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第15話:サバイバルブック④
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「ん、と、じゃあとりあえず武術に関しては問題無しだね。
他に君が演技する必要のある事といえば、親衛隊の対処についてくらいかな?」
「親衛隊…?」
「そ、君の親衛隊もどうやら存在しているようだよ。
規模は生徒会長のものと同程度。
そこで、他の調査ついでに『恐川槇尾』が今まで親衛隊に対してどう接してきたかちょっと調べておいた。
で、どうもそこそこ親衛隊と寝ていたらしい事が分かったんだ。」
「何でその要素だけ現実と関係ないんだ……。
男と寝たことは無いぞ……。」
聞いて頭を抱えてしまった。
「なんでだろうね。
とにかく『恐川槇尾風紀委員長』、夜の方もなかなかデキる男だと評判だよ。」
「お前…言い方がオッサン臭すぎる。
…ん?まさか俺はその役割も、やらないといけないのか?
そういえばちゃんと確認をしてなかったが、『BL王道学園物語』は18禁小説なのか?」
大事な事の確認を取っていなかった事に気がついた。
うすうすボーイズラブというからには多分18禁だろうとは思っていたが、自分がその18禁部分に演技上関わる必要があるのなら、この役は降ろさせてもらわないとならない。
「あー、言ってなかったっけ。
殆どの小説は18禁小説だから、多分この話もそうだと思うよ。
でも君が親衛隊と致す必要は無いと思うな。
『転校生に惚れ込んだため、親衛隊に手を出さなくなりました』という状況に見せれば、親衛隊を抱かなくても物語上全く問題は無い。転校生はもう来週やってくるらしいしね。
少なくとも今までは親衛隊と寝ていたような振りをしていれば問題ないと思う。」
「それは良かった。」
心から胸を撫で下ろす。
「とにかく、君はさっき言ったような男として生徒会長を目の敵にしつつ学園の治安を守ればいいのさ。
後は転校生に惚れる振りをしてくれればいいよ。適当に理由を作ってね。」
「とりあえずわかった。まあできる限りはやってみる。」
「うんうん、じゃあ二人でがんばろう!」
昴はそういうとホワイトボードの板書を消しにかかった。
「さて、『真・王道学園物語』の説明はこんなものかな。
季節イベントの内容なんかも決まり事が多いんだけどこの辺は煩雑だし、その時までに忘れてたら意味が無いからまた折々に説明するね。」
「よろしく頼む。」
話がひと段落ついた様子なので、空のコーヒーカップを持って立ち上がる。
「二杯目を入れてくる。紅茶はまだあるか?」
「うん。まだしばらくは大丈夫だよ。」
二杯目のコーヒーを用意するため、台所に下がる。
途中でそう言えば、と思い立ち昴に声を掛けた。
「そういえばお前が話に上げてた新入生歓迎会だが、早速5月下旬にあるらしいな。」
「ふあ!」
突如マヌケな声を出しスバルが顔を上げる。
「ふぁああああ!やった!新歓イベント来た!
詳しく!詳しく話して!
全部吐いて!」
昴はソファから飛び上がり、カウンターキッチンの対面側に走り寄って卓の上に上半身を乗り上げた。
その走りと飛びつき方に、叔母の家で飼っていた犬の事が頭をよぎる。
「いや、鬼ごっこをするらしいことしか聞かされてない。
なんでも生徒会長の発案で、風紀は全日警備をしないとならないらしい。」
昴は本当に嬉しそうに両手を目の前で叩き合わせ、そのまま神に祈るような姿勢をとる。
俺はコーヒーメーカーに豆をセットするために昴に背を向け作業にかかる。
「ああ、なんて魅惑的な響きなんだろう…鬼ごっこ!」
背後で昴の興奮した様子の声が聞こえる。
「そうか?子供の頃のほほえましい思い出くらいしか浮かばないが…。」
作業の傍らで適当な返事を返す。
「『BL王道学園物語』の鬼ごっこは子供のする鬼ごっことは含む意味がまるで違うんだよ!
『新入生歓迎会』の鬼ごっこは転校生の転校直後に起きる最大の恋愛イベント!
鬼ごっこの景品は好きな相手に言う事を聞いてもらう権利なんだ!
この権利を巡って主人公とライバル達はどきどきの鞘当を繰り返す……。
まさに恋の一大イベントだ!」
「景品は要求か…大体それもお決まりの内容があるのか?」
コーヒーメーカーに水をセットし、作業開始ボタンを押して昴に向き直る。
「そうだね。作品毎に違うけど、一定の傾向は有るよ。やっぱりBLらしい要求になるね。」
「もしやセックスとかか?」
真正面で昴が噴出す。
「汚いぞ。」
つばきをかぶったので抗議した。
「君が悪い!
