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第30話:嵐鍋みそ味①
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部屋の中は薄暗く、味噌と出汁の匂いが立ち込めている。
迷彩柄のカーペットの上に置かれたセンターテーブルを七、八人の男が囲んでおり、テーブルの上には湯気を噴いた土鍋が見えた。
部屋の隅についたスタンドの逆光に浮かびあがるその景色は、まるで何かの儀式の最中のようだ。
「おう……げっ、えふっ。」
白滝をすすっていたスキンヘッドの恰幅のいい生徒が、こちらを振り返るや盛大にむせた。
「恐川…!?げほっ…む…、おふ…ちょ、何でここに…。」
何に驚いたのかとおもったが、俺の顔だったらしい。
「汚ねえな!お前さっきの話聞いてなかったのかよ。
いいだろ、別に風紀のやつが食っていったって。
生徒会長と風紀が衣田をレイプ現場で捕り抑えたらしいからな。
あのクソ野郎どもはホント録な事しやがらねえ。」
先程ついてきていたオールバックの生徒がスキンヘッドの生徒を軽く小突いて言う。
「…いや、そう聞かされてもな…正直落ち着かないなんてもんじゃねえよ。」
別段彼らを捕まえる理由が無いので特に気にすることも無いと思うのだが、その生徒だけでなく部屋全体の人間が何となく居住まい悪そうにそわそわしている様子が見て取れた。
……素行が悪い人間が警察を見ると脛に傷がなくとも嫌がる様なものなのだろうか?
ちなみにこの学校、制服はあるものの服装規定は無いらしいので彼らの自由な髪色や服装も規定違反ではない、彼らを捕まえようにもその口実すら無い。
「おい、なんだこの色、絵の具でも入れてんのかよ。」
室内の空気などどこ吹く風で生徒会長はまじまじ鍋の中のまっ黒い出汁を覗き込んでいる。
問いかけに先ほど案内してくれたオールバックが応えた。
「イカ墨だよ。生徒会長さまは闇鍋もした事ねえのか。」
した事がある人間はそんなに居ないんじゃないだろうか。
俺は…中学生のころに柔道の合宿の時にやらされた覚えがある。
地区予選の夜に生煮えのタニシを食べて集団食中毒になり出場禁止にされた嫌な思い出がふと蘇る。
「そんな怪しい儀式しねえよ。一体何が入ってんだよ。」
「闇鍋は儀式じゃねえよ、なんだ、本当に知らないのか。
闇鍋ってのは、鍋に何でもいれて、暗闇のなかで順番に鍋に箸を突っ込んで中身を取っていく鍋だよ。箸で取ったものは必ず食わなきゃいけないんだ。
んで、今は昼間だからイカ墨入れてやってる。」
「…それの何が面白いんだよ。」
「そりゃ、スリルだよ。」
オールバックの男が生徒会長に闇鍋の説明をしている間に、座り込んでいるピアスの生徒に聞いてみる。
「…台風の日に必ずやってるのか?」
「そうだよ。G棟では台風の時は必ず闇鍋すんのよ。」
「ふうん、何でだ?」
生徒会長が聞き返す。
「知らねえ。いつごろから始まったかはしらねえが、昔からやってるらしい。」
昔から、か。
ありえそうな話だ。
いつからあるかわからない習慣、寮なんかには割りとあったりするものだ。
「風の音を肴にか…。」
窓をたたく風の音の凄まじさに、ただぼんやり呟いてしまっただけだが、窓際で外を見ながらタコをかじっている、髪をひとつに結わえたオレンジの髪の生徒が振り返った。
「おお、いいんちょ、ふーりゅーな物言いすんね。
やっぱインテリだね。
そうそう、風の音をおかずに、出汁をはった鍋をやるのが、いいんだよ。」
そう言い、笑いながら箸を振る。
「柏羽ァ、なんだよインテリって。」
10連ピアスの生徒が、オレンジの髪の生徒のほうを振り返る。
耳のスワロフスキーがスタンドの明かりにきらめいた。
「ん、なんだ知んねえの?
