｢世界最強への道｣

｢世界最強への道｣第百六十一章

｢シャドー…貴様だったのか…｣
｢久しいね紅魔…四千年ぶりだ…｣
｢黙れ､貴様と会話をする気はない｣
｢紅魔…誰だよこいつ…｣
｢こいつこそが四千年前に俺と闘い
俺を倒し､俺の体を霊体した男だよ…｣
｢え…嘘だろ…｣
｢嘘じゃないさ…忘れるわけがない…
こいつから受けた傷が今でも疼くからな｣
｢それは自分も同じだ…
君に富･明聖･地位…全てを壊された…
自分は君が憎い…憎すぎるよ…
君があの時､邪魔をしなければ…あの時…｣
｢俺もお前が憎いよ…別に体の事じゃね…｣
｢それじゃあ､なにが憎いんだい…
もしかして…紅子の事かな？｣
｢え…紅子…？｣
｢貴様の汚れた口で｣
｢は？｣
｢俺の姉さんの名前を出すな！｣
｢こりゃ失敬…禁句だったね｣
｢どう言う事だよ､紅魔？｣
｢こいつは…俺の姉さんを…殺したんだよ｣