真顔でいきなり何言うのさ!
なんで転校直後の一番最初に起こるイベントで速攻セックスが出てくるのさ!
そんな即ヤリ展開ドン引きだよ!」
「え、でも18禁小説なんだろう?有ってもおかしくないんじゃないか。」
ハンカチで顔を拭いながら問いかける。
「確かに最終的にはする事するけれどさ!
物事には順序ってものがあるだろ!
それはもうちょっと後なの!
新歓イベントの要求はもうちょっと可愛いものさ!
憧れの人気者達に彼らが出す要求は大抵…一日デートとか、女装してとか、猫耳つけてとか…小さな憧れを満たすお茶の間にも出せるようなかわいい要求だよ!」
大の男のネコミミか。
この間国立博物館で見た石燕の妖怪画がふと頭に浮かんだ。
「そうなんだな。
それにしてもその妖怪絵巻は、俺とお前にはあまり関係無さそうだな。
だって俺は警備、お前は教員だから不参加だものな。」
「こら、妖怪絵巻とはなんだい。」
しまった、口に出していた。
「ふふん、僕はイベントには参加したくないから不参加は望むところだね。」
そう言って昴は黒髪をばさりと気取ったやり方で払う。
特に怒ったわけでは無さそうだ。
「ふふふ、絶好の観察ポジションだよね。保険医って。
見るぞ!穴が開くほどに!
さ、計画を立てないとね。
何処をどう回ればおいしいイベント、片っ端から見れるかなあ…。」
昴はニコニコしながらカウンターキッチンの反対側の椅子の上でクッションを抱えて一人で揺れている。
「お前はいいな、楽しそうで。
こっちは面倒でたまらない。
この世紀末の様な犯罪多発の学園の治安警備をしながら勉強しなくちゃならないし、来週からは新歓の準備が入るらしい。」
こぼしているとコーヒーメーカーが作業終了ランプを灯したのが見えた。
ため息をつきながら出来上がったコーヒーをカップに注ぐ。
「手伝うよ!頑張ろう!麦茶とレモンの砂糖漬けの差し入れをしにいってあげるからね!」
ケロヨンのクッションを両手で持ち上げ満面の笑顔で告げる昴。
「女子マネか。それは要らないが毎日仕事を持ち込むかもしれないぞ。
脱出の方法の相談にも勿論乗ってもらうつもりだ。」
「いいよ。けど僕と君が毎日会うと目立つから、場所とかやり方は考えないといけないね。
勝手に担当以外の教師に書類を見せているのも分かったら大問題になるだろうから、何を何処まで分担するかも考えなくちゃ。まあそれも後で決めよう。」
「そうだな、まあとりあえず大体風紀委員長の役割は分かったような気がするな。
ところで大事なことを確認したいんだが。」
2杯目のコーヒーを持ってリビングに戻りながら声を掛ける。
昴もそれに伴いリビングに戻ってソファに腰掛ける。
「何?」
「俺は男と寝る必要は本当に無いんだな?」
「なんだい君は。さっきからそんなことばっかり。
親衛隊とは言ったとおり何もする必要は無いよ。
時に君、何だかさっきから寝るやらセックスやらよく言っているところを見ると、もしかしてしたくてたまらないんじゃないの?
君の心の野獣がいよいよ眼を覚まして吼えているの?
いいよ、素敵な可愛い子が沢山居るこの世界。
行って来なよ、欲望を満たしに。
それから出来ればでいいからちょっと顛末を教えてくれたら、僕はとても嬉しいよ。」
「いや、冗談は置いといて、演技する上で重要な事だ。
しなきゃならんとなったらキツすぎる。
親衛隊以外とも、寝るような場面はないんだな?」
「多分に無いと思う。
普通は転校生と生徒会長のメインカップリングにしかそういう場面はないからね。
君が他のキャラクターと絡む要素も無いし。」
「そうか…いや、よかった。」
本当によかったと再度胸を撫で下ろす。
「…王道ならね。」
「ん?」
何か不穏な物言い。
「この物語が『真・王道学園物語』ならばそうだけど、もしも『非・王道学園物語』だったらその限りじゃないよ。
君は『非・王道学園物語』において、主人公の恋人役になることが多いんだよね。」
昴はとても嬉しそうに笑いながら告げる。
「何だと…。」
優しい顔で恐ろしい事を言う。
他に君が演技する必要のある事といえば、親衛隊の対処についてくらいかな?」
「親衛隊…?」
「そ、君の親衛隊もどうやら存在しているようだよ。
規模は生徒会長のものと同程度。
そこで、他の調査ついでに『恐川槇尾』が今まで親衛隊に対してどう接してきたかちょっと調べておいた。
で、どうもそこそこ親衛隊と寝ていたらしい事が分かったんだ。」
「何でその要素だけ現実と関係ないんだ……。
男と寝たことは無いぞ……。」
聞いて頭を抱えてしまった。
「なんでだろうね。
とにかく『恐川槇尾風紀委員長』、夜の方もなかなかデキる男だと評判だよ。」
「お前…言い方がオッサン臭すぎる。
…ん?まさか俺はその役割も、やらないといけないのか?