これだ、このよくおでんに入ってるよく分かんねえやつの名前だよ。」
何かの魚介類の目玉をかじりながら自分の皿の中身を指し示す。
「へえ、このギザキザのちくわみたいなやつ、そんな名前なんか。」
ピアスの生徒は皿の中を覗き込みふむとうなずいている。
「よし…これだ。」
結構な胴間声が聞こえたので声の方へ目をやると、さっき白滝を噴出していたスキンヘッドの男が目をつむり何やら鍋から引き出すところだった。
長い箸の先にあるのは炭のような黒い塊。
見ている間に汁気が下に滑り落ちると下からマトリョーシカが現れた。
男は目を瞑ったまま開いた口に親指サイズのマトリョーシカを無造作に放り込んだ。
珍妙な景色だ。
「うえ、なんじゃこりゃ。食いもん以外入れるなって言ったろうが、ボケ!」
がり、といい音をさせた直後に男は箸を机に叩きつけ立ち上がり、それから自分の口にあるものをみて目をしぱたかせた。あたりの生徒は大笑いしている。
ぺっと吐き捨てられたマトリョーシカが、木製の机に跳ねカンと高い音を立てる。
「なんでロシア土産が入ってんだよ!」
「木原じゃね?去年ロシア行ったって言ってたぞ。朝仕込みの時だけ居たからな。」
「あのくそ野郎…。」
「いいんちょも一杯やってくか?」
オレンジ髪の生徒に話しかけられる。
「いや、いい…、木彫りのクマでも食わせられそうだ。」
それ以前に食物をとる気が今は起きないのだが、断る口実をつけた。
「一応入れるもののサイズにはルールがあるから、そんなものは入ってねえぞ。」
首を捻って10連ピアスの生徒が答える。
「小さければいいってもんじゃないだろ。将棋のコマでも食わされそうだ。」
「将棋やるやつは居ないからそれは無いな、オセロのコマは入ってたけど。」
「やっぱり要らん…。」
付き合っていられない。生徒たちは前回のヤモリより相当マシだと言いつつスキンヘッドの男の肩を叩いている。
生徒会長の頭をひっ掴んででも出ようと思い見渡すと、一座の真ん中で生徒会長が鍋に箸を突っ込んでいるところだった。
今の一幕を見た後だというのに、何のチャレンジャーだこいつは。
肩を引いて連れて行こうかとも思ったが、場の全員が箸の行方を注視しているのに気がついたため、少しだけ待つかと考え直し腰を降ろした。
どうせ食べるのなんかすぐだろうし、何を引き当てるかに若干好奇心が沸いてしまった。
引き当てたものはやはり真っ黒だった、しばらくたっても汁気が落ちないので正体がよくわからない。
恐れ気もなく生徒会長はそれを口に入れて咀嚼し、しばらく経ってから飲み込んで呟いた。
「鶏肉だ。」
何だ。
……ヤモリでも当てないかと思ったが。
しかし見ていた一座はざわめきだした。
「おお、運がいいな。
さっきからういろうとか変なもんしか出てないのに・・・。」
「やっぱり、生徒会長様は運までいいのか。」
「そりゃお前、生まれてる家柄も面もぜんぜん違うし、当たり前だろ!」
「しかしさっきのを見てよく食ったな。」
「…度胸あんな…俺最初は無理やり食わされたわ。」
「お前らが面白いって言ってるから食って見たが、別に面白くはねえな。」
「そりゃ、はずれを引くのが醍醐味だからな。」
囃す声に水を差すような事を生徒会長が言うも、彼らが気分を害した様子は無い。
はやし立てたり揶揄しているようで、彼らの口調にはどこかしら喜びの色がにじんでいた。
同じ鍋のものを食べる…それは民話にも出てくる昔ながらの融和と親睦の手段だな。
そんなことをふと考える。
同じ釜の飯を食べた仲間なんて諺もある。相手と同じものを食べるのは古来よりどの国にもある友好の表し方だ。
別に気の進まないものを気に入られるために無理に食べる必要なんて無いと思うが、勧めたものを食べてもらえたら嬉しいのはごく自然な感情だ。
普段、冷や飯を食わされることが多い立場なら…エリートの立場に居る人間にそうされればひねくれてない限りは嬉しく思うものかもしれない。
