを前提に戦うことである。

次回
ただの日常その2