二人格は生活に困る

黒咲 空気

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第1章 神からの贈り物

16話 元から持っている才能

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目覚まし時計の音で白夜は起きた。
いつも通り食べるものを食べ準備をしている途中であった。
ピーンポーン(インターホンが鳴った)
「なんだろう?配達とか頼んでないけど宗教勧誘か、こちとら疲れてるから無理なんだよ。」
と言いドアを開けると平野がいた。
「あっこんにちは」
「おはようございます、くう」
白夜は、疑問があった。家の場所を教えていないのにどうして家が分かったのだろうかとその理由を考えると一つのことがふっと戻ってきた。
「あーそう言えばうっすらだけど家の住所とか教えたっけ」
「はい、そうです。教えていただいたのでまぁ余裕があると判断したのできました。学校一緒に行きませんか?」
白夜は、こんなことあっていいのかと思った。高校生になって朝一緒に登校したことがない男は初めの感情が出た気がする。
「分かりました。すぐに準備してきます」
いつもより早く準備をしてドアを開けて登校をすることになった。
歩いている途中は静かであったが白夜が思い出したかのように言った.
「そう言えば今日って3年生がどれだけ勉強したかを確かめる小テストじゃなかった。」
「そうですよ。私は勉強しましたがくうは、ちゃんと勉強しました?」
「してない」
白夜は、顔が真っ青になったのを見て平野はこう言った。
「まぁ小テストですから悪い点数でもいいですよ」
言った時にちょうど矢吹先生が通った瞬間、こう言って去って行った。
「お前ら一教科のどれかで40点以下を取ったら特別授業を先生交代で4時間だ。」
二人を顔をあげ矢吹先生を見た。
「え⁈」
「俺マジで勉強してないどうしよう」
「頑張りなー先生は君のことも応援してるよ。」
矢吹先生が完全に通り過ぎる前に、白夜は矢吹先生を止めた。
「ちょっといいですか?矢吹先生」
「私は早く登校したいのだがあと私の愛車のシャンリンちゃんが走りたいと唸っている。」
と自転車を見せつけている。
「頼みがあるんですけど」
「早く用を済ませよう」
「何を言うんですか?」
平野が白夜を心配しているがグットマークをして自信満々に話していった。
「俺たちを応援しているのであるなら我らが作ったチーム"ラスピラズリ”のサポートをしてもらっていいですか?」
白夜は、この学校を調べたいと考えていたが問題が発生する可能性がある為先生に顧問という立場で助けてくれることを予想して今に至っている。
「ラスピラズリだっけ活動内容は?」
聞くと白夜が答える前に平野が答えた。白夜の意図を理解したようだ。
「神が私たちを二重人格持ちにした理由と神のしたい事を明らかにする。」
「それは面白そうだね。理科の先生として生きているが君たちが光った現象を知りたいと考えていた。」
「じゃあそれなら」
「でも無条件ではダメだ」
白夜は、嫌な予感を感じながらも条件を聞いた。
「条件は?」
「小テストは、合計500点の物であるなでは、」
「おいおいまさか」
気づいてしまった自分が怖いと思ってしまった。
「どっちかがテストで480点以上を取る事」
また白夜の顔は真っ青になった。
「終わった」
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