…それは…確かに自然な感情の発露…そんな風に、見える。
……自然…。
…やめよう、やっぱり茶番だ。
もうこの部屋を出よう。
これ以上頭がごちゃごちゃするのは御免こうむりたい。
「おい、まだ見回りがある、もういいだろう。行こう。
行かないなら風紀委員だけ先に行く。」
横まで歩いて行き、生徒会長に声をかけた。
「お前は、食わねえのか。」
俺を見上げて生徒会長が箸の持ち手を向けてよこそうとした。
生徒会長の声に一座の目線がこちらに集まったのを感じた。
迷彩柄のカーペットの上に置かれたセンターテーブルを七、八人の男が囲んでおり、テーブルの上には湯気を噴いた土鍋が見えた。
部屋の隅についたスタンドの逆光に浮かびあがるその景色は、まるで何かの儀式の最中のようだ。
「おう……げっ、えふっ。」
白滝をすすっていたスキンヘッドの恰幅のいい生徒が、こちらを振り返るや盛大にむせた。
「恐川…!?げほっ…む…、おふ…ちょ、何でここに…。」
何に驚いたのかとおもったが、俺の顔だったらしい。
「汚ねえな!お前さっきの話聞いてなかったのかよ。
いいだろ、別に風紀のやつが食っていったって。
生徒会長と風紀が衣田をレイプ現場で捕り抑えたらしいからな。
あのクソ野郎どもはホント録な事しやがらねえ。」
先程ついてきていたオールバックの生徒がスキンヘッドの生徒を軽く小突いて言う。
「…いや、そう聞かされてもな…正直落ち着かないなんてもんじゃねえよ。」
別段彼らを捕まえる理由が無いので特に気にすることも無いと思うのだが、その生徒だけでなく部屋全体の人間が何となく居住まい悪そうにそわそわしている様子が見て取れた。
……素行が悪い人間が警察を見ると脛に傷がなくとも嫌がる様なものなのだろうか?
ちなみにこの学校、制服はあるものの服装規定は無いらしいので彼らの自由な髪色や服装も規定違反ではない、彼らを捕まえようにもその口実すら無い。
「おい、なんだこの色、絵の具でも入れてんのかよ。」
室内の空気などどこ吹く風で生徒会長はまじまじ鍋の中のまっ黒い出汁を覗き込んでいる。
問いかけに先ほど案内してくれたオールバックが応えた。
「イカ墨だよ。生徒会長さまは闇鍋もした事ねえのか。」
した事がある人間はそんなに居ないんじゃないだろうか。
俺は…中学生のころに柔道の合宿の時にやらされた覚えがある。
地区予選の夜に生煮えのタニシを食べて集団食中毒になり出場禁止にされた嫌な思い出がふと蘇る。
「そんな怪しい儀式しねえよ。一体何が入ってんだよ。」
「闇鍋は儀式じゃねえよ、なんだ、本当に知らないのか。
闇鍋ってのは、鍋に何でもいれて、暗闇のなかで順番に鍋に箸を突っ込んで中身を取っていく鍋だよ。箸で取ったものは必ず食わなきゃいけないんだ。
んで、今は昼間だからイカ墨入れてやってる。」
「…それの何が面白いんだよ。」
「そりゃ、スリルだよ。」
オールバックの男が生徒会長に闇鍋の説明をしている間に、座り込んでいるピアスの生徒に聞いてみる。
「…台風の日に必ずやってるのか?」
「そうだよ。G棟では台風の時は必ず闇鍋すんのよ。」
「ふうん、何でだ?」
生徒会長が聞き返す。
「知らねえ。いつごろから始まったかはしらねえが、昔からやってるらしい。」
昔から、か。
ありえそうな話だ。
いつからあるかわからない習慣、寮なんかには割りとあったりするものだ。
「風の音を肴にか…。」
窓をたたく風の音の凄まじさに、ただぼんやり呟いてしまっただけだが、窓際で外を見ながらタコをかじっている、髪をひとつに結わえたオレンジの髪の生徒が振り返った。
「おお、いいんちょ、ふーりゅーな物言いすんね。
やっぱインテリだね。
そうそう、風の音をおかずに、出汁をはった鍋をやるのが、いいんだよ。」
そう言い、笑いながら箸を振る。
「柏羽ァ、なんだよインテリって。」
10連ピアスの生徒が、オレンジの髪の生徒のほうを振り返る。
耳のスワロフスキーがスタンドの明かりにきらめいた。
「ん、なんだ知んねえの?