そういえばちゃんと確認をしてなかったが、『BL王道学園物語』は18禁小説なのか?」
大事な事の確認を取っていなかった事に気がついた。
うすうすボーイズラブというからには多分18禁だろうとは思っていたが、自分がその18禁部分に演技上関わる必要があるのなら、この役は降ろさせてもらわないとならない。
「あー、言ってなかったっけ。
殆どの小説は18禁小説だから、多分この話もそうだと思うよ。
でも君が親衛隊と致す必要は無いと思うな。
『転校生に惚れ込んだため、親衛隊に手を出さなくなりました』という状況に見せれば、親衛隊を抱かなくても物語上全く問題は無い。転校生はもう来週やってくるらしいしね。
少なくとも今までは親衛隊と寝ていたような振りをしていれば問題ないと思う。」
「それは良かった。」
心から胸を撫で下ろす。
「とにかく、君はさっき言ったような男として生徒会長を目の敵にしつつ学園の治安を守ればいいのさ。
後は転校生に惚れる振りをしてくれればいいよ。適当に理由を作ってね。」
「とりあえずわかった。まあできる限りはやってみる。」
「うんうん、じゃあ二人でがんばろう!」
昴はそういうとホワイトボードの板書を消しにかかった。
「さて、『真・王道学園物語』の説明はこんなものかな。
季節イベントの内容なんかも決まり事が多いんだけどこの辺は煩雑だし、その時までに忘れてたら意味が無いからまた折々に説明するね。」
「よろしく頼む。」
話がひと段落ついた様子なので、空のコーヒーカップを持って立ち上がる。
「二杯目を入れてくる。紅茶はまだあるか?」
「うん。まだしばらくは大丈夫だよ。」
二杯目のコーヒーを用意するため、台所に下がる。
途中でそう言えば、と思い立ち昴に声を掛けた。
「そういえばお前が話に上げてた新入生歓迎会だが、早速5月下旬にあるらしいな。」
「ふあ!」
突如マヌケな声を出しスバルが顔を上げる。
「ふぁああああ!やった!新歓イベント来た!
詳しく!詳しく話して!
全部吐いて!」
昴はソファから飛び上がり、カウンターキッチンの対面側に走り寄って卓の上に上半身を乗り上げた。
その走りと飛びつき方に、叔母の家で飼っていた犬の事が頭をよぎる。
「いや、鬼ごっこをするらしいことしか聞かされてない。
なんでも生徒会長の発案で、風紀は全日警備をしないとならないらしい。」
昴は本当に嬉しそうに両手を目の前で叩き合わせ、そのまま神に祈るような姿勢をとる。
俺はコーヒーメーカーに豆をセットするために昴に背を向け作業にかかる。
「ああ、なんて魅惑的な響きなんだろう…鬼ごっこ!」
背後で昴の興奮した様子の声が聞こえる。
「そうか?子供の頃のほほえましい思い出くらいしか浮かばないが…。」
作業の傍らで適当な返事を返す。
「『BL王道学園物語』の鬼ごっこは子供のする鬼ごっことは含む意味がまるで違うんだよ!
『新入生歓迎会』の鬼ごっこは転校生の転校直後に起きる最大の恋愛イベント!
鬼ごっこの景品は好きな相手に言う事を聞いてもらう権利なんだ!
この権利を巡って主人公とライバル達はどきどきの鞘当を繰り返す……。
まさに恋の一大イベントだ!」
「景品は要求か…大体それもお決まりの内容があるのか?」
コーヒーメーカーに水をセットし、作業開始ボタンを押して昴に向き直る。
「そうだね。作品毎に違うけど、一定の傾向は有るよ。やっぱりBLらしい要求になるね。」
「もしやセックスとかか?」
真正面で昴が噴出す。
「汚いぞ。」
つばきをかぶったので抗議した。
「君が悪い!