これだ、このよくおでんに入ってるよく分かんねえやつの名前だよ。」
何かの魚介類の目玉をかじりながら自分の皿の中身を指し示す。
「へえ、このギザキザのちくわみたいなやつ、そんな名前なんか。」
ピアスの生徒は皿の中を覗き込みふむとうなずいている。
「よし…これだ。」
結構な胴間声が聞こえたので声の方へ目をやると、さっき白滝を噴出していたスキンヘッドの男が目をつむり何やら鍋から引き出すところだった。
長い箸の先にあるのは炭のような黒い塊。
見ている間に汁気が下に滑り落ちると下からマトリョーシカが現れた。
男は目を瞑ったまま開いた口に親指サイズのマトリョーシカを無造作に放り込んだ。
珍妙な景色だ。
「うえ、なんじゃこりゃ。食いもん以外入れるなって言ったろうが、ボケ!」
がり、といい音をさせた直後に男は箸を机に叩きつけ立ち上がり、それから自分の口にあるものをみて目をしぱたかせた。あたりの生徒は大笑いしている。
ぺっと吐き捨てられたマトリョーシカが、木製の机に跳ねカンと高い音を立てる。
「なんでロシア土産が入ってんだよ!」
「木原じゃね?去年ロシア行ったって言ってたぞ。朝仕込みの時だけ居たからな。」
「あのくそ野郎…。」
「いいんちょも一杯やってくか?」
オレンジ髪の生徒に話しかけられる。
「いや、いい…、木彫りのクマでも食わせられそうだ。」
それ以前に食物をとる気が今は起きないのだが、断る口実をつけた。
「一応入れるもののサイズにはルールがあるから、そんなものは入ってねえぞ。」
首を捻って10連ピアスの生徒が答える。
「小さければいいってもんじゃないだろ。将棋のコマでも食わされそうだ。」
「将棋やるやつは居ないからそれは無いな、オセロのコマは入ってたけど。」
「やっぱり要らん…。」
付き合っていられない。生徒たちは前回のヤモリより相当マシだと言いつつスキンヘッドの男の肩を叩いている。
生徒会長の頭をひっ掴んででも出ようと思い見渡すと、一座の真ん中で生徒会長が鍋に箸を突っ込んでいるところだった。
今の一幕を見た後だというのに、何のチャレンジャーだこいつは。
肩を引いて連れて行こうかとも思ったが、場の全員が箸の行方を注視しているのに気がついたため、少しだけ待つかと考え直し腰を降ろした。
どうせ食べるのなんかすぐだろうし、何を引き当てるかに若干好奇心が沸いてしまった。
引き当てたものはやはり真っ黒だった、しばらくたっても汁気が落ちないので正体がよくわからない。
恐れ気もなく生徒会長はそれを口に入れて咀嚼し、しばらく経ってから飲み込んで呟いた。
「鶏肉だ。」
何だ。
……ヤモリでも当てないかと思ったが。
しかし見ていた一座はざわめきだした。
「おお、運がいいな。
さっきからういろうとか変なもんしか出てないのに・・・。」
「やっぱり、生徒会長様は運までいいのか。」
「そりゃお前、生まれてる家柄も面もぜんぜん違うし、当たり前だろ!」
「しかしさっきのを見てよく食ったな。」
「…度胸あんな…俺最初は無理やり食わされたわ。」
「お前らが面白いって言ってるから食って見たが、別に面白くはねえな。」
「そりゃ、はずれを引くのが醍醐味だからな。」
囃す声に水を差すような事を生徒会長が言うも、彼らが気分を害した様子は無い。
はやし立てたり揶揄しているようで、彼らの口調にはどこかしら喜びの色がにじんでいた。
同じ鍋のものを食べる…それは民話にも出てくる昔ながらの融和と親睦の手段だな。
そんなことをふと考える。
同じ釜の飯を食べた仲間なんて諺もある。相手と同じものを食べるのは古来よりどの国にもある友好の表し方だ。
別に気の進まないものを気に入られるために無理に食べる必要なんて無いと思うが、勧めたものを食べてもらえたら嬉しいのはごく自然な感情だ。
普段、冷や飯を食わされることが多い立場なら…エリートの立場に居る人間にそうされればひねくれてない限りは嬉しく思うものかもしれない。
…それは…確かに自然な感情の発露…そんな風に、見える。
……自然…。
…やめよう、やっぱり茶番だ。
もうこの部屋を出よう。
これ以上頭がごちゃごちゃするのは御免こうむりたい。
「おい、まだ見回りがある、もういいだろう。行こう。
行かないなら風紀委員だけ先に行く。」
横まで歩いて行き、生徒会長に声をかけた。
「お前は、食わねえのか。」
俺を見上げて生徒会長が箸の持ち手を向けてよこそうとした。
生徒会長の声に一座の目線がこちらに集まったのを感じた。
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