真顔でいきなり何言うのさ!
なんで転校直後の一番最初に起こるイベントで速攻セックスが出てくるのさ!
そんな即ヤリ展開ドン引きだよ!」
「え、でも18禁小説なんだろう?有ってもおかしくないんじゃないか。」
ハンカチで顔を拭いながら問いかける。
「確かに最終的にはする事するけれどさ!
物事には順序ってものがあるだろ!
それはもうちょっと後なの!
新歓イベントの要求はもうちょっと可愛いものさ!
憧れの人気者達に彼らが出す要求は大抵…一日デートとか、女装してとか、猫耳つけてとか…小さな憧れを満たすお茶の間にも出せるようなかわいい要求だよ!」
大の男のネコミミか。
この間国立博物館で見た石燕の妖怪画がふと頭に浮かんだ。
「そうなんだな。
それにしてもその妖怪絵巻は、俺とお前にはあまり関係無さそうだな。
だって俺は警備、お前は教員だから不参加だものな。」
「こら、妖怪絵巻とはなんだい。」
しまった、口に出していた。
「ふふん、僕はイベントには参加したくないから不参加は望むところだね。」
そう言って昴は黒髪をばさりと気取ったやり方で払う。
特に怒ったわけでは無さそうだ。
「ふふふ、絶好の観察ポジションだよね。保険医って。
見るぞ!穴が開くほどに!
さ、計画を立てないとね。
何処をどう回ればおいしいイベント、片っ端から見れるかなあ…。」
昴はニコニコしながらカウンターキッチンの反対側の椅子の上でクッションを抱えて一人で揺れている。
「お前はいいな、楽しそうで。
こっちは面倒でたまらない。
この世紀末の様な犯罪多発の学園の治安警備をしながら勉強しなくちゃならないし、来週からは新歓の準備が入るらしい。」
こぼしているとコーヒーメーカーが作業終了ランプを灯したのが見えた。
ため息をつきながら出来上がったコーヒーをカップに注ぐ。
「手伝うよ!頑張ろう!麦茶とレモンの砂糖漬けの差し入れをしにいってあげるからね!」
ケロヨンのクッションを両手で持ち上げ満面の笑顔で告げる昴。
「女子マネか。それは要らないが毎日仕事を持ち込むかもしれないぞ。
脱出の方法の相談にも勿論乗ってもらうつもりだ。」
「いいよ。けど僕と君が毎日会うと目立つから、場所とかやり方は考えないといけないね。
勝手に担当以外の教師に書類を見せているのも分かったら大問題になるだろうから、何を何処まで分担するかも考えなくちゃ。まあそれも後で決めよう。」
「そうだな、まあとりあえず大体風紀委員長の役割は分かったような気がするな。
ところで大事なことを確認したいんだが。」
2杯目のコーヒーを持ってリビングに戻りながら声を掛ける。
昴もそれに伴いリビングに戻ってソファに腰掛ける。
「何?」
「俺は男と寝る必要は本当に無いんだな?」
「なんだい君は。さっきからそんなことばっかり。
親衛隊とは言ったとおり何もする必要は無いよ。
時に君、何だかさっきから寝るやらセックスやらよく言っているところを見ると、もしかしてしたくてたまらないんじゃないの?
君の心の野獣がいよいよ眼を覚まして吼えているの?
いいよ、素敵な可愛い子が沢山居るこの世界。
行って来なよ、欲望を満たしに。
それから出来ればでいいからちょっと顛末を教えてくれたら、僕はとても嬉しいよ。」
「いや、冗談は置いといて、演技する上で重要な事だ。
しなきゃならんとなったらキツすぎる。
親衛隊以外とも、寝るような場面はないんだな?」
「多分に無いと思う。
普通は転校生と生徒会長のメインカップリングにしかそういう場面はないからね。
君が他のキャラクターと絡む要素も無いし。」
「そうか…いや、よかった。」
本当によかったと再度胸を撫で下ろす。
「…王道ならね。」
「ん?」
何か不穏な物言い。
「この物語が『真・王道学園物語』ならばそうだけど、もしも『非・王道学園物語』だったらその限りじゃないよ。
君は『非・王道学園物語』において、主人公の恋人役になることが多いんだよね。」
昴はとても嬉しそうに笑いながら告げる。
「何だと…。」
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